海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

ショパン尽くしの

2009-06-21 | 音楽
松本和将さんのデビュー10周年記念のピアノリサイタルに行ってきました。
松本さん、10周年おめでとうございます!!

ショパン尽くしのプログラム。
毎回思います。
聴衆をぐいぐいと惹き込むように、プログラム構成をよく考えていらっしゃるなぁと!

今回は、皆さんが抱きがちなショパンの繊細なイメージだけでなく“力強さ”を感じて欲しい、
というようなことをおっしゃられていて。
一曲目に演奏された「スケルツォ第1番」で私、既にその世界にはまり込んでしまいました。

ノクターンはしっとりと。
エチュードの「蝶々」は可愛らしくって。
そして1部の最後に演奏された「革命」では、心が震えるよう!

2部の初めのポロネーズ第五番は格好良く。
ワルツは心に染み入り、
「華麗なる円舞曲」は華やかで。
ラストを飾ったポロネーズ「英雄」は、弾かれているご本人が“英雄”そのものでした。


そして、その「英雄」演奏後にアンコール1曲目として選ばれた曲が、
リストの「ラ・カンパネラ」!!
すっごく得した気分です♪

初めて松本さんのピアノの音に触れたのが、CDデビュー作の「ヴォカリーズ」(2000年発売)でした。
その中に収められていた「ラ・カンパネラ」。
何だかとても感慨深かったです。


それにしても、あれだけの演奏をするにはどれだけの練習を重ねられていらっしゃるのでしょう?
同じフレーズの繰り返しでリズムが全く乱れないのには、感嘆してしまいます。
プロの演奏家の方たちには当然のことなのでしょうが・・・。
体の中にメトロノームが入っているかのようです。
そしてどの曲も最後の最後まで、音を大切に大切に愛おしむかのような演奏。
余韻に浸るように、鍵盤から手を離される姿が印象的でした。



素晴らしい演奏を聴くと、ココロの凝りが取れますね。
ありがとうございました♪
益々のご活躍を期待しております(^^)

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2 コメント

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生が一番! (三日月51)
2009-06-22 21:36:01
スケルツォ、ノクターン、エチュード、ワルツ、ポロネーズがどんな曲かくらいは判るようになりました。アンコールがリストの曲というのは???十八番なんでしょうかね。

私もココロの凝りを取りたいです。ビールとクラシックは生が一番といいますからね。
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同じ空間にいるという幸せ (mari)
2009-06-22 23:16:10
三日月51さま
やはり、音楽は生演奏が一番です!
音はもちろん、感情も空気も肌で感じられますから―。

どれも素晴らしかったですよ。
やわらかなしっとりとした曲も素敵に演奏をされますが、感情がほとばしるような力強い曲もお似合いの松本さん。
「スケルツォ第1番」、「革命」、「ボロネーズ第五番」、「英雄」、圧倒されました。

「英雄」のあとに「ラ・カンパネラ」を選曲されたのにはビックリしました。
曲の合間のトークでは、10年の歩みを振り返られていらっしゃいましたから、思い入れのある曲であることは確かです。
アンコールの2曲目は確か吉松隆さんの「聖歌の聞こえる間奏曲」だったと思います。
静かな余韻の残る曲でした。

大抵の場合、ゆったりとした穏やかな曲をアンコールに選ばれることが多いのですけれどね。
「エディット・ピアフをたたえて」とか「トロイメライ」「月の光」「ヴォカリーズ」「主よ、人の望みの喜びよ」など。
「めぐり逢い」を聴けたときは、涙ものでした。
大好きな曲なので~♪

松本さんのファンクラブのHPには、以前のコンサートの演奏プログラム(アンコール曲を含む)が掲載されているので、ご覧になってみてくださいね♪
http://webs.to/matsumoto-fan/

ちなみに。
松本さんの大好きな曲は、ラフマニノフの協奏曲第2番だったと思います。

クラシックを聴きながらゆっくりとビールでも飲める時間が持てるといいですね(^^)
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