連日30度台後半の猛暑が続いていますね。ここまで暑いと標高1000m超えても直射日光の山の上では干からびそう。真夏の丹沢は暑いんです。標高2000mを超えると涼しいんですが、日本アルプスや八ヶ岳に毎週末行くわけにも行かないし・・・どうしようとここ数日悩んでました。
『そうだ!登山×沢遊び!』と前日にひらめき、水着を持って丹沢山塊の中心、ユーシン渓谷へ。林道をひたすら歩いて片道11km、そこには氷結ブルーをたたえた水風呂が広がっていました。川の中には川海苔、かえる、オタマジャクシ、小魚・・・長い距離にぶーたれていた子供たちも大歓声!「足疲れたけど楽しかった。また来たいな。」と言ってくれました。
往復22kmはがんばったね。
登山の矢先にこの橋を歩く男女二人を目撃した。一人は黒い竹芝ポロシャツ、もう一人はピンク星人。おそらく登山で、走れば数分で追いつくだろうと30分ほど走って追跡するも全然姿形も見えず。どうやらその二人も走っていたらしい。二本のアマチュア自転車界のトップクライマー同士の夫婦ですもの、追いつくわけないがなw 😆
走り出す前の一こま。とにかく遊びながら飽きさせずに登らせることに腐心する。
小道具を早速奪われるw
今回は持参した水鉄砲が大活躍。これがクーラー代わりです。
この道は途中洞門や隧道が多く、なかなか飽きさせません。
ライバル心むき出し
暑さでへばってきたので・・・
クーラーのよく効いた冷房部屋へご案内。
青崩隧道はライトがないと途中引き返さざるを得ないほど、中は漆黒の闇です。スマホのライトなぞ役に立ちません。
このあと、漆黒の闇に一時リタイヤを考える。
歩くこと11km。ようやく本日のゴール、氷結風呂が見えてきました。
この先にユーシンロッジがあったのですが、今日は登山するわけではないので、秒でスルー
水温15度くらい??でとにかく冷たい!そして外は暑い!水中は脳天まで冷える!
キャーキャーいいながらクールダウンする子供たち3人w
川海苔の中になんかいます。
この後捕獲。ゲコ
沢蛙。カニもいたし小魚もおよいでた。
子供より楽しんでいるの図
これは楽しいですね。片道11kmも歩かずとも、近くの川でできるんですがw
パスタ3人分をワイルドにむさぼる7歳と6歳。
よどみの水溜りにはオタマジャクシがたくさん
発電所前のユーシンブルー
『きれいだね』
『はらへった』
氷結水風呂にはいった後の下り基調なので、みんなサラ足、元気いっぱいに序盤は下っていきます。しかしそのマジックも1時間ほどで効果がきれ、最後の炎天下で全員バテバテ。
とはいえ日陰も多く、走れるところは水鉄砲でお互いを冷やしながら走っちゃう。
クーラーの効いたトンネルもありがたい。
夜は納涼会に参加。横浜駅西口のチーズ専門店で怪食。
すっかり回復していました。
出発時刻/高度: 08:41 / 335m
到着時刻/高度: 14:27 / 333m
合計時間: 5時間46分
合計距離: 22.21km
最高点の標高: 806m
最低点の標高: 328m
苔むしたシラビソに囲まれた長い長い長い樹林帯を汗をかき、息を上げながら登り続けると、唐突に空の青色が近づいてきた。大きな岩場を抜け、茂みを抜けると突然視界が開け、
横 一 文 字 ! !
