Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

🍔キング伝説 その時、予定が変わった

2021年01月09日 | ラン
朝の気温がマイナス2度までさがった土曜日、40kmの予定で短めの親子朝練に行ってきました。予定はそうでした。こんな厳冬期には、さっさと帰って暖かい家でステイホームするに限ります。

まずは多摩川サイクリングロードを北上して矢野口から尾根幹へ。小山田から帰宅の予定でした。そう、あの邂逅の前までは…




『おとうさ~ん。gakuさんがいたよ(^^♪ マジ?ほんと?なんでここに?』

チビ太に自転車を譲ってくれた恩人、自転車に乗って美味しいものを食べに行くのがこうじてバーガーを食べるために自転車にのっている主従が逆転したgakuさんが偶然同じコンビニにともにゅさんと来ていました。

今日は半原にあるStumpというステーキハウスハンバーガーに行くんですよ。
チビ太君、来る?🍔好きでしょ。

『🍔?行く行く!食べる!ワンワン🐶』

というわけで尾根幹を爆走して宮ケ瀬に行くことに。100kmオーバーだぞいいのか。

マジ行くの?100kmゆうに超えるよ!

いくいく



時は高速で移ろい、あっ!
という間に半原に。まじか。

あの黒いコンビニはステーキハウスだったのか!
っていうか小山田あたりだと思っていたのに、今日の目的地。
ここ山にかこまれてむっちゃ景色いいぞ。




照り焼きバーガーきたぁぁぁぁ

肉汁じゅるじゅる
照り焼きソースうまうま
バンズこんがり
肉の焼き目ばっちり
すべてが高次元でバランスがとれ、チビ太曰く『生きててよかった~。今までの人生で一番うまい🍔』

さすが🍔のために走り、🍔を知り尽くしたバーガーキングGaku氏。彼についていけば失敗はありません。



ともにゅ姐さん登り速いし、普通に大人の山岳練でした。
なんだこの小学三年生の行動半径は。

今日のMVP
ブラケットに貼ってガムテで固定。



チビ登山第118座 塔ノ岳(新茅山荘から烏尾尾根)

2021年01月03日 | ラン
箱根駅伝に応援🚴にいけない不思議な1月2日 

早朝マイナス3℃まで下がった秦野から雲一つない丹沢表尾根稜線と富士山を狙って周回コースを久しぶりに登山してきました。
 
なるべく人跡のすくないマイナールートということで、破線ルートの新茅山荘から烏尾山に至る尾根を選択。 果たして、表尾根に出るまで鹿🦌の群れ三家族、ニホンカモシカ以外人間に会うことはありませんでした。
 
最近🚴自転車ばかりだったので、父子共に筋骨格運動に慣れていません。下山で脚を破壊され、『脚いてぇ』といいながらの大満足の山行7時間、 自転車と違って会話が多いのが親子登山のいいところ。最後のほうは話すネタが尽きました(笑)。

 冬枯れの森は見通しが良くて開放感高かったな。


カモシカが葉っぱを咀嚼しながらこっちを見ていました (烏尾尾根にて)

丹沢は鹿で密でした 

今日渡る稜線が上の方にそびえてます (戸沢林道にて)


しかし、よくこんな小さいの気が付くよな。子供と登山するといろいろ見つけてもらえる。 

今日は双眼鏡持って行って大正解 

マイナールートだけあって眺望もなにもない修行系の急登、一気に1000m登ります。 

『表情が大人になったねぇ』と妻談

こんな快晴の丹沢表尾根もめずらしい 

尾根にのってしまえば、後は稜線絶景powerでどうとでもなる。

一番の難関は鎖の冷たさ




歩いてきた表尾根が冬枯れの森のなかはっきりと見えますね。 


みゆる河原は作治小屋か



塔ノ岳直下



あまりにも寒かったので、カップラ食べて山頂は即去り

三歳で初登頂してからずっと抱っこしてここで記念撮影が定番ですが、
いつまで抱っこできるか。がんばれおじじの腰。


志賀高原ヒルクライム(渋峠)下見してきた。小学生クラスはないけれど…

2020年08月06日 | ラン
ドヤッ!😀 

チビ太と過ごす①自転車②歴史③ワンちゃんがテーマの2020夏休み
最終目的地は渋峠っす。しかも今回は渋峠ホテルに投宿します。目的はゴールデンリトリバーの看板犬、マーカス君。

なんと今回はマーカス君(インディ君の息子)の兄弟モコちゃんにも偶然ライド中にあえるという僥倖にも恵まれました!

