Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

チビ登山第41座 オヤツ―大野山

2016年03月29日 | 登山


桜も温泉も宴会もなかったけど最高に楽しかった大野山の一日

***

最近興味が多岐に渡りはじめたチビ太氏。土曜日の登山スロットを他の習い事にとられてしまわないか戦々恐々としています・・・(汗)
周りの保育園児は英語やら水泳やら音楽やら習い事をそろそろ始める時期、そんな話もチラホラ聞くようになりましたが、チビ太の習い事は「登山」ですので、他の習い事は競合として極力排除してきたのですがw


土曜日はみなとみらいでプレミアムクラシックコンサート(子供用)


そして興奮も冷めやらぬまま楽器店へ(笑)。

コンサートではプロによる本格的な弦楽器などの音色を聴かせることができ、良かったのですが、惜しむらくは子供迎合路線(いわゆるおかあさんといっしょ系)のコンサートでしたので、少し興ざめでした。すでに2時間のクラシックコンサートを静かに鑑賞できるほど音楽好きなので、本当は大人も聞く本格的なオーケストラを聞かせたいのではありますが、
クラシックコンサートのほとんどは未就学児お断りなのが不満が残るところ。このコンサートの後にやっていたショスタゴビッチの交響曲の方に本当は行きたかった。

それはともかく、ギコギコに終わらずメロディーを奏でられるようになるのでしょうか!?

***

明けて日曜日はオヤツ―大野山。前から楽しみにしていたハイキングイベントです。
朝7時17分菊名発に乗って一路御殿場線の谷峨へ。町田で1歳年上のチビ登山仲間、そーま兄さんと合流です。


道中二人仲良く車窓の山談義をしていました。ホノボノ~


谷峨に到着、駅から山頂の牧草地が見えるのでわかりやすいですね。


道路標識によると山頂まで1時間45分と出ました。実際1時間50分かけて登頂だったので、4歳児にはちょっとハイペースすぎたみたいです。
幼児の登山は通常大人のタイムの1.5倍かかるというので、もっとゆっくり付き合ってやればよかった。途中道端におちるものを拾ったり、大人が気が付かないものを見つけては道草するので、それもつきあってあげればよかったな。


とはいえ、序盤頼朝桜までの登りをハイペースで引いたのは紛れもなくチビ太でした。
『先頭はやすぎるぞ~!後ろちぎれているぞ~!』

どうやら大勢で登る上にお友達がいるのでテンションがあがっていた模様。休憩ポイント手前でぜーぜー息が上がっていたので、これはバテルな?と。案の定この後はグルペットへ。


頼朝桜の手前に土管があったので、チビマリオは果敢に入って行きました。








ただの排水溝でした。


頂上直下までくると道は急斜面になりますが、展望が開けるので疲れはふっとびます。


牧草地の稜線をつなぐ心癒されるハイキング。楽しいですねぇ。




頂上到着。風の通り道になっていて結構寒かった。

チビ太には山頂でご褒美のおもちゃを贈呈すると予告していたので、山頂が近づくと目に見えてテンションが上がっていきました。


我が家独自のルール『獲得標高100m=100円分のおもちゃ』。大野山は約600mですので、トミカをget!


今回の登山班には料理人がたくさんいたので、山頂レストランが豪華で楽しすぎた。メニューは

たけのこ水炊き鍋
林道太郎謹製てごねうどん
つけもの
ほかほかお焦げごはん
キウイフルーチェ
焼きおにぎり

などなど・・・完全にカロリーオーバーでした。


下山は牧場を越えて山北の駅へ下っていきます。


牧歌的でいいなぁ。


なぜか林道さんがトランシーバーを持ってきていたので、チビ太はそれでずっと遊んでいました。


<撮影:チビ太。大人の笑顔を見ればわかりますねw>
山北駅までは主に舗装路を下るロングルート。幼稚園児には少々速く、そして長すぎたようです。
途中だっことおんぶを多数駆使しましたが、それがなければ大幅に落伍していたと思われます。子供たちの体力がつきかけていたので、大野山登山口までタクシーを呼んでそこから最後の3kmは楽チンしてしまいました。

この後私たちだけは新幹線で一足早く帰宅。温泉も飲み会も参加できませんでしたが、自宅には4時半につくことができました。
おかげでチビ太は8時には就寝。翌日に疲れを残すことなく月曜日の朝を迎えることができました(これ大事)。

