・・・水曜日の朝の新聞には民主党の幹事長ポストに興石氏が、政調会長に前原氏が着くと書いてあった。 興石氏は小沢氏、鳩山氏に非常に近い事は有名ではあるが日教組出身で違う意味も持っている人であり、それなりに真面目な人柄ではある。 前原氏は野田新首相に近く普通なら金と人を握る幹事長に持ってきたいところだが、そのような人事をしたら、小沢派の人たちは従わないことを考えて、前原氏は党の政策決定の重用役職に就けると云う、興石氏と前原氏で絶妙のバランスを採った人事だと私は感じた。
私の現役のころを振り返ってみても、なされる人事によって、人事をつかさどる人の、日頃見えない、その人の心根が見えてくることがあるが、その経験を思い出すような、今回の野田氏の党人事であった。
今回の人事だけを通して見えてくるのは、菅前首相に比べて、野田新首相の冷静で感情に流されない性格が見えてきます。
今回の人事はまだ、新首相の政治が始まったばかりの一歩ですが、私が期待しているのは、これから新首相が閣僚に実務にたけた人を持ってきて、仕事をしてくれる事で、その予感が私にはかんじられます。
これからの政治の展開に大きな楽しみが出てきました。