Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

小学生登山第106座 朝飯前の赤岳(八ヶ岳)

2019年08月26日 | 登山

先週末のこと

北アルプス大縦走から二週間。山はもうお腹いっぱい・・・になるかと思いきや山恋慕は募るばかり。しかし、チビ太は槍の穂先で『おやまのぼりいんたい』宣言をしていたので誘い出すのに少し苦労。

そう、本当は北岳に行きたかったんです。日帰りで(笑)。


親父『平地はあついよ!涼しいおやまに行こう!』
チビ太『いいね!で、どこのお山?らくちんですずしいおやまがいいな。霧が峰とか美ヶ原とか。』
親父『時間がないけど北岳に行こう。昼4時に広河原に入り、テン泊して3時出発12時下山。空荷で走って登る。』
チビ太『朝3時にヘッデンつけて北岳往復⁉️しかもトレラン9時間コース❓️どS過ぎる、却下。』
チビ太『ボクは槍ヶ岳で登山引退したの!もうお山なんて行ーかない!』とヘソを曲げられる始末。
山岳の地理とコースタイムもいつの間にか頭に入っているらしく、詐欺に引っ掛からなくなりました。高速の移動時間と登山口へのアクセスを勘案して、八ヶ岳を逆提案されました。うへぇ。

というわけで土曜日のお昼、新橋のこども歯科を終えてから高速で移動、美濃戸口から極悪林道を冷や汗流しながらはしり赤岳山荘近くからスタート。一日目は赤岳鉱泉に泊まり、二日目朝から赤岳を目指して早めに下山するというコースで行ってまいりました。

結局北岳の代わりに用意した超級山岳の赤岳2899mですが、朝7時に登頂して10時に下山。
『今日はなんか物足りなかったねぇ』とか生意気こいてます。さぞかしヒーヒーするかと思いきや、疲弊したのは親父でした。
ひー疲れた😖💦

 

ではいつものように写真レポスタート!

       

大自然って感じだね~っとチビ太 このあと自然とエコと生態系について親子の会話。こういった会話がいいんだよな。登山学校。

 

 

苔の森に入ると北アルプスとは違う八ケ岳らしさを感じる。

 

クリアランスのある4WD(かつ関係者)はここまで入ってこれる。

 

 

 

北沢沿いの清流を遡上。水筒いらず、天然クーラー

 

ボーイスカウトルック♪

 

 

水の豊富なテン場でしたよ。

 

 

 

✨🍻🎶

 

 

 

この日は八割位の予約。テン場は満員御礼に近かった。

 

夕食は名物ステーキ🥩! よ、涎が。なんで自炊なの!とチビ太激オコ👹ー

 

次回こそは!

 

 

山小屋を知り尽くした八歳児、まずは本棚チェック📚

 

ヘッドライトを買ってあげただけなのにチビ太モチベーションかなり🆙

 

シャツは中に入れましょう

 

横岳が見えます。地蔵尾根にとりつきました。

 

🕐は0450。明るくなってきたのでそろそろライト消しますか。

 

 

この区間で引き離されました😭💔

 

ゴジラ🦖発見!

 

急登の地蔵尾根を登りきると地蔵の頭

 

 

久しぶりのポテチパンパン選手権にチビ太興奮

ポテチ休憩

 

頂上は大にぎわいでした

 

下山は文三郎尾根を急降下

 

今シーズンやっと出会えたコマクサちゃん。 高山植物の女王🌺

行者小屋が見えた!

 

 

 

 

この山域名物のマムート階段。良く整備されていて助かります。

 

このあとトイレダッシュトレラン発動

 

さぞかしヒーヒーするかと思いきや、疲弊したのは親父でした。

 

ジャージーミルク🐮アイスクリーム🍨

 

 

今日は楽チン登山だったよね~ いやそれは違う

 

 

 



チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 お花畑で出会ったお花たち

2019年08月15日 | 登山

お花畑を歩いていたときの会話。

父『高山植物ってさ、標高2,500mより上にしか生えていないんだけどさ、なんでか知ってる?』

チビ太『わかんにゃい』

父『地球が氷河時代だったときの生き残りなんだって!だから氷河時代の夏に生えていたお花が、今は日本の標高2,500m以上のところだけに散らばって生えているんだよ』

チビ太『シーラカンスといっしょだね~』

父『その証拠に、富士山には高山植物は生えていない。それは富士山が比較的新しい時代、氷河期より後に出来たからなんだ。』

チビ太『へ~~~~』

みなさんのお気に入りはなんですか?

