ぱそらぼ (ぱぁと1)

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話し方

2009年11月15日 | 雑談
初来日のオバマ米大統領は、東京・赤坂のサントリーホールでアジア政策に関する演説を行いました。演説が非常に上手だと言われる大統領のスピーチには、各所で拍手が湧き起こったと言います。特に非核化問題や拉致被害への言及に会場は湧いたと報じられていました。

話し方には、確かに「巧い」「下手」があります。日本の政治家さん達が話しても受けないのは、話し方が下手なせいもあるでしょうが(←おっと失礼)、信頼度の問題かと思ったりします。

長期講習に関わっていた時のリズムは、「最初の1ヶ月」が勝負だと思っていました。ここで受講者と自分との間に、如何に信頼関係が結べるか?にかかっていたように思うのです。普通に聞いていただいていても、実はこちらの思惑通りにはやっていただけません。言っていることは、ただ単に「ものの筋」として聞いてくださるだけで、実際にご自身が言われたとおりにやるか?となると、実はそれは別問題なのです。変な言い方ですが、見ている間だけ合わせてくださるだけ…だったりします。そしてお分かりの通り、それでは練習の効果と言うのは上がらないものです。あいつがこれだけ一生懸命やっているのだから、ここは一度信じてみようか。そんな風に思わせたら「勝ち」です(笑)。その1ヶ月に続く講習は、実にスムーズに進みます。

最近は、そんな長期講習に関わらなくなったせいもあり、○○節になる以前に、分かりやすい話を…と、心がけねばなりません。(それが、すぐに○○節に…笑。) 話し方にはヤハリコツがあると思います。私の経験上、説明をするのに、くどくどと説明をすると、ますます意図は伝わりにくくなっていきます。煩雑な説明をしなければならない時ほど、言葉は簡潔に使います。オバマ大統領の演説の「キレ」はその辺に鍵があるかと思います。(米国大統領と一緒にするな!とお叱りをいただきそうですね。)

問題の提示から結論までの間の時間をできるだけ短くすること。そして曖昧な言葉を使わないこと。非常に短く言い切ってしまうことは、確かに話す際のコツです。ゆっくりと、はっきりと、きっぱりと…でしょうか。はっきり、きっぱり言い切ってしまうと、困るような先生方のお話は、だからして分かりにくい。できるだけ言質をとられることのないよう、曖昧にできるだけ曖昧に言い切るのが、分かりにくい話の典型。以前、あるイベントの実施を「ほぼ決定」と言われて苦笑した覚えがあります。「決定」と言う言葉は確かに強い言葉で、ハッキリしているのですが、それに「ほぼ」がついたら、一体どう理解すればいいのでしょうね(笑)? これだと結果、実施されてもされなくても、どちらでも申し開きがつくような絶妙な言い回しなのですが、どうも私達の日常には、こんな風な話し方が多いような気がしてきます。

問題の提示、そして結論。ハッキリと言い切ってみると、かなり分かりやすく人にものを伝えることができるように思います。Yes, we can!



CDドライブが書き込めなくなった
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