No975『かぞくのくに』～兄と妹…国境により超えられない心の壁と、決して断たれることのない心の絆～

映画ファンは、登場人物が泣いている姿を観るよりは、泣きたい気持ち、悲しみをこらえて何をするのか、悲しみをどんな物に託すのかを観たいのだと思う。そういう演出や脚本こそ、深い悲しみが伝わるし、忘れられない体験になる。治療のために25年ぶりに北朝鮮から３か月の滞在予定で帰国した息子がいきなり３日程で帰らなければならなくなる。理不尽な国家の命令に本人はもとより、家族も泣くに泣けない。国家に逆らえない以上、 . . . 本文を読む

再開宣言～つれづれなるままに～

２週間以上映画館へ行っていない。手帳を開いて、そんなに経つのかと意外に思った。振り返れば、いつでもあっという間だ。残業続きで、レイトショーも間に合わない時間が続いた。そんなに仕事熱心ではないはずなのに…。昨日、月曜の夜１１時過ぎ、職場のあるビルを出ると、街自体がどこか閑散とした感じで、駅も日曜のオフィス街のように人が少なかった。金曜、酔客でにぎやかだったのとは、大違い。やはり夏の疲れ . . . 本文を読む