Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

79歳のヤビ仙人を追いかけて、横浜~直江津日帰りライド

2019年05月26日 | 長距離

自転車乗りのみなさん、老後の自転車ライフ計画はいかがでしょうか。

自分が79歳の時、どんなにアクティブか想像したことはありますか?

今日は自分のロールモデルでもあるヤビ仙人の255kmの逃げをつぶした話をさせていただきます。

事の端緒は一週間前、朝練で御年79歳(1939年生まれかいな!)のタケマサさん、通称ヤビ仙人が横浜~直江津ライドをすることを聞いたところから。

「ヒガシくんも一緒に走るか!ガハハハハ」「待ってるよ~!」

聞いたときは魅力に感じつつも、そんなすぐに都合は開けられないし、ちょっとなぁ~と思いつつもずっと気にかけていた一週間。

金曜日仙台から帰る新幹線の中でちょっと一計を投じ外出許可をゲットw。睡眠3時間で逃げを追いかけることにしました。

出航はいつものように日付が変わってから。夜12時30分に太平洋にタッチ!

ちなみにこの時間仙人ご一行3人は120km先の熊谷にいます。

遠すぎる・・・!

2時間走って川越街道に。ここまで平均30kmなので例年より1kmはやい。

夜明けがはやくなってきた。

そして、この後熊谷近郊で腹痛がはじまる

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Coast 2 Coastメモ(腹下し編)
前の週にバリウム飲んだりと胃を酷使した状態で参戦。やはりロングは胃に負担をかける。120km地点あたりのすきやで牛丼たべたら胃がむかついて完食できず。そこからは前傾もままならないほどの胃のムカムカに一時はリタイアを考えるほど苦しい。巡航も32kmから27kmへ。結局牛丼を消化しきるまでの3時間(深谷~碓氷峠)、胃腸薬が欠かせませんでした。今日一番つらかったのは胃腸でした。350km走行を終えた直江津でやっと固形物を食べたくなる欲求が沸きました。
結局補給も固形物うけつけないので以降すべてジェルに。これはコスパ悪い。しかし、怪我の功名で体重は激減、一ヶ月前4kg増えていた体重は元の75kg台に戻りました。

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やや腹痛もおさまってきた早朝。

碓氷峠めがね橋にはじめて来ました。

この時点で仙人ご一行は2時間先にいるはず。

めがね橋大きすぎて画面に入りませんね。

碓氷峠は長いですが勾配が緩く、腹痛患者には優しかった。

このあとの下りでぶっ飛ばします。

ここは千曲川サイクリングロード

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Coast 2 Coast 地元サイクリストお薦めルート編
Strava のルート設定で人気度優先でルートを引いたところ、所々味気のない幹線道路を外れて気持ちのよい道に連れていってくれます。都内は狛江から深大寺~武蔵境で新座へ。しかしら何と言ってもこの旅の白眉は碓氷川と千曲川サイクリングロード。どこまでも突き抜ける青と緑と水の世界。長野の自転車乗り羨ましい。

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信濃国分寺あたりからCRに入りました

気持ちよい川沿いの道でした。コンビニないけど。

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Coast 2 Coast メモ 松本走り編
🚥が青になるタイミングで右折車が怒涛の勢いで右折する悪評高い松本走り。小諸~長野エリアで三件遭遇。新潟県に入ると松本走りは消えました。

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この後千曲市役所先のうどんやで仙人ご一行に追いつきました。255kmにもおよぶ逃げ、捕まえるの大変だった。