長い長い登りの先には大好きなワンちゃん、しかもゴールデンが待っているので、チビ太のモチベーションは前日から高かったっす。


📷 📷 📷 📷 📷 📷 📷 📷

野宿生活も三日目。今夜はフカフカの布団が待っています。

ストリートチルドレンw

前日は道端に座り込んでモツ煮と角煮

すっかりワイルドになりました。

ほんとうは山田牧場にキャンプしてそこから行こうと考えていましたが、ここから笠岳経由の道は現在通行止めらしい。急遽予定を変更して志賀高原で唯一使えるキャンプ場にやってきた。
ここからだと登り距離短いので、いったんサンバレーまで5kmほど下ってからスタート。一か月後の志賀高原ヒルクライムの下見を兼ねて。

14kmくらいの登りには少々多すぎの補給食。
では行ってきます。

乗鞍岳の反省を活かし、心拍/勾配/パワーとにらめっこしながら、なるべく後ろからガミガミ言わずに本人にペーシングを任せることにしました。なるべく心拍が180に乗っからないように。本人こつをつかんだらしく、快調に熊の湯に近づいていきます。

その時です、交差点から黄金色のフワフワした物体が現れました。

🐶!

ゴールデンです!ここで急ブレーキして『ワンちゃん休憩』

クンクンクン!何持ってるの?

モコちゃんです。渋峠ホテルの前代看板犬インディー君の娘。兄弟のマーカス(渋峠ホテル)、ジョーンズ君(横手山のぞき喫茶店)がこの近隣にいるということになります。

圧倒的にかわいい💛
メロメロ♡


交通量少ないので、道のまんなかで遊び放題。

思わぬ出会いに機嫌をよくしたチビ太、この後もナイスペーシングで快調に登ってゆく。長野側は勾配の上がる区間と平坦が交互に現れるため、回復できてリズムがつかみやすいらしい。『初心者向けのおやまだね~♪』との上から目線コメントも頂戴しました。


乗鞍岳で多くを指導しないことを学んだ父。
今日のテーマは『やさしいお父さん』

ちなみに旅行前にサドルを1 cm以上上げました。ペダリングしやすくなったらしい。

あっけなく横手山が近づいてくる。

横手山にて。ここまでくれば渋峠は目と鼻の先。

渋峠に到着!見よ!このドヤ顔。


気持ちよいナイスライドだったね~とお褒めの言葉をいただきました。
ひと夏の大成長ですね!



そういえば、車を麓に置いたままだった笑
一度志賀高原に降ります。

その前に、横手山にてカツカレー

朝早すぎてホテルの部屋にアーリーチェックインできないので、お代わり絶景ライド。

この日は高曇りでしたが、長野側はきれいに晴れていました。


絶景絶景。自転車初心者を坂バカにするにはもってこいのロケーション。

小学校三年生で渋峠の魅力にとらわれてしまったようです。

この旅行で沢山立ちごけしましたが、この日はゼロ!

下りもビビりだったのが、下ハンも様になってきた。





万座三差路から草津までの道路は自転車・オートバイは通行禁止。ここで引き返します。

翌朝ここを通って帰ることになります。




待ってくれ~い




こちら渋峠ホテルの看板犬、マーカス。
午後はずっとこの子と遊んでいました。
おじさんにブラッシングしてもらいながら、午後はずっと日向ぼっこしていましたよこの子は。
久しぶりに体中が犬臭くなりました。


暴れん坊のインディー君のDNAを引き継ぎ、マーカス君もなかなかの暴君でした。
なでると分かる頭蓋骨の強靭さ!


