Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

無限軌道システムβ 第一回結合テスト 

2008年08月31日 | 1級、2級山岳
モー大変な暑さ。6個のモジュールを使用し、無限軌道システムの結合テストをしてきました。

各モジュール:
ニャロメ
ニョホホ
詐欺師さくぞう
株式会社ネコバス
生協の白石さん
被害者K


バグ:平坦をアシストが交代して40km/h巡航して山岳に突入すると、メンバー全員そろって大阪に辿り着けない。~被害者O談

設計段階における、熱設計の不備:塩分を取らずにアクエリアスだけで箱根に突入すると、七曲手前でピキーンと硬直する。~被害者O談

来週はシステムテストを行います。
次テストへ向けて:
暑さ対策
塩分補給
ぷー太殿の参戦
ペースメーカー

↓豪雨もものともせず、濡れた路面の川崎を朝6時に出た勘の鋭い人々


道中、先頭交代すると同時に40kmで牽き始めた被害者Kさまを触媒に、先頭に立つものがかわるがわる40kmで牽きつづけ、後続はしなった鞭の端っこのように大挙動を余儀なくされる。まるで信号ごとのインターバルだ!

こりゃたまらん、と太平洋岸サイクリングロードに退避してまったりするも、国道1号に復帰後またKさまの玉砕上等40km牽引が始まる。

酷暑とハイペースでみなヘロヘロ。今日はタイムを計らない、ということで5分皆より先に出発して7曲がりの6曲がり目でカメラマンとして待機するため、先行スタート。皆より5分前にスタートしたので、すぐには追いついてくるまい、と高をくくっていたが、

なんと一分後、下からフンヌ~と音が聞こえてきた。

↓その時、その無名の会社員の視線に、先頭集団が凍りついた!!


↓数ヶ月間の自転車通勤の積み重ね、見事キャノンボール+富士チャレにピークを持ってきた無名の会社員。


↓本人の希望により、顔はお見せできませぬ。


↓160km走ってなお、スプリント勝負をしたがる無尽蔵のスタミナの持ち主、詐欺師さくぞうの雄姿。9月14日の修善寺CSCの申し込みをすっかり忘れていたそうだ。


↓ろくに週末走りこんでいないのに、相変わらず先頭を牽きまくった、SEIKYO氏。


↓本物エンゾを見送る、K内氏。いや~エンゾの物まねしてる人がいるよ、と思ったら、本人だし。
さくぞう談「雑誌より、かっこいい!」


この後、ネコバスさんを待つも、いつまでたっても上がってきません。30分たってさすがに心配になったところ、4曲がり目にネコバスさんの姿が。

突然の大量の発汗に、両足が攣ってしまったとのこと。そのときは自転車から降りられないほど痛そうでした。マッサージ、ストレッチ、梅干で下山はできそうに回復したので無線で先頭集団のアシスト達を下に下ろし、エースを下山させるべく帰路に着いたのであります。

ネコバス氏の足も大分復活したので、昼飯だ!というわけで漁港に行きます。

↓とうとう箱根の定番食堂を見つけました。早川漁港の2F食堂
汗まみれレーパン姿で食堂のドアを開け放つと、職場の同僚が家族で昼定食を食べていました。とうとう裏庭で目撃されてしまいました。


↓地鯵のフライ定食とつみれ汁♪


帰路は134を伝いややペースを落として帰ります。途中1号で替えるか、SK村、もしくは朝比奈峠と迷いましたが、結局境川サイクリングロードで帰ることに

↓境川サイクリングロードの途中、飯田牧場で食べたミルクのアイスクリーム、生まれて初めて味わった濃厚な味わいであった。


最後に・・・
家路の途中、鶴見川から見た東の空の見事な入道雲。
この下は大雨だろうな、と思ったら案の上今大雨です。


コメント (8)
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大阪へのビルドアップ

2008年08月30日 | Weblog
雨雲の間隙を縫って、観音崎まで100㌔、関節に油をさそうと勇躍出発しましたが、途中で豪雨。磯子で引き返すという、なんともトホホな一日でした。

道中記は、おそらく提携の通信社から配電されると思います。

さて、大阪に向け、必要なのは【訓練】と【兵站】です。

【訓練】
去年の経験から、本番前にスーパーロングを経験しておくと体がびっくりせずにすむので、今年もある程度走りこんで臨みます。

輪行して○○等、いろいろ考えたのですが、とにかくあと二週間、待ったなしですので見栄えしない基本コースになりました(といっても今年4回目の箱根ですが)

集合時間:isoya 0600
川崎>旧道>大観山>SK村>川崎の200kmコース

来週は明神峠を越えて山中湖往復220kmコースもよいかと思います(体重が4kg減る、ということは…)

Kさん企画の奥多摩方面もいいなぁ…

【兵站】
①「殿下」と提携する。殿下には暗峠の頂上で合流する
サイクルヤマト便だが、本当に日本サイクル協会のタグが必要なのか、再調査が必要。いずれにせよ、事前に予定の営業所に連絡する。
③帰りの荷物で、走行に関係のない普段着、リュック、輪行袋は、大阪市内の営業所留めで前もって発送する。それが、できるのか確認する。
④投宿場所 候補
  豊橋・・・豊橋健康ランド
  安城・・・天然温泉コロナの湯
  東大阪・・・なにわ健康ランド湯~トピア
コメント (4)
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ゼッケンを作ってみました

2008年08月24日 | 長距離
絶賛キャンペーン中の東京~大阪キャノンボール、暫定ながらゼッケンを作成してみました。

注:キャラクターはあくまで本人のイメージの個人的な近似値です。キャラクターはご希望のものと交換できるかもしれません。

特攻隊員、機関士はまだまだ募集中です。

コメント (7)
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告知 第二回 東京>>>大阪 キャノンボール

2008年08月20日 | 長距離


今年も近づいてきました、一年で最悪にして最凶のイベント

第二回 東京>>>大阪 キャノンボール

第0回
第一回

昨年は11月の寒くて日の短い時期に挙行しましたが、今年はまだ日の長く暖かい9月に挙行する予定。

完走すると、Bチーム終身名誉会員権、ウマシカ殿堂入り、キャノンボーラーの称号授与、など特典が盛りだくさん!

昨年のキャノンボーラー達:

ニャロメ


ニョホホ


(株)ネコバス社 社長


たぐちょん


今年は、誰が暗峠にトップでゴールするのか???
↓ゴール500m前、アタックポイント~フムム~


今年の予定

<メイン>
9月13-14-15日

<雨天台風順延予備>
9月20-21-22-23日

予定(案)
金曜日半休をとる。家に帰って寝る。
土曜日深夜12時日本橋スタート!

一日目(土)
日本橋~川崎~箱根旧道~静岡~浜松~豊橋~(三河安城)

二日目(日)
~名古屋~四日市~亀山~伊賀~木津川~奈良~大阪

三日目(月)
東大阪平岡~暗峠山頂(山頂ゴール)~パレード走行~堺の自転車博物館を冷やかす~家路

今年は向かい風にはむかって西行ルート、輪行袋その他のかさばる荷物は宅急便でヤマトの営業所留めで送ってしまいましょう。

出場予定者は8~9月は走りこんでおくように!

予想走行距離:600km
コメント (17)
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丹沢縦走林道はんてぃんぐ

2008年08月16日 | 超級山岳
林道は、お山のサイクリングロードである。
本日の林道での自転車とのすれ違い・・・ゼロ

↓勾配図をクリックで、Alpslabへ

普通に外出すると殺人太陽光線にやられてしまうので、本日は坂ウマシカのK内さんと、林道をつないで丹沢を横方向に縦走してきました。最近ただのヤビツにややマンネリ君だったのですが、凄いですよ丹沢の林道の世界。
是非一度新品のタイヤと予備のチューブを持ってお越し下さい、究極の丹沢裏メニューが待っています。

このサイトの丹沢林道マップを参考にしました。

林道その①
浅間山林道

入り方:伊勢原駅から大山ケーブルカーの駅へむかう。町の一番外縁、お土産屋さんの駐車場のど真ん中に入り口がある。登り初め標高が198m、ゲート地点が358m


ゲートで通行止めされているので、当然交通量ゼロ。時折日向がさし殺人光線に体力を削られ、道は大変困ったことに無駄に登り、また下る。ほとんど菜の花台くらいの標高上り、蓑毛の裏までまた下る。トホホー

そして・・・視界が一気に開ける。ババーン。

ヤビラーの人は分かりますかね?この地形。
トップチューブに平行して右に上っている尾根は、蓑毛の尾根です。つまり蓑毛と平行に下っていく。


160mほどのせっかく登った標高を捨てると、突然蓑毛の裏のバス停に出てきます。
なるほどここか~


今日はヤビツを登るのは目的ではないのですが、行程上のぼるはめに。
うっうっうっ
興味がないので写真は一枚もありません。
本当は登っていないかもしれません。

林道その②
桜沢林道

頂上から一度裏におりると、富士見山荘があります。そこを菩提峠方面にまがると、桜沢林道です。登り始めるといきなり激坂なので素敵でつ。


視界がひらければ、菩提峠


この後、表丹沢林道と交叉する三叉路がありますが、ここでは右の桜沢林道のゲートを潜ります。

林道は整備が基本的に放置プレーですので、このような土砂崩れが突然現れます。また小石、砂利、泥、ときには鋭利な石が落ちているので、常に路面状況に気をつける必要があります。それを除けば、山を独り占めサイクリングロード、こんな贅沢なかなかないっす。


林道その③
萩山林道

牛首の分岐から、左折して、杉林の激坂を延々と下る荻山林道に入ります。
杉林のなか、ひんやりとした空気、そして、

蝉時雨



秦野戸川公園までやってきました。
戸川では多くの家族連れが水遊びをしていました。


おいしそうな蕎麦屋をみつけたので、ここでがっつり補給します。


さて、次に控えるはラスボスの秦野峠(791 m)ですが、その前に隣の町にいくため小山を越えなければなりません。
三廻部の町から中山峠(537 m)を目指します。

そしてここでチキチキバンバンレース並みの初歩的な詐欺にひっかかります。
↓の看板をみた二人、迷わず右の道へ。

・・・20%の激坂が300m続きます。死にそうです。しかもこの道、私道と思われます。


激坂を上ると、お馬さんがいました(゜ロ゜)


分岐に戻ってみると、
くっ騙された
中山峠←が草で隠されていた


林道その④
土佐原林道
を下りきると、寄(やどりぎ)の町です。
中津川渓谷の川原も、お盆休みを楽しむ家族でいっぱい


林道その⑤
秦野峠林道

ゲート越しに魔丼を放り投げ・・・

6km続いてまず最初のピーク、740m地点を目指します。
それにしても、この独り占め遊園地状態、サイコーです。
他にだれもいないんですよ!

この橋の欄干はとても低いです。高所恐怖症の方は近寄らないように、上から下に向かって唾を落とすと、人を殺められます。


神奈川県水源の地にて、水源荒らしを発見


第一のピークに到着!このあと立て続けに4頭の鹿を発見。
この後、秦野峠には一杯食わされました。もう後は丹沢湖まで下るだけ、と思ったら100m下ってまた100m以上登りました。2個目のピークが最高地点791 mでした。


この後は、丹沢湖~山北~246~で踏み倒し、伊勢原駅にゴール。


汗かきすぎてクサイクサーイ二人は、他の乗客の荷物の邪魔にならないよう、分乗して帰宅したのでありました・・・


林道サイコー!
コメント (9)
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北海道半周旅行記 一日目 滝川~手塩

2008年08月12日 | 北海道


銀輪は百代の過客にして、回るペダルもまた旅人也。サドルに尻を浮かべハンドルを掴みて老いをむかふる者は、日々旅にして旅を栖とす。
古えに多く銀輪に狂いしあり。余もいづれの頃よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず、今年も蝦夷の地に降りたてり。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

地名は記憶の道標

8/3 プロローグ

羽田>新千歳>滝川

日曜日、いつになくじっくり時間をかけて旅繕い。暇になってしまったのでかなり早い時間に自宅を出発。この日も横浜は猛暑。外で輪行袋をもってタクシーを捜していると、滝のように汗が落ちてくる。神奈川新町から一週間の夏休みのスタートだ。

新千歳行きのJALで一路北へ。上空高く、雲の上から富士山の頭部だけが頭をのぞかせていた。


今日は電車でなるべく北上して、旭川の近くで投宿するつもり。


空弁としていいとこどり弁当を購入。この一週間でどんな道を走れるのか、期待に胸膨らませながら電車は石狩平野を北上する。


結局だいぶ旭川よりの滝川で一夜を明かした。
暗闇の中自転車を組み立て、キャリアのねじを探しながら組み立てしたが、なぜかサイクルコンピューターが台座からもげていた。何の数字のアシストなく一週間走るのはモチベーションが下がる。アロンαやガムテープでの無理やりの固定をはかるが、うまくいかない。いや、これはカチッとはめるのではなく、溝にスライドさせて固定するタイプなのだった。それに気づくとあっという間に台座に再固定された。フゥ


8/4 Stage 1 滝川~手塩 180km

雨竜>北竜>美馬牛峠>幌糠>留萌>小平(小平鰊の番屋)>鬼鹿>苫前>羽幌(オロロン食堂)>初山別>遠別>手塩>鏡浜キャンプ場

一日目の夜はあける。
朝5時朝霞の中、いざ日本海へ
スタート500mで石狩川を越えた


ガスったり晴れ間がさしたりする。
この近辺、非常に広大な牧草地帯だが、地名は
「新十津川」
そう、幕末に少なからず回天に参与した大和の国十津川郷にえにしがある。明治の大水害で村ごと移住し、今でも北海道の十津川と奈良の本村で交流があるらしい。
以前は泥炭で非常に貧しい寒村だったそうだが、今は立派な大規模農村だ


そして、今回の旅行の最初にもってきた、「太陽を味方につけた町」、北竜。
・・・ぜんぜん味方についとらん。
何百万のひまわりが咲く丘があるらしいが、パスしちゃった!


北竜を抜けると、今度は留萌を目指し山間部を走る。
前方に美馬牛峠と標識が出ている。馬牛よろしくフフ~ン!と登坂開始!15kgフル装備の自転車をゆっさゆっさ揺らして駆け上がる!
・・・あれ?もう頂上ですかい?
標高は100mちょっとのなんちゃって峠でした。


留萌の町につき、コンビニのカップラーメンで小休止。再出発すると稚内まで195kmと出た。そして、コーナーを何度も期待しながら折り返しついに・・・

海だぁ~日本海だぁ~


ここから延々と続く日本海沿いのシーニックバイウェイ、オロロンルート
(注:オロロン鳥とは絶滅に瀕した鳥のこと)

うぉぉぉぉおおおおおおおああぁぁ
オロロンオロロン オロロン オロロン ロックンロ~ル!!
(ボヨヨンロックのリズムで)


小平の町には昔の鰊小屋が保存され、道の駅となっていた。ここを走るライダー、チャリダーはみんな休憩するんだろうな。


真冬に一度訪れてみたい。真っ白な泡沫と日本海と鰊小屋。寂しいだろうな~


真っ青な青。そして強烈な追い風です。そうです!これから160km稚内までずっと楽して35km巡航が出来ます。


最高のコンディションのもと、前方にオロロンライン名物風車群が見えてきました。


これは苫前手前、グリーンファームの風車


さすが北海道、オロロン鳥も強大です。


海岸沿いのフラットも一段落し、アップダウンが始まりました。ずっと平地の高速巡航で凝り固まっていた体をほぐすいいチャンス、上り坂はオールダンシングで乗り切ることにしました。