ヤビ仙人『七十代最後のいい思い出になった。チャンスがあればまた逃げたい。』

ちなみにこれは深谷での風景。

熊谷におおい姓らしい。

この後は一行を千曲川サイクリングロードに案内しながら、野尻湖麓までのゆっくりとしたアプローチ

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Coast 2 Coast ヤビ仙人(武政さん)編
電話口でガハハハハッ!しか言わないヤビ仙人、前夜の関東平野、碓氷峠まではかなり元気に踏んでいたようです。それが早朝の碓氷峠で失速、曰くこの辺りが一番きつかったそう。その後もちなおし、うどんを食べて復活した250km地点でわたくしと合流、私の印象はそれ以降になります。
基本平地は25km巡航。先頭の私の負荷は120~130Wになります。ちょっと上げ下げするときついらしいので、なるべくじわっと加速を気を付けますが、やはり平地は集団が崩壊しやすかったです。ちなみに平地巡航時の私のPWRは1.7になりますね。
かなり疲弊した中での野尻湖へのヒルクライムで、心配なところですが暑さを除いて仙人が意外と平気そう。『けっこう楽』とか意地はっています。😗
それもそのはず、仙人の体重は47kg、つまり自分が120Wで坂を登れば仙人にとってのPWRは2.55、つまり『ちょっと頑張る』くらいのペースなんですね。なので登りで全員がペースに気を付ければ集団がバラバラになることはなく、逆に登りの方が元気な仙人でした。
下りは路面が荒れていて、加えて疲労で上半身でハンドルバーをしっかり握れず、ちょっと震えていたので後ろからみて不安だったのですが、下り終えたら普通に戻っていました。安堵。

走り終えてさすがの仙人もすこし痩せた感じです。しっかり休んで、食べて、英気を養ってほしいもんだ。

今度はあまりハードでないライドでご一緒したいな!

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野尻湖への登りがはじまる

ナウマン象の像が見えれば、新潟県境はもうすぐ!

とうとう新潟県!

無理やりピースサインを強要される79歳笑

遠くに見える日本海まで後38キロ!

夕暮れに間に合いました。日本海への到着は6時半。

かなり疲弊した4人組。整列とかできず、地面にへたりこむ。

この笑顔w

乾杯はビールとコーラで

仙人、少しやつれましたね。

またご一緒しましょう。

348.88km
14:06:52
2,152m
6,975kJ
平均スピード 24.7km/時
心拍数 124bpm
パワー 137W 600W
カロリー 9,672
経過タイム 19:15:01


チビ登山第96座 塔ノ岳トレラン 七歳児恐怖の2時間9分

2019年05月18日 | 登山

いいタイムで登れたのでドヤ顔w

まさかの大倉~塔の岳 2時間9分!!!(休憩除外)
大人の私の自己ベストが1時間30分なので、このタイムは脅威的です。

さらに脅威的だったのは、下山時にバカ尾根でマジに降りてきたトレランお兄さん二人組みの追走を突然はじめ、3km以上走り、最後には先頭から逃げきったことです。私は必死に追走しゴール近くでやっと追いつきましたが、その後心拍170ペースアップを3回しましたがふるい落とせませんでした。

おそるべし・・・

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最近山からすっかり遠のいてしまった七歳児。
週末山登りを入れようにも二年生は多忙なんです。いろいろ行事が入ります。
久しぶりの登山、いつものように朝のテンションは低い
『お山登りじゃなくて、家でゴロゴロしたいなぁぁぁ』といつものように警戒され、家から連れ出すのに苦労します。

一度連れ出してしまえばこっちのもの、登山道でチビ太のやる気スイッチに火が付けば、またいつものようにモンスター化するでしょう。

今日のお題は『バカ尾根で何人ごぼう抜きできるか』でしたので、スタートから何人抜いたかカウントしながら。これがよいモチベーションになったようです。性格わるっ!

花立山荘の手前と山頂直下で心拍を160にぶっこむくらいペースアップをしましたが、それ以外はおしゃべりしながらのスピードハイク。休憩をしたので実際の時間は2時間半近くでしたが、涼しい時期にしっかり補給すれば休憩なしで2時間切りは十分可能でしょう。いやはや。

