紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

雨竜沼湿原に登る~1

2010-07-22 06:00:00 | 旅行
先週の土曜日17日に雨竜沼に登りました。例によって写友4人で、小樽を午前1時に出発しました。午前4時頃雨竜沼登山口であるゲートパークに到着しました。すでに3-4台の車が来ており、登る準備をしているようです。その前に予め雨竜沼湿原について話しておきたいと思います。


(雨竜沼登山案内をコピーしました)

雨竜沼湿原は標高850-900mにある、日本有数の高層湿原で、東西4km南北2kmの約100haの広さです。そのなかに約700に及ぶ池糖と呼ばれる沼があり、沼の高さがばらばらなんです。遊歩道を挟んで右と左の僅か1mほどしか離れていない沼の水面の高さが違うのです。

さて概要はそのくらいにしておき、登山の準備が出来ましたので、入山届けを出していざ出発です。午前4時半丁度にゲートパークを出発です。5分ほど進むと正面に大きな岩山が見えます。


(中国の写真で見かけるような山が…)

さらに進むと第一の釣橋があります。ここまでは一部アスファルトと砂利道で平坦な道路です。午前4時45分、第一釣橋を通過しました。ここから少し急な坂が続きます。岩と瓦礫、木の根っこが入り混じった登山道です。



午前5時第二釣橋の少し手前の白竜の滝に到着です。ここで10分ほど休憩し、滝の撮影です。日が差していないので、滝に虹が出ることもなく、早々に撮影を済ませ、第二釣橋を渡ります。ここに標識が出ていて、ゲ-トパークの南暑寒荘まで1500m、湿原入り口まで1500mとあります。ここが丁度中間地点になります。ここからが、険しい登山道になるんです。大きな岩と、朝露や湧き水で泥だらけで滑りやすい路を、笹藪や木の枝に掴まりながら登っていきます。


(午前6時 二度目の休憩 こんなメタボでよく登れるものだ、と自分でも思う…)

登り始めて1時間30分、通常であれば湿原入り口に着いていますが、なんせ写友4人とも、メタボを自認する連中。休み休みでないと伸びてしまいます。休憩中にも何組もの登山者に抜かされました。あと30分ほどです。今までのような険しい登りはありません。


(午前6時20分 あと一息 湿原入り口は近い)

午前6時30分、スタートしてから2時間でやっと湿原入り口に到着しました。ヒオウギアヤメが出迎えてくれます。湿原には一面朝もやが立ち込めています。


(ヒオウギアヤメはアチコチに咲いていますが、エゾカンゾウが前回着た時よりも少ない気が…)

入り口のテラスで休憩&朝食です。ザックの中をおにぎり一個分でもいいから軽くしたい、みんなそういう思いで、おにぎりにぱくつきました。食事中には、朝日が時おりモヤを割いて湿原に陽を照らします。15分ほど休憩してから、それぞれ思い思いに湿原の遊歩道を歩き、写真撮影しながら進みます。


(ワタスゲはいたるところに咲いていますが、エゾカンゾウ、チングルマなどが極端に少ない…)


(葉のぎざぎざに沿って水滴が規則正しく…)


(カタツムリが二匹 逆光に透けてとても綺麗に見える)


(時折暗い雲が地平線を走る)

後半に続く(7月26日予定)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする