ジルです!
今日もジルのひとりごと
帰りの車中、
ダーリンは真剣な顔で何かを考えてます
「ち、ちょっと何、真面目な顔してんの?
もしかしてキャンセルするつもり!?」
『名前どうしよっか?今日は雨降ってるから・・・
レニー・・・。おぉっ、レニーいいじゃん!』
「なんだ名前考えてたんだ。びっくりした!
でも、天気から名付けるなんてセンスまぁまぁじゃん」
『あぁ~、でもレニーっていったらやっぱし、
レニー・クラヴィッツだよな。
この仔、女の子だし・・・』
「えぇぇぇ~、もう撤回!?
確かにギター弾けるような肉球じゃないけど・・・。
お家に着く前には決めようよ・・・」
なんて思っていると、
ダーリンがCDケースを見つめてます。
『えーっと、今は7曲目だから・・・
アーティストは・・・えーっと・・・、ジル・スコットか。
んん~良い曲だし、これも何かの縁かも。
OK!!キミ、今日からジルね!!!』
「OK!!ってなんか・・・
テキトーに決めたっぽいんですけど・・・
まぁいいか。これも何かの縁だし」
そんなこんなで新居に到着
ダーリンが勝手に付けた名前も、
ダーリンのパパ、ママ、妹さんが
気に入 ってくれて正式にジルと命名されたのでした。
さてさて、ダーリンの思いつきで
急にこのお家にやって来た感があったんだけど、
ジルがこうして迎え られるまでには、
ちょっとしたドラマがあったみたい。
ダーリンはペットに関する仕事をしていて、
ジルのいたお店に来たのもそのせいってのは、
前にもお話 したと思うんだけど、
もともと犬好きなダーリンは
お店に行くとどうしても私たちが気になってたんだって
でも一応私たちも【商品】だから
勝手に近づいたり触ったりはできないのね。
ダーリンに初めて会ったときから
迎えられるまでの3週間、
ホントは何度かお店に来てたみたい。
ジルは寝てたりしたから分からなかったんだけど、
オ―ナーさんに犬との暮らし方を聞いたり、
必ず親を説得するから
他の人に譲らないようにお願いしてくれてたらしい
ダーリンのお家はマンションだから、
ママが猛反対してて
(今は一番ジルを可愛がってくれてるわ)
それを、ダーリンと同じく犬好きの
パパと妹さんを味方につけたダーリンは
3週間かけて説得してたん だって。
なんてことない3週間は、
実はジルにとってかけがえのない時間になってて、
頑張ってくれたダーリンと
何よりも許してくれたママ、ホントにありがとう!!
ジルの出会い編にはおまけがあって、
ジルのお姉ちゃんもじつは
ダーリンの従兄のお家に迎えられたの!!
ジルを迎える話を聞いた、
従兄さんもラブが欲しかったらしくて
一緒にもらわれたのでした