Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

丹沢主脈トレラン 27km、足攣ってからトレ歩き

2017年09月24日 | 登山


二週間前の記憶。
10月1日は第一回松本マラソン。調整に失敗し、体重重いままでの参戦になりそうです。
まだ暑いだろうし、このコース後半登りっぱなしでタイムははなっから望めないのですが、まぁ調整的な何かはやっておきましょうということで着地衝撃による筋繊維破壊を目論み丹沢へ。
この週は月曜日~水曜日で300km走っていたので、3日間しっかり休んで疲労を抜いて(=たっぷり肥えて)準備。もうこの時点で足攣りの前兆だったかもしれない。朝体が重かった。

始発の次の7時1x分の渋沢駅発のバスで大倉まで。前回は半日強の外出券しかゲットできなかったうえだっちさん、今日は一日外出券をゲットしているのでフルコース参加です。前回のようにしょっぱなから走ったりしないので、心拍の上昇が緩やか。そこそこのペースでバカ尾根に取りつきます。この日、とにかく湿度が高い!いつもの倍以上の発汗で全身ビショビショ、顔がしょっぱい。何かいつもと違う感覚がしますが、調子は悪くないので先に進みます。途中トレランナーと抜きつ抜かれつになってしまい、ふくらはぎにピキッといやな違和感が。


ほとんど休憩もとらず花立山荘まで1時間30分、そして塔ノ岳山頂到着が1時間45分くらいかな。展望は全くなし、結局蛭が岳までずっとガス。トレーニングだから眺望が開けなくてもオッケー。
休憩後、塔ノ岳から丹沢山に向かいますが、ここで足攣りの症状が醜くなりました(肉離れかと重いくらいの激痛)。とにかく痛くて下山時に大腿四頭筋が体重を支えられない。走るなんてもってのほか。

一瞬大人の判断で引き返そうと思いますが、なんとなく時間がたてば回復しそうな予感もした。ただマラソンの本番前にここまで痛めてしまったら、どっちに転んでも、もう手遅れだな~とかいろいろ考えをめぐらし、けっきょく前方に退却することに。ここまで来ると、もうエスケープルートなんてものはなく、前に進んでも引き返してもあまり変わらない。

丹沢山にびっこを引きながら登り、休憩してストレッチ、しかしストレッチするとかえって痛みが激しくなる。とにかく下りがつらい。登りは快調に登れる、永遠に登りが続いてほしいw
この時分は走るなんて論外で、そろ~りそろり、なるべく衝撃を与えないようにやさしく速歩していました。




蛭が岳に11時半に到着、カップラーメンを頂き、ポカリで塩分補給して焼山方面へ、自信満々でルートを選びましたが、実はこれ檜洞丸への登山道。無駄に0.5km下ってしまい、登りかえすことに。登り返すとさっきまでいた山荘w




蛭が岳~地蔵平は延々と続く階段地獄。途中で杖になる枝を手にしたので、杖に体重を預けながらヨタヨタと下山。




紅葉は色づき始め

地蔵平まで降りてくるとトレランしたくなる緩斜面の落ち葉の道に変わりますが、まだ走れません。ただ長い距離の緩斜面を歩き続けていくと、だんだん痛みが穏やかになってきた。ためしに小走りしてみると走れないことはない(痛いけど)。黍殻山から焼山へのトレラン向けゾーンではなんとか騙し騙し走ることができました。下りをかっとぶ、という感じにはほど遠かったですが一応トレランするという当初の目的は達成。


途中で見つけたセンチコガネ(雪隠小金)。名前の通り糞虫ですがな。


キクイタダキもいた。写真は借り物ですが。

蛭が岳から先の北丹沢エリアは、登山客がぐっと減って静かな山歩きが楽しめます。本当の山好きならこっちでもよいかもだな。(バスは一日二本だけど)

気持ちのよい緩斜面を走れるのは焼山まで。


ここの標高も十分高く、1100m級。麓が290mですので、結構な急坂を一気におりて高度を吐き出します、つまり、一度つった足に非常に厳しい。


痛い痛い、と嘆きながら下山して登山口に降りてきたのが3時半。


バスは4時40分でしたので、麓の売店でビールとソフトクリームで乾杯、着替えて・・・とのんびりバスが来るまでの時間を過ごすことができました。

結局全コースで以下のようなデータ
出発時刻/高度: 07:33 / 296m
到着時刻/高度: 15:57 / 300m
合計時間: 8時間23分
合計距離: 25.44km
最高点の標高: 1647m
最低点の標高: 285m
累積標高(上り): 2148m
累積標高(下り): 2130m

