ぱそらぼ (ぱぁと1)

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ワンストップ化

2009年11月29日 | 社会派らぼ
ハローワークで「ワンストップサービス」が開始されると聞きました。雇用情勢は一向に良くなりません。追い討ちをかけるように、ドバイでバブルがはじけたかのようなニュースも聞こえてきます。米国もヨーロッパもかなりの痛手が想像されますが、必然的に円が強くなってしまってるので、輸出に頼る事業所はこれから一層の条件悪化が想像されます。

失業者加えて明日の生活をも途方に暮れる困窮者への支援ということで、ハローワークにワンストップで対応できるシステムを構築する…とのことです。ハローワークは勿論職探しの場所ですが、同時に住宅や生活保護の申請、融資の申し込みなどが全てハローワーク1箇所で可能なように、協力体制を整えるというものです。更に心の健康相談窓口も設置する方針と言います。これまでは公営住宅の入居申請や生活保護の申請は各自治体に、生活福祉資金貸し付けは社会福祉協議会にと、あちこちの役所を訪ねまわらなければならなかったものを、1箇所で全て受けられるようにするというものです。

社会が複雑になればなるほど、入口は細分化されていきます。が、実質のところは似たようなことが別所で行われていると、利用者はあちらやこちらやを訪ねまわらねばならなくなります。システム上の合理性でなく、利用する側の合理性で、様々な窓口を再整理することもいいことではないでしょうか。所要で役所を訪ねたけれど、こちらじゃない、あちらじゃない…と窓口を点々した経験を持っている人も少なくないでしょう。それは県だとか市だとか、挙句に別団体だからと別の建物を指示されたことも…。

ワンストップ化のためには、各部署にまたがってコードを標準化することが大切かと思われますが、できるだけ物事のシステムをシンプルにすることが要るような気がします。事業仕分けでバッサバッサと切り捨てていくことに、批判の声が上がりつつあります。あれもこれも、言い出せば全てが意味のある事業です。多くの組織で、新たな画期的なことを始めることはた易いのですが、従来続いてきたものを廃止することには根強い反発があります。PTAなどでも、自分達の年に廃止した…と言われたくなくて、諸々の活動を全て続けていくような傾向があります。これからの日本を救うものは教育であり科学でなければならないと私自身は思っていますが、それらも含めて一度シンプルなシステムにすることもやぶさかではありません。





土日で色分けしたい
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