総長の生地、羽幌にはお昼に到着。よさげな食堂を見つけ、さっそく冷やかします。


見よ!じゃじゃーん
海老タコ街道だけあってすんばらしい海老タコ丼!しかもサービスでヒラメのから揚げ付!日差しにやられ始め、塩分を欲していた体に滋味がすぅーと染みて行きます。


ここは初山別(しょさんべつ)の道の駅。本来でしたらここで一日目は終わるはずでしたが、あまりにも快調に北上してきたので、さらにあと50km走ることにしました。
その前に、海沿いの誰もいないキャンプ場でソフトクリームをなめなめ、ゆっくりごろんごろんします。


いや~平和だ~
はぁ~


背の高いラフに座って、入念にストレッチしてから再スタートです。
まだまだ行けます。まずは次の町、遠別へ。


とうとう発見しました!希少種「トホダー」
徒歩で一日80km走り、宗谷岬から襟裳岬を踏破するという、超M集団です!!
しかもみんなおじちゃんおばちゃんばかり。ハイタッチをしながら励ましあいます。


国鉄時代に廃線となった、羽幌線の残骸。
廃線跡って、じっと佇んでしまいますね。昔の人々の記憶や、時間がそこにまだトラップされているようで。遺跡でもなんでも、遺構のまわりは時間がゆっくり流れる。



開拓農道町道浜更岸線
見つけてしまいました。地球上で一番気持ちよい道。
遠別と手塩をつなぐ、交通量、ガードレール皆無の道。
さえぎるもののない道のもたらすこの開放感。


190km走って天塩の街に到着。まだ3時半。
海岸にある鏡浜キャンプ場に併設の、ライダーハウスに投宿。一泊200円後は勝手にしろスタイル。


人生初のライダーハウスがこの豪華さ!たまらん!箒もってこいオラ!
この後、恵庭からきたパティシエ見習い君と仲良くなる。


昼4時とはチト早いが、かまうものか。
岸壁に移動、ビールをガブガブ飲んで友人に自慢メールを打つ。
返信なし。
このあと併設の温泉施設、「夕映え」に移り、終始ニコニコ。


真っ赤に燃える日本海と利尻富士


夕日で町をおこすだけある


念願の、日本海に落ちる夕日をキャッチしました!


一日はあっというまに終わり、睡魔もあっというまにやって来た。
コメント (8)
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北海道半周旅行記 二日目 手塩~浜頓別

2008年08月12日 | 北海道
8/5 Stage 2 手塩~浜頓別 195km

オトンルイ発電所>はてしなく続く一本道>夕来>抜海>ノシャップ>稚内>声問>宗谷丘陵>宗谷岬>東浦>知来別>浜鬼志別>猿払>浅茅野>ポン沼>クローバの丘>北オホーツクサイクリング道路>浜頓別>クッチャロ湖

二日目。起きると日の光がまぶしい。しまった、日の出を逃した!
もうキャンプ場は活動を始めている。出発するバイクの音、テントをたたむチャリダーたち。
このキャンプ場には、Bee Japanという外国人のチャリダーグループがキャンプをはっていた。彼らは8週間で鹿児島まで行くそうだ。うらやましい。2ヶ月の休みがあればそんなことができるのか~


6時に出発。さっそく開けた土地に出、北海道名物牧草ロールのお出迎え。


牧草ロールの向こうに昨日夕日とともに浮かび上がっていた利尻富士が。きょうは富士を常に左肩において北上する。


28機もの巨大風車が整列するオトンルイ発電所。オロロンラインをえらぶきっかけになった念願の場所までついにやってきた。巨大な翅が回る音が迫力ある。






北緯45度線にて。
今回はいつものレース用SPD-SLを外し、普通に歩けるSPDシューズにしてきたが、やはりこれは大正解だった。


全てのライダーの憧れ。オロロンライン。
この写真を見ればわかるかな?


あまりのすばらしい風景と道に疲れを感じない50kmちょっとであった。
手塩~夕来~抜海をぬけ、いよいよノシャップ岬への海岸線に移る。


そして・・・とうとう樺太が見える岬までやってきた。
ウォー!


そして、ノシャップ岬と言えば、ウニドンドットネット、そう、樺太食堂だ!


派手な空腹を満たすべく、派手に悩む。
結局
『生ウニ三色丼』に決めたが、メニューに気になるものがひとつ。
そこには、『チャリダー定食』と書いてある。
店主によると、チャリダーには経済的に余裕のない若者が多く、みんなが4桁のうに丼を食べるのを横目に、お金がなく寂しい思いをしている。そんな若チャリダーを救済すべく、ウニをすこしと筋子をのっけて値段を抑え、ボリュームはビッグなのがチャリダー定食なのだ。
なんとも泣かせる話ではないか。


バブリーなわしはそんなチャリダー定食をサイドディッシュにすることにする。
必殺技 大森定食二人前♪


メインの『生ウニ三色丼』ぅぅ大森


大森の次はチャリダー
『チャリダー定食』
この二つを完食した後、背中に翼、ならぬ腹に漬物石の気がした。体感+5kg増。
この後、冬眠前の熊のように停滞したワシは、会計を済ませ、時速2km/hで店内を横切った。


再び走り出す。ノシャップには他にも流氷館や、自衛隊が北を睨むレーダー基地などがあり、稚内市も近いこともありなかなか賑やかだ。
稚内の道路標識は、日英露のトリリンガルなのだ。
スタニーチャ・ワッカナーイ
ナヨーロ・トヨトーミィ
はらしょー!
イクラ!ノルマ!ズロース一丁!


