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海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

第24回 倉敷音楽祭 その2

2010-03-23 | 音楽

先日に引き続き、倉敷音楽祭に行ってきました。

まずは、パフォーマンスバンド響わらび座公演を聴いて。
それから倉敷美観地区の水上特設ステージで行われていた、
フォルクローレやフラメンコ、太鼓・篠笛、さんさ踊り、オカリナなどの音色を楽しんで。
(倉敷音楽祭は、市民参加もあるんですよ~~~♪)


そして午後からは―。
「倉敷管弦楽団演奏会」に行ってきました!

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【プログラム】
伊福部 昭   交響譚詩
            第1譚詩 アレグロ・カプリチオーソ
            第2譚詩 アンダンテ・ラブソディコ

木乃下真市   津軽三味線とオーケストラのための「海流 KAIRYU」

間島 俊夫   三つのジャポニズム(オーケストラ版)
            Ⅰ 鶴が舞う
            Ⅱ 雪の川
            Ⅲ 祭り

レスピーギ   交響詩「ローマの祭り」
            Ⅰ チェルチェンセス
            Ⅱ 50年祭
            Ⅲ 10年祭
            Ⅳ 主顕祭
  
指揮/菊池東 津軽三味線/木乃下真市 演奏/倉敷管弦楽団
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今回のプログラムは、滅多に演奏されない聴ける機会の少ないものだそうです。
(三つのジャポニズムはブラスの曲をオーケストラ版にしたもの)
いや~、行ってよかったです。
聴けてよかった!

私、木乃下さんのCD「魁 KAI-TSUGARU FUSION」に収められている「海流」という曲が好きで。
今回のお目当てはこの曲だったんです。
元々は津軽三味線と和太鼓の曲なのですが、オーケストラヴァージョンも素敵でした♪

津軽三味線とパーカッションとの見事な絡み合い。
何が凄いって、木乃下さんが演奏している位置は指揮者よりもお客さん寄り。
(つまり指揮者からすると背中側)
そしてパーカッションは、オケの最後列。
両者の間にあれだけの距離があって、早いテンポの掛け合いでもズレない・・・。
当然といえば当然なのでしょうが、やっぱり凄いなと。

演奏者もさることながら、指揮者って大変な役割だなぁと改めて思いましたよ。
2階の全体が見渡せる席で聴いていて。


今回のコンサート。
あまり馴染みのない選曲だったからか、指揮者の方から聴き所のご紹介がありました。
鶴の羽音、猛獣、行進している場面、酔っ払い・・・etc
どんな風に音で表されているのかを、曲に入る前に少しだけ演奏してくださいました。
おかげで興味深く聴き入ることができました。

クラシックのコンサートでこんな風にお話して下さると、ぐんっと一気に親しみを感じますね。
これからもこんなコンサートが増えるといいなぁ。


今年の倉敷音楽祭は22日で終わりましたが、また来年が楽しみです♪
来年はみなさまもいかがですか?

第24回 倉敷音楽祭 その1

2010-03-17 | 音楽


「第24回 倉敷音楽祭」のホール公演のひとつに行ってきました。
昨年からですが「倉敷音楽祭」にはテーマとする交流地域がありまして。
今回は「北東北」でした。
出掛けたコンサートも、「北東北編」と副題が付いていましたよ♪


2010年3月14日(日)倉敷市民会館にて開催された、
「第2回 倉敷天領太鼓日本縦断コンサート ~北東北編~」。
出演者・団体は、
「鼓童」の藤本吉利さん、和太鼓集団大館曲げわっぱ「忍組」さん、三宅島芸能同士会さん、
「ゆふいん源流太鼓」の長谷川義さん、長谷川準さん、
地元岡山から「藤田傳三郎太鼓」スペシャルユニット「花みずき」さん、
そして、倉敷天領太鼓さん。


毎年春になると倉敷天領太鼓さんはコンサートをされていて。
私にとって、春の楽しみのひとつになっています。
今回もとても楽しませて頂きました(^^)
たくさん、たくさん感じたことがあったのですが・・・。
書き出すとキリがなくなりそうなので、特に印象に残ったことを。


