ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

衣食

2011年02月28日 | 雑談
昔から「衣食足りて礼節を知る」という言葉が伝えられています。倉廩実ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る。というのが原文だそうです。米蔵がいっぱいになって、初めて人は礼儀や道徳に関心を持ってわきまえるようになる。衣食が十分に足りて初めて、名誉とか恥辱とかいうものをわきまえて重んずるようになる。そんな風な意味だそうです。

現代は「衣食溢れて礼節を忘る」とでも言われそうな世の中です。礼儀とか節度とかいったものに、人々はもう憧れを抱きません。礼子さんや節子さんといった名を親もつけなくなりました。今風な名前はキララちゃん的な(←あくまでイメージ)、何ともふんわり可愛らしい名前が好まれます。

雰囲気だけ、感性だけで、世の中を生きようとしているのかも知れません。良く、講座中に笑って、やってみて「ダメ」「違う」「え?」「何で?」「あっ、できた」。これを「できた」とは言いません…と話します。大抵は苦笑いをしてくださいます。雰囲気だけで事に当たろうとしても、それは多分うまくはいきません。それでも、私たちは幼い頃からそんな風な取り組みしか教わって来ていないのでしょうね。

世界中のあちこちの国で、「衣食足りて礼節を知る」世界を手に入れようと、勇気ある行動が続いています。彼らは、命を落としても、国の為に子ども達の為に、信じるものを手に入れようと考えています。「衣食が足りなかった」記憶というのは、時に必要なのかも知れません。



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受験不正

2011年02月27日 | 命の生き方
京都大学の入学試験中、入試問題がネットに投稿され、解答が募られました。どうやら、試験時間内に回答とおぼしき返信があったようです。又同じユーザー名で、同様に同志社大や立教大、早稲田大でもそれぞれ、問題が投稿されていたというものです。

現実に、携帯電話だけで、問題を打ち込んで投稿し、お礼まで書き込む…という事自体には、少し無理を感じます。ともかく試験監督が待機している受験会場で、堂々と携帯はいじれないというのが大概の意見です。つまり、協力者がいなければ成立が難しいと思われるわけです。各大学共に、不正が行われた疑いがあると、調査を始めましたが、調査…の結果、思いもよらない結末もあり得ます。

受験は確かに、人生を左右するものであるのかも知れません。以前には「替え玉受験」や「裏口入学」などが発覚したこともありました。考えようによっては、このような形で「バレタ」不正は氷山の一角で、多くの不正は「成功」しているのかも知れません。

近い将来、受験会場への携帯電話の持ち込みは禁止されると共に、飛行機搭乗の際のボディースキャナーが試験場に持ち込まれるといった、笑うに笑えない事態に至らないとも限りません。世の中に起きる不正に、法律や対症療法だけで対処していく限り、永遠にいたちごっこが繰り返されることは想像に難くありません。

世の中が「成果」主義に傾いてしまっています。最終的な結果で物事を判断するといったことは勿論、物事に懸命に取り組む動機そのものが、常に「成果」に置かれています。当然と言えば当然なのです。結局は、努力の大きさが、結果を左右するのは事実ですから。努力をしたことは勲章にもなりません。それを成果に繋げて、初めてそれが本物の努力であったことが認められるわけです。

それを、頑張ったから成果に繋がらなくても評価するといった甘えの構造にしたいとは思っていません。但し、動機が「成果」にだけ置かれるというのは、少し違っているような気がします。物事に懸命に取り組む「動機」を、「内なるもの」に見出すことができれば、道を誤らずに済むのかも知れません。



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30%削減

2011年02月26日 | 社会派らぼ
何かとお騒がせな大阪府議会で、議員報酬に関する削減案が出揃ったようです。

元々「大阪維新の会」が、府議の報酬30%削減を提案していました。これについては、他の政党は、単なるパフォーマンスだとして反発をしていました。自分達の報酬が減ることを意味するものですから、本当は反対なのが見え見えなのですが、あからさまに反対をすると、府民感情を害するということで、多くの党が対応に苦慮していました。ちょうど、議員報酬半減を訴えた河村たかし氏が、名古屋市長選で圧勝したところで、有権者の判断が怖かったようです。

