ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

同じであること

2007年03月31日 | 社会派らぼ
世の中のことにはいつだって「本音」と「建前」があって、何でも「本音」でやっていけるはずが無いことは百も承知です。「建前」も大切で、ものは「形」を整えることで「中身」がついてくることもよくあります。「建前」を保つことは、ある意味で大きな歯止め役であったり、理性的にことを進める原動力になったりもします。

町内の班長役は輪番制で回ります。と同時に「子ども110番の家」という役目を自動的に引き継ぎます。最近の子どもの日常には危険が潜んでいて、ごく普通の日常の安全さえ「守る」必要のあるものになってきています。ですから「イザ」という時に子どもが駆け込むことのできる場所というのは必要ですし、そのような箇所を数多く抱える地域では犯罪だって起こりにくいと思われます。目立つコーンを置いて、そうした安全意識を高めることには、それなりの役割があると思います。

ただ「子ども110番の家」というのは、いつでも子どもが駆け込める場所でないと意味がなく、イザ駆け込んでみたら鍵がかかっていて誰もいない場所を定めるべきではないのではないかと思います。

本来すべてが異なるはずの人間を、一律並べて「同じ」でなければならない…と考えていることは必要なことでありながら、実は「同じ」に見えることだけが重要視され過ぎると、物事の本質が「同じではない」ことを理解できなくなるのではないかと危ぶんでしまいます。


図形が消えてしまう
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閉塞感

2007年03月30日 | 雑談
いつの時代にも、何がしかの光明と何らかの闇が入り混じっていて、その時代を生きる人間(特に若者)はその光と闇の中をそれなりに悩みながら走り抜けていく。これは常に同じだとは思います。昔のどこかの国の宣伝のように「地上の楽園」などあるわけもなく、様々な葛藤が繰り返されます。

昔は昔なりに、時代の閉塞感にとらわれていたと思います。安保闘争といった日本の戦後を決める激動の時代には、それなりに人々は行き詰っていました。それは自分達がどこへ向かっているのか先行きのわからない不安感だったのではないかと思います。

今現在、感じる閉塞感は、「先の分からない」閉塞感とは少し異なっていて、この時代を確かに生きているはずの、先を目指しているはずの自分自身が、皮膚呼吸すらできないような閉塞感です。おっと、皮膚呼吸などと言うと、いったい何動物?と突っ込まれそうですね。でもこの現代に生まれ育っている世代は、もしかすると自由に呼吸することすら知らないのではないかしら…と、ツイ思ってしまうのはあながち歳を取ったせいだけでもない気がするのです。


月数順に並ばない
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スミレの花

2007年03月29日 | 命の生き方
春らしい陽気になってきました。鶯は鳴き方が上手になりましたし、今日は足元に濃い紫のスミレの花を見つけました。暖冬と言われ、確かに暖かい日が続いていましたが、やはりこの時期にならないと花は咲かないし、この時期になると咲くものなんですね。

一方、能登半島は、大きな地震に見舞われ、生活を奪われた被災者は自然の驚異を思い知らされることになりました。被災地域の皆様が、一日も早く元の生活を取り戻されることを日本中が祈っています。

自身の周囲を見回して、何かやるせない気持ちになっています。がんじがらめの現代社会の仕組みに…なぜか救いの無い閉塞感の中に押し込められてしまいます。一つ一つ、真面目に物事に向き合えば向き合うほど、様々な壁にぶつかってしまいます。世の中を適当に流せないのは、ひとえに修行の足りないせいです。

足元で咲く小さなスミレの花のように、人知れずつつましく自分らしく咲くことで満足できる自分でありたいと思います。自然の驚異には身をひそめ、降り注ぐ春の光をただ待つことで、自分が全うできるのかもしれませんね。



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やめないこと

2007年03月28日 | 雑談
元女優の宮城まり子さんが設立された、肢体不自由児のための療養施設、ねむの木学園は有名で、多くの方がご存知だと思います。勿論私も知ってはいますが、実のところ詳しいことは何一つ知りません。

障害を持つ子どもの家をやりたいと願うようになった宮城さんが、そのことを友人に相談したところ(友人と言うのは、吉行淳之介氏だそうですが)、3つの約束を守れるならやった方がいいと言われたんだそうです。