そして登り以上に下りの暴走ぶりがひどく、私は月曜日~火曜日と筋肉痛で動けません。

日曜日から小学生低学年が参加できるトレラン大会を探し始めました。

令和初の丹沢登山でした。
山頂は眺望ゼロでしたがトレーニングだから別にいいんだそうです。

山頂で喜多方ラーメン
うまし


昭和のレリック

この後バカ尾根でまさかの下りかっ飛ばし地獄が始まるとはこの時は知る由もなかった・・・

コースタイム

山行 3時間44分 休憩 58分 合計 4時間42分

大倉バス停4分大倉山の家18分観音茶屋12分雑事場ノ平4分見晴茶屋11分一本松12分駒止茶屋7分堀山7分堀山の家16分天神尾根分岐16分花立山荘12分花立5分金冷シ13分塔ノ岳9分金冷シ4分花立6分花立山荘10分天神尾根分岐9分堀山の家7分堀山7分駒止茶屋11分一本松9分見晴茶屋7分観音茶屋6分丹沢クリステル2分どんぐり山荘ゴール地点G

 出発時刻/高度: 08:07 / 297m 
 到着時刻/高度: 12:49 / 297m 
 合計時間: 4時間42分 
 合計距離: 13.58km 
 最高点の標高: 1471m 
 最低点の標高: 286m 
 累積標高(上り): 1260m 
 累積標高(下り): 1256m

 


Go West! 横浜~岡崎 300km タイムトライアル

2019年05月12日 | 長距離

新緑の季節。久しぶりに(メガ盛り)ロングライドがしたくなりました。
日曜日の夕食まで帰ってくればいいや、とりあえず目的地は名古屋ね、ということで計画を練り始めますが、前日新横浜駅夜6時帰還(きれいなかっこで)をYOMEに厳命され、風雲急を告げます。

自宅から名古屋まで350km、着替えて輪行の後新横浜に帰還するには、名古屋16時半ごろののぞみに乗車しなければなりません。休憩時間、一時停止時間をいれてグロス25km/hで計算すると14時間。自宅出発が深夜二時だと予定時刻に名古屋駅に着弾する計算になります。本当に可能なのか?前日土曜日夜飲み会だぞ?というか二年前は夜一時に出て朝11時に浜名湖到着と記録にあります。浜名湖から名古屋まで120kmか・・・やっぱり無理か。

とはいえど、まずは浜松以西を走ることを目標として、豊橋、三河安城、名古屋のどこかで新幹線に乗ることにし、前夜の飲み会後帰宅後即就寝、3時間だけ寝て出発です!この飲み会ではとにかく目の前の炭水化物を食べ散らかしました。ヒヒー

終電も通り過ぎた深夜一時過ぎの新横浜駅をスタートします。目標は同日18時までにここに帰ってくること!家族イベントに何食わぬ顔で出席すること!さて実行できたか、答えは巻末にあります。

スタート~三島(最初の休憩)
105.7 km
3:26:09
Ave 31.4km
Ave 218W
139bpm

深夜で寒くもなく、走りやすい絶好のコンディション。風は無風。
長丁場ですので、心拍140に入らないように抑えめに入る。善波峠手前でAve 33、国道246小山登りに差し掛かったところでAve 31だったかな。
御殿場の頂上でAve 29なら御の字なので、坂に入ったらサイコンを見ずにゆっくり登る。まだ足はある、エネルギーも満タン。登りきって御殿場市外に入るところで白み始める薄暮の空に富士山の影が浮かび始めた。

246最高地点で平均速度表示を見るとAve 29.6。前回より0.6kmほど速いペースで走れている。ここから三島市街まで超高速ダウンヒル区間。ブレーキ握らずDHポジションでかっとんで下る。20km近い下りをAv 42位で楽々下る。三島で夜が明け、最初の休憩。日焼け止めぬったり、ドリンクを補給したり、ハンバーガー食べたり。今回はマルトデキストリン500gをボトルに溶かしてきているので、ボトル二本に約2000kcalが入っている。これをチビチビしながら走ってきたので、まったくエネルギー切れの予感がないのでアル。105km休憩なしなんて初めてかも。

三島~富士川
23.1 km
52:51
Ave 32.5km
Ave 202W
138 bpm

この区間は千本松の長い長い長いストレート区間があり、長時間巡航を維持できる脚があれば平地ながら平均アップがはかれる区間。出発前にステム角度をマイナス30からゼロ度に変更しポジションをコンフォートにふったので、労せず長時間DHポジションに上体を沈ませ続けることができた。こうなると通算の平均時速もだいぶ上がり、富士市手前でトータル平均31.8kmを記録。毎回この区間に来るたびに上体のこりと股ずれに悩まされていたので、あっ!という間に通過できていい気分。