鳳凰三山トレランが確か24km、2300mアップだったから、ほぼ同等で、自宅から一時間半前後のエリアにこんな素晴らしいコースがあるなんてホント素晴らしい。後はヒルさえいなくなれば・・・

台風をアシストに追い風200km 横浜~日光ライド

2017年09月18日 | 長距離

三週前の追憶


Distance, km 196.82
Work, kJ 4518
Average Power, Watts 183
Average Heart Rate 147
Average Speed 28.68

台風に翻弄された三連休でしたね。我が家は本当であれば真っ青な空の下、南アルプスあたりの山小屋で父子まったり山登りの予定でしたが、台風により土曜日の午前中から自宅で停滞。特に日曜日は全く家を出ることはありませんでした。あ、銭湯に家族で行ったな。

月曜日は走れるのだろうか、と予報を見ると台風が過ぎ去った明け方から雨マークが晴れマークに一気に変わっているではありませんか!とはいえ風速13mとか。トレランにするか(雨で登山道はたぶんぐちゃぐちゃ)、自転車で追い風に乗ってどこまでも北上するか、二案で迷い、結局なんか楽しそうな後者を選んだ。

朝、いきなり寝坊。4時に出発するはずが6時半に、こんな大寝坊でも夕方3時台に200km近く走り終えているんだから追い風パワーだな。

家を出ると強風は吹いているものの、ハンドルを取られるほどでもない。路肩に落ちているゴミに注意しながら、第二京浜で都内へ。追い風にのって快調に巡航できますが、都内は信号STOP&GOが多いため、さほど平均速度はあがりません。早朝のごみ収集車しかいない銀座をぬけ、日本橋を右折、荒川を越え、約10年ぶりの江戸川へ。


実はここまだ旧江戸川で、サイクリングロードはまだ始まっていません。土地勘がないので、細かくルートを間違えていたら、地元ローディを発見、追跡します。ほどなくしてサイクリングロードにIN。


やや狭い荒川サイクリングロードという感じかな。狭い分人も少なく、走りやすかった。サイクリングロードにはいるとやや横風気味に追い風が背中を押してくれ、労せず40kmオーバーで巡航ができます。とはいえ長い長い長い平地巡航なので、飽きたり疲れたりしますけど。途中24km、平均36kmというデータが残っています。平均は200W。追い風チートですね。



途中野田あたりで一度現在地確認のため一般道に降り、一度コンビニ休憩をしてから北上再開。途中チームミラノの練習会に連結して温存走行させて頂きました。関宿にいたる川岸のサイクリングロードはBチーム伝説の「満腹でGO!」の犯行現場ですね。約10年ぶりにほとんど同じ装備の自転車で再訪できました。


関宿まで来てアベレージは32.6km、走行距離は90kmくらい。


気温もぐんぐんあがり真っ青な青空から太陽がジリジリと照らします。ここからはまず渡良瀬遊水地を目指しますが、気温上昇がそろそろやばい感じになってきました。そして追い風アシストもパタリと止み、今度は横風が結構強く吹くようになります。先ほどまで40キロ前後で巡航できていたのに、31kmキープがやっと。どんどん足を削られ、暑さもあって体力がどんどん奪われていく。途中コンビニ休憩で1.5リットルの野菜ジュースを一気飲みした時点で気づくべきだったかもしれない。

関宿から20kmほど北上すると渡良瀬遊水地。まさかここに自走で来るとはね・・・途中利根川CR走っているときも、気分だけはTTモードではあったのだが。


ここはいつ来ても北海道の釧路湿原のような広大な風景と、大きな空が広がっている。脚は売り切れ目前ですが景色に癒されました。

TTのスタート地点で水を頭からかぶり(焼石に・・・)、後半戦に突入。まずは栃木市を目指しますが、渡良瀬遊水地脱出時に道迷い、遊水地内で大幅なロス。公園とはいえ、広大なので一度のミスコースが高くつく。11号線にやっと合流、これをたどって栃木市へ。

数時間後、旅をおえて東武線急行の車窓からルートを振り返ったのですが、電車に乗ってみても日光~栃木間は長い。遠すぎる。50kmありました。

体力的にはもう限界なのだが、知らない道を初めて通るのはやはり興味深い。都賀~合戦場~大平平~などなど。ここは日光例幣使街道。
関宿では32までいった平均速度も、グングン落ちてゆき鹿沼の当たりで30.3km。しかもここから終点の日光までは20km近く登り基調。はた目には登りには見えないくらいの緩斜面ですがしっかり登っていて、最終的には標高600mにつきます。道理で巡航30でないわけだ。