1.愚痴はこぼさないこと
2.お金がないと言わないこと
3.やめないこと

それだけの覚悟をもっているか?との問いかけだったのでしょう。そして宮城さんはまさに「それだけの覚悟」は十二分に持ち合わせた女性だったようです。何かをしようと心に思い立ったとき、この吉行氏のアドバイスは自分の覚悟を問うためのものと考えて自分に問いかけてみてもよいことかもしれません。

一番厳しいことは、3.やめないこと これかもしれません。


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バブル

2007年03月27日 | 社会派らぼ
80年代後半から90年代頭。このあたりを「バブル景気」と呼んだのでしょうか。バブルははじけました。確かに景気は良かったのですが、過剰な投機熱などにより、資産価格が異常に高騰。あまりにも楽観的な予想に基づいているため、適正価格を大幅に上回って値付けされすぎ、結局急激な景気後退を迎えることになってしまいました。俗に言う「バブル崩壊」です。

私たちはそこから「教訓」を得たはずです。経済のこともよくはわかりません。バブルのさなかにあっては良好な状態のように見えたこと、過度の自信・楽観は禁物で常に迅速な判断が必要であること…。

それなのに、今現在、なんだか「人間としてのバブル」の渦中にいるような気がしています。私達は文明を謳歌し、便利な社会の中で、賢そうなわかった顔をしています。「諸々のこと」を実はよくわからないのに、「分かったふり」もしくは「分かったつもり」になってしまって、泡の上に泡を握り締めている感じがしたりもするのです。もっと「わからないこと」から始めたい…という気がします。


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次年度に向けて

2007年03月26日 | アイボ
年度末を迎え、年間を通して活動してきたことの総括や、次年度の計画などを考え始める季節です。ご縁があって「アイボ」の活動に関わらせていただくようになってから、それなりに長いような短いような時間が流れました。

私のやりたいと思っている活動の理想にはいつまで経っても近づけず、むしろ逆に理想から遠ざかっている感じもありますが、それでも諦めずにチャレンジし続けられるのは、アイボの皆様のご協力のおかげだと思っています。有難うございます。そして、これからもよろしくお願いいたします。

平成19年度、幾つかの活動の話が進行中です。その1つ1つが、これまでの私の活動の積み重ねの結果生まれてきたものだと考えると、どれもすべていとおしいと思えます。ただ一生懸命講座に向き合ってきただけですが、その講座での出会いが出会いを呼び、現実の「講座」という形が生まれてくることは、私にはある意味感動です。

流れが閉塞していて、汲んでも汲んでも、ざるに水を注いでいるような感しか残らなかった時があるのを思い返してみると、本当に毎日に感謝です。


ファイル名に全角中点が入力できない
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美しくあらねばならない

2007年03月25日 | 命の生き方
フィギュア世界選手権で、日本がワン・ツーフィニッシュ。妖精と称されているという韓国のキム・ヨナ選手の演技も魅力的ですが、やはり日本人としての血が騒ぎますね。トリノでの苦い経験を跳ね返して見事金メダルを手にした安藤美姫選手も、前日の失敗で5位に沈んだ浅田真央選手の2位も立派だったと思います。

一方メルボルンで開かれている世界水泳でも、日本選手はシンクロのメダルラッシュを皮切りに、競泳陣も一暴れしてくれそうな逞しさを感じさせます。がんばって欲しいものです。

『美しい心を持って、人としても美しく輝きたい』今季の安藤の誓いだったそうです。スポーツの世界であれ、何であれ、類稀な「才」を持って生まれること、そしてその才を絶ゆまぬ努力で「力」に磨きあげることが必須です。が力だけでねじ伏せればいいのかと言うと、そうではないと私自身は思っています。「美しくあらねばならない」。本当に力のあるものは『美しい』のです。

「光」は「闇」があって初めて輝くはずで、安藤選手も浅田選手も、自身の「闇」を乗り越して、美しく舞える…そんな気がします。日々厳しい練習を積むだけでも相当な精神力が要るのだとは思いますが、もっとその日々を昇華させて初めて何かが生まれる。世界を舞台に活躍するほどの才を持たない私たちの日々も美しくありたいと思います。


