ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

話し合い

2009年10月31日 | 雑談
顔見知りが寄って、好き勝手にワイワイと話しているのは「井戸端会議」です。これが意外と馬鹿にできません。新しい情報を仕入れたり、ひょんな所から次の約束ができたり…(笑)。これは、大体の人が得意なのですが、本当の「話し合い」というものは、どうも苦手な人が多いように思います。

身近なところでも、毎日のように「○○会議」があったり、「○○委員会」があったり、話し合いの場というのは結構もたれています。某会議は私の知る限り、何回か持たれていたはずです。私はそのメンバーではありませんが、たまたま会議のメンバーを複数人知っていました。何度も話し合いが持たれていたはずなのに、出席者のどちらに話を聞いてみても、どうしても意思疎通ができているとは思えないのです。

これって何なのでしょうね。話というのは、キャッチボールでなくてはなりません。思いを相手に投げかければ、投げかけられた思いを受け止めなければなりません。思いを受け止めて、それを自分の主張と並べてみた時に、どこかに妥協点がないか、どこかに双方の思い違いがないか、自分の考え方を変える必要があるのではないか…それらを真摯に考えねばなりません。その上で、相手が投げてきたボールを充分踏まえたボールを投げ返す必要があります。受けた側も同じです。

ところが、思いを互いに投げ合わない話し合いがあります。自分の思っていることはどうであれ、一切変えることはあり得ないという前提に立っての話し合いです。勿論自分の思いが間違ってはいないという自信があればこその言動なのですが、こうなると言葉は行き来していても、心はちっとも行き交いしていません。相手の言っている内容などお構いなしに、自分の主張をただ繰り返すだけ…といった不毛の時間に成り果てます。

でも、そういう場面が多いような気もします。任は重くとも、双方の間を取り持つ第3者というのが話し合いの軸に立つのも良いかも知れません。互いの言っていることを、相手側に通訳する役目とでも言えるでしょうか。互いに話しているのは日本語のはずなのに、通じないというのも寂しい限りですが。


仕事の流れをスッキリさせたい(?)
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育てる

2009年10月30日 | 社会派らぼ
最近は「育てる」ということがあまり行われなくなっている気がします。

病院は今医師不足に悩まされています。ですからベテラン医師達は予想外の期待を一身に、活躍せざるを得ません。が、その現場に若い医師がいません。本当は後進を育てる…ということは、職場の大切な仕事です。が、育てるべき後進がいないというのが今の現状です。

職場によれば、若い人がいないわけではありません。ですが、どうも「育てる」という機能は働いてはいなような気がします。大きな会社が、春には多くの新入社員を抱え、彼らの「研修」に忙しいという図式は、何だかなつかしの風景のようになってきました。

学校教育の現場でも、公務員でも、身近な話を聞けば、新しく職場に配属されて特にこれと言った引継ぎや研修などないと言います。わからないことは先輩に聞けばよい…とされていても、実際は日々の仕事に忙しく動いている中、先輩の手を止めさせて一々尋ねることははばかられ、結局はああでもないこうでもない…と、試行錯誤を繰り返すしかないというのが現状です。職場はと言えば、そういう時間的・人的無駄には気がつかないのか、気がついても知らぬ顔なのか、それがまかり通っているようです。

逆に、新人側も、先輩とは平等であるという意識も強く、先輩の熟練した仕事に学ぶという姿勢は希薄なようです。アドバイスや指示に耳を傾けないという先輩の嘆きもよく聞きます。偏に社会が「育てる」というシステムを放棄した結果ではないでしょうか。意見を尊重するとか、個性を大切にするとか、自主性に任せるとか。様々なきれいな言葉が飛び交います。でも、要は「個人主義」が徹底してしまい、チームプレーで何かをするという意識が希薄になっているのかもしれません。

人間の命は限られています。どんなに科学が発達しても、必ず人はその生を終えなければなりません。古来、「不老不死」の薬なるものを求めてきましたが、そんなものは未だに見つかってはいません。恐らく人間は個々のレベルで「永遠」を目指すことはできませんから、人から人へたすきを繋いでいく形でしか「永遠」を手に入れることはできないのだと思います。優れた技術、卓越したものの考え方、プロ級の視点、深い経験に裏打ちされた心眼。そのような財産を大切にしなければ、あまりにももったいないのではありませんか。