昼寝からたたき起こされ不機嫌な息子と夕食。
渋峠は焼き立てパンで有名ですが、ほかのお料理も品数多め、煮物は味がよくしみ込んでいて大変おいしゅうございました。ほぼ完食。



フカフカのお布団は気持ちいいニャ…

翌朝の朝焼け。

チビ太長足の進歩を遂げた20年の夏休みとなりました。


多摩川往復ラン:ISOYA川崎~成城~川崎 42km

2017年12月11日 | ラン
どこかでやらにゃと思っていた42km走。実行の時は突然訪れました。


今週の土日は両日とも子供のイベント関連で門限が8時~9時。しかも金曜日日曜日と忘年会なので早起き早出も見込めない。そんな中、順調に積みあがってきた現在の調子を積み上げ続けるにはどうすれば?短時間で高負荷・・・といえば『あれ』がある。しかし、今の自分にそれを決行できる調子はあるのだろうか。

そして、最近毎日のように眺めているStrava Fitness and Form画面を見に行ったのです。


数か月前、何かの手違いで意図せずStravaのPremium会員になってしまった。Premiumになって見られるようになる指標の一つに、長期間のトレーニング効果が可視化できるFitness指標がある。これはTrainingPeaksではCTL (Chronic Training Load)というやつで、数年前実業団レースにむけて練習に打ち込んでいたときはよくこの数値をながめていたもんだ。

最近、松本マラソン以降のぎっくり腰を勘案しても、しっかり練習できている。実はこのFitnessグラフを常に緩やかな右肩上がりにするのが最大のモチベーションだったりする。Fitnessグラフの良い所は、自分の調子・疲労状態・フレッシュ度の可視化・傾向分析であるが、もう一つの利点として『過去の自分との比較』ができることである。これは、加齢と戦うおじさんにとっては心強い機能である。2014年から4年にわたってトレーニング負荷データは経時的に溜まってきているので、自分の今の数値が過去の自分のどこにパフォーマンス的に近いのか把握することができる。調子のよいときには体重74kgだったあの頃の自分の数値を頑張って目標にする。調子が悪い時は体重86kgで屁のような坂道であっという間に千切れて屈辱感にまみれたいつぞやの冬の数値を見て、下には下があったからまだ大丈夫、チョコもう一本食べよ、という使い方も可能。

あらためて見て見ると、土曜日の時点でFitness Scoreが88に。これを今年で比較すると、自宅~浜松265km TT Av 31kmを達成したころと大体同じということがわかった。それならば、負荷と時間をかけてもやってよさそうだ。というわけでEpicライドへの準備はできた。

目標は、持ち時間6時間で二日分以上の練習負荷をかけること。午後、勇躍保育園のイベントが終わり、奥様とチビ太バトンタッチをした午後2時に走り出す。

結果は…

42.7km
5:24/km
3:50:59
154bpm
4,025kcal
インチキSub 4達成!



1km 4:53 /km 139 bpm スタートしてすぐ緩斜面の下り。オーバースピードに留意するも下りなのでやっぱり速い。
2km 5:17 /km 153 bpm 東高校の前を右折。心拍を140台に抑え込みたいがやはりそれは無理な注文。せめて160台には入らないように注意する。
3km 5:19 /km 154 bpm やや登りをこなして響橋へ。国道一号にでると広くて快調にはしることができる。
4km 4:57 /km 150 bpm 長くて緩い下り。目の前を惰性で下るママチャリが良いペースメーカーになった。
5km 5:23 /km 153 bpm どのルートでISOYAに行くか迷ったあげく森永橋経由で。ここらへんはごちゃっとした走り。まだまだ序盤。
6km 5:14 /km 154 bpm 鶴見市場近くで開かずの踏切。心拍的にはよい休憩となりました。
7km 5:05 /km 153 bpm 八丁畷を過ぎてISOYAに行くおなじみルート。


いつもは自転車と一緒に写真をとっているので、靴だけだとしまらない写真w


この高級アイウェアが今日の快走を後押ししてくれました!