しかしそのいい気分も富士市内に入るや否やの向かい風攻勢に打ち壊され、大分スピードダウンして富士川鉄橋到着。実はこのルートはだいぶ距離をロスする距離のようですね。

富士川~宇津ノ谷峠
35.5 km
1:17:49
Ave 31.4km
Ave 183W
136 bpm

わが母校がある静岡市を通過するこの区間。バイパストラップが多いところではありますが、Lezyneのサイコンにルートを放り込んでいるので迷うことはない。

由比の宿を通過中、風情のある門があったのでパチリ。先は急ぎますが観光の写真がないのも味気ないし。

本当は島田の蓬莱橋までノンストップでたどり着こうと考えていましたが、先に水分が切れてしまい、宇津谷の手前でピットストップ。ここで初めて、ダブルボトルが空になりました。
お弁当を急いで食べて再スタート。日も高くなり、日焼け止めを再度ぬり、ワセリンをパッドにぬってGO!

宇津ノ谷峠~蓬莱橋
21.0 km
46:41
Ave 30km
Ave 184W
133 bpm

今回は旧道明治の隧道は通らず、宇津谷トンネルを使って山越え。
しばらく島田の街を走ると今回のGo Westの白眉、蓬莱橋に至ります。

もう、大井川沿いのサイクリングロードに出た瞬間から絶景にテンションあげあげです。

 

みよ、この風情。気分は東海道中膝栗毛。

なんと渡し賃100円を払うと自転車にのって対岸まで行けるらしいです。これは行くしかない。

蓬莱橋~掛川
20.8 km
43:21
Ave 31.8km
Ave 172W
130 bpm

蓬莱橋を渡って、牧の原台地の高みに出ると、そこは360度見渡す限りのお茶畑!これはすごかった。

途中の公園では「世界お茶博覧会」をやっていたらしく、観光バスも来てた。
絶景・・・なんですが高台ではやや向かい風、すっかり低速走行になってアップダウンを繰り返すと、諏訪原城跡にでます。ここで一号線に合流、日坂を転げるようにダウンヒルして西へ西へと進みます。ここらへんがけっこうきつい。町で言うと金谷~菊川~袋井~掛川~磐田~浜松と次々と町の標識が出てくるのですがなかなか町の数が多くて浜松にたどりつきません。
掛川の辺りでふと思いつきそこまでの消費カロリーを見たらすでに6000kcal越えてる。まだ空腹ではないけれど、先のことを考えてゆで太郎に入ってカツ丼+かけそばでしっかり補給。これで1200kcal は推定放り込んだので、浜松リタイアはなくなりました。

掛川~雄踏街道
26.3 km
1:04:29
Ave 28.4 km
Ave 125W
84 bpm

サイコンが浜松市内を通って浜名湖弁天島に至るショートカットを提示したのでそれに従う。しかしこれがストップ&ゴーが多く、平均速度を落としてしまう。

ちょうどこの日は浜松駅近くの商店街で祭りをやっていました。

雄踏街道~聖地キャノンボウル
30.7 km
1:21:34
Ave 29.9 km
Ave 157 W
121 bpm

市内を抜けると弁天島へ。海の上を走っている錯覚にさせる道にテンションが上がる!

浜名湖到着。ここまでは毎年来ている俺の裏庭。ここから西が久しぶりのゾーンです。風車を遠目に見ながらの直線が続く湖西地区、そして久しぶりの潮見坂は新緑がまぶしい。

豊橋に向けて走ったいると聖地キャノンボウルが右車線に!慌てて見逃すところだった。

この時点でまだ280km。名古屋まではまだ80kmを残し、いよいよ完走がおぼつかなくなってくる。

聖地キャノンボウル~自転車まるいち
14.7 km
55:33
Ave 31.9 km
Ave 139 W
115 bpm

脚はまだ少しだけ残ってる。上体もだいぶ凝ってきたが痛みはない。だが肝心の走る理由があまりない。

豊橋を過ぎ、取り敢えず岡崎を目指して300km地点近く、『どこかに旅をおえる口実』を探していたら、油宿近くの路肩にうどんやのような、ラーメン屋のような店構えにトレックコンセプトストアののぼりが翩翻とひるがえってる。急停止してお店にはいる。聞くとここの店長さんは30年前に川崎ISOYAのシャッチョーに弟子入りした方なんだってさ!みなさーん。キャノンボールの途中に是非よってくださいね~。国道1号線でつながっているし、約10時間で着きますし😂

