アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

映画 「賽德克・巴莱」(セデック・バレ)

2011-07-16 14:04:53 | インポート
浦河べてるの家(http://urakawa-bethel.or.jp/)関連で向谷地生良さん著「技法以前」(医学書院)を読み始めました。これまた気付かされることばかり。失敗を恐れず、実践のない机上の空論になならないようにと自戒。

作日は札幌に所要で行って、宇梶静江さん著「すべてを明日の糧として」(清流出版)と、瀬川拓郎さん著「アイヌの世界」(講談社)を購入。後日に読書感想文をUPします。先日の山田伸一さんの講演で、出張に地方に行く度にその地域に関連する吉川弘文館刊行の「街道の日本史」シリーズを出張中に一冊読んでしまうというのを聞いて触発されました。
山田さんの「近代北海道とアイヌ民族-狩猟規制と土地問題」(北海道大学出版会)も近く、Amazonで届きます。井上勝生さん(北大名誉教授)からもお電話で推薦を頂きました。じっくり読みたいと思います。
宇梶さんと児玉作左衛門北大医学部教授との接点について過去blogに少し触れましたが、第2章の一節に「ある学者が私たちにした許せないこと」で触れています。アイヌ民族差別・パワハラ・セクハラ・肖像権侵害について書かれています。けっして許せない、と。


注目ニュースです。台湾の歴史的な霧社事件のニュースがありました。

日本統治時代の集落セットを一般公開へ 台湾
MSN産経ニュース 2011.7.8 18:09
 日本統治時代の1930年、台湾中部で発生した先住民の武装蜂起「霧社事件」が台湾で映画化された。9月上旬の封切りに合わせて、台北郊外に再現された日本人集落のオープンセットも一般公開されることになった。
 映画は日台の絆を描きヒットした「海角七号」の魏徳聖監督の最新作「賽德克・巴莱」(セデック・バレ)。先住民のタイヤル(セデック)族が不当な扱いに反発し、警察や学校などを襲撃して日本人130人以上を殺害、日本軍の武力鎮圧で千人以上が自殺するなどした事件が題材となっている。タイヤル族の血をひく台湾人女優、ビビアン・スーさんらも出演しており、日台の衝突の描き方が注目されている。
 約110メートルに及ぶ街道には舞台となった警察分室や公学校をはじめ、郵便局や旅館、商店、武徳殿などが、細部にわたり当時の雰囲気で再現されている。セットを整備中の新北市では「話題作だけに多くの観光客の来場に期待しています」と話している。(台北 吉村剛史)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110708/chn11070818120003-n1.htm


日本でも上映されるでしょうか。このような歴史をしっかりと知っておきたいです。
ビビアンは事件で自殺した警官・花岡二郎(ダキス・ナウイ)の妻を演じている」とか。観たいですね~。


明日は道北地区の牧師たちが自分の教会以外で説教をする交換講壇。留萌と興部の教会が交換です。お互い片道200キロ以上を明日の早朝から走ります。夕方は道北地区委員会と教師会。「さまよえる遺骨たち」シンポの資料集を持参しますのでカンパを兼ねて買って頂ければと考えています。若干赤字がでましたのでそれで補います。