日光市に入り、杉並木が見えたあたりで170km地点。実はこの時点でもうゴールした気満載だったのですが、このあと登り基調が25km残っていました。


この残りが本当につらかった。以前走ったとき、「走りやすそうな道だな」と思ったのは車でドライブしたからだけであって、いざ自転車で、しかも脚が売り切れた状態での巡航は本当に泣けた。

なんとか4時前後に日光駅が見え、安堵。


これまた約10年ぶりの日光となりました。また、自転車紅葉狩りツーリング行きたくなっちゃったな。


4時半前後の区間急行に乗り込むと、旅情あふるるボックスシート。田園風景と遠方に落ちてゆく赤い夕陽を車窓から眺めながら、ビールを片手に今日の長旅を反芻する貴重な時間。久しぶりに、車窓を眺めながらぼ~っとすごす貴重な時間を過ごさせて頂きました。

帰宅は8時半。玄関のドアをあけ、速攻でチビ太の待つ浴室へ直行。

鳳凰三山トレラン夜叉神から往復 フルマラソン 30kmの壁克服に

2017年09月10日 | 登山

フルマラソンの30kmの壁対策には、ロングのトレランによる着地衝撃で半ば強制的に体を慣らさとよいという説を鵜呑みにしてということでまとまった時間の唯一取れる昨日ロングトレランしてきました。

目指すは、トレランが盛んとも聞いたことのある鳳凰三山。一番メジャーなのは青木鉱泉からの周回コースですが、今回はどうしても上記の目的があったのでダメージがありそうな夜叉神峠からのロングコースを選択。登山だと往復タイム15時間越えですw

行く先の鳳凰三山は、甲府盆地を走っていると見える、あの背の高い巨大な屏風のような山です。これが南アルプスの主要な山、北岳や間ノ岳を隠してしまっています。


この稜線を、左端から地蔵岳まで走り、また戻ってゆくコース

鳳凰山には、あの道鏡に皇位を簒奪されかけた、女帝孝謙天皇にまつわるこんな言い伝えがあるそうです。

七五八年五月、法皇となられた孝謙天皇が、 遥か東国東国の早川の上流奈良田 (「奈良」を偲んで「奈良田」)に遷居された。天平八年南都に還幸して重祚されたが、それまで七年間奈良田に滞在された。法皇及びその従者は奈良田滞留中に芦安から北の山に登られた。 即ち 現在 の鳳凰山であって、それは法皇山から来たものである。そして今も残っている北御室、南御室、御座石などの 名は、その当時の名残りだと伝え られ て いる。

深田 久弥. 日本百名山(新潮文庫)

一説によると、奈良田だけ甲州方言ではなく、上方奈良のアクセントが微妙に残っているらしい。


夜叉神からの往復は、獲得標高2300m、距離25kmのメガ盛です。このコースの特徴はとにかく長く、細かいアップダウンが連続、そして走れる区間が長い。そしてコースの白眉は薬師岳から始まる稜線。南アルプスのど真ん中、2700mの空中を走る快感はなににも代えがたく、特に薬師岳~観音岳の稜線は今まで行った稜線の中でももっともご機嫌な部類のひとつです。
すっかり筋肉が破壊されてしまいましたが、よい練習になりました。


出発時刻/高度: 06:41 / 1368m
到着時刻/高度: 15:09 / 1777m
合計時間: 8時間28分
合計距離: 23.62km
最高点の標高: 2809m
最低点の標高: 1358m
累積標高(上り): 2306m
累積標高(下り): 1894m


今日の行程。左から右端いって戻ってくるw


夜叉神峠には何度も着ていますが、20分で登ったのは初めてじゃ。


2時間半くらいで南御室小屋に到着。


ここは南アルプス天然水が湧く水豊かな場所


こんこんと清水が湧いています




水場の周りには、多くの花が咲いていました


南御室から薬師岳小屋を過ぎ、しばらく登るとやっと稜線にでます。


やっと出た先は砂払岳。すばらしい稜線の高度感に誰しも高揚しますね


ここからは極上のトレラン白砂区間。高度2600m以上なのですぐ息があがりますけどね。




今日はガスが出ていたので、南アルプスの秀峰も隠れては顔を出し、を繰り返します




北岳。雪渓とバットレスは終始よく見えていました。


薬師岳から観音岳までは勾配もゆるやかでトレラン可能区間多し。


観音岳から地蔵岳は急峻の登り返しの連続です。ちなみに鳳凰三山の最高峰はここ、観音岳。2800級です。






そして特徴的な地蔵岳の山頂、手をあわせて拝んでいるオベリスクの巨岩が見えました!