ちなみに私のお気に入りはタカネビランジ

ニッコウキスゲ、虹、雲ノ平


チングルマ


シナノオトギリ


コバイケイソウ


ヤマハハコ


クルマユリ


コバイケイソウ 今年はこの子の当たり年!

 

コバイケイソウ

 

チングルマの綿帽子


イワギキョウ

 

ハクサンイチゲ

 

 シャクナゲ

 

ハクサンイチゲ


ウスユキソウ

 

ヨツバシオガマ

 

イワギキョウ

 

ミヤマアキノキリンソウ


チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 5 槍ヶ岳~槍の穂先~槍平~新穂高

2019年08月14日 | 登山

Day 5ハイライト

この日は長年の夢、登山者の憧れ、槍の穂先に登ってから下山するルートです。

なんと頂上でチビ太チビ登山引退宣言!その真相は!?

5日目 山行6時間49分 休憩1時間6分 合計7時間55分

累積標高 274m

それでは、写真レポスタート!

    

夜が明けた。真っ先に空を見上げると、快晴の予感!

雲海の上、日本の名峰が見渡せる。

 

朝食を食べず下山を開始するお友達とお別れ。

おい最年少!ドヤ顔やめいw

さて、残ったわれわれはヘルメット借りてアタック開始です。
小槍。踊っている人はいなかった。

イッシッシ♪

最初のはしごに取り掛かります。
この後身の危険を感じカメラはしまいます。

このはしごを登るといよいよ槍の穂先

そして・・・・

とったぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
この笑顔

What a picture perfect day!

ここでチビ太

『もう100座以上登ったから、登山しょしんしゃじゃないよね。小学生登山って呼んでよ。』

すかさず父

『そうだね、まず靴紐を自分で結べること、そして地図を読めること。この二つができるようになったらチビ登山卒業だね』

 

そして・・・長い長い縦走路が一望できました。あの海のほうから歩いてきました。すげーなおい。やりすぎだろw

さて、こういうのチビ太けっこう苦手です。

お父さんは心配性。

心配そうに見下ろすお兄さんたち

くだりの途中トイレに行きたくなったらしいです。もれる、もれるぅ~といいながら下山。

 

ミッションも果たしたことだし、ご機嫌で下山しましょう。下山だけとはいえ6時間半以上のコースタイムを誇るロングコース。

上高地に下りるよりは二~三時間ほどみじかい。

槍ヶ岳山荘は500人以上を収容できる、まさに断崖にたつ要塞。

槍平まで急降下していきます。先行する小学生家族は既に2時間ほど前に下山開始しています。これは仮に追いつくとしてもゴール地点近く、6時間後だな・・・と思っていたら・・・

下山初めて2時間半、中間地点の槍平で捕捉に成功♪

ここからはペースを落として集団でワイワイ歩いていこう♪

・・・とはいかず、チビ太先生の鬼牽き炸裂w

だんだん集団が棒状に伸びて・・・

下山途中の沢筋を上に見上げると、ジャンダルムが見えました。

ヘリコプターもきていました。

逃げが決まりそうです。

結局二人で逃げ切ることにしました。結局コースタイムマイナス1時間強で下山。

 

長い長い登山道を下って新穂高に下山。『五日ぶりの文明社会だーっ!』とチビ太。

これから松本に戻って5日ぶりのお風呂です。このまま帰るとオーデコロン山男になってしまうので😃

髭、伸びましたね。

 

