グアダルキビル川を渡り、コルドバの歴史地区へと足を向けたところ、ローマ橋のたもとでふと右側のお店の前を見ると、黒猫が一匹。
店先に並べられたスペインの食器、フラメンコの衣装、日常使いのアンブレラなどを静かに眺めるアンダルシアの猫。
漆黒の毛並みを持ったこの猫の黒さは実に見事で、まるで切り絵のようにきれいな背中のシルエットが、コルドバの街の風景の中に浮かびあがっていました。。
ちょっとだけ彼に向かって声をかけてみたのですが、人間の行動などには全く無関心。
ひとり静かに、遠くを見つめる黒猫なのでした。