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音楽の散歩道78音楽という名の同窓会

この週末、二つのライブに行って、
とてもすてきな人たちに出会いました。

一つ目は、土曜日の夕方。
中崎町にあるライブハウス、キャンディライオン。

最後のユニット「FATT」が始まる頃には、
夜8時を回り、睡眠不足もたたって、
ちょっと疲れてきたなと思っていると、
檀上に、ギターやドラムやコーラスや、
大勢の方がわやわやと登場。

なんと音楽専門学校の卒業生の方々が、
28年ぶりに集まって、
一曲ごとにメンバーを少しずつ変えては演奏していくという
バンドでした!

最初のボーカリストは、
フレディ・マーキュリー(クイーンのボーカリスト)みたいに、
途中で上着を脱いで、白いランニングシャツだけになって、
イギリスの国旗をマントみたいにして再登場したり、
マイクスタンドをギターのように構えたり。
見た目は、すっかりおっちゃん、
でも、声はいいし、パワフルで、
今日は声をからすまで歌うぞ!と言って、
3曲くらい歌ったあとは、もう声が出-へんと、
後ろでずっとギターを弾いておられました。

ボーカルの方も演奏者も、次々と代わっていき、
ボーカルの女性も皆、シンプルな服装で、淡々と歌ってるのが
渋くてかっこよく、
出番が終わって、舞台を降りた人たちが、
客席の前のほうでじっと見守り、応援している感じが
とてもあたたかく、楽しそうで、
まさに、みんなで舞台を、音楽をつくっているみたいな
一体感があって、すてきでした。

老眼で、楽譜が読まれへんとか、
今から、バンド名を変えて、「安否確認」にしよう!とか
場内の笑いもいっぱいとって、
卒業以来会ってなかったメンバーも中にはいらっしゃるとのことでしたが、
音楽って、こんなふうに、何十年もの歳月をこえて、
人を、あたたかく、楽しく、つなげてくれるんだなあと
感慨深かったです。

そして、客席で、とても印象に残った人がもう一人います。

基本、椅子に座って聴く会場だったのですが、
途中から、舞台の一番前の端っこで、
一人だけ立って応援してる人がいました。

その人は、どの出演者の演奏のときも、すごい笑顔で、
別に派手な応援してるわけじゃないけれど、
心から楽しんでいる様子が
後ろからみても、すごく微笑ましく、いい感じでした。

最後のバンドの同窓生の時には、
もう、仲間の皆さんがその周りで立って応援されてたので、
てっきりその仲間と思っていたら、
なんと、別のバンドの出演者のお知り合いだとか。

知らないユニットばかりでも、全部同じように熱く応援されてて、
きっと本当に音楽が大好きで、
座ってられない気持ちだったのだろうなと、
あんなふうに応援できたら、すてきだなと感じました。

他のどの出演者さんもインパクトがあり、
「少女A」という中森明菜の曲を「熟女A」に替え歌が強烈だった「まりこ♪+@かつドン」さん、
八神純子の歌を、もうプロみたいにうまく歌いあげる「IOLITE with P」では、
ピアニストさんも、めちゃ上手くて、
すごい伴奏しながらも、客席に向かって、時々、顔を上げて、
にっこり笑ってくれる笑顔が印象に残りました。

globeを歌うユニット「GENE」では、元気でキャピキャピのボーカルさんや、
初舞台なのに、めちゃ上手だったラップの方、
小室哲哉に似せた格好のシャイなキーボードさんがいたり、
もちろん、友達が出ている「1976」というバンド(写真)は、
ボーカルさんもギターもキーボードも
みんな豪快な歌と演奏で、客席も大いに盛り上がりました。

いつもライブに行く時は、気後れするのですが、
遅れて会場に入ると、
TK WAVEという小室哲哉さんの音楽ばかりをかけるイベントで
いつも仲良くしてもらってる方々がたくさんいて、
その輪の中に加えてもらえて、うれしかったです。

本当にすてきな演奏を、ありがとうございました!

ちなみにイベント名は
「Live on 20th century f8(Fate)〜僕らのルーツミュージック〜2nd IMPRESSION」

イベント内容は、こんな感じで、説明も上手いです。
「20世紀を彩った名曲達に包まれあの頃にタイムトリップ‼︎ 

洋、邦そしてジャンルにも囚われない自由なLive空間に‼︎
全ての20th century Boys&Girlsへ送る!
あの頃の少年はまだ僕達の心の中に居る・・・」 

日曜日に出会った二つ目のライブについては、また追って。。。

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