<ダイヤモンド富士ならぬ、羊蹄ですが…上部の雲が邪魔、自然が相手では…>
10月22日(木曜)ニセコ倶知安へ撮影に行ってきました。前日夕方写友から突然電話で、明日は羊蹄山山麓に雲海が発生するかもしれない、ついては22日午前4時に出発しようという誘いでした。思えば従来毎月と言っていいほどニセコ・倶知安へは撮影に行っておりましたが、今年はタイミングが合わず、4月23日以来約半年ぶりとなりました。
満天の星空の下、国道393のメイプル街道を進みます。途中キロロ、道の駅を過ぎ、トンネルを二つ過ぎると倶知安町大和に出ます。左側に羊蹄山が頭に雲をかぶって、体半分ほど見えてきました。さらに扶桑に進むと羊蹄山全体が姿を現します。いつもであればそのまま393号線を富士見まで走りますが、途中で町道西3号線を、羊蹄山に向かって直進します。この辺りは碁盤の目のようになっていて、迷うことはありません。
山頂は薄い雲に覆われてます。傘雲の期待も…、農家の煙突から煙が出ていいアクセントです。
少し引いて撮ると、山頂に傘雲、麓に雲海が漂い始めました。AM5:50、周囲は明るくなりましたが、日の出までには、まだ15分ほどあります。
周囲を見渡すと、麓の尻別川にそって雲海が流れ出しています。
羊蹄の右側(ニセコ連峰方向)の空はピンクに染まりました。もうすぐ日の出です。
AM6:05、日の出です。傘雲の左側(東方向、京極町方面)に朝日が当たって雲がピンクに染まりました。
日の出の左側の木々が赤く染まりました。
ニセコ連峰の山々も麓も赤く染まっています。
日の出にカメラを向かると、尻別川から湧き出た霧が舞い上がっています。
AM6:25、日の出から20分経ちました。尻別川に近づき過ぎたせいか、周辺一面霧に包まれてしまい。一旦バックして、富士見町の十割蕎麦屋(注:下記)の姿見の池に行ってみることにします。
(注)正式店名は『農家のそばや羊蹄山』と言いますが、十割蕎麦の幟が数本立っていて、目立つので十割蕎麦屋と勝手に呼んでいます。
一面霧で、羊蹄山は霧の中です。もう少し離れてみることとします。
薬剤噴霧器でしょうか、周辺は霜がびっしりです。
羊蹄山と周辺の街を含め、雲海を撮るべく、羊蹄山の山麓から離れて、ニセコ連峰に向かいます。倶知安郊外から道道58号線でイワオヌプリの麓の通称「ニセコお花畑」に向かうことにします。標高が高くなるにつれて、寒くなってきました。車から降りて写真撮っていると、手袋を用意して無かったために、10分もカメラを構えてくると、しびれが来ます。倶知安の平地で-0.1℃の予報でしたから、お花畑付近は、-7~8℃かもしれません。
道路わきの笹薮は、霜と言うより雪がかぶってました。
この小川(幅1mほど)の両側は霜で真っ白です。
周囲の斜面は、白樺(垂直に立っている木々)と岳樺(踊りくねっている木々)の木々が、階層状に並んでいます。
寒さに耐えかねて少し、山を下って五色沼温泉、大湯温泉郷(通称旅館名をとって雪秩父温泉ともいう)に降りてきます。雪秩父温泉はあの古い建物が改築されて、「日帰り温泉雪秩父」になりました。羊蹄山山麓の雲海が見えます。
上の画像をもう少し望遠側で引っ張ってみました。
一通り雲海を撮り終えたので、道道66号線、207号線を下って昆布駅方面に向かい、国道5号線を通って一路倶知安方面に戻ることにします。と、蘭越湯の里の手前で、薯掘り作業中に休息している農夫の方々が目に留まりました。いい風景です。そこは地元出身のF氏、休息中の農夫の方々の輪の中に入り交渉、「写真OKの了解を取ったよ」と、大声で呼び寄せるではありませんか。さそっそく、休息中のカット、作業中のカットをたくさん撮らせていただきました。
なんとお菓子までいただきました。
トラクターで掘り出した薯を、選別、篭詰め作業をしている最中だったのですね。
トラクターで掬い上げた薯を選別してプラ篭に入れます。
この後、湯山別川の橋の上から産卵のため遡上したシャケを撮り、ニセコの道の駅「ビュープラザ」でソフトクリームを食して、周辺を激写。ハローウィンが近いせいか、オレンジ色の飼料用カボチャが庭に置かれていました。
「真昼の決闘」かぼちゃ編、なんちゃって!
さて最後はキロロに黄金岩の滝で撮影ですが、何度も撮っていますので、私は周辺をふらふら。
センターフォーカスフィルターを使用。
シャッタースピード設定のミスなのか、それにしてはおもしろい画像になったと思います。題名「風に吹かれて…」、フォークソングに同じ題名の曲があったような…
ともかく楽しい一日でした。運転役をしてくれたS氏、ナビ役をしてくれたF氏、ほか写友の皆さんに感謝です。