紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

富士は日本一の山

2016-01-10 08:09:11 | 写真

               <東京文京区役所シビックセンター25F展望台から見える新宿副都心と富士山>

 

前回のブログでは、正月にふさわしいめでたい画像として富士山の写真を載せました。ただ本物の富士山ではなくて、エゾ富士と呼ばれる羊蹄山の画像でした。今回は本物の富士山の画像を紹介したいと思います。わたしの元の勤務先は政府系の金融機関で、全国に支店があって、数年おきに転勤があります。平成12年から14年の2年半ほどを八王子支店に勤務する機会がありました。

幸い単身赴任で、土日祭日にはカメラを片手に官舎のある立川市や勤務先の八王子市など周辺の観光・撮影スポットを撮り歩いておりました。その撮影スポットの一つが富士山でした。ただ富士山撮影を専門とする写真家は、プロ・アマチュア合わせて数多くおります。出来栄えでは彼らにかなうはずもありませんので、出来る限り俗っぽい、例えば街中等から見られる富士山等を念頭に置いて撮っておりました。

東京都内で富士山が見られるスポットは数多く有くあります。ネットで調べると一覧表となって出て来ます。私もそれらの情報を頼りに都内各地を巡ったことがあります。

 

☆文京区役所のシビックホール25F展望台からは…

新宿副都心ビル群の間に富士山が見えます。しかも2月の1日には、富士山頂に夕日が沈むという、ダイヤモンド富士が見られます。ここは写真愛好家の間では、知られたスポットなので夕方からは物凄く混みあいます。

この日偶然富士山の夕景を撮りに来たら、ダイヤモンド富士が撮れるとのこと。午後4時過ぎに来てみると、立錐の余地のないほどの混みよう。後方から隙間を見て数カットやっと撮影。画像の粒子があれていますが、カメラに詰め込んであったポジフィルムが、コダクローム200でした。コダクロームは通常ISO=25~50が最適、高感度過ぎました。

 

☆多摩川の堰堤(立川市)は夜景撮影に最適

この日は風が強く、カメラ2台(OLYMPUS OM-4)+三脚2台を担いで夕景撮影に臨みました。

中央の架線とは、JR中央線で、富士山の左下の光の帯は、電車の光跡です。撮影中に1台の三脚が倒れ、カメラ1台がクラッシュしてしまいました。

 

☆JR中央線、立川~八王子間は通勤途上に富士山が見えます

架線や支柱が邪魔ですが、これもありかな。毎日通勤時は先頭車両の運転手横の窓にへばりついてコンパクトカメラで撮っていました。

 

☆湘南海岸は富士山の撮影スポットがたくさんあります

鎌倉から江ノ島電鉄で藤沢に向かう途中の稲村ケ崎という小さな駅で降ります。そのまま海岸方面に数分降りて行くと、七里ガ浜の東端にある稲村ケ崎公園に行き当たります。かつてここは、後醍醐天皇の命を受け鎌倉幕府討伐に出向いた新田義貞が、立ち往生した難所でした。また近年では桑田圭介が初監督した映画「稲村ケ崎ジェーン」でも有名です。

日没になってやっと富士山が姿を現しました。画面左奥は江の島です。なおここ七里ガ浜はサーフィンの盛んな浜辺です。

 

上の画像と同じ時間に撮影しましたが、色合いが全く違っていますね。上段の画像はポジフィルムで撮影しています。下段の画像は、ネガフィルムでの撮影です。いずれのカメラもトワイライトレッドと言う、夕景の赤味を強調するフィルターを使っています。

撮影準備中に、人なれしたリスがカメラによじ登ってきました。そこを一枚パシャリ。

 

稲村ケ崎から南に下がって逗子、葉山に向かいます。

葉山町の長者カ崎から江の島越えに富士山が見られます。この辺りの浜辺ではわかめ漁が盛んで、浜辺一帯にわかめ干しが見られました。

 

☆富士五湖周辺を回ると…

八王子勤務時代、官舎が立川市にありました。通勤にはJR中央線を利用するわけですが、八王子駅も、立川駅も交通の要所で四方八方に支線が伸びています。富士急行とJRの相互乗り入れ線が、土日には乗り換えなしに富士吉田、河口湖へと行くことが出来ます。富士吉田からは、バスで「忍野八海」や富士五湖の一つ「山中湖」へ行くこともできます。

富士吉田にある浅間神社公園からは桜と五重塔と富士山が一緒に撮ることが出来ます。この時もポジフィルムとネガフィルムを持参しましたが、ネガの方が塔の各段が綺麗に映り込みました。なおポジでは塔のこちら側が黒くつぶれてしまいました。

 

忍野八海の一つの池面のそばで絵を描く地元の画家、かなり色彩が強調され赤富士だったり、青富士だったり、グラフィック調の絵でした。

 

水ぬるむころの山中湖。湖面の氷が溶けて割れだしたところ。赤外フィルムを使っています。

 

さて富士急の電車は、富士吉田でスィッチバックして河口湖駅に向かいます。富士五湖の残り、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖へはレンタカーの利用が便利です。富士山周辺を1周しても200㎞前後ですから、撮影しながらでも半日もあれば十分です。

 

富士急行線の単線を進んでゆくと、電車の窓から富士山が見え隠れします。なお上の画像は、モノクロネガフィルムをスキャナーで取り込んだとものですが、画面の左右があるのですが、スキャナーが黒潰れ部分を認識しなかったため、細長い画像になってしまいました。

 

河口湖で釣りを楽しむ方々。

 

西湖の近くの紅葉台から見た富士山は、頂上部分が尖って見えました。赤外フイルム使用。

 

紅葉台から降りて上九一色村付近から見た富士山。上九一色村はオウム真理教事件で一躍有名になった村です。

 

朝霧高原に着くとのんびりした景色が続きます。

牛が草を食んでいます。一瞬北海道の羊蹄山麓と見間違う風景です。赤外フィルム使用。

 

朝霧高原の道の駅付近だったと思いますが…富士山の真下にある保育園でしょうか。

 

☆飛行機の上から見た富士山は…

平成14年7月、八王子支店から札幌支店に発令されて、赴任する機上から見た富士山です。富士よりも手前の渦巻き状の雲が気にかかります。

平成17年、2年間の再雇用を終え、公庫を完全退職したときに、1週間ほど一人で沖縄本島撮影に行きました。その機上で見かけた富士です。

 

まだまだ富士山の画像はありますが、機会を見て再掲いたします。

 

コメント
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