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No82「村の写真集」舞台挨拶

大阪梅田のOS劇場に
藤竜也さんが三原光尋監督と一緒に、
舞台挨拶に来られました。

気さくな人柄を思わせる、暖かい声で
徳島県山間部での撮影中の話を
紹介してくださいました。

1ヶ月半の撮影期間中は、
スタッフ、キャストが寝食を共にする合宿生活で、
村にこもる生活。

撮影の始まる前から村に入り、
村の人々に積極的に話しかけ、仲良くなった。
そのことで、
映画の中にも登場する、
村の人々のリアクションが違ってきていて、
気さくな表情になっているそうです。

存外なことに、藤さんは、今まで、変な役が多く、
こういう普通の中年の男の人の役は初めて。
ご本人の性格をよくみてくれた監督のおかげとか。

大阪には、なじみがないのではと思いきや、
上本町のハイハイタウンには、よく行くとのお話。
ここは、大阪の中心街なんばと、3駅離れ、
ちょっと雑多で、古本屋もあるけど、立ち飲みやも多く、
がちゃがちゃした街です。
その立ち飲みやが好きで、行かれたときには
おなじみさんとして、親切にしてもらってるそうです。
ぼくも、ただのおっさんですから、とのコメントに
場内では笑いも。

このただの、おっさんにもみえかねない
藤竜也さんが、スクリーンの中で、
どんなすばらしい表情を見せてくれたか、
次号でご紹介したいと思います。

三原監督は、大阪の大学に在席中は、
このOS劇場に、映画青年としてよく訪れたそうで
それだけに、感慨もひとしお。
今回の撮影では、天候にも恵まれ、
映画の神様が微笑んでくださったそうです。
緊張しつつも、ユーモアのあるコメントで
場内をわかせていました。
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