エコが叫ばれ、物の使い捨てに反省の目が向けられています。「人」や「その技術」を使い捨てにしていることをこそ、反省する必要があります。


セルに入力しても消えてしまう
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貧困

2009年10月29日 | 社会派らぼ
企業の経済が少し上を向いて、不況が緩和されたかの錯覚に陥りますが、企業の経営改善は、生産が増えたことによるものでなく、必要経費を落としたことに起因します。つまり極端に言えば、社員を解雇して人件費を浮かせた分が、余裕になっただけの話で、企業は潤っても国民の生活は一向に潤いません。

非正規雇用の増加、高齢者の多さなどもあって、ここ最近の日本の貧困率は増すばかりと言います。低所得世帯では、当然ながら生活に困窮しているわけで、教育費などを捻出する余裕がないといった実体が懸念されています。そんな中、大阪府では、年収350万円以下の低所得世帯の私立高校生の授業料を無償化する方針を決めました。一方で公立高校の定員も増やす計画と言います。鳩山政権は公立高校の無償化も打ち出しているようですから、もう少しはこのような状態の緩和に繋がるでしょうか。

更に大学…となると、誰もが進学できる状況にはありません。常々、今の大学教育には色々な疑問も感じていましたので、この際根本的に見直しをしても良いのではないでしょうか。大学教育は高校よりも更に高い教育を受ける場ではありますが、現実問題として、更に後に続く就職後にどのくらい役立つ教育が展開されているかと言うと、かなりの無駄も感じます。大学は、もっと学問の世界を極めたいと思っている数少ない人達のものであっても良いというと、誤解を招くでしょうか。

大学に進学しなければ取得できない様々な資格は、それぞれ専門学校で学んで取得できるよう、制度を変更するというのはどうでしょうか。医師や教師、弁護士などの資格を取得して、その道に進もうとするなら、専門学校を卒業する。大学は本当に研究者の道に進もうとする人達の特殊な教育の場として、誰もが目指すところでなくても良いように思います。専門学校は、その道の仕事に就くことを前提に(条件に)、公的な資金援助があっても良いと思います。本当に有能な才能が、必ず最適の場で花開く世の中であって欲しいと思います。



ワードの文字を回転させたい
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言い訳と愚痴

2009年10月28日 | 命の生き方
「一生懸命していると知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」詳細は忘れましたが、そんな意味の言葉を聞いた覚えがあります。パソコンの講座に関わっていると、近いニュアンスのことを思います。

パソコンを巧く使える力というのは、実のところ「想像力」ではないだろうかと思ったりするのです。教室で習ったことを、教室で習ったとおりにできるようになる。これは先ず第1のステップですが、習ったことを習ったとおりに使うだけでは、実は本当の意味でパソコンを使っていることにはまだならないような気がします。知っていることを縦横無尽に組み合わせて、習った以上の使い方を発想していくことが大切なように思うからです。そして、それは言葉を変えると「知恵」という言葉に繋がっている気がします。「知識」ではなく「知恵」なのですから。どのように運用するかで、表情を幾つにも変えることができるのが「知恵」です。

逆に、折角新しいことを学びに来てくださっているにもかかわらず、その効果がなかなか現れない場合があります。ご本人的にはマスターしたいと思っておられるに違いないのに、思うように効果が上がりません。決まって「言い訳」に終始されるタイプに方です。さっきはちゃんと出来ていたのだけれど…とか、今偶然当たってしまった…とか、丁度気づいたところだった…とか。。。。(笑) 私にはそれらが取りも直さず、私に対してでなく、ご自身に対しての言い訳に聞こえるのです。上に紹介した1文のように「いい加減だ」とは思っていません。一生懸命でいらっしゃるのは良くわかりますから。ですが、言い訳に終始していると、間違いなく上達が芳しくありません。そして何より難しいのが、ご自身ではそれを言い訳だと思っておられない点です。

講座を終えて、お帰りになられる際に「難しい!」とか、時に「何も分からなかった」とか言われる方も時折おられます。時間がある限りは引き止めます(笑)。「何もわからなかったわけじゃなく、何かはわかったでしょう?」と申し上げます。大抵はそんな風に声をかけられたことに戸惑われ、困って考え込まれます。そしてシブシブ(?)「文字を入力したら『変換』するんだ…くらいの事なら分かったけれど?」などと、無理に答えてくださいます。「分かりました。では、今日は「文字を入力したら『変換』することは分かった」と思ってお帰り下さい」などと申し上げます。上の文で言うなら、真ん中の例ですね。愚痴を言っている状態は、決して次への原動力は生まれません。

