ぱそらぼ (ぱぁと1)

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使い捨てライター

2009年11月18日 | 社会派らぼ
火災の痛ましい事故が後を絶ちません。幼い子供が逃げられずに犠牲になったという報道も数多くあります。火災の原因が子供の火遊びによるというものが多くあります。

東京都が過去10年間に、使い捨てライターなどでの火遊びから出火したケースが500件以上も起こっているとの調査を明らかにしました。これは子どもの火遊びの7割以上にも達します。そこで、都では使い捨てライターに安全装置をつけることを義務化するよう、国に働きかけていくとのことです。欧米では、使い捨てライターには安全装置が組み込まれていて、単純に押しただけでは火がつかなくなっているそうです。

痛ましい火災が少しでも減ることに繋がることですから、100円ライターが多少値が高くなっても、法制化する意味はありそうです。ただし、忘れてはならないことが、それ以前に、幼児だけを大人の眼が行き届かない所においておくことの危険性です。そして、あまりにも手軽にその辺に転がしてしまっている、ライターの管理です。

いつも事故が起きるたびに、安全対策が叫ばれます。安全であることは大切なことですが、世の中で出くわす数多くの危険から、身をかわす術を忘れてはならないのです。家庭内の暖房やキッチン、給湯器などに「火」を使わない、オール電化住宅が脚光を浴びています。掃除が楽だとか、光熱費が安くなる…とか、様々な特典があって、新しくリフォームされるような方に伺うと、皆さん「オール電化にしました」など、浮き浮きした話も伺います。主婦としては憧れです♪。ただし、オール電化の生活と言うのは、「炎」を見ない生活です。そこで育つ子ども達は「火が燃える」ということを知らずに多分大きくなります。それに一抹の不安を感じるのは、意味のない不安なのでしょうか。憧れのオール電化住宅を手に入れたら、是非バーベキューや焚き火(←最近するでしょうか?)など、実際の炎が燃え上がる様を子どもに見せてあげて欲しいと思います。

「火」は人類の実に大きな発見です。それがために、人間は今の文明を手に入れました。火の持っている大きな力と、それが持つ怖さを忘れてはならないはずです。火を怖くないようにしてしまうのでなく、怖さをキチンと知らせることも大切です。折りしも韓国で実弾射撃場で痛ましい火災が起こりました。人間には「絶対」ということは存在しないのです。多くの動物達と同様に、「火」の怖さを、本能レベルでシッカリと確認し、ユメおろそかに「火」を「玩具」にしてはならないのだと、再確認する必要がありそうです。


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