Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

Madone 7.7 120km走ってインプレ

2014年03月29日 | インプレ
もう2週間も昔のことになってしまいましたが、BEX ISOYAさんよりMadoneを借りてプチロングライドインプレッションを慣行してまいりました。
試乗の前日のこと・・・
小野てんちょ「ニャロメさん、試乗のMadoneは6(先日のDomaneが5グレードだったため、同等グレードの試乗を希望していた)ではなく、トップグレードの7になっちゃいました~^^)。世界最高のロードバイクをお楽しみください。」という営業メールが。
実際ご対面するとおぉぉぉぉ!というルックス。ということで、バイクポルノと題しルックスにのみ絞った記事をお届けいたしました。

さて、試乗はどこに行こうかな~。
しかし、その日は会社にPCを取りに行く用事があり、しかも2時に帰宅せよとの縛りがありました。
結果、宮が瀬に車をデポし、道志道を登って笹子に行くことに。昔から気になっていた林道があるのです。
また、7kg以下のライトウェイト級バイクですから、登りが多いコースを走らなければ・・・という思いもありました。

今回は、120kmライドのレポートをしながら、道中感じたバイクの感覚を(主観的に)インプレしていきたいと思います。
ベンチマークは、当然のことながらDomane 6

まずは先を急いで結論から!

★★★★☆ 4.5/5
PROs
- ロードバイクは見た目が命。マッシブなヘッドチューブと鉛筆のように細いシートステーを眺めながら何杯でもご飯がいけちゃう。
- Aeolus G3ワイドリムディープホイールのもたらす安心感(Madoneには関係ないけど)
- 50km以上で下りを飛ばすとはじめてわかる、ヘッドチューブ周辺の空気の流れ。明らかにスムーズで空気の渦がない。ロングのTTにも向いているのではないか、と思われる。
- BBやヘッドチューブは剛性の塊だが、路面の衝撃は適度に吸収されている。きれいに整備された日本の道路には必要にして不足なし。
- とにかくあほみたいに軽い!ダンシングをしたくなるバイク。ダンシングをしていて楽しいバイク。
- ダイレクトマウントブレーキにより、ブレーキタッチのリニアリティ向上。タッチのフィールは自分の持っているカンパアテナに似ている。制動力はもちろんそれ以上。
- H1ジオメトリーはかなりアグレッシブにハンドル位置を下げられる。

CONs
- リアエンドまでカーボン。倒したら壊れそうなほどほっそいシートステー(←あくまで主観的な心配事)
- 悪路を走りながらペースを上げたいとき、Domaneが恋しくなる。(日本の整備された道路にはMadoneで十分とも思うが、やはり悪路の区間を走っている時には気になる)
- H1ジオメトリーはハンドルを低くしないとスペーサー山盛りになってかなり格好悪い。これは見た目ファクターとしてかなり熟慮を要する。フミもH2と言っているし。同じ180cmのフミが言っているので、かなり参考になります。
- BB下ブレーキのメンテナンス性の悪さ(割り切っているともいえるが)
- 負荷をかけると、BB下ブレーキがホイールとすっている音がした(気のせいかもしれませんが、これについて言及している海外の記事があったので。だがソースを失念した。)

・・・はじめて試乗車に触れたとき、とにかく見た目が格好良くて笑いが止まりませんでした。やはり、ロードバイクにとって見た目は大事です。何年も付き合うわけですから。
そして、実際に乗ってみると、軽くて硬くて反応性がよく、私のような重量級ライダーでも自然に山に足が向いてしまうような気持ちにさせるバイクです。
Domane 5.2のエンデュランスフィットと比べると、見た目と軽さはMadoneの勝利。乗り心地と付加価値はDomaneの勝利。
後は・・・Domane Classic Edition。これの見た目は格好いいんですよ。後は本当に家計との勝負ですw

というわけで、あくまで同じメーカーのDomaneをベンチマークにつかった主観的インプレでございます。御参考の一つにして下さい。それでは、宮が瀬をスタートするところから!

と、その前に、
+++Madoneフレーム剛性の数値データについて+++
一部コミュニティでかなり読まれたらしい、各社フラッグシップの剛性データ比較は、当ブログのこちらの記事をご覧くだしゃい。
Madoneにおいては、H1フィットとH2フィットによって剛性数値が変化しているところが、非常に興味深いですね。

+++本編+++


明け方の気温は-2℃。日蔭のコーナーは雪の染みだしにくわえて融雪剤が膜を作っていて、恐怖。おかげさまで登り並みのペースでしか下りコーナーを攻められず、ゆっくりゆっくり山梨を目指します。
ブレーキング

その日は日蔭コーナーは雪が染みだしていて、その上融雪剤。コーナーでバイクを倒そうなものなら、たちどころに出足払いをくらいかねないスリッピーなコーナーがたくさん。それゆえ、高速からフルブレーキングしてコーナーリングというようなシチュエーションを体験することができませんでした。ブレーキング、高速コーナー追従性能については採点できません。
ただし、ダイレクトマウントのブレーキは必要にして十分。純正のボントレガー製からシマノ製にグレードアップすれば更にリニアなブレーキタッチが得られることは容易に想像できます。


ブレーキがBB後ろに移動した関係で、ブレーキアーチの開放はヘッドチューブにケーブルが内蔵される入り口のところのツマミをひねっておこなうように変更されています。
同じく、フロントブレーキの開放も通常とは逆方向にひねって行います。
ダイレクトマウントですが、これによるエアロ効果はまああまり考えなくていいでしょう。剛性感のフィールと、軽量化を狙っているのだと思います。それにしても、天下のシマノに自社製の規格にあう製品を採用させるTREKの営業力はすごいな。そしてそれに応えることのできるシマノの対応もすばらしい。


