映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
音楽の散歩道95「ステキなピアノに出会いました♪」~誰でも自由に弾ける~
土曜日、神戸KAVCにアメリカのワイズマン監督のドキュメンタリー映画を観に行きました。
3時間の長編で、だれか友達に会えたら、飲みにいきたいなと思ったのですが、
誰も来ておらず、一人さびしく帰る時、
ふと、神戸駅の地下に、
誰でも自由に弾けるピアノがあると教えてもらったことを思い出し、
行ってみました。
JR神戸駅に上がっていく広場の隅、
インフォメーションの近くに、
そのピアノはありました。
小学校で使われていたという古いアップライトピアノ。
ひっそり置かれている感じで、
母親と一緒の子供がちょこっと弾いたり、
買い物帰りの若い女性連れが、
「LEMON」を少しだけ、
とても上手に弾いてくれて、ときめいたり、
しばらく観ていたら、
誰もいなくなってしまったので、
ちょこっとだけ、自分でも弾いてみました。
座って弾くのは恥ずかしい気がして、
立ったままでしたが、
私が唯一暗譜で弾ける
project-Pさんの「Play the music for me」を弾きました。
音がとってもキレイに響いて、気持ちよく、
弾き出したら、止められなくなって、
1番全部と間奏ちょこっと、弾いてしまいました。
やめると、おばさんとおじいさんが二人聴いてくださっていたようで、
(弾いてる時にまわりを見る余裕はなかったです)
ピアノはいいですねと、にこにこ声をかけてくださり、
おばさんにはお礼までいわれて、
嬉し恥ずかしでした。
私の演奏というよりも、
project-Pさんの曲を聴いてもらえたというのが嬉しくて、
弾きながら、ドキドキでした。
そのあとも、しばらくピアノの音が聴きたくて、そばにいたら、
40歳代くらいの男性がやってきて、弾き始めたのが、
なんとびっくり、TM Networkの曲。
このピアノのことを教えてくれたのが、TMの大ファンの方だったので、
なんともすごすぎる偶然にびっくり。
しかし、歌詞もタイトルも思い出せません。
帰って調べて「一途な恋」と思ったのですが、
「still love her」のような気がしてきました。
とてもきれいなメロディで、
上手なので、あっという間に、人だかり。
その人は、そのまま何曲か続いて弾かれたあと、
照れながら、拍手の中、足早に去っていきました。
それから小学生の女の子が、
ジャーン、ジャーンと、両手の和音で、かっこいいクラシックを弾き始めて、
わあ、すてきな曲と思ったのですが、
途中でわからなくなって、すぐやめてしまい、残念でした。
ほかの曲をと、リクエストしたのですが、
持ち曲がなくてと、お母さんが微笑みながら言って去っていきました。
小さな子がとつとつと鍵盤をたたいたり、
いろんな人がピアノと対話する姿が観れて、
とてもしあわせな気持ちになりました。
私ももう一回、座ってちゃんと弾き直したいなとすごく思って、
帰りかけて、また戻ったりしたのですが、
なんだか恥ずかしくて、もう弾けませんでした。
時間は、夜の9時近くで、お店もあらかた閉まっていて、
人通りの少ない時間で、なかなかのチャンスでした。
2月11日までということですが、
機会があれば、また神戸駅まで行って、
あのピアノの前でどんな人が弾いているのか、
観に行ってみたいなあと思うくらいです。
お近くの方は、ぜひ足を伸ばしてみてください。
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