Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

チビ登山第32座目は雲取山自走往復

2015年10月25日 | 登山


先週初のベビーキャリア卒業を大山で果たしましたが、余勢をかって雲取山へ山小屋宿泊の山子守へ。
標高差1500m+ 大人も音をあげる鴨沢からの超ロングコース、4歳3カ月のあんよで完登しました!



往路はこんな感じ
17.1km 6時間半くらいでした。


スタートは10時少し前。途中圏央道の渋滞や、所畑の駐車場が閉まっていたこともあり時間を食いました。


途中の廃屋山小屋。こういうのを見つけると必ず探索の手を入れてしまう父子なのでした。


『無事にお山に登れますように』


推定6時間オーバーですので、序盤から細かく30分刻みで短めの休憩をたくさんいれます。それでも消費しきれないほどの行動食をたくさん持って行きました。


担ぎがないのでいつもより荷物がたくさん持てるのが嬉しいです。そして成長したチビ太は水汲みのお手伝いをしてくれます。


ペース的にはコース標準タイムよりやや遅く、おばちゃまグループと同ペースという感じ。


後ろのおばちゃま達と抜きつ抜かれつの長い道中でした。


紅葉は、標高1200~1700m位が真っ盛りでした。


癒されるなぁ。カメラをかまえてばかりで、ちっとも前に進みません。


ここは七つ石山の手前、マムシ岩です。お気に入りの休憩処。




景色がいいので、チビ太も長い登りに苦情ひとつ言わずに登って行きます。3カ月前に担ぎで一度経験しているので、今日の登りが超ロングだということも理解しているみたい。


ブナ平への巻道。一本橋は慎重に登りました。


先ほどのおばちゃまグループが疲弊していたので、円陣を組んで渇をいれました。^^


長い長い巻道を終え、視界が開けると稜線に出ます。ブナ平です。


きれいだねぇ。


足も段々疲れてきたとは思いますが、稜線の絶景が疲れを癒してくれます。


お山登りは楽しいですねぇ。


自然とルンルンになって♪小走りしちゃいます。




ヘリポートが見えると、テント村です。来年は、テン泊デビューかな?
もうチビ太を担がなくてよいとなると、重い荷物を担げますね。


この道は、3カ月前雷と雹に打たれて遭難しかけた道です。チビ太もよく覚えていました。




そして、雲取山山頂直下の避難小屋が見えてきました!
ここまで1500m登り、最後の厳しい登りで音を上げたものの、99%自力で登ってきました。残りの1%は気晴らしの『一分間だっこゲーム』によるもの。




三角点にタッチだぁーっ!


山頂から30分くだり、日没直前の(勝手知ったる)雲取山荘へ。


夜は外の宴会に輪に入ったり・・・


姿が見えないとおもったら暖炉を囲む輪の中に勝手に入って盛り上げていたり、すっかり雲取山荘のマスコット坊や気分でした。

普通どんな山にいっても小さな子供はいるもんですが、さすがに雲取山にはいなかったなぁ。

山荘ですが、紅葉シーズンということもあり満室。八畳間に11人が寝るというすし詰め状態。寝ぞう最悪のチビ太はおきたら3つ隣のおじさんの横で寝ていました。


前日は7時前後に寝てしまったので、朝の目覚めは最高です!4時起床で4時半朝食、5時にはヘッドライトをもって山荘を出ます。(早っ)


700ルーメンを持ってご来光を見に行きます。気温は…1℃。しかも北風が激しい。


人生初の山頂ご来光!


気温1℃で北風爆風なので、早々に頂上から辞去しました。


南側の斜面からは、くっきりと塵ひとつない青空に浮かぶ富士山が拝めました。


ここからの標高2000メートルの稜線は、早朝に歩くとずっと富士山と一緒にお散歩できます。ご機嫌な道です。




惚れ惚れ


厳しいポイントが時々現れるものの、雲取山の下りは概ねなだらか。




霜柱がありました。どうりで吐く息が白いわけだ。


日がさしてくると段々暖かくなってきます。


下りはさすがに速く、早朝5時半出発ということもあり10時半には下山完了していました。


往復34kmはさすがに疲れたらしく、下りも最後はお疲れモードでした。

+++

長い道中で泣きが入った時のために用意した緊急用の抱っこ紐は、ザックの一番奥にしまったまま、一度も使うことはありませんでした。よ~く頑張った!
先週に引き続き今日も褒めて褒めて褒めちぎりました。