演奏者皆さんの鍛え抜かれた精神力と身体に感嘆。
大太鼓を打っているときの姿は見惚れるほどです。
中でも、藤本さんは今年還暦を迎えられるとか?!
年を重ねていっても日々の努力を怠らなければ、
あれだけ無駄のない身体が維持できるのですね。。。

両手打ちで連打して、音が揃っていることに感動。
右手と左手のバランスがいいんだろうなぁ。

三宅島芸能同志会さんの四股立ち状態でのベースも・・・。
どんな体力をされているんだろうと驚きでした。

倉敷天領太鼓さんは、見る度にそれぞれがいろんなパートをこなせる様になっていて。
進化し続けているんですね。
そんなお姿を拝見していて、いつも「私も頑張らなくっちゃ!」と気合いが入ります。
ありがとうございます。

同じ太鼓を打っても、打つ人によって違う音になる太鼓という楽器。
それぞれの方の個性がでますね。
太鼓の音は、生で、ライブで体験することをオススメ致します。
きっと世界が違って見えるはず!

今回もたくさんパワーを頂きました(^^)
来年も楽しみにしています♪


素晴らしい演奏を聴かせて下さった皆さま、
同じ空間にいらっしゃった方々、
そして、ご一緒したお仲間さんたち。
楽しい時間をどうもありがとうございました!!



写真は、会場を飾っていた花です。
「この花の名前、なんだったっけ?」とその場で随分考えたのだけど、思い出せず・・・。
Uさん、分かりましたよ~。
キングプロテアです!
名前のプロテアは、ギリシャ神話の海神・プロテウスに由来したものだそうです。
花言葉は「王者の風格」。
これですっきりしました♪



【余禄】

私、この前から左手で箸を使ってみているんですけれど。
やっぱり相当不器用です・・・。
両手のバランスがいいって、凄いなぁ。

そうそう。
私が左手で食べているのを見ていた父が言いました。
「わしも学生時代には左手で食べる練習をしたわ」って。
父は空手のために左手の訓練をしていたのです。
(ちなみに45年ほど前に三段を取得)

そのエピソードを聞いて長年疑問に思っていたことが解けました。
うちの父、ナイフとフォークの使い方が上手いのです。
外食をほとんどしない父。そして、わが家での食事はいつも箸を使う。
それなのに、たまに一緒に行ったレストランで上手に(きっと私より上手い)
ナイフ・フォークを使うものだから、いつも「何で?」と思っていたのです。
父も左右のバランスがいいのね・・・。

兄は―。
もともと左利き。
しかし、小さな頃に鉛筆と箸は右に直されたので今はスポーツだけが左。
でもやっぱり器用に感じます。
右手で書いて、左手で消しゴムや電卓を使ってる。
時間が短縮できて羨ましいぞ。

そういえば、両手を器用に使えたほうがいいからと、
看護師をしていた友人がいつも左手を使って食事をしていたなぁ。
懐かしい(^^)


今回のコンサート。
音楽のことだけでなく、いろんなことを思い出せたり感じることの出来たひとときでした。

記事タイトルに「その1」とあるということは―。
「その2」を書く予定です。
皆さまも「第24回 倉敷音楽祭」に出掛けてみませんか?
音楽を、春を、倉敷を、一緒に感じられたら嬉しいです♪

Heaty Xmas Consert

2009-12-17 | 音楽
昨年に引き続き。
今年も行ってきました~!

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ドコモ サウンドコネクション2009
ハーティクリスマスコンサート
12月16日(水) 岡山シンフォニーホールにて

出演:塩谷哲・バンド/塩谷哲グループ
ゲスト:河村隆一・上妻宏光
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塩谷さん、上妻さん、河村さん。
それぞれにしっかりとした世界があって。
ソロのときには、会場の空気をその人色に一瞬で変えてしまう。
けれども、セッションになると見事に融合する彼らの音楽。
本当に素晴らしいステージを堪能させて頂きました。


大好きなアルバム「Hands of GUIDO」「solo piano=solo salt」から
何曲か披露してくださった塩谷さん。
嬉しかったなぁ♪
しかしあれだけ指が高速回転しながら、
両足でもリズムを刻む(それも左右違っていたりする・・・)って
どんなリズム感なんだろう?
身体全体で奏でられていました(^^)

