アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

動物のアイヌ語

2007-02-17 23:05:17 | インポート
今日は、過日、小川隆吉さん宅へお邪魔した際に、頂いた資料をコピーし、
小川さんに資料返却をしました。

その後、再度、センター所蔵のビデオや講演テープのリストを整理していました。
確認すると、あるだろう録音テープなどたくさんリストアップ出来ました。
それらが実際にあるかどうかを調査して、センター資料をより充実させようと思います。
ご期待頂くとともに、皆さんの情報提供もお願いします。



キツネの足跡(この先にはうさぎの足跡もあり、死闘が行われた跡がありました)
以下は、「萱野茂のアイヌ語辞典」を参照して。


 うさぎはアイヌ語ではイセポ isepo (鵡川地方ではカイクマ)
 鹿は ユク yuk (獲物)
 狸は モユク mo-yuk (小さい獲物)
 キツネは ci=ronnu-p(我らー殺すー者)
 熊は カムイ kamy(=神)
 ヨタカは エロクノキ erokroki
   ヨタカの体の白黒の横縞はアイヌの墓標に巻くウトキァという紐に似ている。
   それで墓標に巻いた紐が朽ちて大地に落ち、それを見たオキクルミカムイが
   ヨタカとして魂を与えたと言われる。
   夜、ヨタカに追われたらその素性を暴くと追うのをやめるという)―


高校生(山形県小国町)時代、山でキャンプをし、
クックッ(だったかな?)とヨタカの鳴き声を聞きながらシュラフにくるまって外で寝ていたら、
突然、バタバタと羽音が聞こえ、目を覚ますと、
な、なんと、ヨタカが目の前に羽ばたきながら空中に停止して(変な表現で失礼)、
こちらの様子を伺っているではありませんか。
突かれるなど被害にあうところだったかもしれません。
今度、そのようなことや追われることがあったら「おまえはウトキァやろ~」と正体をばらします!


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