久保の吊り橋は大室山への登山口なんですね。一度挑戦してみたい。撮影のために人様には見せられぬへっぴり腰になっていたのはナイショ。


道志道の駅の手前で、右折します。初めての峠・・・


山伏峠ではなく、初の道坂峠を登って(頂上には雪の回廊ができていました)都留へ抜けます。

ダンシング
軽いです。試乗車は7kg切っていたと思います。それに加えて、ブレーキをBB下に移したことによりシートステーのブリッジ部がなくなっていますから、ダンシング時にバイクを振ったときの軽さが快感。
このバイクはサドルバックとかつけてシートポスト上部の重量を増やしてはイカン!と個人的には思います。
試乗車のギア構成は53/39T-11/25Tで、体重ヘビー級の私はこのようなギア比で獲得標高が120kmで2500mを越えるような山岳コースは普通挑戦しないのですが、今回は一部の激坂を除きこのギア比でも殆ど問題なく走ることができました。
シッティングでも十分登れますが、ダンシングしたくなるバイクです。


この、ブレーキアーチをなくしたシートステーがどこまで軽いフィールに貢献しているかわかりませんが、細かい改良の積み重ねでこの"Spritely"な乗り味を作っているのではないかと思います。


シッティングで登るときは、エアロハンドルのフラットな部分の宿り木に掌をそえるだけ。これがまたよい。
苦しい時にガシッ!と握って手前に引きながら登る走り方には向いていないだろうけど。


道坂峠を登り切り、都留市内へのダウンヒルの開始。前述の通り、日蔭のコーナーはリスクを負わずゆっくり走りましたが、一直線の下りでMadoneの空力性能の良さを痛感しました。


ヘッドチューブ、ポジション

実物を初めて見て真っ先に目に付くのが、圧倒的なボリューム感のヘッドチューブと、端をスパッ!と叩き落とした感のあるカムテール形状のチューブ。これにより、エアロでありながら体積を小さくし、軽量化に成功しています。DHバーをつけてディスクをはいてもTTバイク然となるのではないでしょうか。試乗車のサイズは56で、私の身長が180cmですので、少しスペーサーが山盛りになってしまいました。見た目的にこの煙突屹立状態は悲しいので、H1にするかH2にするか悩みどころ。
低速~中速ではエアロ効果は体感できません。エアロ効果を明らかに感じたのは、道坂峠を下り、都留市外に向け時速50~60kmで高速ダウンヒルをしていた時。いつもとくらべて、ヘッドチューブ周りの空気が非常にスムーズに流れている感じ。体がうける風の抵抗は当然変化しませんが、明らかにヘッドチューブ周りがスムーズにながれ、推進しているフィールがある。カウルでもつけているのではないの?と思うくらいです。まじまじ。




都留を通過して林道の入り口である大幡の町に向かいます。
林道の入り口の近くで勾配20%の悪路の歓迎を受けました。さすがにレギュラークランクでは厳しい。


今日のお目当ては都留の山奥から笹子峠に抜ける黒山田林道


標高700m近くに登り口があります。ここまで来るのも結構なヒルクライム。山が深く、人家少なく、青空と雪の白が眩しい。


なお、山奥には先日の大雪で倒壊した家屋、小屋がたくさんありました。
一抹の不安を覚えながらもメインディッシュの林道の絶景に期待しながら登っていくと、除雪された道路の幅がどんどんどん、狭小になってきます。


残念なお知らせ~
林道開始から1kmもたたないポイントでこれですよ・・・
だったら下に看板出してくれよう


しかたがないので下り返して、都留市大幡と初狩をつなぐ県道712号線へ。この道、あまり面白くないw
しかもすぐに登り切ってしまい拍子抜け。

今日はブルベ富士みちが行われているので、多くのブルベーとすれ違った。この辺りから先頭集団とすれ違い始める。そして、初狩の20号でまさかのりゃうさんとすれ違いwww
下りの20号では、これでもかこれでもかとブルベなみなさんが対向車線から挨拶していただけるので、会釈のしすぎで首がいたくなりました。


藤野を過ぎたところで右に折れ、神奈川練のコースをゆっくりとトレース開始。途中神奈川の最後の秘境、網子集落によってリラックス。ここは本当に神奈川のチベットです。ひとり疲れた足を癒しながらポタポタするには最適の集落。


雛鶴に向かう途中にあります。いいところでっせ。お勧め


公民館の看板の字の向きにも止まってしまった時の流れを感じます。大切にしてほしいな。


ちょうど120km走って試乗を終了。本当は高速ダウンヒルをもっと攻めたかったw
Distance 122.1km
Altitude Gained 2,335m
3,865 kcal

フレーム以外にも、Aeolus G3ホイールそして機械式DuraAceの印象も満点に近い好印象。
正直コンポは電動アルテに心を決めかけていたのですが、機械式Duraの圧倒的スパスパ感とそのルックスに決意は揺らいでおります。

さて、DomaneとMadoneの乗り比べ試乗は終わりました。
結論は、まだでません。
Madoneにするか、Domane Classic Editionにするか・・・(預金通帳をめくる音)(溜息)

最後に、三船さんと山本さんによるバイクラのインプレ記事はこちら。今回書洩らしがあるかもしれないので。ハンドリング、とか反応性とか。

ヤビ通勤用新型バズーカ砲 ion700を実戦配備

2014年03月26日 | インプレ

先日、小型で高性能のライトを購入した旨は既報の通り。

本日は、実戦配備ということで、本来の任務である暗闇でのコバート・オペレーション、夜の丹澤での鹿狩りに行って参りました。


朝は桜を求めて海軍道路を通過しましたが、あともう一息。

今朝は会議報告準備のためすでに朝1時間残業していたので、6時にするっと退社。これより鹿狩りに。


だいぶ日が長くなりましたね。いつもは会社からすぐに246にでてヤビツにむかうのですが、森の里経由でいくと夕焼け小焼けのプレゼントが。


コンビニで息を整えて登り始めます。体重は80kg前後、背中には仕事の書類がわんさかはいったデイパック。せめてSST260Wで登ろうと頑張りましたが、かなしいかな2年ぶりのヤビツに心肺が先にねをあげ、250Wでさえもキープできないお粗末さ。
結局コンビニから42分もかかってしまいました。
酷い・・・

やはりL4 20min x 2に耐えられる体つくりが必要ですね。

ion700ですが、漆黒のヤビツヒルクライムでも、700ルーメンや450ルーメンは必要ないです。300ルーメンで十分!
この暗闇の中で700ルーメンがオーバースペックだとすると、最も想定される用途は逆走自転車眼つぶし照射燈としての用途でしょうか(ヲイ)時々あまりにも暗いセクションでは700ルーメン使いたくなりますが。


もうね。笑うしかないっすよ。

頂上で実験。


闇ヤビツ


昼ヤビツ


眼つぶしじゃーっ!
(良い子は一般道で車のドライバーに向けないように!)