すべて保存しない
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鈍感力

2007年03月24日 | 命の生き方
渡辺淳一氏の「鈍感力」というエッセイが人気だそうです。小泉元首相が安倍首相に「『鈍感力』が大事だ」と支持率に一喜一憂するのを諌めたからなんだそうです。読んではいませんが、渡辺氏によると「傷つき易い、鋭く敏感なものより、たいていのことではへこたれない、鈍く逞しいものこそ、現代を生き抜く力であり、知恵である」のだそうです。

話は唐突ですが、現代人に足りないものは「気」ではないかと思っています。頭でっかちで「知識」はかなりの量を誇るのに、一瞬で「感じ取る」ことが下手です。「習った」ことを、習ったとおりなら優等生のようにこなすのに、一歩角を曲がるとまるで「違う道」を歩かされているように、立ちすくんでしまったりします。(又パソコンで恐縮ですが)パソコンを使いこなす能力の一つは「想像力」だと思います。

渡辺氏が大切だと指摘されるものは、あくまで「鈍感力」であって、それには『感』や『力』がみなぎらねばならないのだと思います。


アクティブセルを操る
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自分への魔法

2007年03月23日 | ぱそこん道
講座を通して伝えたいと思っていることがあります。それはパソコンにどのように向き合うか…であり、突き詰めると人生にどのように向き合うかに繋がるものであったりします。『想いは熱すぎると、他人には伝わりにくい』ことは十分わかっているつもりですが、どうもツイ熱くなってしまいます。本来は私が熱くなるのではなく、パソコンに向き合っておられる受講者ご本人を熱くさせないとダメなのですが。

毎日のように講座をさせていただいていると、疲れたり気が乗らなかったりする日も半端じゃなくあります。にもかかわらず、恐ろしく能天気にできているせいで、講座に入ると全てを忘れます。疲れていることさえも…。

「あまり熱くならないように」と自制してかかっているのですが、今日も自分の中では反省しきり…です。有難いことに「熱さは十分に伝わってきますよ」と好意的にとらえてくださる方が多く、救われています。

講座にご参加になる時は、ご自分に対して否定的な言葉を投げつけないでください。「全然わからない」とか、「難しい」とかの言葉は禁句です。その言葉がご自分の口を離れた途端、その言葉が魔物のように皆さんを縛ります。嘘でもいいから(笑)、「おもしろいねぇ」「これだけはよくわかった!」と口にしてみてください。言葉は他人にも自分にも魔法をかけます。説明に耳を傾けてくださる時は、頭で聞くのではなく全身で聞いてみてください。? 言葉の1つ1つに、耳ではなく手が反応するかのように聞いてみると、すんなりと操作できるものです。

…って、おっとぉ、また熱くなる前に、止めておきましょう。


段落番号機能が働くと…
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理解力

2007年03月22日 | 雑談
本を読む力は「読解力」と言われますが、それ以前に「理解力」が必須です。

「AのためにはBが大切であり、Bだと思っていたら実はCだった」といった文章を読んだとき、咄嗟に「A」の話だと勘違いしてしまう場合があります。でもこの文は「C」だと読み取らなければ筋違いになってしまう文章です。こんな風に模式化してあれば、誰しもが勘違いを起こしませんが、実際はよく読んでこの模式図を頭で整理できなければならないのです。

人に話を聞く場合も同様です。「AのためのBについて、あなたはCだと思いますか?」といった質問を投げかけた時、「Aと言うのはナ…」と講釈が始まったりします。一見質問についての答えのように聞こえるのですが、話は終始一貫して意図的だか「A」の世界が展開してしまいます。つい、「いや、Aはそうじゃないでしょ?」などと反応すると、話は相手の思う壺? 本筋を離れていきます。「それで結局はCだと思われますか? 違いますか?」と本筋に戻す質問が必要になります。

「ディベート」というのが、一時もてはやされました。白と黒の2派に分かれて、何とか「白を黒だと言いくるめる」あるいは「黒なのに白だと言い負かす」話術・詭弁のように思いがちです。が本来は当たり前の「理解力」ではないかと思っています。


Outlook と Outlook Express
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