紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

美国神社と古平恵比須神社の火渡りの儀式

2012-07-22 06:00:00 | 祭り・イベント
7月6日(金曜)に積丹町美国神社の火渡りの儀式を、また14日(土曜)には古平恵比須神社の火渡りの儀式を、写友3人で見てきました。この時期積丹町の美国と古平町の夏祭りで、相前後して火渡りの行事が行われます。美国は例年7月の5-6日に、古平町は7月第2週土・日曜日に行われます。古平町では、秋祭り(9月第2度・日曜日)にも火渡りが実施されます。

いずれも午後8時ころの開始予定ですが、6日の美国には午後3時前に小樽を出て、出来れば積丹の夕日も撮ろうという魂胆です。車で1時間ほどで美国に着きますが、さらに島武意、余別にまで足を延ばします。でも一向に晴れ間が出てきません。婦美で国道229号線を出て、道道913号線に入り積丹岬方面に向かいますが、天候が回復する兆しがありません。岬には立ち寄らず、入舸、日司を経由して野塚から美国に戻ります。まだ時間が早いので、観光船乗り場の干物を売っているオヤジさんを冷やかし行こうということになりました。


(子持ちカレイの半干、1パック3枚入り400円を3パック+スルメ1枚を1000円にまけさせて… 「商売にならんな~」とオヤジさん)


(1) 美国観光遊覧船に乗る

丁度そこへ観光グラスボート船が戻ってきました。3人乗るなら行くよ、とのこと。乗船料一人1300円と言う。最後だから1000円にまけろと船長と交渉するも不調、1300円払いました。船員が、最後のお客だから、籠に入った飴玉をたんまり持って行けという。


(ムラサキウニがごっそり海底にへばりついている 沖縄と違いカラフルな魚はいない)


(海岸沿いを走る)


(海鵜とカモメが仲良く休んでいる)


(これが積丹ブルーですとアナウンスあり)


(用意されたパンくずを見せるとカモメが寄ってくる)


(漁港までカモメも併走)

40分ほどのクルーズでしたが、普段陸上からは見られない積丹ブルーの景色が見られたこと、カモメが船と並走してパンくずをついばむ場面を撮影できたことを考えれば、乗船料もまずまずでしょうか。さて時間はまだまだありますが、夕陽が出ていませんので、手持ち無沙汰です。夕食を撮ることにします。もちろん、地元の方々おすすめの「安富」でラーメンを食べました。1時間ほど写真談義をして、火渡りの会場である美国神社に向かいます。まずは天狗(猿田彦)の火渡りから始まります。


(2) 美国神社の火渡り

神社の境内は結構広くて、火は2か所で焚かれ、鳥居から入った天狗や神輿はこの2か所の火をくぐりますが、行きと帰り二往復、つまり4回くぐることになります。最初に神主と氏子がお祓い、塩まきをした後に、天狗(猿田彦)が渡ります。その後神輿が続きます。


(天狗のお面がねずみ色の毛でおおわれているため、正面の顔がどうしても暗くなってしまいます ストロボがあった方がよかったかな)


(お神輿の火渡りが始まりました)


(火は2か所で焚きあげられます 気合を込めて一気に二ヵ所を渡ります)


(炎で熱いのか、担ぎ手の顔がゆがみます)


(多くの担ぎ手は口と頭に手拭いをしていますが、なかにはしていない担ぎ手も…)


(神輿は3基、いずれも二往復します、最後はお宮入りです)


(3) 古平恵比須神社の火渡り

7月14日6時半頃小樽を出ましたが、天気はよかったものの地平線近くには厚い雲があって、夕焼けにはなりませんでした。午後8時の開始予定が、神輿が町内を練り歩くのに時間がかかっているためかなかなか始まりません。午後9時近くになってようやく神主や氏子代表のお祓いが済みました。まずは天狗(猿田彦)の火渡りから始まります。


(今回はストロボを持参しましたが、連写モードでは最初の1枚目にしかストロボ光は届きません 2枚目以降は充電が追い付かないので…)


(ストロボが上手く効きました)


(天狗の次は赤獅子と緑獅子のペアによる火渡りです)


(手前の氏子役員が行ったり来たり、ふらふらカメラの前を…仕方がないですね)


(火の中へ神輿が驀進)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
火渡り (渡邉幸一)
2012-07-22 10:09:08
TVなどで火渡りの神事を見ますが足の裏や身体が火傷しないのですかね。

空襲を受けた人たちは、怖かったでしょうね。
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滅多に火傷を… (紅露)
2012-07-22 10:28:18
することはないということです。関係者に聞きましたが、一番熱いのは炎の外縁で、足元は熱くないらしいです。
それに衣服もわりとだぶだぶのモノを着ているので特に熱が伝わりにくいのではないかと思います。
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美国のオヤジさん… (yotuti)
2012-07-22 14:54:12
なかなか良い顔で…かなり懐具合がいい塩梅で…。
やはり火渡りは迫力もんですね…瞬間を上手く撮っているのでお見事です。
暗がりと流し撮りを此れから見習いたいです。
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美国の火渡りは… (紅露)
2012-07-22 15:54:44
ストロボを使わなかったので、火を渡ってしまうと顔が全部真っ黒で表情がわかりません。古平の火渡りには外付けストロボを使いましたが、連写すると最初の一枚は明るくなりなすが、二枚目以降はチャージが追い付かず、黒いまま。難しいですね、タイミングが…
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迫力十分 (tokyo hirokun)
2012-07-23 06:05:46
何だかカメラが焼けそうに、迫力十分ですね~!

いずれ、機会を見つけて行ってみたいと思います。

去年は九州の山鹿灯篭を、今年は秋田の西馬音内盆踊りを観に行く予定です。
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コメントありがとうございます… (紅露)
2012-07-23 06:48:59
hirokunさんのブログ拝見させていただきました。ジャンルが広くていろんな知識をお持ちなのに驚いております。撮影旅行あちこち行かれてるんですね。
是非北海道のお祭りも見に来てください。
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