稚内から先、レールは引かれていない。ここがJR最北端の地。


稚内から30kmくらいで、宗谷岬に届く。最後にヒルクライムが待ち受けているので、その前に日本最北端のコンビニで腹ごしらえ。
北海道といえば、セイコーマート。


国道をおれ、道道889を行く。宗谷丘陵ルート。
最北の、ヒルクライム。


高台に出ると、宗谷丘陵が見渡せる。おそらく宗谷岬は・・・


宗谷岬に向かう農道にて。
宗谷海峡を見据えたコンクリートのトーチカ。平和で牧歌的な風景の中に忽然と姿を現す。
スケールは小さいが、ノルマンディー海岸を見下ろすナチスの砲台を思い出した。やはり、本土防衛用の砲台だったようだ。


そして・・・とうとうわがチャリンコは最北端の地を踏んだ。
ヤッタドァーォー


しかしながら、感傷に浸っている場合ではない。
宗谷岬は観光客で芋洗い状態。
観光バスが次々にとまり、老若男女が記念撮影に列をなす。


これもまた戦争の名残。
旧海軍望楼
日露戦争時、宗谷海峡を通過する船を監視するために作られたものらしい。
確かに、前半巡洋艦リューリックなどを擁するウラジオ艦隊が日本近海を通商破壊したよな。その監視か。


望楼の後ろに日章旗と星条旗が風に翩翻とたなびいていた。碑文を食い入って読む。
・・・第二次大戦中、堂々と宗谷海峡を浮上航行にて二度も日本海に侵入し、商船を20隻近く撃沈したガトー型潜水艦SS-238ワフー
1943年10月、水上機と水雷艇の爆雷攻撃により、宗谷海峡に沈む。乗員60名とともに。

オホーツクからの風の音がしていた。


宗谷岬から東京まで1100km
やってできない距離じゃない。
誰かご一緒しませんか?


今まで300km近く背中を押してくれた南風。宗谷岬でUターンすると、猛烈な横風にかわる。
このように海は透き通り、太陽光線は輝くが、猛烈な横風により、時速はあっというまに20km前後に。


海岸沿いを終えると森林地帯に入る。
北海道の道路標識は本当にキャラクタータッチが多い。これも、かわいいこたぁかわいいが、ドライバーの瞬時性なんてどうでもいいんだろうか?
この標識は高速では見えないだろう?


激しい風のなか、猿払村までおりてきた


本当に横風が醜い。ふっとびそうになる。網走まで残すところ250km。こんなんでたどり着けるのか。


オホーツク沿いの漁村は、ホタテ養殖がさかん。所々このように現在の貝塚、ホタテ山ができている。


にゃ、にゃにゃんと!崎陽軒のシュウマイのホタテは猿払産だったのですね!
近所に社チョーが住んでいるので、親近感が沸きます。今度から崎陽軒のシウマイを食すときは、猿払の海を思い浮かべよう。


実は、この旅行の前、気分を盛り上げるため、理論武装をするため、司馬遼太郎『街道のみち オホーツクの道』を読んでいました。その中で、印象に残ったインディギルカ号遭難事件。ノモンハン事件の頃日ソ関係が非常に険悪だった頃おきた、ソ連の大型漁船の転覆事故です。
これは海難史にも残る最悪な事件で、真冬のオホーツク海に1000人近くが投げ出され命を落としたとされています。場所も場所、時代も戦争直前、しかもスターリン政権、しかも極東、ということですから歴史の中で風化していますが、この事件の際救助にあたった村が猿払村浜鬼志別の人たちなのです。
牧歌的な風景の中、異形なモニュメントですね。
このようなモニュメントはスターリングラードなどのソ連の国威発揚アートに似ているものがあります。大理石の使い方とか。

黙祷・・・


走りに走り、やっとクッチャロ湖が近づいてきました。
浅茅野の役場前にて


ツーリングマップルを見ると、クッチャロ湖の西側に、クローバーの丘という湖を見渡せる、まだ観光地化していない穴場があるという。それを目標に、国道を右に折れると・・・
ガーン
こんな所に美味しそうなサイクリングロードが。
そうだった!猿払~浜頓別間には旧天北線をつかった「北オホーツクサイクリングロード」があったんだっけ・・・もう半分以上すぎているよ。


気を取り直し、丘へ向かう。今日もここまで160kmは軽く越えているの、この牛よろしくフラフラ。


このくらいの勾配を汗を流しながら上ると、よくアブにプすっと刺されます。


美瑛に匹敵する平和な丘風景です。この幸せの鐘をおもいっきり鳴らして、丘陵にひろがる静かな余韻を楽しみます。本当に、時間の使い方が贅沢な旅行だなぁ・・・
ほげ~


来た道を戻り、あの北オホーツクサイクリングロードに戻ります。国道よりもはるかクッチャロ湖沿いを走る、絶景快速サイクリングロードです。


廃駅前にて。


浜頓別の町のお目当てのライダーハウスは去年廃業していました。なに、こんなことは北海道にはよくあること。地元の人に民宿を教えて頂き、その前まで来ました。
ナヌ、熊も同宿か!
「としかの宿」
という所です。真冬マイナス40度の世界を味わいたいかたはどうぞ。2500円な~り~


