紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

雨竜沼湿原に登る…1

2009-07-24 10:26:56 | 旅行
雨竜町で生まれ高校生時代まで育ちましたが、恥ずかしながら、一度も雨竜沼湿原に登ったことがないのです。雨竜町観光協会のホームページによれば雨竜沼について、次のように紹介されています。

「標高850mの台地に東西4km南北2kmにわたって広がる雨竜沼は、日本有数の山岳型高層湿原帯。大小数十個の池塘(ちとう)と呼ばれる沼が点在し、春の雪解けから秋までに200種以上の花や植物が観察できます。」

7月23日(木)朝2時に小樽を出発し、登山口ゲートには朝5時過ぎに到着しました。メンバーは、登山経験が豊富で、この雨竜沼湿原・南暑寒別岳には何度も経験のあるY氏、写友のS氏、彼はこの湿原は二度目です。そして登山経験ゼロの私の3人です。

5時半にスタートして、平坦な道を10分ほど進むと、最初の鋼鉄製で頑丈なつり橋があります。更に進むと急な坂道が続きます。道が細い上に、ここ数日の雨でどろどろです。大きな石や、木の根が容赦なく飛び出していて、足腰ががくがくになります。

暫らく登ると右手が大きく開けて、轟音が聞こえます。標題の画像の白竜の滝です。高さ36m、幅5mとガイドパンフレットにでております。Y氏によれば、ここ数日の雨で雨量が増して、向かい側の崖壁面から数本の細い滝が見えます。

時おり小雨のような或いは霧雨が吹き付けてきます。木々には水滴が付いて、とても綺麗に見えます。普段であれば、じっくり撮影に取り組みたいところですが、全行程の3割も来ておりません。加えて息が上がって、カメラを取り出すのがやっとの状態です。



2-3カット撮ってすぐ登り始めます。険竜坂と呼ばれるとてもきつい上り坂を這い上がるようにして登ります。途中何度も休息を取りましたが、息が切れ普段の運動不足を痛感しました。一時間半ほどで何とか湿原入り口近くにたどり着きました。
あとは割と平坦な道が続き、湿原の入り口です。

   

上段右の画像は、草の名前は分かりませんが、早くも紅葉して、緑一面の中でく際立って降りました。転々と所在する沼は、数メートルの高低差があるようです。通常でしたら、低いところの沼は水没するのでしょうが、ここ雨竜沼湿原では、水面の高さがてんでばらばらです。



湿原の中には、エゾカンゾウとヒオウギアヤメがあちこちに集団で咲いておりますが、花のピークは過ぎていて6-7割は枯れてしまっております。木道に沿って南暑寒岳の麓にある展望台を目指します。下の画像は朝露の付いた、エゾリンドウとエゾノシモツケソウです(ガイドパンフで確認済み)。

   
コメント (4)
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