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西硫黄 東硫黄 根石岳 蓑冠山 硫黄岳 横岳 赤岳 阿弥陀岳 権現岳 編笠山
感動の大展望!うわぁ~ってなっちゃうね。
チビ太がず~っと昔から行きたいと言っていた(洗脳された?)ムササビやヤマネが夜な夜な集う山彦荘を訪ねる旅が2017年夏アルプスシーズンの始まりとなりました。早朝4時、父がご来光を見ている間に窓際にモモンガが来たらしく、チビ太大興奮。『ムササビが来たんだよ~』とまくし立てられました。
登山のほうは緩ハイキングを想像していたのですが、蓋を開けてみると天狗岳への登りは険しい岩場の連続、下山も東天狗から黒百合平までの岩場は結構足に来ます。最近は六歳児との登山もなかなか高強度になってきました。
下界は猛暑で熱中症警報がでていたようですが、天狗の山頂2600mは稜線をわたる風も涼しく、ウインドブレーカーと手袋でちょうどよい感じ。1800mまで降下してやっと半そでの出番となりました。
朝10時で駐車場は一杯。下の方に路駐しましたが、アブの大群に襲われプチパニック状態になり、追われるようにして出発。
昨年9月以来の唐沢鉱泉。前回は雨でしたが今日は快晴!
左へ行くと黒百合平、右は西天狗岳ね。
橋をわたって二日間のスタートです。
今日はヤマネちゃんに会いに行くよ♪
のっけから北八ヶ岳特有の緑の苔むした樹林帯でテンションあがるう。
苔まつり!
途中男女4人組と競り合いながら、よいペースで登って行きます。展望台まで1時間。
赤岳が見えました。
カニパンも高度があがりご覧の大増量。
第一展望台をすぎると、再び樹林帯へ。
まだまだ暑い
西天狗岳が見えてきた!なんか登っているなぁ。
第二展望台
そして始まった岩場。けっこうな難所ですよ。
六歳児には酷な段差が続きますが、軽い体重が活かせる区間でもある。
きつい岩場ですが、「稜線パワー」発動しているので大丈夫。
ハイマツ帯をぬけると・・・
西天狗岳に登頂です!特等席確保。
まずはチャーハン♪
眼前には東天狗岳から根石岳につながる稜線が
根石岳小屋の向こうに硫黄岳、赤岳が連綿と連なる
さすがに2600mは涼しいねぇ。そして空気が薄い。
標高2600mの稜線歩き。楽しいね。
東天狗岳は西から登るとちょろいです。
あっという間に登頂!
はい2つ目!
東天狗岳の東側にはプチナイフリッジがあります。
こわいよ~といいながら笑って降りてきた。
この金網の橋が揺れるのでたくさん揺らしたらお父さん怒られたw
次は根石岳に登ります。
この高度感!
東天狗と根石岳の間はカール地形になってる。
赤石だ
見事な双耳峰の東西天狗岳を振り返る
ハイマツの実がなっていました。ライチョウさんの大好物。
根石岳!今日三つ目
根石岳小屋を横目にダッシュ
箕冠山。四つ目!
わ~いとダッシュ。後20分で目的地の山小屋だ。
もうそろそろかな~?
見えた!(大歓声)
モモンガさんヤマネさんお出迎え。
夕食は甘口のカレー。二人合わせ5回のお代わりをしました。
奥の小さな穴から夜になるとヤマネとモモンガが入ってくるらしいです。1時間ほど待ちましたが待ち獣現れず。深夜にはたくさん来客があったらしいですが・・・
右上の小さな穴ね。
夕食が終わるとランプに火がともされます。ランプの中辛抱強くヤマネちゃんを待つ。眠くなってきたw
8時半まで待ちましたが、眠くなってギブアップ。
翌朝。夏沢峠からのご来光
私がご来光見ている間に、窓の近くにモモンガが来たらしいです!チビ太は一部始終見たらしい。よかったね~~~
鳥のエサ台にはオレンジ色のネクタイをしたウソがやってきた。
硫黄岳の爆裂火口
窓から離れようとしないチビ太
ホシガラスも来た
山彦荘と硫黄岳
朝食を食べて、二日目開始。エネルギー満タンなので走ります。
根石岳も走ります。
先行するお兄さんもぶち抜く。
「あの子はえぇ~な~」と言われて更にペースアプw
根石岳で休憩すると思いきや、完全スルー
東天狗へ向かいます!
