アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

ニュース2つと学習会2つ 

2011-02-21 03:44:30 | インポート
まずは二つのアイヌ民族関連記事を紹介します。

枝野氏 空から北方四島視察 (北海道新聞 02/20 12:43)
 【根室】枝野幸男官房長官兼沖縄北方担当相は19日、海上保安庁の航空機で北方領土を上空から視察した。現職官房長官の視察は初めて。枝野氏は視察後、ロシア閣僚の相次ぐ領土訪問について記者団に「わが国の法的、歴史的立場は揺らがない。静かな環境の中で領土交渉が進む努力をロシアに呼び掛ける」と述べ、冷静に領土交渉に続ける考えを示した。
 枝野氏は同日午後に道内入りし、日本側上空から国後島や水晶島などを視察。機中では「思った以上に近い。この近さを国民のみんなが知れば、この問題に対する関心は大きくなる」と語った。
 枝野氏は視察後、根室市内の北方四島交流センターで元島民や領土返還運動関係者と意見交換。千島歯舞諸島居住者連盟の小泉敏夫理事長は「領土問題はいまだ解決の兆しすら見えず、焦燥は募るばかりだ」と交渉の進展を政府に求めた。枝野氏は20日に納沙布岬から再び北方領土を視察した後、胆振管内白老町のアイヌ民族博物館を視察し、東京に戻る。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/273833.html

アイヌ関連施設を視察=官房長官 (jiji.com 2011/02/20-18:16)
 枝野幸男官房長官は20日午後、北海道白老町のアイヌ民族博物館を視察し、アイヌ関連団体から民族共生政策を一層推進するよう要望を受けた。枝野長官は視察後、記者団に「素晴らしい伝統と文化の一端に触れさせてもらった。しっかり継承されていくことに(政府が)役割を果たさなければいけない」と語った。
 枝野長官は同博物館内でアイヌ伝統の舞踊などを見学。北海道選出の鳩山由紀夫前首相も同行した。
 枝野長官は同日午前、根室市の納沙布岬を訪れ、北方領土視察に臨んだが、雪が降る悪天候で島影は見えなかった。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011022000157


現職官房長官の視察は初めてとのこと。別の記事には、枝野官房長官は視察にあたって
 「島民の皆さんの思いをしっかり受けとめさせて頂いて、いろいろなルートで私の方から、この問題を国民全体の共有の課題であるということを高めていきたい」と話した。
 また、アイヌ政策を担当する官房長官としてアイヌ民族博物館を視察し、地元関係者から意見を聞く、とした。(news.searchina 2011/02/19(土) 12:26) http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0219&f=politics_0219_006.shtml

とありますが、「島民の皆さん」の中にはアイヌ民族は入っているのでしょうか。
アイヌ政策を担当する立場で、アイヌ民族の視点から、クリル諸島の問題を扱ってほしいものです。
いずれの記事も、先住民族関連ニュースblogにストックしています。→ http://blog.goo.ne.jp/ivelove/
この活動日誌blogが月報状態ですが、ニュースストックは地道に続けています。



バンクーバ空港内の先住民族関連モニュメント(10種ほど飾られていました)


今週末に行われる二つの学習会のご案内です。

WIN-AINU学習会
日 時  2月25日 午後6:30より
会 場  Lプラザ2階「環境研修室2」
講 師  本田優子さん
テーマ  ウレシパ・プロジェクトの現状と課題
参加費 無料(試料代 500円)

※ 3月は佐々木利和さんが語られる予定との情報が入っています。
佐々木さんは「民族共生の象徴となる空間」作業部会の部会長。いろいろと疑問に思っている議事内容も説明して頂けるでしょうか。


札幌女性史研究会公開講座-時代を生きた女たち-母・知里ナミと娘・幸恵の足跡を辿る
○日時:2011年2月26日(土)13時00分~15時40分○知里ナミの足跡を辿る-元バイブルウーマン金成サロメ、知里姉弟の母として
  報告:中村一枝(札幌女性史研究会員)
○伯母・知里幸恵と「記念館」を語る
  ゲスト:横山むつみさん(登別市内「知里幸恵 銀のしずく記念館」館長)
○会場:札幌エルプラザ公共施設 2階 会議室1・2 定員:50人
○参加費:500円(『女性史研究ほっかいどう4号』を資料として含む)
○申し込み:2月21日(月)までにおねがいします。
○申込み先:札幌市男女共同参画センター事務係  電話:011-728-1255

たいへん興味があります。仲間の牧師から『女性史研究ほっかいどう4号』は頂いていたので、いつかお話を伺いたいと願っていました。楽しみにしています。



バンクーバのMuseam of Anthropolgyの展示品
そうとう大きい博物館でした。 


最新の画像もっと見る