上妻さんの「津軽じょんがら節」には毎回しびれます。
生でお聴きするのは2度目ですが、何度聴いても惹き込まれますね。
繊細なところがあるからこそ、より力強さが引き立っていて。
音色を耳にしながら、これって音楽だけに限ったことじゃないなぁと感じていました。

塩谷さんと上妻さんですが、「AGA‐ SHIO」というユニットを組み、
アルバムを出されています。
タイトルはそのまんまで「AGA‐ SHIO」。
それぞれの個性が溶け合って新たな音楽の世界が広がっています。
是非一度、みなさんもその世界の扉を開いてみてください(^^)

河村隆一さん。
マイクを通さない生の歌声を聴かせて頂けるとは思いませんでした。
これには感激。
塩谷さんの伴奏も生音。
これって最高の贅沢ですよね。
改めて、プロって意識も力量も努力も凄い・・・、と思いました。



ずいぶん前から楽しみにしていたコンサート。
最高でした!!
パワーをフル充電させて頂いたことだし、
これから大晦日まで“仕事モード全開”で頑張れそうです。
ご一緒してくださったUさん、どうもありがとうございました。



今日の最後に、「海辺のねこ」を訪れてくださっている皆さんへ。
一足早い私からのクリスマスプレゼントです。


華ちゃん

2009-11-22 | 音楽
児島のあと(前記事参照)、一度家に帰り。
急いで出かけました。
いざ、ルネスホールへ!

目的は、待ちに待った華ちゃんのコンサート♪
何ともなれなれしく“ちゃん付け”で書いてしまいましたが、
華ちゃんとは、奥華子さんのことです。


温かな気持ち、切ない気持ち、楽しい気持ち、
たくさんの思いがいっぱいいっぱい詰まった、
優しさに溢れたコンサートでした。

CDや、ラジオ・テレビから流れてくる歌声ももちろん素敵ですが、
やっぱり生の歌声は格別ですね☆
ご本人の思いが込められた歌声、
奏でられるピアノとキーボード、
心地良かったです。
ピアノとキーボードも歌ってましたよ~♪

大好きな曲がたくさん聴けて嬉しかったです。
岡山限定「DREAM SONG」が聴けたのも最高でした。
(CD化、切に願っています☆)
それから、とても素敵な歌詞の「Birthday」という曲。
この曲のできたときのお話が印象的でした。

華ちゃんの綴った歌詞はどれも心に響きます。
ぜひ、みなさんに聴いていただきたいなぁ。
まだまだたくさん感じることがあったのだけど、
止まらなくなりそうなので・・・(笑)
この辺りで。


華ちゃん、素敵なコンサートをどうもありがと~~~♪
同じ空間にいらっしゃった皆さんも、ありがと~♪
幸せな時間をどうもありがとう。
元気を 勇気を ありがとう。


*****************************
人は出会い 人を想い 人の為に涙流して
愛を一つ 愛を一つ 誰かのため 届けるため
人は生まれ ここに生まれ 生きてゆくのでしょう
   奥華子4thアルバム『BIRTHDAY』より 「灯―ともしび―」
*****************************



天高く、高く―。

2009-09-20 | 音楽


秋の高~い空が大好きです。
このところ毎日毎日、空を仰ぎ見ています。
心がゆったりとスッキリと晴れていくようで―。

写真の空を見た日の夜、
空にしっとりと溶け込むような、天に響き渡るような、
素晴らしい音色を聴いてきました。



9月18日(金曜日)に岡山市民会館にて開催された、
「松本和将&山部兄弟+倉敷天領太鼓“一刀”ジョイントコンサート」に
行ってきました。

彼らのジョイントを聴くのは、私、これで3回目です。
「星降る庭の音楽会」「融合」
毎回新たな感動を覚えます。
プログラムは三部構成になっていて、それぞれに聴きどころがたくさんありましたよ。

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【プログラム】
松本和将
■ショパン:ノクターン第2番変ホ長調Op.9-2
■モシュコフスキー:火花
■塩谷 哲:あこがれのリオデジャネイロ
■ファリャ:スペイン舞曲