が、今回熟慮の末に出された各党の結論が、いかにも馬鹿げているように思えました。結局、多くが30%カットを打ち出したのです。1年という期限をつけてみたり、更に政務調査費の削減も加えてみたり…。

珍妙なのは、これらが皆別々の案となっているところで、下手をすると、どの案も過半数の賛成を得ることができなくて、全て否決される可能性があります。殆どの提案に30%カットが提案されていても、どの案も過半数を得られずに否決されれば30%カットは見送られるということになります。

これなら小学校の学級会の方がまだ上だと思いませんか。大方の人が同じ数字を挙げているのであれば、「誰の提案」と目くじらを立てずに、すんなりと可決されて然るべきなのです。

どうやら、「議会」というのは、話し合いの場ではないようです。日々の場面でも似たようなことを感じることがあります。各人の出す意見のそれぞれが、単純な自己主張であって、他者の言うことなどには耳も貸さずに、自分の意見だけをしゃべるような雰囲気です。それぞれに感情的で、それぞれに落としどころも持たず、ただ自分の感性だけを振り回す。これ、井戸端会議に似て、不毛です。



拝啓の後ろに「舗」の文字が出る
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真に美しいもの

2011年02月25日 | 命の生き方
世の中のことは、常に結果が要求されます。どんなに高邁な理想を説いてみせても、結果が伴わなければ、説得力はありません。ですが、結果さえ出せばそれで良いのかというと、私にはそうは思えないのです。

自分のやっていることだけが正しくて、悲壮感まで漂わせて、力技で物事をねじ伏せて行くのは、少し重過ぎます。かと言って、薄っぺらく、人生巧く立ち回ってさえいればそれでいいのよなどと広言せんばかりで、最後は他力本願なのは軽過ぎます。

自分の中で価値を見出せるもの、真価があると思えるものであれば、最後まで裏切らずにありたいと思います。行き当たりばったりに、偶然だけを積み上げて、それであたかも結果が出たように錯覚をするのは止めておきたいと思います。常に、筋の通った生き方をしていたいと思っています。

本当に自然の摂理に逆らわないもの。真に正しいもの。それは紛れもなく、美しいはずだと私自身は考えています。本当に理にかなっているものには、人を大きく包み込む余裕があるはずです。人を感動させるものがなければなりません、多分。

きらびやかで派手なものは、往々にして誠実さが伴いません。本当の輝きは、内なるものでなければなりません。



スクロールの仕方
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江戸しぐさ

2011年02月24日 | 命の生き方
「江戸しぐさ」が、俄かに脚光を浴びたりしています。もともとは「商人しぐさ」などと言われたそうなのですが、江戸時代のいわば常識、マナーとでも言うものでしょうか。それが現代では常識でなくなってきたため、良さを今一度考えようという動きのように思います。

一番よく例に挙げられるのが「傘かしげ」でしょうか。雨の日に道ですれ違う際、自分の傘から落ちるしずくで相手を濡らさないよう、互いの傘を心もち道の外側に傾けて、相手に心遣いをすることを言います。「時泥棒」というのもあります。断りもなく相手を訪問したり、あるいは約束した時間に遅刻するなどして、相手の時間を無駄に奪うことを戒める言葉です。現代では、注意として「○分前に来るように」などと言わなくてはならないことが多く、言ったところで守られないこともよくあります。

現代人の生き方は、時としてあまりにも利己的で、あまりにも横柄です。あまりに自分軸しかないために、その言動が他の人に対してどれほど失礼で、どれほど横柄なのか…を考えるゆとりすらなくしてしまっていることが多々あります。自分の考えを持ち、それに自信を持つことはトテモ大切なことですが、それは他者を見下したり、礼を失することとは根本的に異なっています。居丈高に自己主張を繰り返す様は、本人の品格を下げる事のようにしか見えていないこと、客観的に知っておく必要はあるかと思います。