基本は45時間持つフラッシュモードにして、ここぞというところで700ルーメンを使えば、十分長持ちしそうですね。
また、充電がスマホのUSBと同じなので、電池が使いまわしできるのも良いのでは。旅先の充電に困りませんね。


カメラ撮影時の照明機材として用途もあります。
今日は菜の花台からの夜景がダイアモンドでした。

今日は暖かく、半そで半パンで♪♪ダウンヒルしていたところ、蓑毛の手前の凸凹輪っか道で、右わきの茂みから
わさわさうぁさっ!
と鹿が三頭飛び出して来ました!ライトに惹かれたのでしょうか?
「きょえー!」とフルブレーキ!鹿さんのかわいいお尻が眼前に迫りくるその様はまさにスローモーションでありました。


写真はイメージ図です(笑)

鹿は何食わぬ顔で左わきの寺の境内に消えて行きました。おしいことをした・・・


124.1km
3,094 kcal

会社を6時にでて10時半に帰宅。

BikePorn: Madone 7.7

2014年03月23日 | インプレ


3月のとある週末に、BEX ISOYA川崎店さまより一日だけMadone 7.7試乗車を借りてロングを走って参りました。
参りました!何に!?
走りのインプレは後日、勿論書きますが、一にも二にもルックスがかっこよすぎる!(主観的)

バイクを眺めていただけで、ご飯2合行けてしまいました。

というわけで、バイクポルノと題し挑発的で官能的なアングルから舐めまわすように写真を撮ってみました。
お財布的にも挑発的だよな・・・^^)


フレーム重量は850g 完成車で6kg台は余裕です。
おらの鉄バイクやTTバイクと比べると、羽毛です。




試乗車には、機械式DuraAce 11speedが付いていました。これがすごいのなんの、電動なんていらないのでは、という衝撃(←電動体験したことのない人)


E2アシンメトリックステアリング加工が入ったヘッドチューブ
E2は前後から潰しが入ったワイドな横扁平形状のステアラーである。これにより横方向への剛性が向上するんだと。


新マドンに特徴的なダイレクトマウントブレーキ。写真はボントレガー純正のブレーキ




試乗車にはドマネちゃんと同じように小野てんちょのD3アイオロスを無理やり強奪。


ハブはDT Swiss製






このヘッドチューブのマッシブさ!でかい!中には金魚が飼育されています。


この角度からもわかるように、フィン形状を途中でスパッと切り落とした、バーチャルフォイル形状のカムテイルチューブ。翼型形状と同等の空力性能がありながら、軽量化を果たすとか。わかるような何というか。


ハンドルバーはRace XXX Lite Aeroです。ご覧のように握り部がフラット。これが登り坂で手を載せるのに最高なんです。






Paradigm RL
私のお尻には狭くてフラットでジャストフィットでした。サドルも100kmは最低試乗しなければなりませんね。


リアブレーキをBB下に移動したことにより、異常なまでにすっきりしたリアステー。
あまりにもすっきりし過ぎていて気持ち悪い。広告スペースにどうでしょうか。


すっきり。無駄な突起が一切ない。




リアシフトケーブルも内蔵。


Ultegraで十分!と思っていましたが、Duraの質感を見ると心が動くなぁ。美しい。






このフロントディレーラーには感動しました。


この、でかくなった部分が効いているのでしょうか。「えっ!今フロント変速終わったの?」という位軽くスムーズに変速。電動が初めて世の中に出た時のフロント変速の衝撃に匹敵するんだとか、なんとか。


Duraのクランクは美しいなぁぁ・・・


BB90




DuoStrap


これが例のBB下ダイレクトマウントブレーキ。整備性は若干不便になりましたが、通常使用時は特に問題ないです。調整がめんどくさいかな、とは思いますがレーシングバイク故の不便さと割り切れば。

今回はバイクポルノにつき、試乗した際の印象は後日また。



チビ登山 陣馬山~景信山縦走

2014年03月23日 | 登山


前日の夜。
父「まこちゃんもまだ病み上がりだし、花粉症気味だし、明日はおとうさん自転車に乗って遊びにいっていいかな~?」
チビ太+ママ「だめ~っ!」

…そうですか、ならばトレーニングに付き合って頂きましょう。フル装備25kgで高尾山縦走に行くことにしました。
( ゜∀゜)アハハ


まずは八王子まで。全身を使って全力で車掌さんにご挨拶。

コースは小仏~景信山~陣馬山を考えていましたが、高尾駅直前で逆ルートに変更しました。陣馬高原下のバスは一時間に一本なので帰宅時間が読めないため。

高尾駅北口からバスに乗って40分、540円の長旅です。このコースは竹芝神奈川練で何度も通ったお馴染みのコース。多磨霊園の坂では勝手に心拍が上がってしまいます。
途中で立川に住む姉夫婦ファミリーに「チビ太と高尾に行くよ!」と言ったら激しく反応。コースの真ん中で落ち合おうということになり、メールで連絡を取っていたらあというまに陣馬高原下に到着。


今日はアシスト(ボトル運び)がいるので、エースの牽引は若干楽です。チビ太も順調に体重が増えていますが、私も順調に減量できているので。


雪がところどころ残っていて、楽しいね。


和田峠は雪で通行止めが続いています。自転車とハイカーはゲートを潜って侵入可能。


コースの中ほどで、登山道が現れます。今日はコンパクトクランクでよかった(意味不明)
赤線コースをたどります。


ここから頂上までは鬱蒼とした林の中の急登です。


基本的に単調な登りが始まると、ネンネします。


空気が澄み渡って、気持ちよい!