山部兄弟+倉敷天領太鼓“一刀”
■疾風
■大蛇
■童夢天空

松本和将&山部兄弟+倉敷天領太鼓“一刀”
■新曲(曲名は当日公開)
■タイフーンの夜
■新曲NO TITLE (曲名はアンケートにて募集)
■ゆふおろし ジョイントアレンジ
*********************************

松本さんの優雅でやさしく包み込むような「ノクターン第2番」の音色で幕を開けたコンサート。
しっとりとした雰囲気で始まりました。
2曲目の「火花」では、どれだけ指が早く動くんだ???と目が点に。
溢れんばかりの音に、この曲の楽譜を一度でいいから見てみたいと思う程でした。

3曲目!!
プログラムを拝見したときから「塩谷さんの曲だ~~~」とHappy気分に。
松本さん、素敵な選曲をありがとうございました♪

「あこがれのリオデジャネイロ」を聴きながら、
松本さんに弾いて頂きたい塩谷さんの曲がいっぱい浮んできて―。
「Morning Bliss」「4→0→10→5」「Mr.Tap-man」「Ladies In Mercedes」「Spanish Waltz」
いつか聴いてみたいなぁ。
あと、スタンダードの「枯葉」も。
こちらは9月27日のルネスホールでのジャズコンサートで、演奏されるようです。

4曲目「スペイン舞曲」。
情熱的なこの曲、圧巻でした。
ノクターンのような曲も素敵ですが、この曲もすごくお似合いです。


「スペイン舞曲」の興奮冷めやらぬうちに、太鼓の舞台へとセットが変わり―。
最初は大好きな「疾風」。それから「大蛇」「童夢天空」へと。
どの曲も何度も聴いたことがあるのですが、
今回新たなバージョンに生まれ変わっていてビックリ!!
「大蛇」、随分変わっていたようでしたが。
このバージョン、私は好きです。

それにしても。
いつもいつも思いますが、あの早いテンポでよく合うなぁと・・・。
ひとつひとつの所作もキレがあって格好良い。
どれだけの練習を積まれていらっしゃるのでしょう?
日頃の努力を想像するだけで頭が下がります。


さて、三部目。
待ちに待ったジョイントです。

新曲が2曲と、昨年のコンサートのために作られた「タイフーンの夜」。
オリジナルが3曲って贅沢ですよね。
だからこそ、ピアノと和太鼓の二つの世界がより溶け合っていたのかもしれません。
素晴らしい演奏でした。(緊張感も伝わってきましたが♪)

「ゆふおろし」と、アンコールのドビュッシー「ゴリウォーグのケークウォーク」。
何度聴いても、楽しい!
堪能させて頂きました。

彼らのジョイント、CDにならないかしら?
太鼓は耳だけでなく目でも感じて楽しむものだから、DVDもいいなぁ。
とはいっても、もちろん生演奏に勝るものはありません。
機会があれば、皆さまもぜひお聴きに&ご覧になってくださいね!


そうそう。
最初に披露してくださった新曲のタイトル、発表されましたよ。
「はてしなき道 ~光~」でした。(表記の仕方は定かではありません・・・。)
ピアノと篠笛との美しい新曲のタイトルは、コンサートのアンケートで募集されました。
何に決まるのかな?
私も応募しているので、楽しみです♪

この度のコンサート、演出部分も凝っていらっしゃって。
タイトルの件にしてもそうですが、照明や背景も工夫されていました。
スモークがたかれたのには驚き、
月をイメージしたようなバックはとても素敵でした。
松本さんと山部さんのお話は、勉強になったこともあったし面白かったですね(^^)
何よりも、反響板がないのでピアノの位置を随分前に出されていたのが印象的でした。


本当にいろいろなことを感じることができた、2時間でした。
一緒に行った友人たちが言いました。
「こういう演奏を聴くと“練習しよう!!”と思う。」
日頃からそれぞれが何らかの楽器に触れている友人たち。
みんな、刺激を受けたようです。

音楽に限ったことだけではなくてね、頑張ろう!という気持ちを頂きました。
心に響く演奏をしてくださった皆さんに感謝を―。


そして、ご一緒してくれた友人たちもどうもありがとう。
また行きましょう!
偶然にも前後の席になった三日月51さん。
楽しいひとときでしたね。
お会いできて嬉しかったです。
声をかけて下さってありがとうございました(^^)

帰り道。
最寄の駅で、知り合いの料理人のKさんにも偶然お会いしました。
遅くまでお仕事お疲れさまでした。

仰ぎ見れば、夜空にはキラキラと星が輝いていて。
何とも幸せな一日に、
どうもありがとう。

ショパン尽くしの

2009-06-21 | 音楽
松本和将さんのデビュー10周年記念のピアノリサイタルに行ってきました。
松本さん、10周年おめでとうございます!!