8km 4:58 /km 144 bpm 一度お店によって、しばらく駄弁ってから再スタート。ここから成城店まで約20kmか~遠いね~
9km 5:06 /km 145 bpm 朝練コースを六郷橋まで。はやく平べったい河川敷を走りたい。
10km 5:28 /km 153 bpm 河川敷に入ります!今日のプランは上りは東京岸、下りは神奈川岸。結論から行くと丸子橋より上流は神奈川岸走った方が快適性が高いかも(砂利道多い)
11km 5:37 /km 150 bpm 河川敷にはいったらまずは心拍を抑え、なるべく省エネを心がけます。まずはガス橋まで。
12km 5:35 /km 151 bpm ペースはあまり上がりませんが、心拍も低めで一番楽に感じた時間だったかもしれない。晴れて日差しもあたたかく、気持ち良い。
13km 5:32 /km 154 bpm とにかく淡々と進む。夕暮れ前に成城に到着できるだろうか。
14km 5:36 /km 153 bpm ガス橋が見えてき、地平線の向こうにゴジラに蹂躙された武蔵小杉の高層ビル群が。
15km 5:37 /km 152 bpm この区間はひたすらゴジラ・タバ作戦の戦闘シーンしか脳裏をよぎっていなかった。


当区間の筆者の脳内風景

16km 5:29 /km 152 bpm 新幹線の橋を前に一度下の河川敷に降りる。多摩川は土手の上り下りをしなくても走り続けられる箇所多く、結構ムダ足を使わされた。


17km 5:23 /km 154 bpm ゴジラに破壊された丸子橋!東横線の近く、堰があるところは直進できそうな地形には見えなかったのですが、歩行者専用道があり、そのまま橋の下、堰の横を通り抜けることができました。
18km 5:23 /km 156 bpm ランニングコースに戻り、いわゆる巨人軍多摩川グラウンドの辺り。ただしここは基本ダートなので、あまりペースが上がらず、きつい。
19km 5:34 /km 155 bpm ダートコースでペース上がらず、ここらへんがちょっときつかった。武蔵小杉を過ぎると今度は二子玉川のビル群が見えてくる。次の目標だ。
20km 5:11 /km 151 bpm ダートにも関わらずペースをあげてしまった。これが後でどう響いてくるか。


21km 5:19 /km 155 bpm 遠くの丹沢、富士の稜線に真っ赤な太陽が沈んでゆく。
22km 5:32 /km 154 bpm 二子橋の手前でダートが終わり走りやすくなる。橋の下をくぐって、一瞬一般道に戻り、コヤマドライビングスクールの脇からすぐに野川サイクリングロードに入る。
23km 5:19 /km 153 bpm すっかり暮れた。大休憩ポイントのISOYA成城まであと少し。野川沿いが走りやすくてよいが、暗くて冷え込んできた。
24km 5:30 /km 157 bpm 野川を離れて一般道へ。冷え込みがきつくなる。汗冷えしないように、走り続けるしかない。
25km 5:23 /km 158 bpm 走りにくい一般道ですが、そんなに歩行者が多いわけではないので助かった。




