アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

「総合的なアイヌ民族政策はどうなるのか」

2011-07-14 12:51:15 | インポート
会議や講演案内をイヴェント情報blogにまとめてUPしました。
http://blog.goo.ne.jp/sakura-ive

開催地域も北海道、東京、横浜と範囲が広いですから、FaceBookなどでも広く呼びかけようと思います。
近くだったら是非とも行きたいのが下記の集い。どなたか録音してくれませんか。
トムとジェリーの対話を生で聞きたい!! (注・T&Jはご本人たちがおっしゃっていました)・・・
いや、常本さんに北大アイヌ遺骨・副葬品の二枚舌発言を含む疑問を直接伺いたいです。

総合的なアイヌ民族政策はどうなるのか~アイヌ政策推進会議の作業部会報告から~
◆日時  2011年7月31日(日)14時~17時30分 (30分前開場)
<第1部>
「作業部会報告書について」佐々木利和、常本照樹
「アイヌ民族の意見」阿部ユポ、宇梶静江
「国連先住民族権利宣言とアイヌ民族政策」上村英明
<第2部>
ディスカッション
「総合的なアイヌ民族政策の実現に向けて」

◆ 料金 1,000円(資料代込)※予約不要。どなたでもご参加いただけます。
◆ 会場:東京麻布台セミナーハウス3F 大研修室 東京都港区麻布台1-11-5
http://kenshu.e-joho.com/azabudai/
◆ 共催 :先住民族の10年市民連絡会、市民外交センター
◆ お問合せ  先住民族の10年市民連絡会事務局  TEL&FAX:03-5932-9515
  メール:postmaster@indy10.sakura.ne.jp


宇梶静江さん著「すべてを明日の糧として-今こそ、アイヌの知恵と勇気を」(清流出版)が出ましたね。本屋で少し中を見ましたが、以前から伺っていた北大の児玉作左衛門医学部教授とのつながりも書かれていました。
次回は購入します。


アッニ(おひょう)の葉 

アイヌ文化振興・研究推進機構主催の「アイヌ文化普及セミナー」が7月27日(水)~30日(土)13:30~16:40に開かれますね。
詳細・受講申し込みはhttp://www.frpac.or.jp/evt/seminar.html

毎年、よき学びと出会いをさせて頂いています。今年もどれも楽しみですが、特にわたしの注目は田澤守さんの「樺太アイヌ-エンチウ史」(7/28)。ご本人の紹介も「エンチウ」として表され始めました。アイヌ・アートプロジェクト代表の結城幸司さん「時代がつくりゆくものと現代アイヌ」(7/27)や、大須賀るえ子さん (白老楽しくやさしいアイヌ語教室講師 7/30) のお話も!イオル再生事業伝承者育成事業1期生の木村多栄子さんも「私のなかのアイヌ文化」(7/29)で話されますから応援を兼ねて聞きに行きたいです。

歴史関連も面白そうです。 「日本海沿岸のアイヌ文化~余市地方を中心として~」(余市水産博物館館長 乾芳宏さん 7/27)、「アイヌ史のなかの7世紀-「縄文の時代」の終焉」(苫小牧駒澤大学国際文化学部准教授 蓑島栄紀さん 7/28)、「アイヌ風俗画の世界」(北海道立文学館学芸主幹 新明英仁さん7/29)、「阿倍比羅夫遠征と古代北海道」 (旭川市博物科学館主幹 瀬川拓郎さん 7/30)。
瀬川さんは「アイヌの世界」(講談社)、瀬川さんと箕島さんは「アイヌ史を問いなおす 生態・交流・文化継承」(勉誠出版)を書いていますね。その内に読みたいと思います。
さて、どれも聞きたいですがどう考えても連日は無理です。聞き逃したものは後日にHPでUPされた講演記録や冊子になった報告集で読ませて頂きます。

11日のアイヌ民族委員会出席のため札幌に行った際、アイヌ文化振興・研究推進機構に寄って「アイヌ生活文化再現マニュアル」のまだ見ていない8本を借りて来ました。無料で1ヶ月借りられて、とても面白いし、いい学びになります。クチャ(仮小屋)など、実際に作ってみたくなりました。


富良野 富田ファーム