てな訳で店員さんに写真をとっていただき、愛知県岡崎市本宿で思いつきポタリングライドはおしまいにしました。楽しかった~きつかった~。約10時間、数々のよしなしごとが脳裏を浮かんでは消え浮かんでは消え、よい頭のリセットになった大冒険でした。体のダメージは大変でしたけど。

本宿から赤い電車で豊橋へ

こだまにのって新横浜へ

そして予定通り6時前に新横浜に帰還、さっぱりと着替えて日産スタジアムへ

世界リレー選手権でした。

VIP席だよ~ん

ねむかったけどねw

まとめ
走行データ編
走行距離 300.21km
走行時間 9:49:17
経過時間 12:53:46
獲得標高 1,640m
平均速度 30.6km/時
最高速度 67.7km/時
平均心拍数 132bpm
平均パワー 189W
カロリー 8,504

良かったこと景色編
①蓬莱橋
②蓬莱橋対岸に広がる牧が原の一面のお茶畑。世界お茶博覧会やってました。
③浜名湖上を走る道路
④里山を彩る新緑

良かったこと装備編
①ワセリン サドルずれ、皆無!
②ステムをマイナス30から水平に。これで半分以上の時間DHバーを握れました。肩も狭くしやすいし本番も高めにしようかな。
④レザイン ルートをぶちこんで後はサイコン任せ
⑤日焼け止め ダメージが全然違う
⑥サンボルトのエアロワンピ これだけの長距離だともろに差が出る
⑦大型サドルバッグ 長時間前傾ができたの背中が軽いから
⑧FLO の97mmディープリム 巡航楽させて頂きました
⑨レースの賞品でもらった粉飴を500g使って自作ジェル作り。2000kcalをダブルボトルに入れてスタートしたので最初の100kmは補給なし!


令和初勝利!2019年つくば春の八耐OMクラス

2019年05月03日 | レース

今年も行ってまいりましたGW中の自転車のお祭り+同窓会である筑波八耐。令和年間初のレースとなります。

ここで勝てば数日前の平成最後の勝利に続く令和初勝利となりますが、さてどうなるでしょうか。

正直一位は昨年の実績から見ると厳しく(そもそもチーム練一回しかしていないし)、表彰台乗れれば御の字だと思っていました。

スタートは124番手。ほぼ10年ぶりの第一走者、普通に走っていけば先頭集団に乗れるだろうとタカを括っていたが甘かった。例年であれば一周目のバックストレートあたりで「凪」が入る時間があり、そういったシチュエーションで前に出れば先頭集団に入れると考えていたがこんかいは様相が異なりました。

号砲とともにチームAPEXが全力でTTTを開始、ガツンとあげたらしく?スタートして少しのヘアピンで既に中切れ発生!大きなギャップを足のありそうな三名と回すも、後10mが埋められない。どうせ追いついても心拍が上がり切った状態でまた千切れるかも・・・そんな暗澹した気分で続ける追走劇。

そんな不毛な20対3名の追走劇は長く続かず、心拍数はあっという間にレッドゾーンに。諦めムードが三人に漂ったところでザイコー列車に追い付かれました。木原さんやISOYAのチームメイトも乗っているが、既に心拍が苦しく、この集団からも千切れてしまう最悪の展開。この敗残兵だらけの第三集団で一度息を整えてから、ディーゼルエンジンが暖まるのを待ち追走開始。追い付かないと思っていた第二集団がだんだん近づいてきて、10周回位でやっと追い付く。

ふーぅと安心してザイコーさんのお尻の後ろでヌクヌクしていたら、なんとここで先頭集団にラップされる!