右手眼下に広がるは小県、つまり佐久平。
ナイフリッジを再び越え東天狗岳へ。
ちょっと渋滞おこしましたが、みんな暖かく見守ってくれる
『見て見て―!へんな顔をしてる岩があるよ~』
ほんとだ。顔が二つある。
鳳凰三山、北岳、甲斐駒ケ岳、そして仙丈岳。
見上げると蒼穹に飛行機雲が何本も走っていた
ここからは岩場の下り。遠く下に黒百合ヒュッテの屋根が見えます。
この岩場も大変でした。こっちから登っても大変だな。
ずっと岩場が続くので、岩から足を下ろさずにどこまで歩けるかゲームを開始。
風が強く、ダウンジャケットやレインジャケットがちょうどよい。
やっと黒百合ヒュッテが見えた。(ゴールではありません)
メニューが充実の黒百合ヒュッテ。天国かと思いました。長門牧場ブランドの濃厚バニラアイスクリームを食べて元気復活、ここから100分ほどで唐沢鉱泉へ下山したのでした。
よくおしゃべりした二日間でした。
中央本線に乗って甲府盆地を過ぎ、韮崎を過ぎると車窓に南アルプスの山塊が肉薄してくる。山に詳しくなくても、なんか男らしい山々だなぁ、と思った人も多いだろう。その中でほかの連山から独立して聳え立ち、山頂に花崗岩の白砂を湛える2966mの独峰が甲斐駒ケ岳である。(写真は借り物)
今は北沢峠から登るのが一般的で、これならうちの保育園児(五歳)でも登れる数少ない3000m級百名山である。そんな甲斐駒ケ岳、昔は尾白川沿いの渓谷から延々と尾根沿い標高差2200mを9時間以上かけて登るルートしかなかったらしい。この黒戸尾根ルートはもともと山伏が甲斐駒ケ岳を開闢したときのルートで、登山道沿いには多くの仏像や祠、剣(エクスカリバー)が奉納されているらしい。
日本三大急登のなかでももっとも距離が長く厳しいとされる黒戸尾根。生半可な気持ちの登山者を寄せ付けない漢向けの登山道である。
どのガイドブックを読んでも片道9時間、往復16時間のハードコアルート、日帰りは不可能的なことが書いてあるのだがどうやら本気のトレイルランナーにとっては、ある意味試金石的、一度は挑戦してみたいコースらしい。走れば日帰りが8~9時間で可能とのこと。そんな変態コースを走ろうとしている友人が二人いる情報を前日の金曜日にキャッチし、ドタ参を金曜日午後に決意。梅雨の合間の晴れ間、しかも南アルプスの3000m級とあれば迷いない選択でした。
出発時刻/高度: 06:27 / 767m
到着時刻/高度: 15:31 / 799m
合計時間: 9時間3分
合計距離: 19.41km
最高点の標高: 2925m
最低点の標高: 763m
累積標高(上り): 2747m
累積標高(下り): 2715m
歩くペース 0.4~0.5(とても速い)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち89%の区間で比較) [注意事項]
トレランといっても登りは実質スピードハイク。序盤笹の平までは心拍140台限定で一部走ったりもしましたが、これじゃ持たないと判断しペースダウン。一人で行くとどうしてもオーバーペース気味になってしまうので、人と登るのが丁度よい塩梅。長すぎる樹林帯の尾根道、ずっと登りっぱなし、直角の梯子の連続、厳しい岩場、鎖、刃渡りなど、足だけではなく手も使って登る大変挑戦的なコース。男らしい山容の甲斐駒ケ岳の名にしおう日本一のひとつであろうハードルートでした。頂上がガスっていたので、次回は北沢峠から六歳児とゆっくり登ろうと決意。
下山はあまりの長さに足が悲鳴をあげコース途中でペースダウン。靴ずれもあって足を労わりながらの下山となりました。
それでは、フォトレポ開始です!
