アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

ニサッタ「提言」賛同者募集中

2009-02-10 21:38:15 | インポート
大変、ご無沙汰しているような感覚で・・・
皆さん、さぶいですね。先日の名寄はマイナス23度でした。

この何日かの活動報告をします。
6日(金)は名寄の道北クリスチャンセンターで三愛塾があり、1時間の枠でアイヌ民族の権利について話す機会を与えられました。
あせって話したのでどうだったか不安でしたが、国連の流れなど分かりやすかったという感想や、和人はあんなひどいことしたのか、という声を聞くことが出来ました。


50年前から酪農大学の樋浦学長(当時)が、農村こそ知識を蓄えて未来を担う人材を育てるべきだと地方の諸地域に出かけていって青年たちに講義を行なったというのが三愛塾。今回で96回目。とても感動的なものでした。
また、酪農大学名誉教授の太田一男さんが必ず参加されているとのこと。この度も農村にとっても世界の平和に関しても希望を持てる講演をしてくださいました。

翌日も午前中は三愛塾の講演を聞いて、その後に旭川の雪まつりに直行。
川村カ子トアイヌ記念館の川村さんたちが民族舞踊を午後1時半から踊られるので駆けつけました。が・・・、ちょうどいい時間に着いたものの、駐車場がない!!
どこを探しても満車で、30分以上うろつきながら、結局、タイムオーバーで帰宅。

日曜日は礼拝。

その後、最近は週の後半に出かけることが多いので、集中して次週の礼拝の準備をします。
今回は三愛塾で聞いた興味深い話の確認に時間を費やしてしまいました。

幕末に続き明治新政府の元でもキリスト教禁制が掲げられた中、浄土真宗のお坊さんら十二人がキリスト教宣教師の下にスパイとして送られていたというお話。
その反面、外国文化を取り入れて「文明化」を目指す国の方針により6年後にはキリスト教は認められるようになります。そのはざまを真剣に生きた僧侶達の苦悩やいかに・・・
もう少し調べてみますが、早稲田大学に「大隈文書」という資料が残っていて、閲覧が出来るそうです。


最近、コメントをいただけるようになり、つながりの喜びを感じています。
最新のコメント(9/25付blog)に「アイヌ紋様が見たいです」と頂きました。
リクエストにお答えし、下記に小さい写真を紹介します。
これは、札幌のアイヌ民族グループ「チカルカルペ」の皆さんの作品を6枚一組(600円)にして、7シリーズを絵葉書にしたものの、ほんの一部です。とってもいい葉書ですよ。
当センターでも取り扱っています。
大きく紹介したいところですが、紋様を含めた知的財産は国連の先住民族権利宣言31条に補償されているように、それらの使用に関してはアイヌ民族の認証が必要という手続きが必要となっていくだろうことを考えて小さくしました。


刺しゅうやアイヌ紋様に興味のある方にひと言。
チカップ美恵子さんのアイヌ紋様刺しゅうカレンダーの過去のものや、チカップさんの著書「風に吹かれて」(NHK出版)も、当センターで取り扱っていますのでご相談下さい(在庫がある限り)。
この数年、それ以外の以下の本が刺しゅうに関するものを出しています。
以下のいづれもインターネット書店のアマゾンで簡単に購入できます。
http://www.amazon.co.jp/

・西田香代子のテケカラペ アイヌ刺しゅう(大型本) 西田香代子著
・アイヌ刺しゅう入門(チヂリ編)(単行本) 津田命子著 
・上武やす子とピリカノカ(アイヌ刺繍教室) (大型本)  上武やす子著


やばいぐらいにのどが痛いです。めずらしく風邪うつされたようで、明日は「ニサッタ提言」賛同者集めのメールを連打しようと思います。皆さんもどうぞ、ご協力下さい。詳しくは、下記へ。
http://blog.goo.ne.jp/sakura-ive