熊本県の慈恵病院には「こうのとりのゆりかご」という制度があります。2007年から運用が開始されていますから、10年が経過したことになります。いわゆる「赤ちゃんポスト」です。諸事情のために育てる事ができない新生児を、親が匿名で特別養子縁組をするための施設で、赤ちゃんを殺害と中絶から守ることを目的とした施設です。賛否両論に分かれる中、この10年で130人が預けられたと言われます(2017年9月23日付)。言い換えると、130人の幼い命が救われたという事になるのかも知れません。
今でもこの施設をめぐっては、擁護する意見がある一方で慎重論も消えません。やむにやまれぬ事情で追い詰められた親に手を差し伸べる施設がある事は、ある種の救いであると感じてはいますが、それは合法的に国や県がする仕事では無いのではないかと私自身は感じています。
実は、育てられない子どもを里子に出すサービスがネット上にあるそうです。名付けて「インターネット赤ちゃんポスト」。NPO法人 全国おやこ福祉支援センターによって運営維持管理されています。ここではやむを得ない理由で子どもを育てられなくなった実親は無料で会員登録をすることができます。登録には年齢も国籍も問われません。本人確認が取れたらスタッフが面談し、子どもを里子に出すという覚書を交わします。一方、里親希望者は月々3000円の利用料金が発生し、住所、年齢に始まり貯蓄金額など精細な項目記入が必要で、赤ちゃんとマッチングが行われ、実際に特別養子縁組を済ませるまでの費用が200万円ほどかかるのだそうです。それでも、設立以来延べ1000人ほどが里親登録しているようです。
厚労省は熊本市の「こうのとりのゆりかご」については設置を認可したものの、今後同様の申請があっても、一律に認可するわけではなく個別に検証するとしていますが、「インターネット赤ちゃんポスト」にはそのような認可すら下りているわけではありません。発生する金額の中には、NPOの運営費としての約50万円が含まれており、金銭授受が発生する時点で「人身売買」ではないかという非難が集中していると言います。
やはり「赤ちゃんポスト」は正規の施設としてスタートしてはいけなかった施設なのではとの意を強くしました。人知れず手を差し伸べる人がある事は美談ですが、そういった美談は日陰にこそあるべきだと思います。
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「ラインの通知が来ない」
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今でもこの施設をめぐっては、擁護する意見がある一方で慎重論も消えません。やむにやまれぬ事情で追い詰められた親に手を差し伸べる施設がある事は、ある種の救いであると感じてはいますが、それは合法的に国や県がする仕事では無いのではないかと私自身は感じています。
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厚労省は熊本市の「こうのとりのゆりかご」については設置を認可したものの、今後同様の申請があっても、一律に認可するわけではなく個別に検証するとしていますが、「インターネット赤ちゃんポスト」にはそのような認可すら下りているわけではありません。発生する金額の中には、NPOの運営費としての約50万円が含まれており、金銭授受が発生する時点で「人身売買」ではないかという非難が集中していると言います。
やはり「赤ちゃんポスト」は正規の施設としてスタートしてはいけなかった施設なのではとの意を強くしました。人知れず手を差し伸べる人がある事は美談ですが、そういった美談は日陰にこそあるべきだと思います。
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