横浜を3時に出発、武蔵中原でウエダッチさんを拾ってから世田谷へ。そこで発起人のONOさんの車に便乗し、中央道を西へ。尾白川渓谷に到着したのは6時半だったか。
尾白川渓谷に向かう途中、今日歩く長大な黒戸尾根が見えました。
気合を入れてスタート。とはいいつつ走りません。
なぞのゆるキャラ系道標から登山開始
つり橋を渡るとすぐに登りが始まります。
登山道にはいるとすぐに、こいつに通せんぼされました。説得の後やっとどいてくれた。
途中笹の平までは心拍140台キープで。笹の平以降は快適な道になります。
刃渡りまでは展望の開けない樹林帯。ここで甲府の町が一望でき、電波環境がよくなって着信メロディが鳴ります。
見た目のインパクトほど危険ではないので心配するなかれ。
コースの中盤、刃渡りにやってきました。
日向山が見えました。あっちが標高1700mだからここの標高は2000m近い。
黒戸山を巻いて、一度高度を100mくらい落とします。そうすると大岩下の屏風小屋跡。大きな祠があります。
剣が突き刺してありました。
きょえ~!!
この後、七丈小屋まで直立する梯子が連続します。この時間は下山する人少なくすれ違い渋滞はなかった。
トレラン装備なのでこういうところはみんな軽やか
先行する女性が、満面の笑みでたっています。視線の先には雷鳥さん(おかあさん)
近くのハイマツのしげみにはおとうさんも!
これはアーサー王のエクスカリバー!
ここまでくると山頂までは30分くらいか。がんばって残りはタイムアタックすることにします。ここから上は岩場だらけ。
ここまで、休憩時間をふくまないタイムは3時間40分(正確かどうかは不明)くらい。最後は必死に追い込みました。
注:自分の時計はこのタイムだったのですが、どうやら私所有のTomTom Cardioウォッチはどうやら速度があまりにも遅すぎると反応しなくなる?疑惑がありタイムはあまり正確ではありません。TomTomサイトを見てみると時速2km以下はAuto Pauseになっていました。やっぱり。
所要時間は296分(4時間56分)
そして、ゴール!
うえだっちさんもあがってきました。
親父三人組、達成感に浸るの絵
イワカガミ:常緑の葉は丸く、光沢がある。花期は春から夏。花は淡紅色で、花弁は5つに分かれ、その先端はさらに細かく裂けている。花茎は10-15cmで、5-10輪の花を横向きにつける。和名のイワカガミ(岩鏡)は、岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来する。
キヌガサソウ:大きな葉を車輪状に広げた草で、一面に群れることが多い。名前の由来は傘状に広がる葉を、昔貴婦人が用いた衣笠にたとえたものとされている。
本州中部以北の日本海側の山地帯から亜高山帯の湿った林内や林縁に自生する日本の固有種。山の斜面の雪が溜まる下部に多く、雪解け直後の登山道脇で見かけることができる。
鎖で直滑降するところもあり、なかなかスリリング。冬には来たくない。
ハクサンイチゲ:ハクサンイチゲ(白山一花、白山一華)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
高山植物の代表種で、中部地方以北から東北地方の亜高山帯から高山帯の湿った草原に生育する。花期は6 - 8月で、しばしば、雪渓が解けた跡に群生が見られる。
七丈小屋まではスリリングな岩場ダウンヒル
七丈小屋。ここでぺヤングソース焼きそば休憩。
ガリガリ君は売り切れていました。
この後、四人組のトレランナーと合流し、七人の集団で高速ダウンヒル。速かった。
ひとり健脚の女性がいて、後ろから終始プレッシャーを受けていました。
足をひきずり一人遅れて下山すると先に降りた二人が水風呂に入っていました。
火照った体をひやし、汗も流せて一石二鳥。さっぱりして帰宅の途へとついたのであります。