夜道

島根県立大1年の女子学生が、行方不明になって心配されていましたが、残念なことに最悪の展開となりました。広島県の山中で発見されたバラバラの遺体が、DNA鑑定の結果、本人のものと確認されたのです。ご両親の心中、計り知れないものがあります。犯人像すらまだ浮かんでもいないようで、今後の徹底的な捜査が待たれます。

再三報道されている女子学生は、羽目を外すこともなく、地道にしかし伸び伸びと自分の小さな夢を大切に過ごしていたようです。事件に巻き込まれた際も、アルバイト先から自宅に戻る途中だったようです。それでも、若い女の子が、夜遅くまでアルバイトをして、その後人気もない暗い中を徒歩で帰宅する…といった生活の仕方は、少し無防備だったのではないだろうかと悔やまれます。

男女平等といったことが社会常識として定着しつつあります。女の子だからといった言い方は、恐らく社会からは反発を食うものの言いようなのです。アルバイト先も、仕事を終えた後は、自己責任で帰宅するものと考えているでしょうし、誰一人彼女に夜道の危険性を注意しなかったのでしょうか。

我が家には娘が二人います。夜は駅まで娘達を車で迎えに行く機会も随分多くありました。若い知人は、自分の母親はそんなことを一度もしてくれなかったし、周りの友人達も夜道を平気で徒歩や自転車で帰宅していたと言っていました。ご家庭によって考え方にはかなり差があるようですが、ヤハリ女の子が単身夜道を歩くと言うのは、極力避けさせたいと思いませんか。


「引けない線がある」
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