結局13時40分の松本行き直通バスに乗ることができ、がんばればその日のうちに帰ることもできましたが、

チビ太『縦走の余韻を楽しもう、まつもとの町を楽しもう。』

との提案があり、いつものように浅間温泉の宿で一泊し、ナイトライフを楽しんでから帰ったのでありました。この後3連続の反省会があり、体重減少効果は小さかったです。靴擦れによるチマメもひどいのできていて、歩くのが数日つらかった。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

忘れられない、濃いFather and Sonの時間を過ごすことができました。またテントかついで旅したいな。


チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 4 双六小屋~樅沢岳~千丈乗越~槍ヶ岳山荘

2019年08月12日 | 登山

Day 4ハイライト

目的地の槍ヶ岳を常に遠望しながら、どんどん近づいてくる穂先に興奮する一日でした。双六小屋から続く西鎌尾根はまさに絶景の連続、こんな絶景を二年生にして見られるなんて、羨ましいぞ。

そして、西鎌尾根を埋め尽くすレアな小動物たち。山岳ガイドを買って出るヒルクライマー雷鳥、恥ずかしがり屋のオコジョ、二年生二人、五年生ひとり。いいルートだった、槍ヶ岳山荘も過ごしやすいし、なんといっても4日ぶりの屋根の下はいいね。(夜のおじさま方鼾アタックには辟易したけれど。)

4日目 山行5時間19分 休憩2分 合計5時間21分
累積標高 858m

それでは、写真レポスタート!

    

早朝5時、テンションの異様に高い二人。
そうですそうなのです、今日の目的地は・・・

槍ヶ岳っ!
しかも先行して静岡から来ているという小学生二名の親子パーティが進んでいきました。追いかけましょう。小屋からいきなり樅沢岳へは急登があるが、この日はガスで視界悪し。

急登をすすんでいくと、路傍の這松から雷鳥が出てきて、先導役を買って出てくれました。しかも雷鳥ヒルクライム早い。ぴょんぴょん羽ばたきながら登っていくので、ぜんぜん追いつけません。

ちなみにこっちは、信州土産の定番、雷鳥の里。 我が家ではホンモノを見たときのみ、買って帰るようにしています。

封入されている雷鳥の絵(しおり)ですが、嫁の会社ではこれをコピー機の近くに置くとコピー機の調子がよくなるんだそうです。取り除くと紙詰まりを起こしてしまうんだとか。 どんな会社なんだ・・・🐤 さて、話がそれてしまった。西鎌尾根に話をもどそう。

樅沢岳の山頂。ガスがはれると槍穂高をバックに見事な滝雲が出現。こんなのはじめてみた。滝雲とは、山の稜線をこえて風下側に流れた雲が、山にそって滝のように落下しながら消えていくもの。ということは、落下している奥のところが、千条乗越かな。

前の小学生に追いつきました。五年生のRへいくんと二年生のRたろくん。この後の道中、次の日の下山と二日間一緒になります。キッズ仲間の出現は本当にうれしい。

西鎌尾根は本当に絶景の連続。
ただし時々足元注意。山頂を巻いて行く道は高度感たっぷり。(危険ではない。)

断崖絶壁、滝雲、穂先

子供たちもこんな神々しい景色をみること人生初ではないだろうか。

同行の二年生が遅れ始めたので、ここからは先行。目的地の槍ヶ岳が少しづつ近づいてくる。絶景につぐ絶景で、飽きることがない。

写真ばかりとってちっともペースが上がらない。

ここは中間点。3時間のところを2時間で来ました。
今日はどうやらたくさん昼寝ができそうだ。はよ山荘について連日の疲労を抜きたい。

山頂直下の千丈乗越の手前の途中の岩場にたたずみ、カメラをのぞき込んでいるおっちゃんがいました。視線の先に、恥ずかしがり屋のオコジョ(とても小さい)がキョロキョロまわりを警戒しながら出てきてくれました!