先頭集団どれだけ速いんだよ!と一番列車に飛び乗ると、集団内は全然きつくない。これは意外。というわけで数周先頭集団をこなして一時間でお役ご免。NP295W一時間出しても周回遅れになるという何とも悲しい一回目でした。わがチームはこの時点でクラス二位。

そういえばこの平均44kmで推移していた集団に一人むっちゃはやい女子がいました。おもわず後ろにベタ付きしそうになりましたが良心がとがめたのでヤメ。どうやら優勝したチームのエースさんの様子。速かったわ。

一走目:1:01:43/Ave 44km/274W/173bpm/

このあと我がチームは二走目の大當君も一時間走り、周回を重ねているうちにAPEX列車と乗り合わせることが多くなり、しかもクラス一位二位が同じ集団にいることが判明、高速でラップを刻む先頭のAPEX列車から下車できない展開に!あまりにもツキ位置だと嫌われるのでたまには先頭手伝え!との無線がピットから飛ぶ!その次の周回地平線の向こうから轟きながらホームストレートに現れたのは我らが軽快車モンスター金沢さんだった・・・(笑)

そんなこんなでAPEXが交代すれば交代するというなんともかんともな展開に。そんななかで私の二回目の出番。

どうせ30分だし、最初ゆっくり入ってじわじわ暴れるかーっと思っていた三周目のバックストレートでAPEX列車がピットインコースへ。マジですか!

なんとも消化不良な12分で終わった二走目。しかし、この決断で良かったことが後で判明。

二走目:11:54/Ave 44.4km/301W/178bpm

このあと、同じタイミングでピットから出るAPEX 列車に乗った大當クンが30分以上先頭集団で好走。二位三位チームに差をつける。

中盤の苦しい時間にチームメイトが長時間先頭列車内で踏ん張ってくれ、後続に微妙ながらの差をつけることに成功。ここでクラス一位に出る。

一走目のダメージがなかなかあったためたくさん稼いだ持ち時間をつかって入念にストレッチ。今回はGW突入前の肉離れの反省からストレッチ用のエアマットを持ってきていたので、ひたすらそのうえで柔軟体操をしていました。

まちにまった三走目。この時間になると風も強くなり、選手の疲労も蓄積してくる。かくいう私は休憩もストレッチもばっちり、なんか調子いいかも?とスタートする。

APEXの集団に入るとすぐ、「協力しますか?」的な感じでジェスチャーがあったので「はいはい喜んで!がんがん働きます!」的にローテに加わる。この時集団にいたのはHULKさん=一番強くてゴツイ 麺工房さん=なんの仕事だろw KIMさん=速い強い TAKAさん=ロードキャプテンかな。みなさんジャージの背中にニックネームが書いてあるので分りやすいんだ。APEXと回す集団すごい楽しかったのですが、悲しいかな残り交代数の制限でみなさん早めに刻むらしいです。なんとこの回も6周で終わってしまいました。

三走目:18:37/41.7km/300W/178bpm

というわけで、全然走っていません!足残ってます!状態であっという間にクライマックス、アンカーの時間がやってまいりました。

まずはどの集団に乗るか見定めながら周回に入る。最初は3人くらいで回して、後方に大集団がいるのを確認。足をとめて待つことはせず、結構いいペースで走っていくと、バックストレートの入り口で自分の後ろを見ると大、大、大集団が形成されていた。結局このままこの集団の先頭をひっぱりながらホームストレートへ。次の周も先頭5~7人しかローテしない状態でホームストレートへ。

最初はあまり脚があわず、TTポジションで気持ちよく先頭を引いたら後ろが崩壊することもしばしば。少し時間が経過すると脚がある人が先頭に上がってきて、追い抜いた集団から活きのよい人を拾いながら、やはり先頭を回せるのは5~7人くらい。先頭集団についていくのと、先頭集団を作って整えたりするのはやはりまったく違う。そんななかRaphaジャージをきたS楽さんが一人集団から逃げを打ったりするのを追走して千切れたりするプチアタック合戦を経て、いよいよ残り10分くらい。苦しみよはよ終われ~と、どんなスプリントできるかな?の気持ちは半分半分。いや、出走前に『祝勝会場の焼肉キング予約しといて~』と傲慢発言かましていたので、ここで落車して優勝をフイにするわけにはいかない。そんな安全マージンをとりたい気持ちも頭をよぎる。いろいろなよしなしごとが頭に飛来しては霧消してゆく。