勾配がきついので、次第にYOMEが落伍していきます。こんな時には背中のチビ太に「あちゃちゃ~ん!がんばって~ぇ!」と応援させます。


バス停から90分はかかるかな~と見積もっていましたが、ゆっくりゆっくり登っていたら確かにそのくらいかかりました。


もう頂上かな?と思って遠くを見ると、もっと上に道路が見えます。ということは、まだ和田峠より標高が低いということ。ガックリ。


山頂が近づくと、雪野原、そして泥濘。ズボズボ泥にはまりながら頂上を目指します。


頂上まであと少し。ここでベビーキャリアから降ろして、ラストワンマイルの美味しいところを歩かせます。


陣馬山頂上は素晴らしい眺望!檜洞丸、蛭が岳、丹澤山がくっきりと見えます。他にも秩父、南アルプス、そして関東平野が一望。1時間いても飽きないなここは。


天気は最高!


陣馬山の撮影スポットで撮影の順番待ちの登山客の妨害をするチビ太


さてここからの行軍が大変でした。景信山の待ち合わせは1時。陣馬山出発が12時15分。6キロの尾根道を45分で歩けるわけがありません。(結局1時間45分かかりました。親戚一同には1時間も景信山山頂で待ってもらいました。携帯がつながらないので、さぞかしヤキモキしたことでしょう。)
陣馬山 (854m) - 奈良子峠 - 明王峠 - 底沢峠 - 堂所山 - 景信山 (727m)という道のり

時間に押されているということを除けば、最高に気持ちよい尾根伝いの道。ランナーも多く走っていました。小刻みに小屋があって、そこから藤野駅、相模湖駅へとエスケープルートが走っているので、柔軟にコースを変更できます。今日は明王峠から相模湖に降りても良かったな。


景信山に着く直前にチビ太は珍しく大泣きしてしまい、泣き疲れてコテンと寝てしまいました。頂上には1時間待って心配顔の姉夫婦ファミリーが。売店の机に降ろして、ナメコ汁の香りに目を覚ましたチビ太。
「あれ、なんでここにY子ちゃんとMほちゃんがいるの!?」と目を輝かせて眠りから覚めました。睡眠時間5分w


景信山は都心に近い分、頂上から見下ろす都心の景色が素晴らしい。夜景もいいかもね。


携帯のまったくつながらない山の中で待ち合せをするというのは、なかなかハラハラしますね。次は伝書鳩を持っていこう。


小仏峠への下りは激坂でした。足の中指の爪が食い込んでしまい、苦行の下山。小学生に置いて行かれました。


12キロ山の中を歩いて、歩行時間は3時間半でした。獲得標高は800m
登山のカロリー消費の平均から考えると、2800カロリー位かな。前日のハーフマラソンとの合わせ技で、脚が完全に破壊されました。(破壊されたのは主にふくらはぎで、これは痛い爪をかばいながら加重を調整して下ったためと思われ。他のきんにくんは大丈夫だった)

お台場グルグルハーフマラソン

2014年03月21日 | トレーニング


本日は快晴でしたが、風が強いことにビビってラン練に。前日思いつきで提案したところ、☆野さん、さくぞうさん、林道さんが参加。朝7時半の田町を目指します。っと、ここでレインボーブリッジは朝10時にならないと歩道が開門しないことを知り、慌てて東京駅出発の逆コースに切り替えます。

実は、最後に走ったのは1月のことで、(最後のランは20kmランでした)あまり体力と関節力に自信がない。というわけで、ゆったりまったりペースで走り始めます。


佃大橋通過。7年前までの職場が入船にあったので、よくこのエリアまで足を延ばして昼ごはんを食べたっけ。


晴海BEX ISOYAはこんな所にあるんか~。道路ができたら更にお客さん増えるね!


ペース緩めとあって、入りの15キロまではみんなヤッホーヤッホー快調に走ります。


途中がん研究センタの近くには周回コースもありました。あまり急いでもレインボーブリッジが開通しないので、いく先々で寄りみちします。


13キロ地点くらい。だんだん足の節々が痛くなってきます。最初は膝、次は筋肉ですね。聞くとみんな痛くなっているみたい。☆野さん以外。
やはり2カ月ご無沙汰だと筋肉のショックアブソーバーがなくなっている感じ。


ちょっときつくなって参りましたが、あくまで路面の衝撃による筋肉と関節の痛み。砂浜にでるとクッションのよさにホッとします。


そして、今日のメインディッシュ、レインボーブリッジへ。ここの登りでみな体に異変を訴えますw


竹芝桟橋に着いたころには、みんな弱気になってしまいました。
浜離宮まで走って終了。トータルで23キロでした。
それにしても、突き抜ける碧い空が気持ち良い午前でした。

Dist. 23km
Pace 5:48
PowerCalつけていたので参考までのパワーデータは
Normalized Power 182W
Calories 2,386
Work 1330 kj

・・・この後、築地市場に馳せ参じますが、祝日だということを忘れていました。軽く昼食難民になっていたところ、YOMEから着電
YOME「お墓参り行くよ!遊んでいないではよ帰ってきいや。」

てなわけで急ぎ新幹線にのり帰宅。
12時前には家族との合流を果たしたのでした。


チビ太に、
「お墓の下にはまーちゃんのひいおじいちゃんとひいおばあちゃんがネンネコしているんだよ~。」
と教えたら、
チビ太
「へ~そうなんだ!起きて下さいな~!起きて~!」
と言っておりました♡

1年半ぶりの港北夜練

2014年03月19日 | トレーニング


朝、海軍道路を通って桜の開花具合を確認しましたが、まだまだでした。

今日は翌日の会議の準備もあって、脱社が7時を過ぎてしまいます。恒例となった100km越えジテツーができませぬ。
どうしようかな~と考えていたところ。ひらめいた
港北夜練に立ち寄って、みんなにヤッホーしよう
すくなくともゆきたろうさんはいるはずだw

