聖マリア大聖堂の脇からアミナール(塔)を仰ぎ見る。
アーチのシルエット越しに見る巨大な尖塔は、いかにも堂々としています。
パティオ(庭)一面に植木されているのはオレンジ。
見ればたくさんの実がたわわに生り、この場所が多くの人たちの憩いのスペースであったことを実感することができます。
スペインのレコンキスタ(キリスト教徒による再征服活動)に伴い、イスラムから改宗させられましたが、建築技術の高さと美しさによって、一部を除いて建物の改修は免れたといいます。
美しさは、宗教観をも超えて、人の心を打ったのです。