いよいよ残り三周くらいか、集団のペースもあがり、ムードがピリピリしてくる。

こんななかTeam ARIのナベさんが集団の中にいるのが心強い。話しかけられる知り合いがいるだけで気持ちが高まる。ストレートではがんがん強度があがる。

こんななか、どのポジションだと高出力が維持できるのか、意外な発見があるんだよな。そしていよいよグリーンフラッグ(長かったw)いよいよここに来て脚がいっぱいになってきた。バックストレートでがつんとぺースがあがり、スプリントにむけて位置取りが始まるが切れがない。

そもそもそんなにスプリント勝負にこだわってないし的な弱気🐛も顔を出し、安全なアウトでモガモガして終了~。令和初勝利をゲットしました。

37:40/41.1km/285W/173bpm

ゴールしてからは、毎年恒例、今日もサーキット上、ピットレーンで数多くの人に『今年のスーパーマン期待しているよ~』と声をかけられたので、今年はスーパーマン金の鯱バージョンでパレードランを駆け抜けてみました。

というわけで、ろくすっぽチーム練もしていないチームではありましたが、みなさんのおかげで令和年間も勝利でスタートすることができました。

いい時代になりますように!

データで振り返り
担当時間や出走回数など差はありますが、今年はいままでで一番脚を残していた感じがあります。データはそれを物語っていますね。他の選手が疲弊していく中集団活性化させるの楽しかったなぁ(単に中盤休んでいただけともいうが・・・)

2016 293W 260W 250W 242W 225W
2017 297W 258W 261W 259W 253W
2018 229W 263W 263W 238W 225W
2019 274W ― 301W 300W 285W
最終ラップにこれだけ脚が残っているとそりゃ楽しいわw 5人制万歳w


チビ登山第95座 お手軽大菩薩嶺

2019年05月02日 | 登山



GW中盤の5月2日のお話。
翌日につくば八耐レースを控えていたのですが、最近登山がご無沙汰気味だったので大菩薩へ行ってまいりました。
最近山登っていなかったのでチビ太の脚力を心配していましたが、心配ご無用で、元気に駆け回っていました。
『今日はぬるすぎだね』と生意気いってたわい。

帰路は丹波山村によって、鹿バーガーと鹿コロッケをつまんで帰宅。
GW渋滞にすこしやられました。

歩くペース 0.6~0.7(とても速い)
S上日川峠 第3市営駐車場07:2707:29上日川峠07:3307:51福ちゃん荘07:5207:55福ちゃん荘テント場07:5708:01富士見山荘08:0308:05勝縁荘08:0908:34大菩薩峠08:4208:49親不知ノ頭08:53賽ノ河原09:05神部岩09:12雷岩09:1409:19大菩薩嶺09:2009:25雷岩10:0010:31福ちゃん荘10:3510:36福ちゃん荘テント場10:49上日川峠10:5110:54上日川峠 第3市営駐車場11:1611:17上日川峠11:17ゴール地点G



それでは、写真も見てね!

    


福ちゃん荘までは足慣らし


一度泊まりたいな


大草原の小さな家的な


大学の登山サークルの新歓合宿ご一行に合流したチビ太、生意気にも大学生のお兄様に上から目線で登山の講義を始めてました😏
アイゼンがどうの稜線の風がどうの、こいつ・・・


あっという間に到着


ここからは稜線パラダイス


ケルンを蹴るんだ~♪


岩場が楽しくてしかたない様子。


岩場に荷物をおいて、山頂へトレラン!


獲得標高は500mほど。
『今日は楽チン過ぎた』とお叱りをうけました。




山頂で食べるラーメンはおいしいねぇ。