8時半過ぎに行くとあべちゃん、ゆきたろうさん、そして新加入のうわさのサワノさんが集団をひいている。
まぜてもらったがあっという間に乳酸がたまり、後方警備隊に編入。
なんの見せ場も(そんなものがあるわけないか)なく、2周で終了。とにかく、よっしーさんから遅れることなく、最後まで集団に残ってスプリントでもがくことができたので復帰一発目は合格と致します。


集団練習は楽しいねぇぇ。週一くらいで参加しようっと。やっぱり楽しいわ。


さすがにここまで強度があがると、鉄バイクが恨めしいぃぃぃぃ。

<夜練区間>
Distance, km 11.65
Average Power, Watts 222
Average Cadence 71
Average Heart Rate 156
Average Power, Watts 222
Maximum Power, Watts 1,021
Normalized Power 311

<トータル>
Distance, km 87.67
Work, kJ 2004
Average Power, Watts 165
Normalized Power 231
Average Speed, kph 26.05

Domane 5.2 インプレ  

2014年03月14日 | インプレ




カンチェラーラはトレックのエンジニアにファビアン語で「石畳の上の走る線路を作ってくれ」と新製品開発時に依頼したそうな。そのファビアン語をエンジニアが翻訳した答えがDomaneなんだそうです。

- 悪路の登りをサドルに座って体力を温存しながら登りきりたい。
- 1g、1秒を削ってアルプスの山岳を登るわけではないが、先頭集団で峠を登りきりたい。
- 直進安定性はもちろん必要だが、密接した集団の中でバイクをコントロールできる操縦応答性も高次元でバランスさせたい。
- 毎回集団スプリントに加わるわけではないが、サバイバルレースの最後でスプリントをする際にパワーを受け止める剛性が欲しい。
- 今までダンシングで衝撃を逃がしていた段差や穴を、座ったまま通過してレースに集中したい。
- 平地を独走するための低いポジションが欲しい。


動画のリンクはこちら


というわけで、2月の最終週に一週間ほど、BEX ISOYAさんからDomaneちゃんを借りて試乗しまくってまいりました。週末は子育て優先ですので、土日の明るい時間には乗れません。日曜日の55km、月曜日の通勤160km、木曜日の通勤135kmで試乗を終えました。

結論から先に:
★★★★☆ 4(4.5)/5
PROs
- 高速バスのような巡航性能、直進安定性
- ワイドリムディープホイールのもたらす安心感(Domaneには関係ないけど)
- 道を選ばず段差に突っ込める。段差で腰を浮かす必要がない。
- 通勤でセンチュリー乗ってもダメージなし!(強がり)
- シッティングでパワーをかけて登るスタイルには最適
- ロングに出かけた時の、入りの60km位の疲労感のなさは異常。永遠に走り続けられそうな錯覚に陥ります。(もちろん、その後は脚力次第です。)

CONs
- 長いヘッドチューブによるポジション制約
- ダンシングのスイートスポット小さい
- 集団走行の際、悪路にかまわず突っ込むので、後ろについた人が迷惑する。
- 純正サドルが私には合わない
- 俊敏なバイクではない

・・・ポジションを煮詰めれば、4.5点ですね。
他のバイクにはない付加価値が手に入り、しかもレースもOKという所が魅力。他メーカーのエンデュランス系バイクが、細かい改良の総合的価値で勝負しているのに対し、DomaneはIsoSpeed Decouplerというキラーハードウェア+他の部分の改良で価値を提供しているところがアドバンテージ、と考えます。
後は家計的に先にたつものがあれば・・・(シクシクシク)

マドンと比較していないので満点は時期尚早なので、こんな採点です。
マドンは7を近日試乗予定!!!

+++Domaneフレーム剛性の数値データについて+++
一部コミュニティでかなり読まれたらしい、各社フラッグシップの剛性データ比較は、当ブログのこちらの記事をご覧くだしゃい。

+++本編+++

IsoSpeed

DomaneのキラーハードウェアであるIsoSpeed Decoupler。構造は専門のページに譲るとして、水平方向の剛性を犠牲にせず(=フレームのたわみによる出力ロスがない)、垂直方向のコンプライアンスにより路面の衝撃を吸収する。トレックの発表によるとVertical Compliaceは2倍に改善しているんだとか。シートポストが全てたわむことで、最大で4cm(!)もベンドするそうな。4cmはベンドしすぎだろう、と思いますが、動画を見ると確かにそのくらい曲がっているかも。

シートポストがたわんでいる動画はこちら


信号待ちなどで体重をかけて撓らせてニヤニヤしてしまいます。尻に体重をかけて踏み込むような、60年代ツールドフランス流の重いギアを踏み倒すスタイルのペダリングをすると、若干、いや、かなりシートポストがしなります。長距離を乗り込んで、悪路の衝撃が少ないのがここまで疲労軽減に寄与するのかがよ~くわかりました。アルミのTTバイクで100kmを越えるようなロングをするとライドの後半はずっと上ハンドルで体の節々が痛くなりますが、カーボンバイクなのにクロモリ+手組みホイールの衝撃吸収性を得つつも、最新の軽量バイクなので最後まで高速巡航できます。(脚が残っていれば、ネ…)

パヴェを走っている時の動画はこちら


ベアリング部が長い期間乗っているとどのくらいへたってくるのか(異音)、が未知数ですね。これはインプレしようがありません。

ダンシング
ダンシング性能は普通です。自転車を振ってすごい軽いというわけでもない。ダンシングで自転車が勝手に進んでいくスイートスポットは比較的小さい印象。また、小さなフレームサイズを選んだので、ダンシングで強度をあげた場合、前輪を真っ直ぐ保持するのが難しく左右にヨレヨレしてしまった。これは慣れの問題なので大きな欠点とは感じない。

シッティング
平地も坂も、シッティングが気持ちよい。後述するハンドルとアップライトなジオメトリーと合わせて、いつもならダンシングに切り替える勾配もシッティングのまま行けちゃう。まさにクラシック用バイクだと思う。長距離全部座って走るとさすがに血流が悪くなるので、ダンシングを血流を良くするために時々はさむことは重要だが。

