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"It never gets easier, you just go faster."

チビ登山 第54座金峰山でポテチパンパン選手権

2016年10月16日 | 登山

チビ登山のささやかな楽しみ、それはポテチパンパン選手権。
一週間前の日曜日、雨の予報をついてポテチを携え山梨は金峰山に行って参りました。


標高2,599 m
なかなかのパンパンぶり。


これは使用前、下界でのしおれっぷり。


次回の2000m級登山には、これを持っていこう。楽しみだw
カロリー2500kcalって、補給食これだけでお釣りがくるぞw

朝から車のワイパーをマックスで回すほどの大豪雨をついて塩山へ向かいます。大雨にテンションがさがりますが、天気予報通り11時には雨はあがりました。


自転車オンリーの頃はここがゴールでしたが、今日はここがスタートです。自転車でもまた来たいな。






雨が続いていたので、道の泥濘はなかなか酷い。今日はゲーターをつけて来て大正解でした。


難易度の低い岩場も、濡れているので注意が必要です。


途中の朝日峠まで30分。ここでケルンがあったので、遊び方を教えてあげました。


朝日峠の山頂が近付くと、視界がぱっとひらけました。


後ろは国師が岳、甲武信岳に連なる稜線。




ここで焼き飯おにぎりで最初の休憩。ここまで一時間。


ポテチパンパン選手権、盛り上がってきました。食べたがるチビ太を制します。


奥秩父は、この重畳感がいいですね。


そして・・・鉄山の稜線伝いに、目的地の金峰山の五丈岩が見えました!


少し早回しして50分後、稜線に出ました。ここまで来るとハイマツの群生地、標高2500mの稜線歩きです。日帰りでこんな高度感があるとはね。


この夏アルプスを歩きまくったチビ太、ハイマツに大興奮。


右手には瑞牆山、八ヶ岳。切り落ちてはいませんが、なかなかの高度感。




瑞牆山!今度はあそこに行こう。


一週間前に筑波山で「母の胎内くぐり」をしましたが、似ていますねぇ。


百名山ゲット~♪


山頂から少し下ると、下界から見えた五丈岩が見えます。想像以上の巨岩で圧倒されます。


『ロッククライムしたい~!』と登っていってしまいました。




半分近くまで登って、怖くなってしまったようです。






この後、パンパンポテチを美味しく頂きました。


南アルプス、北岳、間の岳、農鳥はシルエットですぐわかってしまうチビ太なのでした。








東京近郊から日帰りで行ける2500m級の稜線はここが西限かなぁ。




















ここは帰り道の朝日峠。夕陽を浴びてゆっくり景色を堪能しました。




針葉樹の森。木は朽ちて倒れ、苔むす。朽木の上に新芽が息吹く。輪廻転生。
『こうやって命が繰り返すんだよねー』とチビ太








往復9km、524m上昇


チビ登山 第53座は筑波山!

2016年10月05日 | 登山


まさに、

「私も行く」
土曜日のお話。
いつものように日曜日のチビ登山に備えて支度を整えていると、一年に数回やる気を出すチビ太ママの驚きの参戦宣言!
目的地が筑波山で、チビ太に『4時間しか歩かない、楽チンコースだよぉぉ~』と宣伝していたのが聞かれてしまったか。

このコースの良いところは下りにケーブルカーを使えるところ。それを加味すると確かに4時間は越えない。

保育園児の一週間は長い。週明け早々から週末遊び疲れで体調を崩さないようにいつも目を光らせているチビ太ママにとって、どうやらこのコースは合格であったようだ。

とはいえ、ケーブルカーやロープウェーを使わずに上ると累積標高は600m近く。なかなか足にくる登りがいのある独立峰であった。

自宅から筑波山へは渋滞なしで2時間で到着。9時少し過ぎに大鳥居から登りはじめました。


大きな鳥居に気分が高揚しますね。


山のお友達、そーま兄さんはどこにいるのかなぁ?