一体どのくらい疲れてしまったか、明日一日様子を注視したいと思います。

日曜日家に帰ってお風呂でチビの足をマッサージしてあげましたが、かなり筋肉質になっていましたw

奥さまが夜9時に帰ってきて、チビ太は自慢話しながら寝室へ。よい週末でした◎


自力大山チビ登山 ベビーキャリア卒業の日

2015年10月19日 | 登山
おひさでございます。

今週、来週と二週連続でチビ太と一緒のお留守番週末であります。
もともと、今週末は雲取山へ山荘泊を企画していたわけですが、土曜日雨のため雲取山は中止。
急遽その予定は日曜日ヤビツ峠から大山に登って新しいケーブルカーに乗って降りるゆるふわコースとなりました。

前日そのコースを聞いて、ふと考えました。
『大山なら、ベビーキャリア無しでも登れるかもしれない・・・』

ヤビツ峠からであれば標高差は500m前後。チビ太には十分可能な標高差です。
しかし、問題は下り。特に下社への下りは急勾配で、足場も悪く、岩場も多く、登りより下りの方がきついという声も。いざとなったら頼れるベビーキャリアは安心なのですが、同行者の鮎ママ、千代さん、らくださんのご厚意を当てにしてキャリアなしで家を出てしまいました。

秦野駅には8時前に到着。大分朝早い出撃に慣れてきたようです。(前日からかなり吹きこんでおいたので、耳元で囁いたらすぐ目覚めました。)

バスは名古木から35分でヤビツ峠に到着。自分のベストより1分も速いですw

チビ太は最初っからテンション高く、ペースも速めで登坂開始。とはいえ1時間半の登りですので、ベンチをみつけたら必ず小休憩を入れるようにしました。お煎餅が3枚なくなったので小休憩は3回でした。

ヤビツ峠からのルートは途中鼻歌を歌いたくなるような平地を時折挟みながらも、リズムをつかみ易い登りが続きます。


途中の鎖場もなんなくクリア。


ぺちゃくちゃ話しながら登っているとあっという間に山頂が見えてきました。


途中、同年代の子供を見かけては走りよって「何歳?」と聞いていました。4歳児が4人はいましたね。5歳児もちらほら。てなわけで4歳児による大山登山はそんなに珍しいことではないようです。

山頂が近づくにしたがったものすごい人ごみ。ケーブルカー効果ですかね、今までで一番の人出でした。


そして1254mの頂へ!


頂上は満席でしたので、一段さがってベンチを確保。

この日は頂上は晴れでしたが標高1240mの下はなんと雲海!丹沢山地とは思えないアルプスの高山のような絶景を楽しみました。この絶景を肴にお昼ご飯。


初めて見るガスバーナーで作る暖かい料理に興味深々。


千代さんの作ってくれた美味しいポトフをあっという間にペロリ。担ぎをしなくなったら、今度は料理器具を担いで登るかな~♪新たな楽しみが出来ました。

おいしいご飯の後は、鮎太郎さんにコーヒーまでご馳走になって、下山開始。ところが見晴らし台ルート通行禁止の影響で、登り下りの登山客が集中し登山道は大混雑、それに輪をかけチビ太が大渋滞を引き起こしておりました。

とにかくこの下りは膝と腿に悪い。転びやすいので、チビ太の手をつないでヒヤヒヤしながらの下山となり、登りの二倍は疲弊した下りとなりました。当のチビ太大先生は最後まで泣き言を1つも言わず、
「お山は楽しいねぇ」
(すれ違う疲労困憊の登り登山客に)「がんばってください~。ぼくは登りまちた。」と嫌味を言う余裕までw






最後まで完走できたらおもちゃを買ってあげると人参作戦を発動していたので、それが効いたようです。




下りのケーブルカーは最前席をゲット!なんかあれですね、ロマンスカーVSEのデザインを踏襲したパノラマ感です。ちなみにこのケーブルカーは一度トラックで菩提峠の駐車場に運び、そこからヘリコプターで輸送したらしい。


バス停に向かう参道ではご褒美の大判煎餅。帰りのバスは大混雑でしたが、うまい具合でニッチを探し、そこに入るやいなや睡魔が襲ってきたようで、立ちながら寝始めました。間欠的に訪れる膝カックンを見ながら一同大爆笑。


そして帰りの電車では前後不覚のまま夢の中に入ってしまいました。


よく頑張ったね。いや、ほんと、よく頑張った。
(ベビーキャリア卒業がちょっと寂しい)