これらのことは、ある意味で真理だとは思いますが、正直自分がその渦中に居ると、なかなか難しいことでもあります。折りしも、フィギュアスケートの浅田真央が、ロシア杯を終えて帰国しました。「オリンピックで金を」という確かな目標を持つ彼女はフランス杯2位、ロシア杯5位と振るわない結果に終わってしまいました。心中はともかく、彼女は言い訳も愚痴も、一切口にしませんでした。多分若干19歳の彼女の強さは、この芯の強さだろうと思います。もしかすると、年齢が届かなくて出場が叶わなかったトリノの夢を託すバンクーバーに向けて、たまらないほどの不安があるに違いありません。が、それを押し殺して「舞う」ことだけが、栄冠への唯一の道なのですね。


複数の図形にハンドルがつけられません
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国民の選択

2009年10月27日 | 社会派らぼ
日本国民は先の選挙で「民主党」を選びました。個々人がどういう投票をしたのか、どこを誰を支持したのかは、ここでは別に置いておきます。別段、政治的な話をしたいわけではありません。最終的な投票数として現れたのが、民主党支持と言う国民の選択でした。

その際にも思いましたし、誰もがそれはわかっていたはずです。これは民主党への支持票ではなく、自民党への批判票なのだと。世論では、一度くらい政権交代をしても良いのでは?といった、安易な雰囲気が流れたような気がしました。周囲にも、あまりにも失態続きの自民党に対する批判意見が相次いでいました。

積極的であれ、消極的であれ、個人票はともかく、国民票は「民主党」というカードを選んだはずです。それにもかかわらず、滑り出したばかりの民主党への世論は、あまり芳しくはありません。どこかで小ばかにしたように笑いながら、まぁどうなることやら…という風なシニカルなものの言い方をする方もおられます。それは少し考え違いではないだろうかと思ってしまいます。

私たちは、そんなに高みの見物風に、考えていて良いのでしょうか。高校の生徒会長の選挙をしたわけではありません。どうでも良い選挙をしたわけではないのです。私たちが「民主党は初めてのことだから…」と、寛容に日本の政治を育てることは大切かも知れませんが、一方で国際社会の一員たる日本には言い訳も試用期間もあるはずがないことも、良くわかっていなければならないように思います。

ボタンを押してリストが出るときと出ないときがある
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朱に交われば

2009年10月26日 | 雑談
貧乏暇なし…とやらで、年中なんだかんだ忙しくしています。似たような講座の繰り返しであっても、その都度対象者が変わったり、講座時間数が変わったりすると、使う材料ファイルを変更したり、資料を作り変えたりしていますから、講座の準備と言うのも結構な仕事量になります。そうした仕事も好きですから(好きでなくちゃ、やってられませんよね)、夜や休みの日は大抵このような仕事に明け暮れています。

それでも、他からエネルギーをもらいたいと思う時があります。大抵は、自分のエネルギーは自分でまかなえるのですが(笑)、時々自分の中のエネルギーが臨界点に至らない日があります。生来無精者ですので、何もしないと決め込んだ日には、一歩も外に出ないで、ひたすらソファを温めていたりします。

草刈り機のように(←どういうたとえでしょうか)、最初にエンジンをかけるのにはかなりの力が要りますが、一旦エンジンがかかると後は持っているだけで燃料切れまでほぼスムーズに動き続けます。スタートのエネルギーを、他人から点火してもらえれば苦労することも少なくて済みます。合唱は得意でも、ソロで歌うのは苦手という人は多いものです。多人数の中に埋もれていると、ああだこうだと口々に発言しているのに、指名されたりすると何も言えなくなるタイプの人が殆どかも知れません。一人で演奏を続けていくエネルギーにはむらがあったりするものです。

ですが、この他からもらうエネルギーには、上質のものと不良品とがあるようです。『朱に交われば赤くなる』と言う風に、日本では言われますが、日々言葉を交わし、想いを語り合う相手はヤハリ自分にはない勇気や高い理想や夢を持った人が理想です。いつしか背中をスッと伸ばしている自分に気づくはずです。


グラフの系列の順序を入れ替える
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豊かな人材を

2009年10月25日 | 社会派らぼ
友人のRさんは大変上品で聡明な人です。故あって、50歳を過ぎるかのあたりで今の仕事にめぐり会いました。幼児教育の仕事です。

「心と能力を同時に育てる」ことを大切に、独自の理論を展開する幼児教育の考え方に出会った彼女は、その教育の目指すところに共感し、これからの一生をかけても悔いはないとまで言って、その道を歩み始めました。理論には後で出くわしただけとでも言えるほど、彼女が実践してきた子育ての考え方と、その理論は符合するところが多く、次世代の教育に夢を重ねていました。