地蔵岳が見えてからの登りが長いこと長いこと。このあと巨岩の直下にはりつきます。


岩肌にタカネビランジが可憐にさいていました。


オベリスクの裏に回りこむと、人一人も通れそうにない細い隙間あり。


ここをかいくぐると、巨岩の間に出ます


眼下の愚民どもを睥睨。くっ・・・民よw




地蔵がたくさんおわすます、賽の河原でしばし休憩。


山頂を辞去することしばし、ガスがはれ雲海から突き出るオベリスク






帰路も絶景の稜線トレランが続きますが、足の閉店時刻が迫ってきました。











…以上の写真は、すべて「やらせ」で走って撮影させていただきました。現実は歩きです。


薬師岳小屋、なんと2週間前に新装オープンらしいです。




木の香りがあたらしい、素敵なたたずまい。こりゃーチビ太といかねば!

・・・このあとは樹林帯の中をえんえんとトレランして下山。足が完全に破壊され翌日からの筋肉痛が大変すばらしい感じです。

筋肉痛が癒えたあと、別のような足ができあがっているとよいのだが(他力本願)


JALの「どこかにマイル」で天草旅行してきた

2017年09月04日 | 旅行

誰が撮影したのでしょう・・・?

家族三人でまったり、どこでもいいから旅行に行きたい。でも、目的地選び面倒くさい、なかなか意見が一致しない、遠くに行きたいけど予算がない。

こんな我が家のニーズにぴったりの企画があるとカリスマ元添乗員(??)の嫁が引っ張り出してきたのがJALの「どこかにマイル」。通常の半分のマイルからつかえて、その代り行先は4つからしか選べない。しかもその4つはダイナミックに変化する。大自然派のオイラは北海道に行きたい。
ある日の選択肢
① 帯広
② 伊丹(大阪)
③ 鹿児島
④ 北九州
しかし、このメンバーだと一番本数の多い②を引く可能性が高い。あまりお得感がない。よってこのパターンは却下。

旅情派南国派の嫁が推してきた次の日の選択肢は
① 福岡
② 大分
③ 熊本
④ 徳島
・・・だったかな?とりあえずこれで申し込んでみた。

数日後、連絡が入り行先が③熊本に決定。ふうむ、熊本は20年ぶりだな。どうせなら熊本プロパーじゃないところがいいな、そうだ、天草とか面白いんじゃね
次の日から嫁の宿探しが始まりました。色々調べるとグルメも多く、当然ながら隠れキリシタンの跡をたどる旅もたくさんできる、そして全国唯一ともいえる大量のイルカウォッチングもできるらしい!これは楽しいぞ、と。


一方私はレンタルビデオ屋に行ってSilenceを借りてきた。

ずっと見たかった。遠藤周作先生の原作読んだのは中学生の頃だったか。


何度読んでも衝撃的な内容。

これがきっかけとなり、日本人にとっての宗教観、キリシタン弾圧、そして蜂起、そして潜伏、土着化、再発見・・・そんな日本のキリシタンの歴史を調べること数週間を経て、当日を迎えました。

金曜日早朝8時の飛行機でぴゅーんと熊本へ。レンタカーを借りて天草に移動するわけですが、結構遠い(横浜から沼津あたりまで下の道で移動するイメージ。道はすいているけど。)。




天草は大きな二つの島からなる。途中、いくつもの橋を通過。

お目当てのイルカ狩りウォッチングができる五和(いつわ)の漁港にお昼過ぎに到着。


昼食はここ、幸寿司








握りずし、海鮮丼、クルマエビの天丼を注文。サービスでカマ焼きも!さすがの地物尽し、美味しゅうございました。そしてチビ太は相変わらずの海老天独占。一本も分けてもらえませんでした。


天草のイルカ追い込み漁ウォッチングは遭遇率98%ということで、全国他の箇所のものと比較しても高確率が期待できます。


イルカと遭遇する海へはちっこい漁船で行きます。出航するなりおっちゃんが『今日は風が強いし、あまり期待できないかもな~』と熊本弁(聞き取れず)で言ったので、少し心配に。台風が小笠原に来ているので、海は大しけ。