ショパン尽くしのプログラム。
毎回思います。
聴衆をぐいぐいと惹き込むように、プログラム構成をよく考えていらっしゃるなぁと!

今回は、皆さんが抱きがちなショパンの繊細なイメージだけでなく“力強さ”を感じて欲しい、
というようなことをおっしゃられていて。
一曲目に演奏された「スケルツォ第1番」で私、既にその世界にはまり込んでしまいました。

ノクターンはしっとりと。
エチュードの「蝶々」は可愛らしくって。
そして1部の最後に演奏された「革命」では、心が震えるよう!

2部の初めのポロネーズ第五番は格好良く。
ワルツは心に染み入り、
「華麗なる円舞曲」は華やかで。
ラストを飾ったポロネーズ「英雄」は、弾かれているご本人が“英雄”そのものでした。


そして、その「英雄」演奏後にアンコール1曲目として選ばれた曲が、
リストの「ラ・カンパネラ」!!
すっごく得した気分です♪

初めて松本さんのピアノの音に触れたのが、CDデビュー作の「ヴォカリーズ」(2000年発売)でした。
その中に収められていた「ラ・カンパネラ」。
何だかとても感慨深かったです。


それにしても、あれだけの演奏をするにはどれだけの練習を重ねられていらっしゃるのでしょう?
同じフレーズの繰り返しでリズムが全く乱れないのには、感嘆してしまいます。
プロの演奏家の方たちには当然のことなのでしょうが・・・。
体の中にメトロノームが入っているかのようです。
そしてどの曲も最後の最後まで、音を大切に大切に愛おしむかのような演奏。
余韻に浸るように、鍵盤から手を離される姿が印象的でした。



素晴らしい演奏を聴くと、ココロの凝りが取れますね。
ありがとうございました♪
益々のご活躍を期待しております(^^)

「Peace for the children ~地域、そして戦場~」

2009-03-08 | 音楽
3月7日(土) 岡山シンフォニーホールで開催された、RSKチャリティーコンサートに行ってきました。
このチャリティーコンサートは、RSKが行っているキャンペーン「Peace for the children ~地域、そして戦場~」の活動のひとつです。

募金は全額、国際救援団体に届けられます。
昨年は、AMDA,ハートオブゴールド、ケアフレンズ岡山、リベリア募金の4つの国際救援団体に届けられたそうです。
(詳しくは「RSKホームページ」をご覧下さいね。)

私もこの度、微力ですが協力させていただきました。
どうぞ世界中の子供たちが幸せでありますように。
輝ける笑顔が守られますように。



さてコンサートですが、それはもう素晴らしかったです。
今回のテーマは“リズム&テクニック”だそうで、まさにその通り!!
堪能させていただきました。

***********************
指揮:中島良史
コンサートマスター:守屋剛志
管弦楽:岡山フィルハーモニック管弦楽団

ピアノ:松本和将
ヴァイオリン:守屋剛志
フルート:小池郁江
チェロ:岩崎 洸
和太鼓:山部泰嗣・哲誠 倉敷天領太鼓
***********************

何とも贅沢なコンサートです。
それぞれに協奏曲を演奏してくださるという、ありがたさ。


幕開けは、山部泰嗣さんの大太鼓のソロからでした。
私の席からは、ちょうどピアノがあってバチの先しか見えなかったのですが・・・。
何と、照明の関係で舞台の奥の壁に、打ち込む姿の“影”が写っていました。
それも横からの姿。
なかなか見れる角度ではないので、目が釘付けになってしまいました。

あの照明は、偶然だったのか、計算されつくしていたのか。
後者だったら凄いなぁ。


そして、1部と2部は協奏曲を聴かせてくださいました。


松本さんは、ラヴェルの「ピアノ協奏曲」を。
ラヴェルといえば「ボレロ」と思っている私。
あとは「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「ダフニスとクロエ」くらいしか知りませんでした。

