アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

「インパクション」167号 早く読みたいです

2009-02-24 20:28:10 | インポート
月末がすぐなのに、今月は8回しか更新していませんので今日もひと言。

雑誌「インパクション」167号(発行2/15)が、「先住民族アイヌ」特集をしているようです。目次を見ると読みたいものばかり。少し紹介します。

・アイヌの人たちが、いま言いたいこと
  いまアイヌ民族は何をすべきか――自己認識と行動◎秋辺得平(北海道ウタリ協会副理事長)    
・今すぐにでもできることはある――アイヌ民族の要求と先住権◎阿部ユポ (北海道ウタリ協会副理事長)
・権利回復とは自分が声をあげること ◎島崎直美(札幌ウポポ保存会事務局長)
・アイヌとして生きること、アイヌ文化を受け継ぐこと◎能登千織(白老イオ ル事務所「チキサニ」)
・必要なのは未来を見据えた議論◎長谷川修(レラの会、アイヌウタリ連絡会 事務局長)
・われらが明日を創る――与えてもらう運動から発信型の運動へ◎結城幸司 (アイヌアート・プロジェクト)
・土地は商品ではない――先住民族としてのアイヌ民族のたたかい◎越田清和 
・日本政府と日本社会が負うべき義務――アイヌ民族と先住民族の権利◎上村 英明
・先住民族の権利――反植民地主義の視点から◎武者小路公秀
・琉球・沖縄民族と先住権◎喜久里康子
http://www.jca.apc.org/~impact/magazine/impaction.html


アイヌ民族の皆さんの文も楽しみですし、上村さん、そして武者小路さんですよ、あの講演をされた(08年11/19 blog参照)。早く読みたいですね。

それと、琉球関連の文も楽しみです。先日、古くお付き合いさせていただいている沖縄の平良修さんから、ニサッタの賛同と共に、琉球新報のご自身が書かれた文を送って頂きました。

題は「薩摩侵略400年を問い直す」。1609年に薩摩による琉球侵略とその後270年におよぶ植民地化について述べられていました。それは、日本国(明治政府)による琉球処分の序曲であった、と。平良さんの息子さんと高校からのクラスメートのため、いつも沖縄を意識してきましたが、あらためて「植民地化」の接点でとらえなおしてみようと思います。


この数日、知里真志保さん生誕100年を記念して催しが行なわれているようです。
記事などを「関連情報」にまとめてみました。
http://u-ko-usaraye.cocolog-nifty.com/


今日は午前中はアイヌ奨学金の事務を作業所のTOMOさんとこなし、
午後は北隣の小平町にある老人施設に聖書のお話を頼まれたので行ってきました。
「見たことある、テレビで」と言われ、思わず「木村拓哉で~す・・・ちがうかっ?」と、言うわけないです・・・

TOKIOのリーダー城島茂とか、佐々木蔵之助(「ぼく駐」「間宮兄弟」)に似ていると言われたことはありますが。
このブログのライターですと自己紹介すると、ほぼ「ぶっ」と笑われます。まあ、どうでもいいですね。
今日はそれなりに用いられてきました。




北海道大学総合博物館で開催されている「アイヌ文化展――テエタシンリッ テ ルコチ(先人の手あと)」に行って来ました。よかったですよ。3月29日までとのこと。

加えてご案内ですが、3月20日(金)10:30~12:00に、小谷凱宣(名古屋大学名誉教授)の講演『博物館所蔵のアイヌ民族資料調査を振り返って― ハドソン川からエルベ川まで―』があります。小谷さんに関しては過去ブログ(08年11/4)参照ください。わたしも行って、前回、質問したかったことを是非とも伺いたかったのですが、日曜日ゆえ断念します。
詳しくは、下記のURL(北大アイヌ・先住民研究センター)へ
http://www.cais.hokudai.ac.jp/event/e_others.html