平地巡航
路面状況を選ばないのと、長めのホイールベース、そしてバイクそのものの剛性が寄与しているのか、平地巡航が本当に楽しい。エンジンの脚が持っている間だけですが・・・
たとえて言うならば、大型バスに乗っている感じ。

ホイール

Aeolus D3最高ですね。こりゃええわ。一度この剛性と安心感を経験してしまうと、普通のリム幅に戻れるか不安になるほど。
ボントレガーブランドですが、どうやらリムはZippがOEMしているらしいですね。タイヤが試乗車は23Cだったので、ここは25Cにしてみたいところ。カーボンクリンチャーなので普段使いにも死角はなし。ブレーキシューはボントレガーのコルクタイプ。コルクはリムへの攻撃性がすくなく、「シューゥゥゥゥ」という音がいかにもカーボンホイールという感じで気分が高揚します。音って大事ですよね。
機材、トレーニング的にはパワーメーターを新調したいのですが、一度ワイドリムとDomaneフレームのコンボを経験してしまうと、この圧倒的な安心感のバランスを崩したくないですね。困りました。予算的に全部新調は多分むりなので、困るという意味。
欠点をあげるならば、現保有のAeolus 6.5チューブラーの存在意義がなくなること(涙)

ハンドル

アルミでした。フレームとフォークの振動減衰が優秀なので、ハンドルまでカーボンにする必要はないです。
上ハンドル部分が扁平加工で平たくなっているので、登り坂でここを持つと実にぴったりとした感覚で手にフィットします。欠点は、ワイヤーを沿わす溝がないので、ハンドル脇のワイヤー集合部分を握れないこと。この箇所のバーテープはすぐ剥がれてしまいそうです。

フロントフォーク

IsoSpeedはダンシングしてしまうと主な恩恵はなくなりますが、フォークは常に振動を減衰する重要なパーツ。でこぼこの登りのダンシングで振動吸収のよさが確認できました。(試したのは根岸の不動坂)


ベンドフォークで、見るからに振動を吸収しそうです。下り坂の剛性感は言わずもがな。この形状で、リーフ式サスペンション的効果を発揮するわけですな。その一方レイクが更に後ろにオフセット(5.3cm)されているので、ベンドした分ホイールベースが伸びて操舵性が緩慢になったわけではありません。この辺りはバイクコントロールに長けたカンチェラーラのリクエストっぽいですね。

ヘッドチューブ、ポジション

ヘッドチューブの剛性は申し分ない。困った点は、私が小さなフレームサイズを選んだせいで、ハンドル位置がこれ以上さげられなくなってしまったこと。Domaneはもともとヘッドチューブが長大なので、これからレーサーポジションに近づけようとLow and Forwardにしようにもこれ以上ステムを下げられないのは問題。というわけで、ヘッドチューブの短いレーサー用Domane Classic
Editionにするか、適性サイズのフレームを選ぶことになる。
通常のDomaneにもレーサー用ジオメトリーが欲しい次第(だったらMadone買えってことなのかな)

サドル
純正のサドルは、100km越えるとちょっと自分には合わないことがわかりました。先端がちょっと幅広すぎるようなので、ここは要交換。

BB
BBハイトが通常のバイクより1cm低いらしく、長いホイールベースとあいまって直進安定性に寄与するらしい。
確かに直進安定性はある。1cm車高が低いということは自分がエアロポジションをとらなくても、既に1cmエアロになっているということなのかな・・・

トップチューブとBBの剛性

IsoSpeedとフォークが衝撃を吸収するので、それ以外の結節点はこれでもかというばかり硬くしている印象。

リアステー



ほっせぇ~。大丈夫?ッて心配になるくらい。

ハンドリング
ホイールベース、フォークのレイク、低BBハイトなどの要因により、ターンイン(ハンドルの切り始めの応答性)は緩やかな印象。跳び回る猫のような敏捷性はない。でも平地踏み倒し用だから気にしないでいい。

以上、他にもAeolusやUltegraについてもコメントしたいのですが、また別の機会に。
比較対象のマドネちゃんには3.15の週末に試乗する予定なので、またレポート致しまする。

河津桜 西伊豆コース (伊豆2/3周)

2014年03月09日 | 長距離


今頃みなさんが毎年恒例の河津桜にトレイン組んで走っている頃ですが、日曜日は一日中チビ太とデートのため、一日前倒しでソロ河津に行ってきました。同じルートもつまんないし、天城越えも一度やったし。前日「西伊豆ルート」を思いつきました。

いいコースでした!



160km


獲得標高は2400m
4000kj (=4500cal前後)


最初にして最も難しい関門が、朝起きること。
始発の東海道線は、朝4時54分出発なんです。しかも土曜日は本当に底冷えして、扉が開閉するたびに車内に冷気が入って、小田原まで寒くて寝られませんでしたよ。


熱海で乗り換え。更に西へ進みます。
注:これは「島田」行きです。「下田」行きではありません。これに乗って下田へ南下したつもりにならないでくださいwww

スタートから最初の30キロは、平坦。伊豆半島の肩の部分を、走ります。このエリアが最高!


早朝の透き通った青空をバックにした富士山、真っ青な海、交通量はほとんどなし。


どこを走っても青空と海と富士山の碧い世界。


走っていてずっとニヤニヤニヤニヤ、写真休憩を何度したことか。
伊豆一周を時計まわりすると、大体このエリアは夜が暮れて、脚を破壊された後に通りますから、全く記憶にも残らないでしょうけどね・・・


戸田に至る、井田のあたりからヒルクライムが始まります。道路が山の上にほうを走り、なぜか直下に漁港がありますw。伊豆半島名物、無駄に登り無駄に下るの反復行為の開始。


いや、もう堪忍して・・・


いつもは西伊豆スカイラインで移動するので(こっちの方が一気に無駄に登るのできついですけど、精神的に無駄に降りない分楽)、このルートは初めて。


土肥の集落の手前の高台を走っていたところで、後輪からバースト音!パンクやらかしました。音がすごかったので、何だろうと思ったらサイドウォールが裂けています。これはウォールも修復しなければなりませんね。