ところが、その教育理論を実践していくと、小学校入学前に小2~4程度の能力が育つ…とも言われ、そうした教育が「お受験」のために脚光を浴びるのに時間はかかりませんでした。指導者も求人広告で応募してこられた方々に研修を受けていただくわけですが、高学歴のエリート女性達が必ずしもその理念を実践できるかというと、そうは行きませんでした。子どもの興味を自然に引き出し、落ち着いた時間をもたせることができず、無理やり答を覚えこませたりする羽目に陥っていくことも稀ではありません。多くの保護者が友人の授業を受けたいと望まれても、体は1つしかありません。その人間としての深さや聡明さは付け焼刃では演出のしようがないものです。

社会の中で事を実践していくには、残念ながら「一人」ではできないことがあります。ですが深い器の持ち主、豊かな人間性の持ち主は、そうはたくさんいません。そうした教育者に最低限求めるべきものが一体何であるべきなのか。大変難しいものがあります。

民主党に政権が変わって、始まったばかりの教師の免許更新制度が見直されようとしています。現場の先生方はただでさえ忙しく、更新の為に職場を離れることが大変難しいというものです。更に運用次第では、特定の思想を持つ教員を排除することにもなりかねない…と危惧を募らせる人もいます。

ですが、現状の教師には、恐らく殆ど何のかせもありません。上述の幼児教育の担当者のように、取り敢えずは採用の際の関門はくぐっているにせよ、新任で早担任を持っていたりする現実は少し無謀であったりもします。教育に心を痛めている教師はたくさんいます。が、同時に教育の何たるかを理解できかねる教師もたくさんいます。保護者も子ども達も、「この先生に学びたい!」と思える教師に出会って欲しいと思います。

成長の過程の中で、いつ誰と出会うかは、大変大きなことです。本当に豊かな人材が教育界には不可欠なのですが…。


メモ帳の「1行の文字数」を定めたい
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自己都合

2009年10月24日 | 社会派らぼ
新型インフルエンザの予防接種が始まりました。事前に優先順位が発表されていましたが、まずは医療関係者ということで、既に接種が始まりました。直接、新型インフルエンザ患者に接する機会の多い医師や看護士ということで、ワクチンの配分量も定められたのでしょうが、早くも希望が殺到し、配分量では足りなくなっているようです。

予防接種は、あくまで「重症化を防ぐ」ことを目的に実施されると言います。ですから、妊婦や基礎疾患がある人への接種が優先されています。医療関係者だけは、新型インフルエンザ患者と接触する機会が大変多いことから、「重症化を防ぐ」という視点とは別の視点で優先順位が定められたのでしょう。ですが、医療機関がらみでの接種希望者が多いのであれば、そこは本来の「重症化を防ぐ」という視点から対象者が決定されるのが良いかも知れません。(←そんなことをやっている時間がない!のでしょうね。)結局こういう時には「声を上げた者勝ち」という結果に納まるのが常です。

今回の接種の第1義は「重症化を防ぐ」ということですが、予防接種の大切な目的は「蔓延を防ぐ」というところにあるかと思います。学校を中心に集団感染が広がりやすい場所での予防接種は、逆に言えば義務化に近い側面を持つことになります。…で、遅ればせながら、接種料金の負担、副作用の危険性…などの、問題が付随して上がって来ることになります。新型インフルエンザ患者発生以来、それなりに時間はあったはずで、充分な準備はなかなかできるものではないことを身をもって知りました。ささやかれている更に恐ろしい「鳥インフルエンザ」の流行に備えて、もっと考えておくべきことがあるような気がします。

一方既に、医療機関では季節性のインフルエンザと新型インフルエンザを見分けることを断念しているようです。対処法が全く同じと言うことでその必要がないのかも知れません。見分けることができない1つの理由に「検査キット」が不足しているとの指摘があります。本当に必要な検査以外のものがあまりにも多く行われたことも、キット不足の一因と言われます。医師が必要と判断して検査をするのでなく、患者側から検査を要求して実施することが随分頻繁に行われました。中には家族が新型インフルエンザに罹患したけれど、本人は別段症状も現れていない。勤務先から「新型インフルエンザに罹っていない」という証明を提出して出社するよう指示された人もあるようです。

