MS&AD基礎研究所株式会社が2017年に実施したアンケートがあります。一定以上の頻度で車の運転をしている1,000人を対象として、インターネットで調査を行ったそうです。年齢を「20~29歳」「30~59歳」「60~64歳」「65~69歳」「70~74歳」「75~79歳」「80歳以上」の7グループに分け、各150人。80歳以上のみ100人という年齢構成です。結果「運転に自信がある」と答えたのは、「20~29歳」では49.3%なのが、年齢が上がるに連れ下がっていき「60~64歳」では自信がある人は38.0%に落ち込みます。…が、その後は年齢の上昇と共に自信を持つ人の割合が増えていき、「80歳以上」に至っては、なんと72.0%もの人が「運転に自信がある」と答えたというのです。
このアンケート結果は、高齢者の事故が増加しているから…と、家族が運転免許証の返納を迫っても、高齢ドライバーは自分の運転に自信を持っているから、なかなか説得は容易ではない…という現実を高齢ドライバーの「運転を続ける動機」の面から分析しています。
最近、高齢者運転による事故が続いた事もあって、こうした高齢者の自信を過信ではないかと危惧する声も多く上がっているようです。高齢になれば、身体能力や運動能力など確実に下降線をたどるわけで、それなのに自信ばかりが増えているので「これだから、年寄りは…」的な発言が増えるのも致し方無いのかも知れません。
但し、考えてみるとこうした数値はもしかすると当たり前なのかも知れません。調査対象者は「一定以上の頻度で運転を行っている」1,000人で、「80歳以上」とされる100人の方も「一定以上の頻度で」実際にハンドルを握っている方々です。若い世代では向き/不向き、上手/下手を問わず、運転せざるを得ないところがあるかもしれませんが、80歳以上である程度の頻度で運転し続けておられる方は、その時点で運転が好きで上手な方々ばかりが残っておられるのではないかと解釈できるように思います。年齢と共に、運転がそれほど好きでもなく、また実際に下手な人はハンドルを離していった結果が、72%の方の「自信」を生み出したのでしょう。
ともあれ、加齢による身体能力の低下を免許返納にどう結び付けていくのかが当面の課題です。が多くの方が指摘されているように、車に乗らなければ生活が不便になる現状を変えない限り、問題は解決しません。ここは新たな発想の転換と未来技術の進化が不可欠です。
例えば「どこでもドアー!」が本当に発明されれば、車は要らなくなります。買い物や病院通いなどがオンラインで可能になる未来はもうそこに見えています。ネット通販のような買い物だけでなく、スーパーの実店舗での買い物もネットで可能にできるかも知れません。顧客が操作して動かす自走式カメラのようなロボットがスーパーの売り場を進み、積まれているりんごをマジックハンドなどで持ち上げて、傷の有無などもカメラごしに見る事を可能になら、スーパーまで実際に行かなくても、買い物ができるかも知れません。
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パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(chiko_419@yahoo.co.jp)をお送りください。
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但し、考えてみるとこうした数値はもしかすると当たり前なのかも知れません。調査対象者は「一定以上の頻度で運転を行っている」1,000人で、「80歳以上」とされる100人の方も「一定以上の頻度で」実際にハンドルを握っている方々です。若い世代では向き/不向き、上手/下手を問わず、運転せざるを得ないところがあるかもしれませんが、80歳以上である程度の頻度で運転し続けておられる方は、その時点で運転が好きで上手な方々ばかりが残っておられるのではないかと解釈できるように思います。年齢と共に、運転がそれほど好きでもなく、また実際に下手な人はハンドルを離していった結果が、72%の方の「自信」を生み出したのでしょう。
ともあれ、加齢による身体能力の低下を免許返納にどう結び付けていくのかが当面の課題です。が多くの方が指摘されているように、車に乗らなければ生活が不便になる現状を変えない限り、問題は解決しません。ここは新たな発想の転換と未来技術の進化が不可欠です。
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