紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

にぎわう小樽シャコ祭り

2013-11-25 06:00:00 | グルメ
11月16日~17日の土日に小樽シャコ祭りが行われました。今年で6回目の開催にあたりますが、会場を従来の北運河にある運河公園から、第3号埠頭旧合同庁舎跡地(多目的広場)に移りました。開催場所の移転理由の詳細については不知ですが、従来から北運河の運河公園でのイベントに付近の住民から、苦情が多かったと聞いています。駐車場が少ないために不法に駐車する、アナウンスや音楽がうるさいといった苦情が主催者側に寄せららたという話も聞きました。

地域の町おこしの一環として企画された各種イベントも、住民が望まないとなると…、主催者としてはつらい立場に陥ります。その点、旧合同庁舎跡地(多目的広場)は、小樽運河や倉庫街にあって、小樽港湾部の埠頭の敷地内にあります。正規の駐車場こそそれほど多くはありませんが、空きスペースが多く、ゆったりしています。ここでは小樽潮祭りをはじめ、各種音楽フェスティバルも今年から行われるようになりました。

さて話はシャコ祭りに戻って、16日、17日は久しぶりの好天に恵まれました。過去のシャコ祭りにはいい印象を持っておりませんでしたが、久しぶりの好天、行楽日和に、娘家族ともども顔を出してみようということになりました。いい印象がないというのは、イベントのシャコは結構値段が高く、会場隣の市場(燐友朝市)では、シャコ祭りよりも4-5割ほど安く販売していたからです。また、当時のイベントのチラシには前浜で水揚げされたばかりの云々と宣伝されているものの、実はテント後方で冷凍シャコをゆでていたという事実があったからです。昨今の表示偽装問題を意識してなのか、採れたて云々の表示はありませんでしたが…

自宅を10時半頃車で出て、メルヘン広場を抜けて小樽港縦貫線(東小樽~手宮)に出ると、猛烈な渋滞に遭遇しました。夏場の海水浴時期のような…、一瞬戸惑いましたが、今朝の朝刊にシャコ祭りの記事が出ており、その影響であることがわかりました。そこは地元住民、即小路を抜けて岸壁沿いを走ります。合同庁舎裏の空きスペースに車を止めて会場に向かいます。


会場からはみ出した人々が、歩道の縁石に腰かけてシャコを食べていました。


シャコ販売コーナーのテント裏にまで人で込み合っています。


焼きホタテ、焼きアワビが香ばしいにおいをさせています。


よく見ると、長蛇の列が…


列は続くは、続くは…4列に並んで、約6-70m…この最後尾に並んでも、もたどり着くまでにたっぷり1時間以上かかりそうです。ところでこの4列の渋滞は何を求めているのかな?聞いたところ、焼きシャコ(焼きアワビ、ホタテ等)とシャコ汁の販売コーナーと言うことでした。


飲食するコーナーもほとんど空きスペースがない状態。

周囲のテントには海産物の販売コーナーやシャコ汁等の販売テントもありますがどのテントも大勢の人だかり。加えて座る場所が取れないということになると、ここでシャコ飯で昼食と言うわけにはいかなくなりました。とりあえずは、ゆでシャコを購入することにします。3本500円、家内によると結構高いとのこと。市場では…やめましょう。それを承知で来ているのですから。


孫たちは黙々とシャコを口に入れるが、孫娘は憂鬱な顔をしている。もうすぐ潮太鼓の演奏が始まるとアナウンスされたため。小さいころから太鼓の音が大嫌いな孫娘。


潮太鼓のメンバーが搗きたての餅を販売している。家内が購入、3個200円は、まあまあの値段か。


広場入り口では、潮太鼓の面々が餅つきの実演中。後方で外国人も見ています。


餅つきのユーモラスな格好に、笑顔がこぼれる。後方白いジャケットにサングラスは中国人ペアのようです。運河観光の途中なのでしょうね。


会場正面には東海大学海洋部(札幌)の「生きているシャコを見よう」コーナーがあります。若者や親子連れが水槽を見ています。そばでは学生がシャコの生態を説明していました。


水槽に入っているシャコを見るのは私も初めてです。


会場から道路1本離れた観光船乗り場の建物では、小樽商業高校の学生が、シャコ煎餅を製作・販売していました。シーズン中は観光船乗り場として使われている建物の、外にまで行列ができるほどの人気です。


正面入り口は順番待ちのお客であふれています。ガラス越しに覗いてみました。


そうこうしているうちに、潮太鼓の演舞が始まりました。家内たちは、太鼓の音が嫌だという孫娘を連れて合同庁舎裏に止めてある車に避難しました。娘婿と孫息子は潮太鼓を見学すると言って見物客の円陣に加わっています。

茹でシャコ1本食べただけでは腹の足しにはなりません。都通りか花園銀座一番街かで昼食を取ることにします。何分7人の大所帯。各人勝手な要求を出しては、まとまりません。結局は会計担当の娘婿の「寿司が食いたい」の一言に全員が納得。とはいっても、シャコ=寿司と言う単純な発想らしいが…。あたりに寿司店が見当たらない。寿司屋通りまで行けば、あるにはあるが観光客相手の寿司店が多く、値段が高いのが難点。7人ともなると…、近くのチェーン店らしい海鮮飲食店に入店。


好き嫌いの激しい孫たち、注文もなかなか決まらない。


婿は娘に酌をしてもらい満足げ。


一番下の孫は、家内のマグロ丼、ジジの海鮮丼を分けてもらって、満足。


一番奥の孫息子は、イクラ丼。食べ終わって、美味しくない、の一言。

チェーン店の海鮮飲食店は、一見の観光客相手であり、地元っこにはやはりなじまないようです。今小樽を代表するB級グルメの、あんかけ焼きそばにすればよかったかな。


コメント (7)
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