前回二年前はチビ太だけが目撃することができたので、やっとお目にかかれました。おとうちゃん歓喜。

雲ひとつない蒼空に屹立する穂先。
良い日だ。この後前方に見えるガレ場、鎖場を越えると(怖いが非常に危険というわけではない)、千丈乗越。予定ではここで昼食予定だったが、思いの他早く着き、おなかも空いていなかったので、軽食してすぐ出発することに。コースはここから岩場の急登となり、1時間10分で山頂直下にでるらしい。

急な登りだがつづら折りになっているのでリズムが刻みやすい。チビ太は軽々と登ってゆく。山頂が近づくと、小槍もはっきりと見えてきた。あの上でアルペン踊りは踊れない。

山頂直下にやっと、やっと着きました。薬師峠からみると米粒のように小さく見えた穂先が、やっと手の届く距離に。チビ太『思ったより小さいな~。』この後は山荘食堂になだれ込んでラーメン&カレーを食べ、ビールで乾杯したり昼寝したりして山頂のゆっくりとした小屋時間を過ごしました。

少しおくれてお友達たちも到着。
おいこら!ペグはそういう使い方しないの!
八つ裂きにするよ!この後親同士で酒盛り、子供たちは解き放たれ思い思いに遊んでいます。時間がたくさんあっていいよね。

あの、ここ、標高3000メートルの山小屋なんすけど…

急病人がでたらしく、山岳救助ヘリが小屋に緊急出動してきました。すさまじい轟音と爆風、そして…

砂礫!がんがん当たって痛いです。

夕食はハンバーグ定食。チビ太は大盛ではなく雲ノ平盛で。

四泊目にして初の小屋泊でした。そろそろ食料が尽きかけていたので。

小屋はリラックスできると思ったのですが、その夜おっさんたちのトドのような鼾に苦戦しました。一瞬しずまったところでやっと入眠に成功、しかしその後はプロレス技のような寝相のわるいチビ太の攻撃に悩まされました。次の日の予定ですが、我々親子は朝食後穂先アタックしてから下山。小学生家族は朝食とらず朝5時に下山開始だそうです。明日は早朝から晴れるのだろうか・・・


チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 3 雲ノ平~祖父岳~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘~双六小屋

2019年08月11日 | 登山

Day 3 ハイライト

祖父岳で雷鳥探したら足元に子連れ雷鳥いた事件。その後雷鳥渋滞発生🐤
朝焼けのスイス庭園、ワリモ岳から鷲羽岳へ。酷暑にやられつつお花畑の中双六小屋へ。

3日目 山行7時間26分 休憩1時間41分 合計9時間7分

累積標高 880m

それでは、写真レポスタート!

    

見事な朝焼けが水晶岳を照らす中、三日目の朝はスタートします。


高天原を見下ろす展望台にて。



スイス庭園の端っこです。
ここは天国の中の一等地。


半ば強制的にw

名残惜しく候



この先は、こんな這松のトンネル道が多かった。











この後、雪合戦をする童心を忘れた8歳児に雪のつぶてを見舞いますwww

薬師岳と雲ノ平。
おれも被写体になりたい。

この姉さん(T子さん?)とは祖父岳からワリモ分岐点まで一緒でした。

祖父岳を越えるといよいよ目的地の槍が姿を現します。
まだまだ遠いな。

登山道を歩くと、雷鳥がいるらしい、「え?どこどこ?」と探すこと一分。なんと雷鳥は足元にいましたーっ。



しかも子育て中でした。雛たちが母鳥のお腹から発射され、散会します。


ほっといてもこんな至近距離まできてくれました。


このあと登山道にはお盆休みの雷鳥渋滞が発生しました。





ワリモ分岐への登り道。チビ太リーダーのナイスペースメイキング。T子ねえさんとN子ねえさんかな??

「生かさず殺さずひっぱるんだぞぉー」by ドS父






ワリモ岳への道はけっこうスリリング。

一度下って登り返し。

ちょうど鷲の背骨を頭に向ってわたっている感じです。

めざせ百名山



ゲットしました

この後の三俣までの下り道の急峻さがえぐかった。かの方角からは絶対に登りたくない。

三俣山荘には診療所があり、ここで昨日指にささった棘をぬいてもらったりして、1時間40分ほど停滞。



こちらから見ると確かに鷲が羽ばたいているようにみえる、勇壮な山容。男らしい。

さてこのあたりからお昼時の強烈な直射日光と登り道に体力をどんどん削られていきます。日和見して三俣蓮華をパスして巻き道へ。この巻き道も日をさえぎる区間少なくつらかった。唯一の水場で頭を冷やしてすこしばかり復活。