ピアノ協奏曲、素敵な曲ですね。
1楽章と3楽章のあのリズム!(指がどうなってるの~?)
2楽章の美しいメロディ。

2楽章に入られる前の、何秒間かの静寂。
伝わってくる緊張感。
そして、始まるとゆったりと漂うようなメロディが奏でられ―。
うっとりとするような時間が流れました。
私が勝手に抱いていたラヴェルのイメージが変わった瞬間でもありました。



守屋さんは、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」。
曲名は知っていたけれど、じっくりと聴いたことがなかった曲で。
いや~、参りました。
聴いている間中、胸がキュンキュンしていました。
何だろう、切ないという言葉では物足りないような。

あとからプログラムノートを読んで「そうだったのか!」と納得しました。
ドイツ語の題名「ツィゴイネルワイゼン」とは、
ツィゴイネルが「ジプシー」で、ワイゼンは「歌」を意味するのだそうです。
“「ジプシー」と呼ばれたロマ族の人たちの深い悲しみが表現されている”という曲だったんですね。

それにしても、すごいなぁ。
その思いが届くのですから。
隣で聴いていたお仲間さんの演奏を聴き終えての第一声は、
 「楽器が弾きて~~~!」
本当にそう思わせて下さった演奏でした。



小池さんは、イベールの「フルート協奏曲」。
フルートの協奏曲を生で聴いたのは初めての経験でした。
(私の周りには吹奏楽でフルートをしていたという友人が何人もいるのですが…)

すごく新鮮でした!
あれだけの演奏をするのには肺活量も相当あるのだろうなぁ、と思いながら聴いていました。
小池さんが舞台に立つと華やかでしたよ~。
優雅でいて、軽快♪



岩崎さんは、エルガーの「チェロ協奏曲」を。
存在感がスゴイ!
そして渋い。

この日の帰りの電車で、楽器を持った青年と一緒になりました。
青年は、表紙にエルガーと書かれた楽譜を一生懸命に読んでいました。
もしかしたら同じ舞台に立たれた方だったのでしょうか。
それとも同じように客席から聴いていたのでしょうか。
いずれにしても、刺激になったのでしょうね。


そして―。
休憩をはさんだ後は、待ちに待っていた和太鼓の登場です。


ピアノの松本さんとのコラボは過去に2度聴かせて頂いているのですが、
何度聴いてもいいですね~。
ドビュッシーの「ゴリウォーグのケークウォーク」、前よりパワーアップしていました♪
“気合い”が感じられた楽しい演奏でした。


オーケストラと和太鼓とのコラボという斬新な組合せは、面白かったです。
特に「ゆふおろし」。
絵に例えていうなら、本来の和太鼓と笛だけだと墨絵の世界。
とても粋。
オーケストラが入ると、不思議なことに、色が付いた感じに聴こえました。
一緒に聴いていた皆さんはどう思われたのでしょうね。

最後に演奏された「和太鼓とオーケストラのための“他流打衆”(チャルダーシュ)」。
面白かったです!!
音のプロたちのバトルでした!
楽しい音楽をどうもありがとうございました。



このコンサートの模様は、3月15日(日)20:00~RSKラジオで放送されるそうです。
素晴らしいコンサートでした。お聴き逃しのございませんように。



最後に。
今回のコンサートは用事があったので、応募の際に既にあきらめていました。
しかしその用事がなくなり、「それならば」と誘ってくださった方がいらっしゃったおかげで行くことができました。
Mさん、本当にどうもありがとうございました。
そしてご一緒してくださった皆さんも、どうもありがとうございました。
素敵な一夜に感謝。

HEARTY XMAS CONCERT

2008-12-16 | 音楽


15日。
岡山で行われた「HEARTY XMAS CONCERT」に行ってきました。
出演者は、coba
ゲストに、渡辺美里、塩谷哲、押尾コータロー

このメンバーの名前を見たら、行かずにはいられないでしょう!!
誘ってくださったUさん、ありがとうございました。


cobaさんの、表情豊かな音色。
美里さんの、心に沁み込む歌声。
塩谷さんの、一粒一粒が透き通ったピアノの音。
押尾さんの、何度も聴かせて頂いたけれど、毎回感動する演奏。