この納屋に押し込められ、外からかんぬきを当てられます。
というのはUSOで、ここは自転車を入れた納屋。


この後、クッチャロ湖の見事な夕日を桟橋で眺め(傍らにエビス)、温泉にちゃっぷりんこして無事二日目も終わったのでありました。
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北海道半周旅行記 三日目 浜頓別~計呂地

2008年08月12日 | 北海道

8/6 Stage 3 浜頓別~計呂地 180km
神威岬>目梨泊>ウスタイベ千枚岩>枝幸>オッチュウベ(乙忠部)>雄武>オコッペ(興部)>サルル(沙留)>渚滑>紋別>上湧別>芭露>計呂地

話は溯り、昨晩の話。北海道のライダー民宿では夜になると乾杯タイムを設け、客同士の親交を深める所が多い。昨晩はたんたかたん一杯であっという間に酔いが回った。ライダーの皆さんと来たルート、これからのルートを歓談する。明日はみんなに公道上で抜かれるだろうが、その時の挨拶が楽しみだ。

北海道の大地は広く、自転車は時に圧倒的な暇に襲われる。暇なとき、何をするか。
①鼻歌を30曲くらいストックし、サントラとしてヘビーローテーションをかける
②お尻位置を微妙にずらしながら、最適のぽじしおんを探す。ハンドル位置も同様にしょっちゅう帰る。あまりにもこってきたら、100mダンシングする。
③行きかうライダー、抜きゆくライダーと挨拶をする

③は今回、対向車線だけでなく、追い抜きライダーにも挨拶してもらえるようになった。
夏の北海道で、生活のために走っているバイクはそうそうない。走っていて後ろからバイクの音が聞こえてきたら、タイミングを見計らってサインを出すと、抜きざまに挨拶してくれる。長い道中、ライダーとの挨拶には本当に励まされた。

+++++++++

三日目の朝
昨日から干していた自転車もすっかり乾いた?


浜頓別から枝幸へ。
昔アイヌのお婆さんを車にのせて札幌に連れて行くとき、一向に道中進まずに困った、という話を読んだことがある。
現れる山現れる川すべてに供物をささげ、畏敬の祈りをささげるというのだ。

そんなアイヌの自然崇拝もさもありなん、と想像せしめる雄大なカムイ岬へ。
漢字は、神威岬


昨日の猛烈な横風はすっかり凪いでいた。


本当に一週間ずっと晴れだったな・・・


北海道でのメインドリンク、キリンガラナ。ここはどこの道の駅だっただろう?


北海道キャラクター王国
枝幸は牛にカニ帽子か・・・


町境に来るたびに、次はどんな楽しいイラストが待っているのか、期待に膨らむ。


雄武町に侵入。あまりかわいくナイネ。


日焼け対策だが、首には手ぬぐいまいて、腕はUVアームカバーでしっかりガードしていたが、足と顔がやられた。足が日にジリジリと焼かれる。




興部(オコッペ)の町に到着。予定ではこの列車に宿泊する予定であったが、昼飯時。
隣のレストランでホタテの焼き目が香ばしいホタテラーメンをすする。この時に、レストランの壁にFELTのロードが立てかけてあった。今回の旅行ではじめてみるロードだ。どこへ行くのだろう?


とうとう昭和シェルのマークまでホタテにしやがった(爆)


紋別の手前10km地点、とうとう先行するライダーを捕捉した。
<逃げ吸収!!!>



さっそくお互いの走る通常の姿を写真に収めましょう、ということになる。


ペースメーカーと風除けを手にした二人、お互いここまで何100km走ってきているので、何日ぶりかのグループ走行のあまりの楽さに感動する。前を引いていても、ラク!

FELTの人は稲毛在住のY本ノリさぁ。内陸ルートで宗谷岬に行き、その帰りだそうな。
今日は枝幸~遠軽で帰るそうな。


紋別にて格闘6時間の末、巨大蟹をしとめました。


今日のゴールまでお互いあともう少し。上湧別の手前、何の変哲もない牧草地帯。結局ノリさんとはオコッペ~上湧別とかなりの長距離をご同伴させていただいた。楽しかったですラクだったです。


この駅跡が残る上湧別の道の駅にて、ノリさんとはさよう~な~ら~
私は一足早く温泉へ。今晩とまる銀河鉄道999号にはお風呂がないので。




本当にキャラクター王国だな、オホーツク海道





サロマ湖畔、計呂地交通公園ターミナルに着くと、アンドロメダ星雲行き銀河鉄道999号がすでに入線していた。今日はここに泊まる。


一等客車
床はふかふかのリノリウム。


二等客車


今晩の晩酌の友は、
じゃ~ん
会社を休んで北海道にきてはや二ヶ月車に乗ってあっちへホイホイ、こっちへホイホイ
千葉県M原在住の村Tさんです。
さけとば、天重、サントリー角瓶、ビールを机に広げ、夕日に照らされながら列車の出発前の楽しいひと時♪まじ楽しい。


