Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

2016年01月01日 | 2010年代 米
スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題:STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)

2015年 アメリカ
監督:J・J・エイブラムス
製作:キャスリーン・ケネディ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
製作総指揮:トミー・ハーパー、ジェイソン・マクガトリン
脚本:ローレンス・カスダン、J・J・エイブラムス、マイケル・アーント
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、ハリソン・フォード、ピーター・メイヒュー、
アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、キャリー・フィッシャー
撮影:ダン・ミンデル
編集:メリアン・ブランドン、メアリー・ジョー・マーキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
美術:リック・カーター、ダーレン・ギルフォード
衣装:マイケル・カプラン
視覚効果監修:ジョン・ノール

 あけましておめでたく、元旦からスター・ウォーズを観に行った。シリーズ7作目! 
 10年ぶりの新作公開とあって期待は高まる。が、こんなご都合主義の映画だったっけ?
というのが見始めた段階での感想。
 昨今は複雑怪奇なストーリーや設定が多いから、そっちに慣らされていたのかも。

 舞台は「ジェダイの帰還」から約30年後。銀河帝国の残党から結成された組織
「ファースト・オーダー」が宇宙に新たな脅威をもたらそうとしていた。最後のジェダイで
あったルーク・スカイウォーカーが放浪の旅に出て姿を消した今、軍事組織レジスタンスを
将軍として統括するレイア姫は暗黒面に立ち向かうために兄ルークの居場所を探していた。

 そのルークの所在を示す地図(なんで失踪した人の居場所がわかる地図があるん? 謎??)
を探し当てたポーはファースト・オーダーの襲来を受け、ドロイドのBB-8にデータを託して
砂漠に放つ。偶然BB-8を見つけた廃品回収のレイと、元々ファースト・オーダーの兵士だった
フィンは都合良く近くにあったミレニアム・ファルコンに乗り込み、敵を撃退。宇宙へ逃げ出すが、
ハン・ソロとチューバッカに捕獲される。

 ここでやっとホッとする。新顔たちのアクションは、ダイナミックに過ぎてハラハラし通しだった。
チューバッカが変わらないのはもちろん、ハン・ソロもやんちゃな感じが残っていて、2人の掛け
合いに頼もしさもある。レイア姫の貫禄にはかなわないけど。

 ハン・ソロに連れられて一行は惑星タコダナのマズ・カナタを訪ね、BB-8をレジスタンスへと
届ける助けを求めた。そこでレイは何かに呼ばれるようにして地下室に導かれ、かつてルーク・
スカイウォーカーが使用していたライトセーバーを手にする。その瞬間、自身の幼少期の記憶と
ともに様々なイメージが彼女の頭の中を駆け巡る。

 戸惑ったレイは森の中へと逃げ込み、そこへ追ってきた「新・ダースベイダー」であるカイロ・
レンによって連れ去られる。フィンは彼女を取りもどすため、レジスタンスの攻撃に加わる。
元敵方だったフィンの情報によると、ファースト・オーダーは銀河系を一挙に爆破できる宇宙兵器
を開発し、今にも砲撃段階に入ると言う。えー早く言おうよ、それ。

 次々に話が展開されるものの裏読みがすべてできるのが、いっそすがすがしい。なんといっても
最新クオリティのCGで、スターウォーズを観られるのは至福。そりゃあフォースだって修練積まず
ともサクサクでますよ、今や21世紀ですから。特殊効果も設定さえしとけばワンクリックの世の中
ですから! 
 大味感はあるものの娯楽大作として楽しめた。そして、そこで終わるんだろうなあ、と誰もが
思っていたところでエピソード7終了。

 勝手気ままな邪推だけど、ルークはジェダイ育成からは身をひいても連絡だけはとれるように
「地図」をR2-D2に伝えていたが、R2-D2がうっかりミスでデータの1部分を不明アドレスに転送
してしまい、「やばいっっ」と考えスリープ状態に入ったんじゃ・・・? R2-D2怪しいよなー。

 さておき、新ヒロインのレイには、次のエピソードまでにバッキバキに強くなっていて欲しい。

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