ここで先日購入しておいた秘密のラバーボーイを投入。パンク修理パッチとしても、タイヤカット保護パッチとしても使え、しかも幸せな気分になる不思議なパンク修理パッチ。パンクしたのに幸せになるとはこれいかに。


戸田~土肥~黄金崎~宇久須~堂が島~松崎と登っては下りの繰り返し、すっかり疲弊しました。
交通量は非常に少なく、行きかう自転車は漁港でたまに走っているママチャリのみ。ずっと右肩には富士山と、南アルプスの雪屏風が。ヤッホヤッホー。


松崎の先で左折して、「婆娑羅峠」へ。ここも地図上は知っていましたが、いつも海岸線を走っているため、初めて使いました。伊豆半島、内陸に入るといいですね。無駄な入金出金がありません。


えっ。標高316mって聞いてない。


峠自体は最後の区間を除けばアウターで登れるような峠です。


峠から高速で降りてきました。この後河津へむけまた200m登るとは…


下田街道、峰山200mを登って・・・


トンネルを越えると桜源郷です。木々の切れ目から里が見えますが、ところどころに桜色の塊が川沿いに散在して、山の上からみると絵本の世界みたい。


桜は・・・まだ満開で踏みとどまっていました!


一部ランプレメリダ(葉桜)になっている木もありましたが、ほとんどがT Mobile(満開)のままでした。


Lampre Merida


T Mobile


満開は確かに先週でしたが、寒さもあって一週間トップコンディションをキープしてくれました。


先週よりは人ごみも少ない印象。自転車の人は更に空いている上流で観桜しましょう。下流の混雑は異常ですから。


先週お世話になった今井荘さんにご挨拶。あれ?支配人はインフルでダウンだって。
自転車でご挨拶に来た、ということで、コーヒーごちそうになっちゃいましたw

この後はヘロヘロな脚に鞭打って、伊東まで北上。東伊豆は自家用車がビュンビュン走り、大都会の印象です。なぜ下田から帰らないかというと、伊豆急行の運賃をケチるためです。


無事伊東駅に到着したところで160km
スーパービュー踊り子は、輪行スペースが広くていいですね。熱海から横浜までノンストップだったので、あっという間に帰宅できました。

帰宅して体重計にのったらびっくり。
半年で9kg痩せました。後5kg減らしたいトコロ。

来年の河津桜は西伊豆コースで?

583系との邂逅

2014年03月09日 | Weblog

鉄道ファン垂涎の編成です。
高度経済成長期時代の効率的な大量輸送を狙って造られた昼夜兼行電車特急の583系。
登場から約半世紀、今やJR東の秋田、青森で団体臨時用の波動編成が細々と稼働し、いつ廃車になってもおかしくない(?)というこの現代の文化記憶遺産が、どうやら河津桜用団体列車として2週連続で伊東駅にお目見えしていたようです。

本日の伊豆半島160kmリハビリツーリングの最後、伊東から電車にのるか、熱海まで頑張るか悩んでいた時に、
「そうだ!伊東駅に583系がいるかどうかで決めよう!」と思い覗きにいったら鎮座していました。


ボロボロの塗装を予想していましたが、意外や意外、奇麗にピカピカに磨きあげられていて、北の国で大切にケアされている様子が伝わり嬉しくなりました。


中段、上段ベッド用の小窓


新型踊り子として東海道線にデビューしてもらいたいものですw


知る人ぞ知る、パンタ下の特等席はここの下ですね。


ゴロンと号という臨時だそうです。毎年伊東に来てくれないかな。








すっかり興奮してしまい、意味不明のツーショット。

想像の中で見ることしかできなかった少年時代のあこがれの電車との再会でありました。

雨の河津桜、夜の桜並木

2014年03月04日 | 旅行


毎年のように自転車で河津桜に行っているように思いますが、ここ数年は電車で行くことも多いです。
3年前はチビ太がまだおなかの中にいましたが・・・

今回も今井荘さんにお世話になることに。


横浜からは「ただの踊り子」185系で。大人は不満気でしたが、おとうさんとチビ太は国鉄好きですので、こちらのほうが上機嫌になります。


伊東駅でとなりのホームに珍風景が!!!
583系電車
これは奇跡です!日本に残る数少ない波動用編成がここ伊東駅に。どうやら青森から河津桜を見に来る団臨らしいです。この583も廃止が予想されています。3月6日にももう一本走るらしいです。青森のどこか発伊東駅着8時30分だ、そうです。行きたいな。


列車は河津へと滑りこみます。


桜は満開。この日は雨予報もあって、なんとか耐えられる人ごみ。


タクシーの運転手さんも、「今日が今までで一番満開やな~」と言っていました。
今週末はどうでしょうか。(自転車で行ってみようかな。土曜日ね。)


ちょっとだけ河原の会場をひやかして、今井荘へチェックイン。部屋に入るや、チビ太が「ぼくのおうち~!」と部屋の中を駆け回ります。白いシーツは特に大好き。


お風呂場から椅子をよいしょ、よいしょ、と引きずってきて、押入れの二階に登って入って楽しんでいました。
布団があるとそこに突撃する習性なのでしょうか。この後ふすまをピシャと閉められて、
「あけてくださ~い!」
「あやまっているんですけど~!」
と懇願していましたw


他にも、館内の錦鯉に餌を与えて独裁者になったり、


海辺で物思いにふけったり、


広い広い家族風呂で長湯(チビ太の長湯癖は酷い)したり、


慰安旅行の社長になったりしていました。


夜は日帰り観光客も帰った比較的静かな会場で、夜桜ライトアップ。夜桜のアーチの下で散歩を楽しみました。


潮騒を聞きながら、夜のお供はやっぱりこれ!