この後、あっという間に眠気に襲われ、キタキツネのギャーぎゃー鳴く声をBGM にしてあっという間に夢の世界・・・

999号の終着駅、あんどろんめだんでは、機械の体がただで手に入るらしい・・・
そこでは:
山ではサストレ
山頂付近ではバルベルデ
スプリントではカヴェンディッシュ
悪路ではぶ~ねん
平地ではかんちぇら~ら
一人逃げる場合はフォイクト
攻撃性は福島康司

・・・こんな夢の機械の体が手に入るらしい。そうなったら無敵だな!フッ・・・
ムニャムニャ
サロマ湖の闇は深い・・・

8/8 Stage 5 ウトロ~知床峠~羅臼(山岳ステージ) 32km知床峠>羅臼

バス輪行
羅臼~釧路

8/9 スーパー大空輪行 
釧路~新千歳空港

レンタカー輪行
千歳~ニセコ

8/10 筏輪行
尻別川
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北海道半周旅行記 四日目 計呂地~ウトロ

2008年08月12日 | 北海道
四日目夜明け前。

昨夜、デジカメの電池が切れてしまった。しょうがない、携帯カメラの出番だ。
M田さんと別れをつげ、今日こそ朝日をキャッチすべく、真っ暗な3時に起床。
やはり、客車のリノリウムの床に直接寝袋をひいて寝ると、翌朝背中がパキパキだ。
来年はエアーマットを持っていこう。

夜明けは大体4時半だから、4時にスタートする。
と同時に、あっという間に東の空が白んできた。

サロマ湖畔の道路を快走中、あまりの神々しさに何度も自転車を止める。


この辺りのルートは、昨年も走った。安心感はあるが、新鮮味はない。
やはり、未開のルートに限るな。
久しぶりの「市」、北見市に入る。


さようなら佐呂間


途中からオホーツクサイクリングロードに入る。ここは去年も通った、日本一美しいサイクリングロード。
今年は早朝の静かな時間に走ったが、途中で5匹も道路の真ん中で遊んでいるキタキツネを見た。
逃げ足が速いので、残念ながら写真には収められなかったが。

卵原内

ここらへんから早くも疲労が出始める。毎日200km近く走って、4ヶ日目だから当然か。


途中、ものすごくゆ~っくりとしたケイデンスで走るランドナー乗りとすれ違ったので、彼のペダリングを真似、ケイデンス50くらいで走ってみた。結構ラク。というわけで、これから時々スローケイデンス走行も取り入れてみる。

網走湖の端でオホーツクサイクリングロードも終わり、公園で30分ほど昼寝する。疲労がたまっている。


K内さん、↓が新町1交差点です。


K内さん、↓が現在の営業所です。


北海道には、アイヌ文化が広まる前は、オホーツク沿岸にはオホーツク文化、そのほかには縄文の発展系である擦文文化が発展していた。本土の時代区分でいうと古墳時代~鎌倉時代くらい。
ちょうど阿部比羅夫が北征したころは、オホーツク文化の全盛期だったらしい。
冬、海が凍り樺太からシベリアに渡れるので、オホーツクから沿海州、アムール川一円は共通の文化圏だったと。中国でいう北の蛮族、ギリヤーク人などがオホーツク人にあたる。

その遺跡、モヨロ貝塚


網走~浜小清水~知床斜里と進んでいく
気温は30度、今までにない暑さだ。


海辺の駅
体力の消耗が心配なので、ここで初めてレッドブルのドーピング補給をする。するとあっというまに力漲り、気持ちよく走り出すことができた。4日目にして、40km/h巡航、思えばここで自分の体力を過信していた・・・


斜里町に入った。


右手に見える美しいシルエットは斜里岳だ。
この後あっという間に栄養ドリンクの効果が切れたので、コンビニで更なるリポD補給、おにぎり、サロメチールマッサージをする。補給としてはこれが最強。あとウトロまで40km、旅の最後に控えた最後の山岳、知床峠までは60kmだ!


・・・斜里の町を過ぎ、ウトロまで海岸線をひた走る
暑い・・・
力が入らない・・・
速度が上がらない・・・

残りの距離を励みに進めるが、速度は20kmを簡単に切り始める。
「ひょっとして、熱中症?」

あまりタラタラ走っていると、車の迷惑なので、車道から歩道に避難する。
時速はすでにママチャリと並走できるくらい。

やっとオシンコシンの滝まで来た!


ウトロの町に到着!
まだ昼の2時だが、道の駅の芝生にばったりと倒れこんでしまった。もう先には進めない・・・1000km走破はやはり無謀だった。

このあと、町外れの温泉民宿、番屋の湯に駆け込み、休ませてもらう。3時間昼寝しても、頭はガンガン、耳はアッチッチ、まだけだるさが残っている。


帯広豚の豚丼、行者にんにくなど、栄養のありそうなものを食べ、温泉につかってしっかり休むことにする。


明日、体調が戻れば知床峠を越え、羅臼で今回の大冒険を終わりとしよう・・・

ここまでよく走ったよ。
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北海道半周旅行記 五日目 知床峠ヒルクライム

2008年08月12日 | 北海道
朝を迎えた。体調は戻っているか?
だるい・・・
腰に力が入らない・・・
二度寝しよ・・・

雨の音で目覚めると。もう10時近い。急いで出発することにする。
16km1ヤビツ分登って後は下るだけだし。レーパンはいたらしゃきっとするだろ。


途中の知床観光センターで、念願の「熊鈴」を購入。喜び勇んでサドルレールに実装。
ダンシングするとチリンカランうるさいぜ!