いたいた!岳友そーま兄さん(5歳年長)。五月の雲取山以来、久しぶりの再会です。


しっかり準備体操しましょうね~


奇岩コースを愛でながら登れて、下りにケーブルカーで元の場所に戻ってこられるコースを選択。


鬱蒼とした森の中を進んでいきます。はじめてすぐ上着のシャツをぬいじゃうほど蒸し暑い。

そーま兄はライバル意識が働いたか、どんどん先行して登って行ってしまう。一方チビ太は大好きなお母さんが一緒なので、甘えてばかり。いつものたくましさが影を潜めています。




傾斜もきついし、道は泥でぐちゃぐちゃですが、子供たちは岩登りを楽しんでいるようです。


コースタイムによると、1時間55分で弁慶茶屋。コースタイム通りで登りました。
本人はティラノサウルスになったつもりで登っているしw

長雨が影響して濡れた岩は滑りやすく、登山道は泥濘。ランニングシューズでいくか、登山靴で行くか迷いましたが、登山靴を選んで大正解。


上をロープウェーが横切るようになると、弁慶茶屋は近い。


大きな木にこの山の風格と歴史を感じます。

10月になったというのに30度を超える残暑日。汗が出てきては止まない。今年一番の発汗量ではなかったのかしら?登山後一同の顔の輪郭がシュンと細くなっていました。


この先、ぱっと展望が開けると弁慶茶屋です。ここから先が奇岩エリア、子供たちを飽きさせない変な形の岩がたくさん待ち受けています。

頂上が近づくにつれ、どんどん傾斜が厳しく、岩場も厳しくなっていきます。自分の腰の高さほどの段差を登っていく幼児たち。これを大人に換算すると、駅の階段の段差がすべて腰の高さになったことを想像すればよい。そう考えると子供ってすごいバリアと戦ってるんだな、と思う。


これは弁慶七戻り:頭上の岩が今にも落ちそうで、弁慶も七戻りしたといわれている石。聖と俗を分ける門だともいわれています。


岩を両手で支えるチビ太くん


5歳児が競争して先陣争い


高天原:高天原とは「神様の世界」のこと。天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社があります。




母の胎内くぐり:岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているといわれています。


陰陽石:陰と陽、相反する二つの巨大な岩が寄り添うようにそびえ立っています。


北斗岩:天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しているといわれ、空に向かってそびえ立っています。


大仏岩わきの岩登り地帯。女体山頂上に近づけば近づくほど、岩場が険しく、楽しくなります。


そして頂上へ。三角点にタッチ!


女体山頂上は絶景の岩場で、関東平野が一望に見渡せます。柵がないのでちょっと怖いけど。


絶景です。ここんとこ天気が悪い週末が続いていたので、眼福です。


この頂上はもっと長い間とどまっていたかった。




しかし、頂上は観光客で芋洗い状態。早々に辞去致します。


すごい眺望だねぇぇぇ~!


ガマ石:その昔、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所といわれていることからこの名がつきました。

この後、飲料が底をついていたので、途中せきれい茶屋で休憩。ここで百名山バッジをげと。


御幸が原にでてきました。

この時点で1時半。男体山に登って、自力で降りて、麓で温泉にはいって・・・が当初のプランでしたが、走行していると早めの帰宅ができなくなるので、ケーブルカーに乗って帰ることにしました。結果途中高速道路渋滞もあって、この決断は吉でした。というわけでここでそーま兄さんとバイバイ。

ケーブルカーに乗り、そのあと麓の水田のあぜ道に車をとめ美しい筑波山の前で山容をめでました。


「気持ちよくて、走りたくなっちゃうね~!」というので、たっぷり走らせておきました。







この水田の向こうへ車を走らせると、気持ちいいサイクリングロード、つくばリンリンロードがありました。懐かしいな、ここを走ったのは7~8年前だったかな。また走りたくなりました。

出発時刻/高度: 09:14 / 247m
到着時刻/高度: 13:20 / 776m
合計時間: 4時間5分
合計距離: 4.77km
最高点の標高: 837m
最低点の標高: 221m
累積標高(上り): 681m
累積標高(下り): 136m