26km 5:05 /km 150 bpm 成城に到着!まずOKによってポカリ二本とおにぎりを買ってお店へ。お店のなかには川崎から出張してきている土佐社長が。長い間歓談して再スタート。
27km 5:13 /km 153 bpm 最初の目標である成城進出を果たしても、まだ27km地点か~遠いな~
28km 5:36 /km 154 bpm 夜の野川サイクリングロードは真っ暗ですが走りやすい。省エネでひたすら前へ走る。
29km 5:19 /km 156 bpm 二子玉川駅近くで元の道への戻り方にミスり、足も重くなりそうだったのではやめのコンビニ休憩。砂糖二本、ミルク二個のスペシャルコーヒー休憩。この糖分+カフェインの補給が後半戦に多大なる貢献を果たす。
30km 5:31 /km 152 bpm 二子橋を越え舗装路にIN。ペースが上がるどころか下がっていますね。やはり来るのか30kmの壁。
31km 5:34 /km 158 bpm 何もない闇のサイクリングロードを、赤色ライト一つで走ってゆく。心拍もじわっと上がってくるし足も重くなる。時々見るウォッチのペースは速くもないし急激に落ち込んでもいない。
32km 5:41 /km 158 bpm やっと残り10km!心理的には後はカウントダウンモードだ。いつ『奴』がやってくるのかビクビクしているが、しっかり補給が取れているせいか最後までいけるかもしれないと淡い期待を抱く。
33km 5:42 /km 159 bpm 足がだんだん痛くなってきたが、なんとか持ちそう。いつも30kmの壁(=急激なペースダウン)は30km手前でやってくるので、今回は行けそうな予感がじわり高まる。
34km 5:34 /km 157 bpm とはいえ、やはり体のエネルギー低下は急激だ。河川敷の暗闇に現れたコンビニに駆け込み、あまーいコーヒーとバームゼリーを補給。とにかく糖分と、体をあったかくすることだ。
35km 5:23 /km 156 bpm ペースアップをしているつもりはないのだが、丸子橋をくぐりペースが上がって来た。他のランナー効果かもしれん。スムーズで真っ直ぐな舗装路なので、体が重いわりにはペースの低下が起きにくいかもしれない。
36km 5:20 /km 161 bpm とうとう心拍が160台に。ですが残りが見えてきた。丸子橋をくぐり川崎のビル群が見えてきた。あそこまで行けば・・・
37km 5:31 /km 160 bpm ガス橋をこえると後橋は一つ!
38km 5:22 /km 158 bpm ゴール地点を☆野さんの銭湯にするか、ISOYAにするか迷い、結局帰宅時間を優先してISOYAへ。
39km 5:30 /km 155 bpm お馬さんの練習場の脇を走り抜けると六郷橋は指呼の距離だ。Sub 4は余裕をもって達成できそう。
40km 5:40 /km 156 bpm 高速で走り抜けたいところだが、道が入り組んでいて迷う。
41km 5:35 /km 160 bpm 高層マンションの脇でどのルートを選んだもんだか右往左往。
42km 5:40 /km 156 bpm 結局堀之内経由で朝練コースで戻る。市街地に入ったのでペースアップははかれずじまい。
0.7km 5:33 /km 156 bpm 大きな道路を渡る歩道橋上でゴール!アンチクライマックスでしたが時計で3時間50分を確認してポチ。お疲れ様でした。

まとめ。次回への反省をこめて。
①コンビニ休憩しているので厳密な意味のSub 4ではない。
②平坦の河川敷は楽だ
③Sub 4の世界を仮想体験できたのはえかた。回を重ねてだいぶ耐性がついてきたぞ
④37kmすぎて足が重くなったけど、最後まで大きく崩れなかったのは収穫。
糖分大目の補給をとると俺は調子上がるみたい。
⑥30kmすぎてもし痛くなったら練習効果ないんでリタイヤするつもりだったが、結局深刻な痛みはこなかったので続行。
⑦本番ではもっと体重を減らして距離走りこんで、このコースなら5:20位で走りたいのう。あぁ足が痛ぇ。
冬のランは暮れると寒くて死ぬ。
今日の体重は激重だったので、春までは減らしたい。

3月のマラソンにむけ一か月に一回くらいはロング走っておかないとだね。

注:二日たって体にダメージがかなり残っています。さすがフルマラソン一回は全治2週間のダメージと言われるだけある。


翌日は我が家にお友達を読んでグローバルなホームパーティをしたり・・・


庭の柚子をとったりして、ほのぼのしていました。
夜はISOYAの忘年会。



初マラソンは第一回松本マラソン:4時間5分

2017年10月01日 | ラン

10月1日とまだ残暑が残るなか、累積標高も355mとかなりあり、緩やかな登りと下りしかない難コース。第一回開催に惹かれて参加してきました。以下、ログから1km毎に苦しみの記憶をトレースしてゆきます。