アンコールでそれぞれの方々が演奏してくださったクリスマスソングは、
選曲に個性を感じました。
何よりのクリスマスプレゼントとなりました。
本当に贅沢な贅沢な時間でした。
どうもありがとうございます♪


写真は岡山駅前のイルミネーションです。
携帯カメラにて撮影。
コンサートも街の風景も、心に残る一夜でした。

融合

2008-09-21 | 音楽
台風直撃か?と心配していた19日。
この日は、ず~っと前から楽しみにしていたコンサートの日だったのです。

少々の雨風なら「行くぞ!!」と決めてはいましたが、普段なら台風の日に仕事以外は家から出ないことにしている私。
(我が家は海辺なので、高潮が心配)
内心、ハラハラしておりました。

天気予報はありがたいことに、外れ!!
どこかにいらっしゃいます晴れ男さん、晴れ女さん、どうもありがとうございました♪
おかげでコンサートを楽しむことができ、この日は気分スッキリ・幸せ気分で眠りにつくことができました。

ここ1ヶ月ほど、少々ハードな生活をしておりまして・・・。
コンサート翌日、同僚からは「よく体力あるね~」と半ばあきれられました。
でもこういった楽しみがあるからこそ、逆に元気が沸いてくるんですよね。
前日の余韻が残っていて、体が軽いと感じるくらい清々しい気分で仕事ができましたから♪



さて、そのコンサートがどんな風だったかと申しますと。
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「おかやま国際音楽祭
 松本和将&山部兄弟+スペシャルユニット ジョイントコンサート」

平成20年9月19日(金) 岡山市民会館 
開演19:00
*********************

大好きなピアニストと、大好きな和太鼓奏者たちの演奏。
始まる前からワクワク・ドキドキ。
開演前にはピアノが奏でる「ゆふおろし」のメロディが会場に流れていて、CDにならないかな~と思いながら待っていました。

プログラムは3部構成。
最初は松本さんのピアノソロから始まりました。
幕が上がると、舞台のセットは舞踏会場。
なるほど、選曲にワルツが2曲ありました。
圧巻だったのは、4曲目のショパンの「英雄ポロネーズ」。
鍵盤が全部見える席に座っていたのですが、左手の動きに目が釘付け。
どうしてあんなに力強い音が出せるのでしょう。
おそろしい程に、左手が不器用な私としては羨望のまなざしです。
もちろん練習の賜物なのでしょうけれどね。
素晴らしかったです!

2部は山部兄弟+スペシャルユニットの演奏。
その前に10分間ほど、和太鼓を準備する時間がありました。
何とその10分間を、松本さんのトークで繋げてくださいました。
コンサートでのMCがいつも面白いなぁとは思っていましたが、本当にお話をされるのが上手な方です。
今回は勉強になる話が多くて、引き込まれました。
反響板の話や、スタインウェイの製造番号の話、おまけにピアノの絃を張りかえるお話まで―。
きっと会場にいらっしゃった大勢の方や子ども達も音楽の世界が広がったのでないでしょうか(^^)
楽しいお話でした。

さて2部です。
やっぱり太鼓の音はいい!!
日頃溜まった雑念を払拭してくれます。

二つ並べた大太鼓を打ち込む姿が勇壮な「無双」。
厚みのある音が体全体に響きます。
後姿で打つあの太鼓のリズムを聴いただけで嬉しくなる「ゆふおろし」。
笛の音色も切なくて心に沁みます。
大好きな「疾風」。
よく隣の太鼓のリズムにつられないなぁといつも感心してしまいます。
そして山部兄弟の和太鼓とドラムのセッション「童夢天空」。
息の合った演奏が気持ち良かったです。

そして3部は、この日のメイン“松本和将&山部兄弟+スペシャルユニット”のジョイント。
選曲が良かったですね♪
ソロで演奏された「ゆふおろし」とドビュッシー「ゴリウォークのケークウォーク」、
ピアノと和太鼓が一緒になると同じ曲なのにすごく新鮮に感じました。
「ゆふおろし」のメロディはピアノの音色がすごく合う!
「ゴリウォークのケークウォーク」は元々楽しい曲だなとは思っていましたが、コラボになるとさらに弾けていました!