本当に正しいことは、言葉を荒げず、いつ何時も変わることなく、淡々と貫くことでしか実現はできません。江戸時代の商人が、半分はそろばん勘定をはじいた処世術なのかも知れませんが、その奥底に流れる倫理観は「人のありよう」を正すもので、私たちの心から失くして良いものという風には思えません。



ワードアートテキストの編集時、スペースが入らない
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感謝

2011年02月23日 | 雑談
やっと寒さが和らいできました。リビアを始め中東では何やら大変そうだなと思っていたら、今度はニュージーランドで大きな地震があったようです。私達の日常の平和は、本当に危うい偶然の上に築かれているものなんだと、つくづく感じます。瓦礫の下の命が1つでも多く助け出されますように。希望ある未来を渇望する市民の声が、一日も早く平和裡に報われますように。

3月の桃の節句を間近に控えて、今日は皆さんと「おひな様」のポップアップカード作りをしていました。…と言っても、皆さんにお願いしたのは、画像を入れて大きさや位置を調整していただく程度のこと。後は、パソコンというよりも、カッターナイフや糊づけの世界です。

でも、皆さんがとっても楽しそうにされていたのが印象的でした。「楽しかったぁ」のお声も一杯いただきました。パソコンには、皆さんを笑顔にする力もあるんだなぁと、改めて思わせてくれた時間でした。皆さんありがとうございました。そして、お手伝いに奮闘してくださった皆さんも、本当にありがとうございました。

私には、やりたいことがあります。やりたいことが多過ぎて(笑)、困ってしまうくらいです。でも、そのどれを取ってみても、多分私一人では、やれない事で、とても多くの方々のお力添えをいただいているのだと、本当に感謝しています。参加してくださる方も、計画してくださる方も、手伝ってくださる方も、支えてくださる方も。とっても多くの方々に支えていただいている今を、本当に有難いと感謝しています。

そして、私の出会う、実に多くの笑顔を、いつか私に代わって支えてくださるような強力な助っ人にいつか巡り合いたいと…心の底から願っています。


半角の住所番地を漢数字に変更したいけれど?
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左投げ

2011年02月22日 | ぱそこん道
沖縄や九州の暖かい土地で、プロ野球がキャンプに入っています。何と言っても今年の注目株は日本ハムの斉藤佑樹投手です。マスコミやファンがまとわりつく中、動じもせずにのびのび練習をしている様は、少し頼もしい感じがします。

そんな日本ハムのキャンプ情報で、ダルビッシュ投手が左投げの練習を取り入れているというのが紹介されていました。利き腕ばかり使うと、筋肉が偏るとかで、本来とは逆側の練習をするというのは、野手でもゴルファーでも珍しくないと言います。

利き手でない方では、食事をするにも、文字を書くにもうまくいきません。このように逆手できれいなフォームで力のある投球ができるのは、普段の右手での投げ方を理屈としてきちんと理解できているからだと言います。感覚だけで投げるのであれば、できないそうです。感覚で投げているのではなく、どこでどのようにどんな風に…と動きが分かっているから、その動きを左で再現できるのだ…と。

日常、パソコン操作に関しても、「考えて」「理解して」いただきたい、というのは私が良く口にする言葉です。ただ漫然と操作をオウム返しに真似るのではなく、一つ一つの操作の意味を考えていただきたいというものです。勿論、ただ漫然と楽しむパソコンがあって良いと思います。私が関わりたいのは、娯楽としてのパソコンではなく、論理的に理解し、1つの技術として磨いていく過程です。それには、論理的な思考が必要だと思っています。