KM     ペース 標高 心拍数
1     5:37 /km -20 m 160 bpm

スタートの高揚感でいきなり心拍上がる。負荷はほとんどないにもかかわらず心拍が高く、しかもなかなか下がらないので焦る。大会とはこういうものなのか。道は混みすぎでペース上がらず、下りで暖気運転にはちょうどよい。最初の3kmは下り基調。

2     5:58 /km -19 m 147 bpm
ひたすら下りだが混雑は更にひどくなりペースダウン。焦らず集団に運命をゆだねる。心拍は下がってきた。

3     5:19 /km -5 m 151 bpm
松本城の前を通るコース上のハイライト。スマホセルフィーを取るランナーが邪魔。沿道の応援はバンドや太鼓が大音響で、気分は最高潮。

4     5:30 /km 2 m 157 bpm
松本市内の目抜き通りを走る。広い道路なのだがペースあがってないね。

5     5:38 /km -1 m 157 bpm
川沿いを郊外へ。道が相変わらず狭く、まったくペースが上がらない。

6     5:36 /km 1 m 158 bpm
だんだん郊外へ。道狭い。140台に抑えたい心拍だが、150台で安定。結局この後心拍が140に戻ることはなかった。

7     5:40 /km 6 m 157 bpm
多くの参加者が指摘した「川沿いの狭隘ポイント」がここ。今回序盤の10kmの混雑+狭隘によってま~ったくペースが上がらなかったので、記録を少しでも上げたい人はもっと前の組でスタートすべき

8     5:50 /km 7 m 157 bpm
まだまだ続くダラダラ登り。ペースは遅いが調子は良い。ペース上げたいところをぐっと我慢。途中でペースランナーのお姉さんを抜く。背中に4時間15分ペースと書いてあったから、もう15分先を行くランナーをとらえないとSub4はきついということか。これは大変だぞ。

9     5:42 /km 10 m 159 bpm
まだ10kmも走っていないのか。ここで今日最初のMag-Onを投入。後で走り終わったらポケットの中が汚れていたよ。

10     5:41 /km 13 m 159 bpm
だらだら登りなのでペースがあがらないのはしょうがない。ここまで平均ペースは5min 38secくらい。ちょっと焦りはじめる。

11     5:30 /km 2 m 162 bpm
田園地帯に入ってきた。時々自分の息遣いが聞こえる。どうやら自分の息遣いが聞こえると、心拍が160に入っている証左のようだ(少なくとも今日は)。心拍を落としたいがここから長い登りが続くのでなかなか落とせない。

12     5:48 /km 11 m 161 bpm
沿道の応援は相変わらずにぎやか。初回ということもあり、応援にかけていただく沿道からの言葉が『がんばれ』だけで、ひねりが感じられない。




13     5:40 /km 11 m 162 bpm

高速道路沿いの長距離の登り。今日はなぜか登りが楽。相対的に抜くランナーが多いのも登り。

14     5:46 /km 10 m 161 bpm
やっと登りの終わりが見えてきた。この区間は対面交通なので、対向車線を下ってくる速いランナーを見てイメージトレーニング。

15     5:32 /km -12 m 156 bpm
折り返して、お待ちかね長い下り。それにしてはペースが上がらず、心拍も高いまま。これはいかんな・・・・。今後のテーマとして、長い下りは覚悟を決めてハイペースを維持し、それでいて心拍をコントロールできるように練習する必要があるな。

16     5:24 /km -13 m 158 bpm
道はまだまだ混んでいる。ペースが上がらないまま下り続ける。

17     5:34 /km 8 m 161 bpm
再び登り始めてなぜかホッとする私。登りの方が気持ちよく走れる。

18     5:40 /km 10 m 161 bpm
とはいえ、長い登りでペースがどんどん落ち、心拍は上がっていく。

19     5:34 /km -1 m 162 bpm
ハーフ地点が近づいてきた。体のどこにも痛いとこはなく、まだ30kmの壁の予感はしないが、ペースアップをしかけるような余力がだんだんなくなってきたのも事実。