知床岳を眺めながら、ゆっくりマイペースで登っていく。さすがに700km以上走り、しかも旅行仕様の15kgの自転車、2リットルのペットボトルつき。先は急がない。


知床峠のウトロ側は、緩斜面が続く。
ひゃぁ


標高もあがってきた!


到着~


去年は視界ゼロだった知床峠のリベンジに成功!
視界がクリアなこの日は国後択捉もしっかり見えた!


下りは50kmでかっ飛ばしていく。前方から亀のペースでチャリダーがあがってきた。


結局5日目のこの日は30km走っただけ。羅臼につくと頃合よろしく後15分で釧路行きのバスがでるとのこと。
バス輪行の旨を伝え、超速攻でキャリアを外し、パッキング。釧路までバスの人となったのであった・・・

この日の宿泊は、釧路市内の有名なカレー屋件ライダー民宿、「休坂」であった。
さて、次の日は札幌へ移動、実は土曜日はYOMEとニセコに宿泊予定なのであった。

ここまで760km
お尻におできもできたし、しばらく自転車はいいや。
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北海道半周旅行記 エピローグ ニセコでの休日

2008年08月12日 | 北海道
旅は終わり、休息の時がきた。名前のとおり、昨日は釧路漁港の近くの坂の上、「休坂」という民宿で休みまくった。
宿には漫画がたくさんあったので、銀河鉄道999を読破してしまった・・・
この宿、実はカレー屋も併設していて、ご近所の人も食べにくる。
スープカレーが絶品でした。


朝7時半のスーパーあおぞら。巡航130km/hで3時間で札幌につく。ヤッテラレネ。


牡蠣弁当。


目が覚めたら帯広を通過してトマムまで来ていた。


まずは千歳空港に行き、レンタカーを借りる。
そして、一週間の旅の垢を恵庭の温泉で落とし、ひげもそり、足もそり、美容院に行ってさっぱり。
YOMEは夜8時の飛行機でやってくるので、かなりゆっくり温泉につかれた。
ピックアップ後、漆黒の洞爺湖沿いの道を1時間半走ると、北海道の中の外国、冬はオーストラリア人だらけニセコアンヌプリだ!
ニセコヒルトン(実はもとニセコプリンス)
実はその週発売の週刊誌PENがちょうど北海道特集だったので、そこにのっていたオサレなホテルをそっこーで予約するというミーハーぶりであった。


朝、起きるとちょうどオリンピックのロードレースをやっていた。
かんちぇら~ら凄すぎ。一人で60km巡航して鈴付けに行くところは鳥肌もの。
↓はジャガイモのクッチャン


写真は後日掲載しますが、ニセコではアウトドアアクティビティを楽しんでいました。
NACというアウトドアスポーツ団体のツアーに参加し、近くをながれる清流激流をラフティング(ボートにより川下り)をたっぷり3時間ほどキャーキャー言いながらエンジョイしてきました。最初は水に濡れると脅されていましたが、正確には、「飛び込みたくなるほど川がきれい」の間違いでした。
ボートによる川くだりですが、流れが静かなところではみんな率先してジャボジャボ水の中に入っていました。

一汗かいて、NACに2階にあるカフェで、YOMEはピザ、DANNAはチリバーガーを頼む。

↓なんじゃこりゃ~!


↓うめ~!


私にはとっては168時間、YOMEには23時間の「夏休みin北海道」でした。
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ウトロ~知床峠~羅臼:時速8キロヒルクライム

2008年08月08日 | 北海道
ほぼ14時間睡眠をとったおかげでだいぶ具合が持ち直したが、それでも軽い頭痛と倦怠感が。それでも先に進まなければ帰れない。ヤビツなみの標高だが、二時間ちかく費やしてしまった。だが、調子が悪いのは頭だけ、知床富士は雄大だった。
このあと羅臼の町にダウンヒルすると釧路行きバスがあと15分で出発するとのこと。早速袋詰めしてバスの人となった

ここまで:760キロ
提案:EPOの合法化を!
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知床斜里~オシンコシンの滝~ウトロ:ドーピングの副作用

2008年08月07日 | 北海道
やはり、ドーピングはまやかしだった。今日の知床は気温30℃。斜里をすぎ、走行距離が150を越えると栄養ドリンクの効能時間サイクルがどんどん短くなってくる。ハンガーノック?だが食べても元気にならない。最後のリポビタンもあっという間に切れた。ヘロヘロになってウトロに到着。二時半にも関わらず、今日はここで投宿。三時間ほど昼寝したが、どうやら疲労にともなう熱中症のようだ。きょうは頭を冷やして沢山休み、明日からは無理せずバス輪行することにする
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サロマ湖~常呂~佐呂間~網走~浜小清水~知床斜里

2008年08月07日 | 北海道
ツールも四日目、疲労もピーク。やはり水とビールだけではシャンゼリゼには辿り着けない。
四日目からリポビタン、レッドブル、アミノ酸粉末、昼寝、などのドーピングがはじまった。効果はてきめん、網走を気づかぬ間に通過し、知床旅情だ!
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サロマ湖の朝日

2008年08月07日 | 北海道
オハヨーございます。朝ですがな!

サロマの朝は早い
四時に出発し、四時半にオホーツクから上がる朝日をキャッチ!

念願が叶いました
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