勘で操作をするのが理想です。けれどそれは、論理に裏打ちされた勘でなくてはなりません。だから、まずは論理的に理解をし、理解したうえで操作をし、そうした操作を繰り返すことで、それがいつしか勘を磨く。そんなものじゃないかと思っています。本来の野球の話から逸れてしまいました。球春近し…ですね。逸材との呼び声の高い選手を、どうぞマスコミやファンが「ひいきの引き倒し」でつぶすことのありませんように。


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大岡裁き

2011年02月21日 | 雑談
自分で、書籍を電子化することを「自炊」と呼びます。市販の本を背の部分で裁断し、1枚ずつをスキャンして、電子化することになります。書けば簡単ですが、裁断機も必要ですし、スキャナも必要です。ページ数が多いと、普通のスキャナでは対応し切れません。

そこで自炊ステーションのようなサービス業が目立って来ました。業者が市販の書籍を裁断して電子化するとなると、これは違法です。ところが、個人が個人の範囲の中では、購入書籍をどう楽しもうと自由といったお目こぼしがあり、(この個人使用の範囲というお目こぼしが、音楽の場合もキャラクター使用の場合も、格好の言い訳になります。)ここに目をつけた商売なのです。つまり、業者はあくまで自炊には手を染めません。業者は、機材などを備えたスペースを「貸し出す」サービスをするだけで、利用者が個人的な作業をするだけ…だというものです。

時代が技術について行っていないというべきなのでしょうか、それとも技術に良心が欠落しているというべきなのでしょうか。本来は「法」で規制すべきものでなく、「良心」で規制すべきものだったものが、既に「良心」では対応できなくなった、そんな事象が、溢れすぎています。それでも、何だか私たちはもうそれを嘆かなくなっています。「法」で縛るのが当たり前で、追いついて来ないのは「法の不備」という感覚になってしまっています。

それでキット当たり前なのでしょうね。「法」は、人間の「善」同士のすれ違いを埋めるものでなく、人の「悪」を咎める際の根拠でしかないのです。有名な「大岡裁き」など、現代にあっては名裁きでもなんでもなくなります。

有名な話に「三方一両損」というのがあります。3両入った財布を拾った町人が、判明した持ち主にそのまま財布を返しました。落とし主は「3両は諦めたものだから、そのまま拾い主の物に」と言い、拾い主は「拾った財布はもとより自分のものではないので、本来の所有者に帰すべき」と言い、これで両者がもめました。大岡は、自分が1両を加えて4両にし、2両ずつを両者に収めさせたという話です。落とし主は、本来の3両から1両損をし、拾い主も拾ったままの金額より1両損、そして大岡忠助も1両を損して、丸く収めたから「三方一両損」とか。

現代にはあり得ない話ですが、ここでの大前提は、落とし主はその金が拾った人が持つべきなのだと自分の権利を放棄し、拾った人も本来の持ち主こそが権利者であるからと自分の権利を放棄し、裁判長である忠助も私費をそこに加えることをいとわない…という何とも奇妙な善意の擦れ違いです。今の世の中ですれば、これは名裁きどころか、とんでもない職権乱用の公私混同と揶揄される判決でしかありません。

時代が変わったの一言で片付くのでしょうが、人の心はどこまで荒むのか怖くなります。



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著作権

2011年02月20日 | 社会派らぼ
中国という国では、しばしば堂々と著作権違反が繰り広げられます。国営のアミューズメントパークを、ディズニーキャラクターやハローキティの着ぐるみが堂々とパレードをしていたフィルムが世界中に流れました。(パクるなら、もう少し可愛くパクれば?という声も…。)上海五輪のテーマソングが、岡本真夜さんの楽曲の盗作だという話題も、遊園地に登場したガンダムの巨大立像も、一貫して盗作疑惑を否定してみせました。岡本さん側には協力依頼といった挨拶があったらしいのですが、公式にはうやむやで、結局襟を正すことはありませんでした。「iPad」騒動に至っては、中国の方がオリジナルデザインで、Apple社にコピーされたと訴える始末。その厚顔無恥ぶりは、世界中のひんしゅくを買っていますが、それでもばつの悪そうな顔すらしないやり方は、あまりに非常識というものです。