翌日は伊豆稲取(金目鯛の本場)の吊るし雛会館でチビ太のひな祭りをお祝い。


すっかり充電できた家族旅行でした。

・・・そしてこの翌日から、酷い風邪をひきました。










ion 700 新規バズーカ砲を購入 

2014年03月04日 | インプレ
2年前に購入していた怪しげな900ルーメンの自転車通勤用中華バズーカ砲、HA-III SSC P7-Cですが、最近回線が切れることが多くなりました。これ以上望むことはできないほどの光量と、Lowモードでも5時間持つ持久力が魅力だったのですが、最近通勤で5時間を越えることが数回あり(笑)、そのたびに出先で電源が切れて心細い思いをしておりました。

また、このライトは中華の怪しい通販で格安で購入したものですので、保障も修理も望むべくありません。
小型で高性能のライトを探していたところ、良品のお知らせが。


インプレはここを見てね。


お値段はとてもチャレンジングです。長距離を乗るかたで、時々数分間現れる漆黒の闇には超ハイビームで、それ以外は普通のバイクを同じレベルの明るさでよい、というニーズにはあっているかと思います。充電はスマホと同じMicroUSB方式。

なんといっても、バイクのフォルムを犠牲にしないコンパクトさがよいですね。先代の中華臼砲は充電池を入れた弁当箱をトップチューブに巻いていましたから。


700ルーメンは局地戦用、後はストロボを併用すれば無限に持ちそうです。


YouTubeでの同クラスのライト比較はこちら。

面白いのは、ドイツの国内法では、自転車のライトが対向車のドライバーをその眩しさで妨害しないように、ある一定の範囲外に光線が漏れないように規定されていると述べていたこと。

車のドライバーにとって、ハンドルバーに設置した自転車のライトがどのくらい眩しいか、科学的に検証したデータを公表すれば、サイクリストのマナーも向上すると思うのですが。(最近幹線道路を走る時はなるべく光線の照射角を道路に向けて、眩しくないように「できるだけ」意識しています。ただし、対抗する逆走自転車が来た場合は、最大光量で照射しますが。)


問題は、ライトを新規購入するたびに、ここでインプレをし続けている当ブログの悪習だな。

暖かくなったから行ってみるかの・・・イヤマテ

各社ロードバイク剛性の数値比較

2014年03月03日 | インプレ
物欲にうなされる夜が続いております。

最近、ドイツのTour Magazinなる雑誌が、以前からずっとロードバイクや関連パーツのベンチマークテストを行っているということを知り、興味をもってホームページを眺めたところ、データの宝庫であることがわかりました。

ベンチマークテストの模様と方法についてはこのリンクからご覧ください。



今まで自転車雑誌のインプレ記事で定性的に語られていたフィーリングを、徹底的に定量化。このようなエンジニアリング精神は好きです。一気にファンになりました。

某自転車雑誌、メディアにありがちな、
『ペダルを踏み込んだ力を、あますことなく推進力に変えるBB』とか、
『BBは岩のように硬く、ライダーのすべてのパワーを受け止めるが、フォークやシートステイのベンドの設計により路面からの衝撃は適度に減衰され…』とか、
『異形フォークコラムがスプリンターの出力を受け止め』とか、
『ダンシングをするときのシャキシャキ感が心地よい』とか、
そのような主観的なインプレに不満を抱えている諸子は多いはず。


もうしゃっきりポンなインプレ記事は無用ですw

前置きはここまでにして、データの紹介。
備考:
1. 一部の自転車メーカーはベンチマークテストに協力しないらしい。ピナレロとか。
2. 鉄バイク、チタンバイクの数字も非常に興味ありだが、ありませんでした。
3. アルミはSpecialized Allezがあったので、掲載してみた。なかなかこいつが優秀!

Torsional Stiffness: Headtube
ヘッドチューブのねじり剛性


Tarmacの圧勝。
コンフォート系はそれなりに柔らかい。
注目すべきは、マドンのH1 (レースジオメトリ)とH2(コンフォートジオメトリ)だと、H1がしっかりとレース向けの剛性に味付けしていること。ということは、Domane Classic Editionも固めだな。

Lateral Stiffness: Fork
フォークの水平方向剛性


DomaneやGranFondoのフォークが中位なのは、どういうことなのでしょうかね。フレーム全体で吸収できるから、フォークは硬めでも大丈夫ということかしら。

Stiffness: BB
BB剛性


各社最も力を入れているBB剛性。ここのパワー伝達の向上をもくろんで各社さまざまな規格のBBをリリースして混乱をきたしているのは周知の事実。
面白いのは、あれだけ硬いといわれているアルミも、カーボンのハイエンドには全く歯が立たないということ。
Tarmacが僅差で首位だが、この分野は各社横並びと考えてよいだろう。

Frame Comfort
フレーム快適性


Tour MagazineによるとフォークとBBに乗車時と同じ負荷をかけた際に、サドル先端がどれだけ変形するかを数値化したもの。
ここでは左に行けば行くほど快適で、右はガッチガチフレームになる。
Tarmacがここでも首位と思ったが、意外や意外、4位でした。GIANTはISPなので納得か。
Cannondaleオーナーの方、直観的にあってますか? 
・・・ここから読み取れるのは、1週間Domaneを試乗してMadoneに乗り換えても、実はあまり快適性に差異を感じず、それなら反応のいいMadoneにしようかな?という判断に至る??マジ?

Fork Comfort
フォーク快適性


Domaneが快適性トップ。Tarmacガッチガチ。
先ほどのフォークの水平方向の剛性と等価でないのが一見不思議ですが、この快適性の算出は、Tour Magazineは以下のように説明しています。

The less the fork deforms laterally, the more safely the bike can be steered. The more the fork absorbs the road buzz, the less the hands are strained. We initially measure flex in the riding direction, the fork's lateral stiffness. The quotinent of test load and deflection results in fork rigidity measured in newtons per millimeter. (N/mm).


というわけで、結果について、これらのバイクのオーナーのみなさんはどのようにお考えでしょうか。

要するに、各メーカのトップモデルは、味付けの違いはあれど、どれも外れはないということでしょうか。
その中で、ガッチガチに味付けしているTarmacとSupersixには興味ありですね~。
MadoneとCanyonはオールラウンダーとの印象をうけますが、MadoneのH1とH2ではだいぶ味付けに差があるようです。自分的には、サイズ小さくしてでもH1にするのがよいかと。

以上、妄想の時間でした。