10.4km 距離
750m 獲得高度
1,369 カロリー

ご同行のみなさん、ありがとうございました。チビ太は大人が楽しんでいる中で遊ぶのが大好きみたいです。


チビ登山 第40座はじじ登山!鋸山のノコギリ部を縦走

2016年03月06日 | 登山

ある日の会話。
私『チビ太がじじとお山登りたいらしいよ?』
父『何!どこに登るのか?チビ太はいつも登っているからお手柔らかにね。』
私『ロープウェイで登れる高い山がいいね。入笠山とか、北横岳とか、安達太良山とか。山小屋も泊まりたいけど、ハードル高いかな?』

・・・母によると、この話があったあと、やる気メーターがすっかり振り切れたじじはお山の道具を買いに翌日買い物に行ったらしいw

ぶっつけもアレなので、来る日に備え、まずは近場の低山で練習をしましょう、ということで鋸山を選択。学校の遠足で行ったことのあるという嫁もノコノコとついてきました。ψ(*`ー´)ψ ゥヶヶ

初心者向けの鋸山ですが、数あるコースのなかに一つだけ、難しくてピリリと辛いコースがあるんだな。これが。


ここは観光客向けの名所、地獄覗き。99%の観光客はケーブルカーに乗って軽装で来ています。ここまでの登り返しがきつかった。

+++


スタートはロープウェーの駐車場から。
82歳とは思えぬ軽やかさw
そして嫁は花粉症のため指名手配犯の風体。


「無事におじいちゃんと登れますように」


登りコースは安兵衛コース一択。登り終えた後に、「このコースは難所あり。中・上級者向け。」と書いてあり、同行者に怒られました。


最初の内はこんな緩やか道が続き、みなゆっくりとハイキングを楽しみます。


そして隧道キター!チビ太にライトを持たせると、少年探検隊は勇躍、暗闇に入って行きました。


2年前の記憶がよみがえったようです。

『ここでかくれんぼしようよ』との提案を受け、暗闇の隧道でかくれんぼ開始。楽しすぎる♪


43歳児と4歳児の異常なまでのハイテンション(苦笑)
ここはずっと遊んでいたかった。

安兵衛コースはこの後本格的な登りとなります。この日は花粉が多く飛んでいましたが森の中は不思議とそうでもなかった。


上を見よ!


高い木だねぇ


そして最大の難所、垂直の壁区間。ここで全員軍手をはめてジャングルジム開始。チビ太はすいすいと登って行ってしまいました。それにしてもイイ尻の筋肉。触ると堅いんですw


「木の根っこを使うと楽に登れるんだよね~。」


東の肩直下の急勾配区間も大人に声をかけながら先頭で登って行きました。

この後は鋸山の稜線部分。無駄に下っては登るを繰り返し、後続から文句を食らいながらやっと展望台へ。


海が一望できて、頂上を渡る風が気持ちよい。
ここに来るまで補給食を食べすぎたので、大人たちは昼食はここではとりません。


一方、たくさん登って疲れたチビ太本人は肉を貪っておりました。


記念撮影中もローストターキーが気になるようで。

・・・さて、これからはロープウェーに乗って帰ります。頂上の展望台から指呼の距離にロープウェーの駅が見えるので、稜線をたどって行けば1kmでつきそうな雰囲気。しかし、

稜線がつながっていませんでした。100m降りて100m登り返します。この登り返しが「最後のとどめ」強烈な急斜面階段でした。


石切り場


石切り場を下から見上げる。


物凄い上のほうに展望台が見えるのですが、あそこまでまた登るのでしょうか?


どうやらそのようです。無駄な登り返し。


本日3回目の頂上。(一同辟易w)


山自体が日本寺の境内ですので、信心深いチビ太はたくさんお参りができます。
『スターウォーズのおもちゃが貰えますように!』


私もチビ観音にお参りしておきました。
『体重が減りますように。』


後で地図を見ると驚きの縦走になっていました。
約8キロ歩行、獲得標高は約550m。こんなはずではなかった・・・


登り終えて、金谷港のラーメン屋さんでじじにお酌をするチビ太GJ!
「グラス傾けてよ~」だってw
本当によい仕事をしてくれました。


家に帰ると、すっかりじじ大好き坊やになっていました