海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

古語「食(は)む」「食(は)み」に由来

2007-08-03 | さかな、さかな、さかな~♪
8月3日、本日は「ハモの日」です。

ハモは、アゴが細長く大きな口と非常に発達した鋭い犬歯を持っています。
そして性格は荒く、魚類はもとより、イカやタコ、エビなどの甲殻類を貪欲に食べます。
そのような性質から、ハモという名前は古語の「食(は)む」「食(は)み」からつけられたと言われています。

ハモは非常に生命力の強い生き物。頭を落としても、噛み付くくらいです。
その分、鮮度は落ちにくいのですが―。

ハモの歯をご覧になったことがありますか?
本当に鋭くてとっても危険。
まともに噛まれると、指なんかとんでしまいますので要注意!です。

今日は「ハモの日」だからか?、生簀の中の箱に入れていたハモが飛び出し大暴れ~!!
「皆、どけといてよ~」
と言いながら、捕獲に奮闘いたしました。
威嚇されながらも無事に成功。一件落着でした。


サワラの歯もカミソリのようで危険。
オコゼも背ビレに毒針があるので危険。

でも、知っていれば大丈夫。
少し扱い方に注意すればいいのですから。

以前はハモやオコゼに私の手が近付くと、お客様に「危ないっ!」と言って手を叩かれていました。
子どもが触ってはいけないものに手を出した時、咄嗟に大人がするような、まさにそんな行動。
「知ってるのに~~~~」と思いつつも、同時にありがたいことだなぁと感謝しておりました。

そういえば先日も、サワラの銘柄を見ようと箱の中の氷を掻き分けていたら…。
「口の周りには手を持っていったらいけんで!」と言われました。
まだまだ危ないと思われているようですね。
気を付けねば。

ハモの調理方、栄養価などは以前の記事を参考にして頂けるとありがたいです。
「さかな、さかな、さかな~♪ 鱧(はも)編」

最後に、マハモとスズハモの違いをご紹介します。
骨の間隔が広く、骨が硬いのがスズハモ。
色はマハモの方が濃く、スズハモはきんきらしています。
分かり辛いかもしれませんが、頭が尖っている方がスズハモです。
今度写真を撮ったらアップしますね。

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4 コメント

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大切な知識 (omotann)
2007-08-04 08:34:18
ハモやサワラの歯の怖さには全く無知でした。生きた魚に触る機会は、まずありませんが、気をつけたいと思います。

オコゼは苦い思い出があります。二男が小学校にあがる前のことです。海釣りに連れて行き、釣果の少ない中で、たまたまかかったオコゼの背ビレに触ってしまい、しばらく泣き続けました。無人島でのこと故、傷口の毒を吸出した上で、クーラーの氷で冷やしてやることしかできず、不憫な思いをしました。
先ほどのハモやサワラではないですが、私自身、魚についてもっと知識があったれば気をつけてやることができたのに、と忸怩たる思いです。

ハモの飴煮は、ちらし寿司の上置きに欠かせません。調達できないときにはアナゴを代用しますが、やはりハモが一番ですね。
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お気を付けください (mari)
2007-08-05 00:15:22
omotann様
ハモとサワラの歯は危険です。
生きていなくてもご注意ください!
ハモの場合は頭を見ることは少ないと思われますが、サワラ(サゴシ)は見る機会もあると思います。
決して口の周りに手を持っていかれませんように。
カミソリのようにスパッと切れます。

二男さん、痛い思いをされたのですね。
オコゼの背ビレが刺さると腫れませんでしたか?
当分痛かったはず・・・。
可哀相でしたね。

鮮魚店では店頭に並べる時には大抵背ビレを切り落としています。
もしも切り落としていなければ要注意です。

ハモのお寿司は美味しいですよね。
天婦羅も抜群です!
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Unknown (マグロ君)
2007-08-05 10:42:44
祇園も終わり・・・そろそろ・・・

値段も落ち着き出した頃でようか?

ここ数年・・関東でも、生のはもが並ぶようになりました~

開いて骨きりした奴~
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Unknown (mari)
2007-08-08 16:17:12
マグロ君様
お値段、落ち着いていますよ。

関東に生のハモが店頭に並ぶようになったのは、そんなに最近のことなんですね!
驚いてしまいました。

ところ変わればですね~。
こちらは祭りといえば、ハモですから。
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