3曲目に演奏された曲は、この日のために作曲された新曲でタイトルは未定。
松本さんのピアノと、山部兄弟の弟さん・哲誠くんのドラムとのコラボでした。
何と、タイトルを付けてくださいとのこと。
音の一粒一粒がキラキラと輝いているような素敵な曲です。
曲名が決まったらそれぞれのHPで発表されるそうで、今から楽しみにしています。
さて、どんな素敵な名前が付くのでしょう。
あ、私もアンケート用紙に浮んだタイトルを書いてきましたよ♪

最後の曲は「阿智の舞」。
本来メロディのない和太鼓の曲に、新たにピアノの曲が付く。
何ともすごい試みです。
何度も聴いたことのある「阿智の舞」が違った風に心に届きました。

用意されたアンコールはメドレー。
最後の最後まで堪能させて頂きました。
幸せな時間を本当にどうもありがとうございました!


コンサートが終わったあとのステージ上に目をやると―。
仕事を終えたピアノと和太鼓が、静かにライトに照らされ浮かび上がっていました。
演奏後は、「演奏者」だけでなく「楽器」もより一層輝いて見えますね。
ずっと見ていたいような美しさがありました。
お疲れさま。そしてありがとう。

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音楽に国境はない。遠いヨーロッパの楽器であるピアノと、日本という独特な文化の中で育まれてきた和太鼓のコラボは、もしかしたら、戦争ばかりのこの世の中で、世界平和につながるものがあるのかもしれません。

(松本和将さんの言葉をコンサートパンフレットより抜粋しました)
**********************************


【追記】
コンサート後、2日経つというのに興奮覚めやらず長々と綴ってしまいました。
読んでくださった皆さん、ありがとうございます(^^)
ピアノと和太鼓のコラボの素晴らしさは、聴いていただくのが一番です。
きっとまたどこかでコンサートをして下さるはず。(期待!)
是非そのときには生の感動を味わってみてくださいね。

最後に。
今回もご一緒してくれたなおちゃん、いつもありがとう♪

テープとCD

2008-09-11 | 音楽
2ヶ月ほど前の7月17日、
仕事で「FMくらしき」さんの番組「おでかけラジオ」のコーナーに出演させて頂きました。
そのときの記事はこちらから。→「82.8MHz」

本日、その時の収録テープをわざわざリポーターの朝田さんが会社まで届けに来てくださいました。
どうもありがとうございます!
し・か・し、自分が話したものってなかなか聴く勇気がないんですよね…。
テレビとかもそう。自分では見れなかったりします。
でも、反省会しなくちゃな~。

今回、収録テープ以外にも嬉しいプレゼントを頂きました。
こちら↓


CD3枚♪
1枚は、朝田さんが担当している番組の中の「食育コーナー」の収録CDです。
話題は「ウナギ」!
「おでかけラジオ」に出演させて頂いた日は、丑の日の一週間前でした。
そのため「ウナギ」についても触れさせて頂いておりました。
という訳で、収録テープと収録CDは、“ウナギ繋がり”なんですね(^^)
「食育コーナー」でのウナギのお話、とても勉強になりました。
紹介されていた“うなとろ丼”に挑戦してみたいなぁ~。


そして感動もののCD2枚♪
ピアノ演奏のお仕事もなさっている朝田さん。
「2006年の1年間、日記代わりに毎日1曲即興で作曲」されたそうです。
そのうちの8月と9月分をCDにしてプレゼントしてくださいました。
ラベルまで気を遣って下さっていて、とっても可愛いのですよ(^^)

見ただけで嬉しくなってしまった私ですが、CDをプレイヤーに入れてみるとさらに感激♪
心地よいメロディが部屋中に流れ、癒しの空間に変わっていくのが分かるくらいでした。
日によってはコミカルな効果音(カエルの鳴き声?)が入っていたりします。
どんな気持ちで作曲されたのかな~、なんて想像するのも楽しいです。

朝田さんのブログでも聴くことができますよ。
是非皆さんお聴きになって、ほのぼの、ほっこり、癒されてくださいね~♪

ちなみに。
今もCDを流しながらキーボードを打っています。
心地良い~♪