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No343『クレーヴの奥方』~驚きと発見の連続~

キアラ・マストロヤンニがひたすら美しい。
修道院の回廊で親友の修道女と話しながら歩いていく姿、
墓地での喪服の美しさ、
公園の柵の向こうを小走りに逃げていく姿、
緑の中に置かれた彼女の姿は、
彫像とおなじぐらいに美しく、うっとり。

夫婦が真剣な会話をしている時に、いきなり物乞いが現われる驚き。
キアラを慕う黒サングラスのロック歌手に、キアラが追いかけられ、
家の2階に駆け込み、そっと窓から外を見る。
カーテンがふわりと揺れキアラの顔が現われる、
カメラは外から彼女が顔を出す窓を、繰り返し写し・・、と
次のシーンで、いきなり
同じ構図、同じような窓からロック歌手が顔を出す驚き。
絵のおもしろさ、というのでしょうか。

公園にある、ラッパを吹く天使の彫像が写り、
音楽も転調して、
なんだかおかしなことになっていくあたり。

やはり、1度といわず、2度観たくなる
不思議な作品です。
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