これだけ社会的に大きな問題になっていますから、誰もがどこもが疑心暗鬼になって、我先に身の安全だけを優先しています。ですが医師の診察時間も、必要な医療器材も、本当に必要なことのためにだけ使われるべきで、「念のため」発想は心して遠慮すべきではないかと思います。日本の国は自力でインフルエンザワクチンを生産することができます。その国が、自国民に接種するワクチンを海外から輸入することにも、抵抗があるのは私だけですか? 国際化が必要と指摘され、誰もが日本はかなり国際化されたと信じていますが、自国の都合しか主張できない国に、世界の尊敬は集まらないと思います。



Windows7には4つのエディションがあります
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伸びしろ

2009年10月23日 | 命の生き方
覚せい剤汚染は、芸能人やスポーツ選手だけでなく、学生などにも確実に広がり、学校側の努力にも関わらず、一向になくならないようです。しかも有名人の逮捕劇などで、シュミレーションができているのか、違法性の認識を否定するなど、一層手馴れていく感があります。一般論としての善悪は(多分)分かっていながら、自身の問題となると、罪悪感が欠落してしまっています。薬物を蔓延させる要因になっているものは一体何なのでしょうか。

戦後の教育は、懸命に「自我」を育てようとしてきました。戦前のように上から与えられた唯一の価値観を妄信するのではなしに、一人ひとりがそれぞれの「自分らしさ」を求められました。自身を「縛るもの」から解き放ち、「自由に自己実現」をするのだと教えられました。

それは多分間違ってはいません。ですが目指すべき「自己実現」が、「自分らしさ」「自分を活かす」ということにあり、「楽ができればそれでいい」とするような、安易な自分本位に偏ってしまうことを防げませんでした。「自分を磨く」こともせずに「快楽」を求め、その中に身をおくことを理想とするような、安易な人生観が横行してしまったような気がします。

その快楽が、勉強やスポーツや芸術に没頭するといった、健康的な快楽なら歪みもしなかったのに、ストイックな充実感はもう流行らないのでしょう。自分を成長させる地道な努力もできず、ごまかすことばかりが器用になってしまいました。「自分にないもの」を直視する訓練ができていないので、巧くいかないことを常に自分に対して言い訳をしながらごまかす癖がついてしまいました。究極に、豊かなものを何も持たずに「快楽」を実現する方向に、若者が流れてしまったと言うことでしょうか。

日本の教育が危うい。本気でそう思います。教科書を教えることも、点数を取ることも大切かも知れませんが、本当に大切なことは、「人生の伸びしろ」を作ってやる作業だと思います。


新しく買ったパソコンに前使っていたソフトが入れられない
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ウィンドウズ7

2009年10月22日 | 社会派らぼ
パソコンに詳しくない方でも、もうご存知ですね。Windows7が発売されました。不況で、パソコンも売れなくなっていましたから、ここで起死回生を目指しているようです。

何でも今現在日本では、PCのインストールベースが7000万台くらいあるのだそうです。そのうちの3400万台は、7にアップグレードができるスペックのもの。残りの3600万台が老朽化したPCだと言います。それらのパソコンのユーザーがいずれは買い換えを…というのを市場は期待しているようですね。事実、VISTA発売時をはるかにしのぐ人気だと言います。となると、商売柄(?)興味津々なのですが、取り敢えずは我慢、我慢。

で、同時にニュースが報じていたのは、中国の海賊版天国。7の発売よりもっと前から、巷には7の海賊版が出回っているそうです。しかも安いものでは、たった110円ほどで売られているのだそうです。正規品の2%に過ぎないといいますから、マイクロソフトさんも大変です。

失礼を承知で、今の中国にはこうした土壌があるようです。儲かれば良い。安ければ良い。でも、それを隣国のモラルが悪いとため息をついてみせるほど、私たちの国が上等かと言うとどうもそうではなさそうです。金銭至上主義の考え方に時折気持ちがささくれだってしまう場合があります。

このようなパソコンソフトの世界には、必ず著作権と言う問題がつきまといます。開発をした技術者達が、当然受けるべき報酬があります。野放図に誰もがそうした技術を、無償で奪い取ってはいけないはずなのです。にも関わらず、違法なコピーや入手は後を絶ちません。しかもしばしば、手柄話か何かのように自らの武勇伝を語る人もいたりします。同じ価値のものが安く手に入ればそれに超したことはありません。けれど、そうして違法に手にする人達が、大手を振っているのはあまりにも変です。少なくとも、そうしたことに市民権を与えてはいけないし、市民権を与えてしまうような行為をしないだけの見識を多くの日本人が持ちたいものです。


横にスクロールがしたい
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