それは周知の事で、どんなに中国という国が力をつけて来てはいても、どこかで信用ができないと思う妨げとして働いています。でも、時として、私たちも、それと似たような過ちをしていないわけではありません。

最近「ハンドメイド」といった分野が元気です。手作りの作品は、世界に又とない「たった1つ」の作品であるところが魅力で、多くの人が創作活動にいそしんでいます。こうした「創作」活動も、まかり間違えば、他人の権利を侵害することになりかねません。アイディアというのは、間違いなく誰かがひらめきます。そのオリジナル作品を見ることで、創作意欲をかき立てられた人が同様の作品を作ります。アイディアはあくまで前の方のアイディアです。個人が個人レベルで楽しまれるのは、一向に差し支えありませんが、例えばその作品を自分のオリジナルだと称して、売ったり発表したりすることは、これはヤハリ他の人の権利の侵害に当たります。

でも、正直、この広い世界の中で、たまたま見つけたオリジナル作品。真似たと言わなければ、他の人にはわからないものなのです。しかも手作りの味というのが、更にその作品の出所を分からなくしていきます。つまるところ、その人の良心に頼るしか仕方のないものなのです。それでその人の良心が辛くさえなければ、世の中ではまかり通ってしまいます。

ネットという代物が、更にこれを分かりにくくします。従来なら、展示会や書籍などに発表されて、初めて他人の目に触れることになったものが、今ではネットをひょいひょい操るだけで、様々な刺激に出会えます。そんなサイト、一度も見たことがありませんでした…と白を切りとおせば、中国のように悪びれずに済むことなのでしょうか。

ネットのページには、「著作権」云々の但し書きがしてあるサイトも多くあります。現実は、他人のアイディアを引っ張ってきたページにも「著作権」云々の但し書きが、堂々と添えられていて。よその国のモラルを嗤う暇に、足元を正したいと思います。


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尊敬される国

2011年02月19日 | 雑談
シンガポールの有力紙に東京特派員の日本についてのコラムが掲載されたそうです。日本はと言えば、先日GDP世界第2位の地位を中国に明け渡し、第3位となりました。コラムでは「GDPの順位だけで国の全体像は語れない」と指摘しています。そして、グラミー賞を日本人4人が同時受賞したことを挙げて、「日本がこの先、見限られることはない」と評価しています。技術革新を続け、優れた製品やサービスを生み続けていく限り、「今後も尊敬される国であり続ける」と、かなり日本に好意的な内容となっています。

シンガポール紙の言うような、「勤勉さ」「仕事への誇り」「秩序感覚」。日本人の国民性の中にそのような部分がある限り、世界の中での日本の地位というのは揺るがないと評していただいています。国と国との関係も、人と人の関係に似ていますから、世界中から敵視されるより、このように好意的に見てもらえることは、日本の国力にとって何よりの力になると思います。

同時に、同紙が指摘するような国民性が、今なお私たちの中に熱く根ざしているか?となると、これは少し不安な要素が否めません。確かに、かつて日本の国はそのような国でした。それが、がむしゃらであろうが、働き過ぎであろうが、少なくとも今の「世界で通用するレベル」を作り出したことは確かです。それでも、ここしばらくの日本はと言えば、そうした過去の資産の上に辛うじて留まっているだけで、ここから先のエネルギーは甚だ怪しいと言わざるを得ません。

スポーツや音楽などの世界で、活躍する日本人が出てきたことは、これは誇らしいことです。そうした才能を育てる土壌が、今現在の日本にあるかどうかはさておき、日本人の活躍が更に後に続く層を厚くしてくれているのは多分本当です。

けれど、もっと日常的な現実の中で、私たちは、他の国からそうして尊敬していただけるだけの何かを持ち続けてはいないような気がします。そうしたものを喚起する教育ではないように思えてなりません。好意的な世界の日本観が皆無とならないうちに、私たちは私たちの誇りを取り戻したいと思います。



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