ぱそらぼ (ぱぁと1)

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タイトルマッチ

2009年11月30日 | 命の生き方
スポーツ音痴ですが、中でも格闘技系統はあまりその魅力がわからなかったりします。(格闘技ファンの皆様、ごめんなさい。)それでも、昨夜のWBCフライ級タイトルマッチは、その結果が少し気になりました。さすがにテレビ観戦をするわけではありませんでしたが、ニュース等の報道で結果を知りました。

2007年の10月とニュースは報じていましたから、既に2年も前になるでしょうか。亀田大毅選手が、内藤選手と戦って反則行為を繰り返し、1年間のライセンス停止処分を受けたといった事件がありました。父親もボクシング界から追放されるなど一連のドタバタは記憶に新しいところです。ボクシングの才能には溢れる兄弟であるものの、パフォーマンスに行き過ぎが目立ち、特に人間としての根本的な礼儀などがなっていないと社会の批判を浴びました。

その大毅選手の実兄の興毅選手と内藤選手との因縁の対決でしたから、マスコミも嫌でもヒートアップしたのでしょうか。結果は興毅選手の判定勝ち。フライ級チャンピオンベルトを手にしました。報道によると、興毅選手は、リング上での勝利者インタビューの最後に「内藤選手、ありがとうございました」と言ったといいます。

そこだけで、何だかホッとしたような気がします。常識的な礼儀にかなった言動というのが、彼らにとっては何だか「恥ずかしい」もので、そんなものには縛られないアウトロー的な強さを誇りたかったのだろうと想像しますが、アウトローを通り越して、人間としての品格に欠ける言動が目立っていました。その彼の口から、そのような謙虚な言葉が漏れたことに対し、ヤハリそうでなければならないと改めて感じました。

かつての彼らは、スポーツと言うものも人生と言うものも、常に他人と戦うものだとインプットされていたのでしょう。それが「強い」ということの証であると信じて疑わなかった結果が2年前です。戦うべき相手は実は「自分」なのだということが、キット彼らにもわかって来たのではないでしょうか。

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで盲目のピアニスト・辻井伸行氏が優勝を果たしたと言う快挙や、難病で右手の自由が奪われ左手のピアニスト・智内威雄氏の活躍などが報じられます。人生には思いもかけない困難が口を開けて待っていたりします。多分「ダメだ」と思ったら、常にその瞬間に人生は「ダメに」なります。香山リカ氏が「しがみつかない生き方」という本を出されています。人生は頑張りすぎずに、「あるがままの自分」を受け入れればそれで良いといった意味合いの生きることへの応援歌の本です。

常に他人をターゲットにして、戦い続ける人生はあまりにも無意味です。すればするほど、人間が荒み何一つ手元には残らなくなるほど自身が傷つきます。克服せねばならないのは「己」でしかありません、キット。


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