20     5:24 /km -14 m 161 bpm
だんだん風が強くなってきた。ここも下りだが、ペースが全然上がっていない。心拍も160台にはいって、そろそろ焦りはじめる。


21     5:44 /km 7 m 162 bpm

ふきっさらしの田園の中、登りを淡々と登る。やはり登りは癒される(笑)

22     5:26 /km -6 m 164 bpm
ハーフを過ぎて、まだ折り返しという現実にショックを受ける。補給ポイントにバナナなどが置かれるようになった。ハーフまでの給水所には水とスポドリしかなく、正直焦っていた。固形物を見つけ安心。

23     5:46 /km 14 m 162 bpm
コースプロフィールを見ると、25km地点までは基本登り、そこから30km過ぎまで長い下りだったので、まずは25km地点を精神的なゴールとして頑張る。ここからの登りセクション、前のグループから落伍して歩いているランナーもちらほら。


24     5:44 /km 9 m 167 bpm

登りは後2キロ、心拍はとうとう160後半へ。160後半が一時間以上続くとやばいぞ。やばいぞやばいぞ~(時限爆弾)

25     5:38 /km 15 m 170 bpm
空港の端まで登りきると、空港周回の公園内コースへ、ここで待望の下りですが、上がりきった心拍ではなかなかペースが上げられませんね~。平地がきついです。



26     5:34 /km -6 m 168 bpm
空港内コースは走りやすくて気持ち良い。これでペースがあがれば・・・。心拍160後半で5:34とはかなりの危険信号だよな。


27     5:31 /km -6 m 165 bpm

30kmを手前にして、だんだん足が重くなってくる。ここまで体で痛い箇所といえば臀部の筋肉くらいだけだったのだが、なんかいやな予感が・・・やっぱり壁はくるのだろうか。

28     5:43 /km -16 m 167 bpm
標高差マイナスなのにこのペース、この心拍、明らかに疲労が見えてきた。スタジアムの横を通り過ぎた時、ちょうどトップ集団がゴールとの場内アナウンスが聞こえてきた。なんかいやなものを聞いてしまったという気まずい雰囲気が集団内に流れる。



29     5:39 /km -9 m 166 bpm
ペースはすこし元にもどったがこれは下り坂効果。足重く、もう自分の足ではないみたいだ。

30     5:39 /km -9 m 166 bpm
とうとう30kmまで来た。歩いたりはまだしていないけど、ここからこのペースを守り続けていける予感がまったくない。1km、1kmが本当に遠く感じる。

31     5:47 /km -10 m 165 bpm
どうやら『奴』が来たようだ。1kmで10m下るセクションなのに、もう5分38秒ペースが守れない。

32     6:03 /km -10 m 162 bpm
給水所でスポーツドリンクを取る際に、とうとう歩いてしまった。結局歩いたのは給水所の端から端までだが、もうここからペースを上げることはかなわないだろう・・・

33     6:43 /km -7 m 156 bpm
下りなのに一気に落ちるペース。心拍落ちているので少しは楽になったんでしょうな。ここで長い長い下りがおわり、折り返して登りになります。

34     6:16 /km 13 m 163 bpm
緩い登りの方が下りよりも楽。ただ完全に足がない状態なので、自分の足である感覚がすでにない。足をとにかく前に出すだけという、歩いているような走っているようなもうよくわからない状態で走る。


35     6:21 /km 5 m 162 bpm

大応援団の前を通過するときも、俺の周りはほとんど歩いている。歩くようなスピードで歩かず走る。

36     6:56 /km 10 m 157 bpm
7分台が近づいていますね。この後が一番きつい区間だった。完全な単独走、いままで目指していたSub4という目標を失い、走る意味をあまり感じない中走る。

