Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

チェ 28歳の革命

2012年06月09日 | 2000年代 欧州

チェ 28歳の革命

2008年 スペイン=フランス=アメリカ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ/デミアン・ビチル/エルビラ・ミンゲ

20世紀最大のカリスマと言われる革命家チェ・ゲバラの半生を2部作で描く前編。
フィデル・カストロと出会ったチェ・ゲバラが、キューバ革命へと突き進む。

アルゼンチン人の青年医師であるゲバラが、フィデル・カストロに同調し、
ともにキューバに渡って、独裁軍事政権を打倒するべく闘っていく・・・
のだけど、これがまた地道。

派手さはなく、淡々とした描写で行軍させているシーンが多く、
その中で少しずつ民間人や兵士を味方につけていく。

常に周囲の人を気遣って声をかけ、信念に満ちた顔つきで進むチェ•ゲバラ。

「祖国か死か」

熱く重い言葉がこころに響く。
チェ•ゲバラの人類に対する深い愛が、かいま見える。

「20世紀最大のカリスマ」と評される彼を、スーパースターとしてではなく
泥臭い人間としてリアルに描く。

ドキュメンタリータッチなので、最初は入り込みづらいのだけど
いつのまにか、スクリーンに釘付け。キューバ革命の、かの地に、あの時に
自分自身も立ちあっていた!! ような気持で興奮しきりだった。

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