漁船が木の葉のように大波に遊ばれます。船底を波が叩く激しい音。ジェットコースターより激しい縦揺れ。ホントひっくりかえり、海に投げ出されそう。

そんな中、きゃっきゃっきゃとはしゃぐ六歳児w

15分くらい大波にゆられてポイントへ進みますが、見渡せど大海原で何も見えません。イルカの姿を探しますが、それは全て波の飛沫。


もう少し先に行くと小さな漁船が二艘、縦に連なって進んでいます。そしてもう少し近づくと、漁船に乗る人たちが着るライフジャケットのオレンジ色が見えてきました。

そう、その二隻はイルカの群れを追いかけているのです。

ここは天草と島原の間の海峡、早崎瀬戸、海底には起伏の激しい岩礁底が広がる。端から端までが4.4 km ほどしかなく、有明海の入口に位置することから、全国的に見ても潮流が早く日本三大潮流のひとつなんだそう。プランクトンの発生が活発で絶好の漁場が形成されているため、豊富な魚に集まるミナミバンドウイルカの群れも見られるんだと。群れには200頭いるそうだ。


近づくと、いるわいるわ。


佃煮にするくらいうじゃうじゃいます。

今日は海が荒れているので泳いでいる姿を見るだけですが、凪いでいる日は船にもっと寄ってきてくれるらしいです。


こんな近くで一緒に泳げるなんて、親子ともどもカンドー!です

日本で一番たくさんの野生のイルカが 見られる海峡、天草の早崎瀬戸に行ってきた





大興奮の親子(特に父)でした。大満足で一日目の宿へ。天草 海辺の宿 旅館 花月(苓北店)

今回は一日目はやや節約して(民宿風)、二日目を豪華にいくプランでした。確かに一日目は3人で12000円程度と非常にリーズナブルでしたが、安いしごはんおいしいしお風呂広いし、宿のおばちゃんやさしいし、言うことなしでした。貢物の鳩サブレーがきいたなw


夜は花火。誰もいないビーチでやりたい放題でした。

朝はFacebookでもあげたとおり、父だけ早朝ランニング。


息子は砂浜でCars 3ごっこ

宿の裏の富岡城は島原の乱の激戦地。眺めがよかったので朝食後の家族をご案内。


あの~ここはそういうところではないのですがw


天主には展示館がありました。


今回の旅行で、島原・天草の乱という歴史的に有名な乱もさることながら、乱の後地域がどのように復興したか(名代官鈴木重成)、そして隠れキリシタンがどのように潜伏し、そしてキリスト教のオラショが口伝されすぎて原型をとどめなくなったこととか、江戸末期に大量の隠れキリシタンが発覚した事件(天草崩れ)、とか教科書には記載されない多くの事象を学ぶことができました。

横浜に帰ってからも隠れキリシタンの勉強は続きます・・・


右に少し見えるのはここ、富岡にも来訪したことがある頼山陽と勝海舟の像


そんな歴史のことはどうでもよく、とにかく楽しそうな母子

さて、二日目は南島へいってから、きびすを返して北上します。まずは来年度2018年度の世界遺産登録を目指す埼津へ。


と、その前に、大江天主堂


チビ太カメラマンにとってもらいました






天草ちゃんぽんは、日本三大ちゃんぽんで、天草の島民食らしいです。というわけで大江天主堂ふもとにある、名店メーンの盛りでいくらほじっても麺にたどりつかない一品を


ちゃんぽんはこちらね。天草ちゃんぽん、大ファンになりました。

そしてドライブすること数時間、4時前に今日の宿、松島温泉に到着
きょうの宿はなかしま荘


なぜかこの宿、体育館が併設。そしてボルダリングもできる。


失敗し放題


ボーリングもできるし、とにかくやりたい放題暴れたい放題。








地下1キロからくみ上げる温泉は、オレンジ色でかなりしょっぱい。この家族風呂には結局朝晩二回もはいってほっかほか♪


風呂上りは、「とりあえずラガーね!」


夕食は、夕陽の見える部屋で天草海の幸尽くし


部屋からの夕陽







今回の3人まったり旅行で思ったのは、『一人っ子とする旅行って、なんとも素敵なまったり時間が流れるなぁ』ということ。
親二人がフルパワーで愛情一点集中攻撃をし、子供はそれを当たり前のように受け止める。
ほかにほだされる心配事がないから、親もおおらかにすごせて、鷹揚な時間がゆっくり、流れていく・・・

ゆっくりよい時間が流れた家族そろっての夏休みでした。
嫁さんありがとう。