37     6:29 /km 12 m 164 bpm
37kmで一瞬登りが緩やかになるが、もう完全に足破壊、ゾンビ状態で前へ進む。

38     6:39 /km 2 m 163 bpm
ここまで来ると心のオアシスは給水所、給食所だけ。出されている補給食、水をとにかくむさぼり飲む、食う。むさぼっていたら前に進むのを忘れそうだ。

39     6:45 /km -10 m 150 bpm
ここが今回のマラソンで一番おそかったセクション。補給をとって、トボトボ走っていると、2時間前に追い抜いていた4時間15分のペースランナーの女性に颯爽と抜かれた。褐色に焼けたインパラちゃんのような足。彼女の後ろには数名のコバンザメランナーが走っていた。キロ6分台に入ってはや7kmくらい。少しは復活したのだろうか。少なくとも心拍160後半のレッドゾーンからは回復している。(この感じ、ツールド沖縄とかで一度先頭集団から千切れて、一時間くらい単独走してから後方の千切れた集団内でミニレースをする感覚に似ている。)とりあえず行けるところまで彼女についていこう、と彼女の後ろの特等席で鼻の下伸ばしながら走っていると、集団走行の高揚感も手伝ってなんか足が復活してる!走れる!ここにきて走れるのはうれしい。



40     5:57 /km 5 m 164 bpm
ペースランナーグループは前を行くランナーを次々にパスしながら終盤の2キロへ。心拍が160台に戻るが、気持ちよくラストスパートができる。高揚感に押される。

41     6:02 /km 5 m 167 bpm
競技場が近づき、ペースランナーとは別れて最後の追い込み。だが一人になるとすぐわかる足の無さ。ここまできたら最後あと少ししかないということだけを望みに頑張る。競技場が近づいてきた。心拍が再び上がり、全身の筋肉と心臓からもうやめてくれとSOSが出てくるのですが、そういった信号は一時遮断して、とにかく苦痛のことは考えずに走る走る。とはいえ苦しいので一部嗚咽の声を漏らす(笑)

42     5:35 /km 7 m 171 bpm
トラックに入る前に、競技場の周りを走るのだがここが延々に感じられる長さ、そして登り基調。ですがペースはしっかり上がっていますね。自分としては4分台で走っているつもりではあったのですが、トホホ。


0.5     5:06 /km 3 m 175 bpm

競技場のゲートをくぐったらすぐゴールだと思っていたら、まだ300mくらい残ってる!必死に走って、最後の100mは頑張ってスプリントしてみました。意外と体力残ってた。




よくゴール後に倒れ込んで医務室行きになるランナーがいますが、彼らの気持ちが3%くらいわかりました。ゴールしてからはしばし呆然。スタートライン付近に倒れ込む人たちと一緒に倒れてぼ~っと空を眺めていました。あまりの疲労に靴ひもに結びつけた計測チップを自分で外せず、ボランティアに外してもらう始末。
ゴールラインの時計を見ると4時間15分台。手元の時計が4時間5分。途中歩きかけたときは、4時間20分台を覚悟したから、そこから盛り返してこのタイムは正直意外。ただし目標には5分足らず、だんだん悔しさが増してきた。初マラソン、しかも高低差の大きい難コースだからタイムが望めないは最初から織り込み済みではあったけど、終わってみたら悔しいわ。
というわけでゴールした後から次は何の大会にでよう、フラットなコースがいいな、と考えている自分がいました。

一緒に参加した会社の同僚とこの後合流し、浅間温泉に戻って長めの温泉に入ってから帰宅。

松本マラソン、第一回開催にしては運営も素晴らしく、沿道の応援もあたたかく、難コースだけど来年も浅間温泉を目当てにギリSub4目指して参加してもよいのかな、と思わせる良い大会でした。
おわり

・・・と思っていたら真の意味での終わりはこの後にやってきました。

翌日に20kmの回復走(自転車)、そして2日後に70kmの自転車通勤で追い込んで、その翌朝に腰に差すような痛みが。
ぎっくり腰でした(人生初)。その後一週間は要介護要看護状態で何もできず。やはりフルマラソンは体に悪いというのが結論でございました。

ほんとのおわり