アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

「Forest Story」・「TOKYOアイヌ」公開試写会

2010-08-28 19:11:52 | インポート
当センターが設置されているのが留萌宮園教会。
「どうして留萌?」と思われる方も多いかと思いますが、理由はいたって簡単で、主事に任命されたわたしが当教会の「牧師」ゆえです。財政困難ゆえ、主事がセンターの看板も背負って歩いているのです。
日本キリスト教団出版が発行しています月間誌「信徒の友」に当伝道所が取材を受け、9月号の“ここに教会がある”に掲載されました。いい感じに教会形成について書いて頂きました。取材時には申し上げたつもりでしたが、ご理解頂けていない部分もあり、近く、文章にしておきたいと思います。


さて、十勝毎日新聞(2010年08月27日 14時53分)の記事に、5人のアイヌ民族のアーティストによる作品展「Forest Story~神話と心話の世界の語り~」が開かれる記事が出ていました。
紋別アースディの際に友人からチラシを頂いていましたので、宣伝を兼ねて記事を一部引用してご紹介します。

 ハポネタイ(アイヌ語で母なる森)は惠原代表ら関東在住のアイヌ民族有志が中心となって、昨年から本格的に整備を進めている。森の中に作品の展示スペースやステージを設け、昨年夏にアイヌ文様をモチーフにした絵やシルバーアクセサリーを制作する芳野省吾さん、アイヌにかかわりが深い動物などを描く小笠原小夜さん=いずれも東京在住=による二人展を開催した。
 第2弾の今年は結城さんと芳野さん、小笠原さんのほか、彫金作家のagueさん=東京在住=、縄文工芸作家の平田篤志さん=神奈川県在住=が出品する。作品展のほか、9月25日午後1時からは、アイヌの伝統的なササぶきの仮小屋「クチャ」を作るワークショップ、同6時からは結城さん率いる「アイヌ・アート・プロジェクト」などのライブと交流会を予定している。総合プロデューサーの惠原詩乃(うたえ)さんは「開放的な森の中での展覧会は珍しく、屋内で鑑賞するのとは違う感じ方、空気感を味わえる。作品を鑑賞する中でアイヌ文化に触れてもらいたい。昨年来てもらった人にも新しい物を見せられると思う」とし、多数の来場を呼び掛けている。
 開場は午前11時~午後5時。入場無料。ライブと交流会は参加費1500円(1ドリンク、1フード付き)。ワークショップ、ライブと交流会はEメール(haponetay@livedoor.com)で予約。期間中の問い合わせは(080-5429-5237)へ。
http://www.tokachi.co.jp/news/201008/20100827-0006444.php





チラシ:クリックしたら拡大しますのでご覧下さい。
わたしも時間を見つけて訪ねたいと思います。
ちょうど、この秋に長年北海道で牧師をされた牧師が引退されることになり、新得にお訪ねしたいと考えていたところです。S牧師は旭川六条教会で長年牧会され、新得に移られました。豊かなお働きを感謝。



もうひとつのニュースを紹介します。秋はイヴェントが盛りだくさんですね。

9月5日(日)~12(日)(一週間連続企画)ドキュメンタリー「TOKYOアイヌ」公開試写会
(監督/森谷博、2010年度、カラー、16:9、約120分)
9月5日(日)、11日(土)、12日(日)は3回上映12:00~、15:00~、18:00~
9月6日(月)~9日(金)まで平日は2回上映14:00~、18:30~
料金/協力者は無料(送付したチケットを必ずご持参ください)   一般1,800円(資料代込)
会場・問合せ/スペース・オルタ(TEL:045-472-6349) 主催/TOKYOアイヌ製作委員会 

さらに、北海道・新得でのShintoku空想の森映画祭に、「TOKYO アイヌ」出展決定。
今年のテーマは「マイノリティ」として、映画祭2日目にアイヌ民族が取り上げられ、「TOKYO アイヌ」は2日目の2本目として上映予定。
日程/9月19日(日)13時~上映。その後、帯広のフンベシスターズによる歌・踊り、夜はOKI DUB AINU BANDのコンサート!!
詳しくは映画祭ウェブサイトを確認。http://www.kuusounomori.com/


北海道では試写上映をしないようですので、協力者チケットを東京の友人に送ろうと思います。



今日は、午後1時から10名のこどもたちが遊びに来ました。暑さでみんな一緒に何かをするというより、単発的にいろいろなゲームをして遊びました。最後は、椅子で迷路を作っておいかけっこ。教習所から帰宅した次男も合流し、激しさにこどもたちは大騒ぎ。よく汗をかきました。終わって6時の夕日を撮りに海岸へ。


旭川アイヌ民族プチ・フィールド・ワーク

2010-08-28 06:41:38 | インポート
来週から関西学院大学の神学部生がアイヌ民族について短期の実習をしたいと留萌を訪れます。
ご本人は生まれも育ちも名寄ですが、アイヌ民族に関しては知らないことばかりなので出会いと学びを希望してこられます。旭川、名寄、二風谷をお訪ねしようと思っています。

そこで急なことですが、9月1日水曜日午前10時より旭川アイヌ民族プチ・フィールド・ワークを計画しました。
10月開催の室蘭~登別~白老でのフィールド・ワーク(2010//blogに予告)の予備学習も兼ねて、知里幸恵さんのことに重点を置きます(近く発行予定の「北海教区通信」に知里さんのこと書きました。あわせてご覧ください)。
以下の通り、ご案内いたします。資料を用意してお待ちしています。

日 時 : 2010年9月1日(水) 午前10時 ~ 午後3時解散。
集 合 : 旭川川村カ子トアイヌ記念館 
川村カ子トアイヌ記念館、常盤公園「風雪の像」、知里幸恵文学記念碑、聖公会伝道所跡他訪問。
参加費 : 無料 但し、現地までの交通費、アイヌ記念館入館料(500円)、昼食は各自負担。
申込み : 下記の電話・FAX・E-mailにて、参加希望者のお名前と連絡先をお送りください。
  電話(FAX) 0164-43-0128(留萌宮園伝道所)
  E-mail ororon38@hotmail.com(三浦専用)




春にこども達と植えたミニ・キャロット。種を密集させて蒔いたのでとても小さく育ちました。
クレヨンぐらいの太さ。そのままサラダに!


さっぽろ自由学校“遊”では、若い世代のアイヌ民族の方々をゲストに迎えて行なっているシリーズ「アイヌ新時代」、第4回講座が8月31日に開催。
今回は、多原順也さんをゲストに迎え、参加者の皆さんとやりとりをしながら、「アイヌ民族」のイメージについて考えるということです。この講座は楽しみにしていますので、実習生と参加予定です。

アイヌ新時代~若者たちと語り合う、民族の現在と未来~第4回「かっこいいアイヌ? かっこ悪いアイヌ?」
日時:8月31日(火)18:30~20:30
会場:さっぽろ自由学校「遊」
受講料(単発):一般1,500円 会員・アイヌ民族1,000円 学生500円
●講師 多原 順也(たはら じゅんや)さん 1971年、札幌生まれ。札幌育ち。
 アイヌ民族に生まれて、日本人として育った自分。そんなボクが、アイヌとして、日本人として思うこと。これからどのようにしてアイヌとして生きられるか?アイヌはどのようになればいいか?みんなで考えましょう。




26日から30日までの間、旭川では夜の19時41分に肉眼で国際宇宙ステーションが確認できるのだと旭川のSさんからメール頂きました。南西から東北東へ。留萌からも見ることが出来たらいいと願っていますが、連日曇です。今夜は見ることが出来るでしょうか。