紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

SLニセコ号

2012-10-27 06:00:00 | 日記
すっかり秋の風物詩として定着したSLニセコ号、秋季限定のこのSLニセコ号も、あと残すところ今週と来週の土日4回の運行となりました。9月15日(土曜)から始まった運行は、11月4日(日曜)までの、土曜・日曜・祭日に延べ18回運行されます。札幌駅を午前8時31分に発車した列車は、ジーゼル機関車と蒸気機関車の2台に牽引されて、9時17分に小樽駅に到着します。その後ジーゼル機関車は最後部に連結されて、終点の蘭越駅までは、SLが先頭になります。小樽駅で約40分ほどの停車時間(機関車の入れ替え)があります。この間小樽駅の4番ホーム(通称裕次郎ホーム)は、一般乗客とSLファンでごった返します。

SLニセコ号は、4両の客車をけん引しますが、客車の作りも乗員もすべて昭和の香り強く打ち出しています。車掌は「車長(旧名称)」と書かれた腕章に制帽を着用、社内の女性乗務員は和服に袴と言うスタイルです。さて、まずは通過駅である南小樽駅の跨線橋量徳橋から見た画像です。


(蒸気を吐きながら、ジーゼル機関車を先頭にやってきます)


(小樽駅の一つ手前の南小樽駅は通過です)


(小樽駅の3番線の先端に陣取って撮影 富岡陸橋をくぐって先頭のジーゼル機関車が見えました)


(4番線裕次郎ホームに到着です この後、先頭のジーゼル機関車が最後尾に連結されます)

この作業に約40分ほどかかりますが、この間に記念撮影をするファンたちでホームはごった返します。先頭では、時間の許す限り、機関室に入っての記念撮影も可能です。また和服の女性乗務員も気軽にファンとの記念撮影に応じてくれます。


(車掌の制服も帽子もレトロ感がいっぱい 右の車掌の赤い腕章には車長の文字が見えます)


(客車の2号車はカフェーカー兼客車で、飲み物やお土産用品も販売している 女性乗務員はこのような"ハイカラ"な服装)


(窓ガラスの反射が強くて見にくいですが、着ている和服も色違い)


(先頭の蒸気機関車の前では記念写真を撮影するグループが列を作っている それを裕ちゃんが見守っているような…)


(こちらは機関室に入り込んで記念写真を撮る人々の列)


(スマートフォンや携帯で撮る人も多い)


(SLの機関士が仲間に飲み物を手渡している)


(客車中央部付近では、女性乗務員を囲んで記念写真を撮るグループ おっと、カメラの前をお婆さんが…)


(私もお願いして1枚… バックの映り込みが悪かった…)


(車長が発車3分前の合図の鐘を鳴らしながら通り過ぎていく)


(機関士はマスクにゴーグルと言う重装備で、発車の汽笛を鳴らす)


(轟音と猛烈な煙を吐きながらSLはニセコ・倶知安方面に向けて出発)


(ホームの先端では写真を撮り終えたファンが、手を振って乗客に応えている)

さて、午前9時58分に小樽駅を出たSLニセコ号は、余市、仁木、倶知安、ニセコ、昆布、そして終点の蘭越に12時37分に到着します。先頭が蒸気機関車、客車4両を挟んで最後尾がジーゼル機関車の順です。帰りは倶知安まではそのままの順で逆走します。蒸気機関車はバック走行になります。倶知安~小樽間は、後ろ向きの蒸気機関車が先頭になって、間に客車が4両、最後尾がジーゼル機関車となります。小樽~札幌間は、最後尾のジーゼル機関車が先頭になって、ついで後ろ向きの蒸気機関車、客車4両がその後になります。少しややこしくて混乱してしまいそうですが、写真撮影マニアにすると、この順番が大変重要なんです。ともあれ小樽駅を出たSLを、長橋で撮ったのが下の写真です。


(9時58分に小樽駅を出たSLは、6-7分で長橋の撮影ポイントを通過します)


(HDR風に仕上げてみました)


(上の二カットの1週間後の、小雨降る日に撮影したカットです)


(ここはマニアの撮影スポットで、大勢のSLファンがカメラを構えています 蒸気を吐いて機関士が手を振ってくれています)


(乗客もカメラマンに手を振っています)


(最後尾はオレンジ色のジーゼル機関車です 函館本線の小樽から長万部間は電化されていないので架線がありません)

10月も後半になると気温が下がり、周囲の木々がすっかり紅葉してきました。間もなく冬将軍の到来です。紅葉が進む中を走るSLを追いかけてみましたので次々回あたりに掲載したいと思います。
コメント (6)
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