紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

トイカメラで遊ぶ

2009-12-09 08:00:25 | カメラ
最近若者達の間では、トイカメラで写真を撮るのが流行っています。LOMOやHOLGAといった、ロシア製のカメラ(現在は中国で生産)が結構売れているようです。これらのカメラに、アグファのフィルムを詰めると、色調の派手さに加え、プラスチックレンズによる、画像の周辺光量落ちが、ノスタルジックを呼び起こすのでしょう。

LOMOの代表的な機種LOMO-LCA(35mm)は、14,5年前には1万円程度だったものが、今では、33600円の定価が付いておりました(小樽ウイングベイ2F「ヴィレッジバンガード」)。ここまで上がると流石に、いまはちょっと手が出ません。

というわけで、今回はトイカメラを取り上げてみました。標題の画像はここ数年に実際に撮影したことのあるトイカメラです。一番目は四眼連写のカメラです。シャッターを押すと四回切れます。一コマに四つの画像が映ります。これで我が家のイヌを撮影したのが下の画像です。

(四眼連写)

色調がおかしい?そうなんです、我が家のスキャナーはCANON 5200Fというかなり古い専用スキャナーで、時おりとんでもない発色をするのです。今回はオレンジ色で出してきました。次はどのような色が出てくるか、楽しみもあります。

問題は、色調よりも、被写体を探すのが大変と言うことです。静止しているものであれば、四眼連写の意味がなくなってしまいます。このトイカメラの出番は、先ずなさそうです。

次は「くま35」というピンホールカメラです。過去に何度もピンホールカメラに挑戦しておりますが、一度も上手く行ったことがありません。アルミ箔等で作るピンホールが極めて難しいからです。ところがこのくま35は、ピンホールが作られているのです。ちなみにこのカメラの組み立てキットは、あの小型カメラを専門に作っている「シャラン」から発売されていました。

(くま35 旧手宮線跡地))

この画像右側3分の1が切れております。やはりピンホールが不完全なのか、ことごとく失敗し、24枚撮りフィルムの25枚目がやっと何とか見られる画像だったのです。白い部分は、フィルムの末尾がテープで止められた跡なんです。

三番目は、110型カメラチョロQで撮った画像を掲げるつもりで下が、やはりスキャナーがとんでもない発色をし、それをソフトで懸命に補正しましたが、上手くいきませんので、割愛い致します。

最後は、大人の科学11月発売号の付録についていた二眼レフです。壁紙.COM/写真部やFreemlという投稿サイトで知り合いとなったgrabieさんにこのカメラのあることを教えていただいたのです。早速買い求め、小一時間ほどで組み立てました。

(二眼レフ 小樽運河)

俥夫の座っている画面中心部はシャープに映っておりますが、周辺部になるに従いボケが大きくなり、光量落ちが激しくなります。まさにトイカメラの本領発揮です。もう一枚、下記の画像は、私の自宅すぐ下のメルヘン交差点にある、オルゴール堂の蒸気時計です。

(二眼レフ 蒸気時計)

下部の人物二人が、妙に横に圧縮されています。不思議といえば不思議ですが、これもトイカメラの面白いところかと思います。さて最後の画像ですが、このカメラは、フィルムの巻上げが手動ですから(当然のこと)多重撮影が可能です。メルヘン広場にある、洋菓子店ルタオの展望台から三色フィルターを使って撮って見ました。

(二眼レフ カラフルな人々)

広場の常夜灯のあるあたりは実にシャープな写りをしております。周辺部が大きくボケ、更に人物が色とりどりで面白い画像になったと思っています。当分この二眼レフのとりこになりそうです。
コメント (4)
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