眼下にやっと目指す双六小屋が見えました。ほっと安心。

この山荘、チョコケーキも売っているんでっせ!
チビ太は山菜蕎麦。『野菜とって善玉菌増やさないと』とか言ってたくせに、『うへぇ。大人の味だ。マズ!』とか言ってました。


テント⛺️設営のお手伝いをしているときに閃いた💡ようです。

元のネタはこれ。

八つ裂きにしてくれるぅ~!

 

さて、次の日はいよいよあそこの近くに行きます。


チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 2 薬師峠~太郎平~薬師沢~雲ノ平

2019年08月11日 | 登山

Day 2 ハイライト

日本最奥の秘境雲ノ平、天国の楽園で地獄の産みの苦しみ事件(雉打ち)

薬師峠からお気に入りカベッケヵ原、薬師沢からの急登を経て雲ノ平へ。山荘混みすぎでテン場へ。

二日目のハイライトはなんといっても人気がなくなった後の雲ノ平の木道で、親子二人でずっと見ていた夕日と入道雲かな。わすれられない大切な思い出です。

2日目 山行5時間40分 休憩2時間41分 合計8時間21分

累積標高 829m

それでは、写真レポスタート!

    

二日目の朝は早い。

豪雨とテント決壊の恐れからあまり寝られませんでした。翌朝歩き出すと今回の目的地である槍ヶ岳が見えました。あそこまで行くのか!行けるのか?行きたいな!

太郎平はニッコウキスゲが満開。

荷物重すぎ。

カベッケヶ原はチビ太のお気に入り。泉で火照った体を冷やしながら進みます。

河童伝説の残るカベッケヶ原 二年前はオコジョに会えたのですが、会えずにがっかりなチビ太

薬師沢に来ました。清流でひとっぷろ浴びますか。

周りの人はドン引きしていましたが、この先の行程を考えると水浴びせずにはいられない。ちなみに頭の先までキーンと冷たかったです。ここでクールダウンしたのでこの後のつらい急登もなんとかこなせました。

地獄の急登2時間を終えると、木道がはじまり、しばらく歩くと山荘が遠くに見えました!

以下自粛w

小屋が近づいてきました。

二年ぶりに帰ってきました!

ただいま~

この日は定員70人のところ100人越え、宿泊客以外に夕食を提供できないということで、しょうがないテン場に行くことにしました。

とはいえ、昼間はしっかり山荘をエンジョイします。 思い出せばチビ太が初めて活字(漫画)に触れたのは2年前の雲ノ平山荘だったのです。

テン場へ。

黒部源流に近づけば近づくほどコバイケイソウの大乱舞がすごくなってきました。

 

地上の楽園、雲ノ平。亡くなった人の魂はこころへんに来るんだよ、と教えておきました。

一度山荘にもどって昼食をば。

山荘からけっこう遠い(20分)のテン場。

ここで飲むビールはほんとうまいっ!

親父はカレー

ほんとにおいしそうに食べますな。

息子はどこにいってもラーメン

今日のテン場は前日とは打って変わって、平坦かつ砂利のない最高のコンディション。よく寝ました。

やることがなく暇なので、夕暮れ時の遊歩道で夕焼けを眺めることに。小鳥のさえずりと虫の音以外は一切の音がない静寂の世界。ほんと、何も聞こえない。 薬師岳の上にかかる入道雲を眺めながら30分ほど、なにもしないなにも聞こえない贅沢を味わいました。 幸せな時間だったな。

この縦走中、とにかくゆっくり話す時間がとれました。 この話す時間が親子登山の醍醐味かも。 その中でも雲ノ平の空の下での親子の会話は最高だ。

砂利ってない、ひらべってるテントの寝心地は最高!朝4時まで8時間以上ぐっすりです。

 


チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 1 折立~太郎平~薬師峠

2019年08月11日 | 登山

Day 1 ハイライト 初の山頂テント泊、夜は豪雨落雷事件。隣のテントは水没(笑)
空港からバスで登山口に正午着。灼熱光線にやられて疲労困憊して薬師峠キャンプ場へ。 初日のハイライトはなんといっても深夜の豪雨落雷。どのくらいひどかったかというと・・・

これが当日の天気図。 爆心地で幕営していました。 天幕に叩きつける滝雨の音で寝られず、いつテントが崩れて水浸しになるか恐れながらの一夜でした。 実際に同じテン場では水没した古いテントも少なからずあったようです。小さな亀裂から浸水するそう、テントの手入れは大事なんだな、と初日から思い知らされました。 その点Mont Bell ステラリッジは頑強で、雨漏りは皆無でした。

1日目 山行 4時間11分 休憩 37分 合計 4時間48分

累積標高 1049m

それでは、写真レポスタート!

    

羽田0750分のANAで富山空港へ。上空通過時に今夜の宿を確認できてたまげる。

剣・立山かな?気持ち高ぶる

富山空港には8時45分に着きました。バスの接続時間があまりありません。急げ~! ラウンジ利用だから荷物は最初に出てきたよ~♪

富山地鉄にゆられて山奥へ

有峰口につきました。

折立行き最終バスに。
これだと登山口1205分着。この便に乗っている(今日登りはじめる)登山客はいませんでした。ですがコースタイム通り行けば17時前には太郎平に着くはず。 バスの中から雲ノ平山荘に電話すると大変混雑していることがわかりました。ま、着いてから判断しましょ。

折立キャンプ場につきました。チビ太も二年前の車中泊+花火を覚えていたのかな、『わぁ~い!』と走り回っていました。

折立口にはヘリがひっきりなしに来ていました。大体10分間隔くらいかな?大忙しですね。

青大将かな?

とにかく暑い。そして20kgが肩に食い込んでつらい。
今回で一番きつい登りでした。先が思いやられる。

Tシャツをしぼると大量の汗が お目汚し失礼w

一方、チビ太は超元気www
心配無用www 贅肉のないクライマー体系だな。

ここは直射日光「さつじんこうせん」銀座です。
霧吹きをつかった「気化熱シュッシュ作戦」で乗り切りました。

太郎平小屋がみえてきました。

二年ぶり!生ビールでかんぱ~い。
「うぇ。酒くせぇ」とチビ太悪態。

通り雨が過ぎると、雲ノ平に虹がかかっていました。

薬師岳は雄大ですね。いつの日かきっと。

人生初テン場です。設営をちゃんと手伝ってくれる二年生。えらい!

食料は五日分(夕食)用意。しょっぱなはお肉ごろごろミートソースです。

この日は北アルプス全域を豪雨落雷が襲い、このテン場も深夜には濁流の巷と化します。

怪奇的な色の夕焼けがその後の惨事を予感させます。



チビ登山第98~105座 8歳の夏、北アルプス大縦走

2019年08月11日 | 登山

五日分の食糧と二人分のテント用具を担ぎながら黒部の源流を彷徨った、2019年夏の暑く嶮しい追憶。

まさに大冒険。八歳の夏にこんな壮大な経験できるなんて、うらやましい(手前味噌)

駄文ではございますが、記録として残すことでこれから同じ道をたどる人の参考に少しでもなれば、とまとめてみます。

*随時更新していくので気長にみてください。

チビ登山第100座は槍ヶ岳山頂で迎えるはずでしたが、結局雲ノ平で迎えてしまい(まぁいいか)、その後もたくさん荒稼ぎ。

① チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 1 折立~太郎平~薬師峠

② チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 2 薬師峠~太郎平~薬師沢~雲ノ平

③ チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 3 雲ノ平~祖父岳~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘~双六小屋

④ チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 4 双六小屋~樅沢岳~千条乗越~槍ヶ岳山荘

⑤ チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 Day 5 槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘~槍平~新穂高温泉

チビ登山 8歳の夏、北アルプス大縦走 山で出会った動物たちとお花畑