アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

有識者懇談会に期待

2008-10-15 06:41:54 | インポート
政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が一昨日から三日間の日程で道内入りし、アイヌ民族と意見交換したとニュースが流れていました。
北海道新聞(10/14 07:07)にも「補償、教育要望相次ぐ アイヌ有識者懇 札幌で意見交換」の見出しで記事が載っていました。途中から引用します。

意見交換会には、高橋はるみ知事など委員七人と、道ウタリ協会札幌支部(阿部一司支部長)の二十五人が参加。佐藤座長は「皆さんの意見を貴重な土台として、課題に真剣に取り組み、良い結論を得たい」とあいさつした。
サハリンから道内に強制的に移住させられた「樺太アイヌ」の子孫の田沢守さん(53)は、強制移住への謝罪と補償を求めた上で「今後も多くの仲間が政府と話し合える機会をつくってもらい、アイヌ(と和人)が共生できる道を探ってほしい」と述べた。
他の参加者からは、「もっと多くのアイヌ民族が高等教育を受けられるようにしなければ、社会的、経済的格差はなくならない」「アイヌ民族の女性の声も、もっと聞いてほしい」などの意見が出た。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/123153.php


昨日は白老町、十五日の今日は平取町を訪問し、両日とも地元のアイヌ民族や自治体首長との懇談を予定しているそうです。じっくりと傾聴し、今後の審議に役立てて頂きたいです。
道新の紙面ではもう少し詳しく別の記事が出ていました。また紹介していきます。

一年期限のこの懇談会が審議結果として、もっと長期的にアイヌ民族の声を聞きアイヌ民族の権利を法的に位置づけるための機関を政府の中に作るべきだという提案を出してくれたらいいですね。


一昨日は恵庭でのこどもデイキャンプに行って来ました。行きに三時間、釣と食事で三時間、帰りに三時間とドライブを兼ねた豊かな時間でした。フライ・フィッシングも楽しめましたし、ニジマス釣りはとにかくよく釣れました。貸し竿500円で釣れた魚は100グラム250円で買上げ、その場でバーベキューや持ち帰りが出来ます。興味のある方は是非、どうぞ。



釣りの収穫の半分(その半分はその場で調理して食べました。旨かった)


昨日は初山別の家庭集会に行って来ました。今日はさっぽろ自由学校“遊”の講座で花崎さんの話を聞きに行きます。楽しみです。NHKの知里幸恵さんの番組もしっかり録画を忘れないようにします。



以下の案内が届きました。
旭川の川村カ子トアイヌ記念館館長がお話されるとのこと。
さらに床さんと港さんが参加されるなんて、うらやましい。
床さんは「先住民族サミット」で始めてウポポを聞きました。とってもいいです。「伝統」をぎゅっと詰めてるなぁ~、フチたちの魂を受けているな~という感じを受けました。

港さんは、これまたびっくり! 独特な謡いで魅了させられます。旭川での知里幸恵さんの記念祭で二度、聞きましたが一度聞いたら忘れられません。東京方面の方は是非!

 ◆◆◆「かむい語り」in 高尾 ◆◆◆
日時 2008年10月17日(金)      開場 17:00  開演 18:30~21:00
前売り 2000円  当日 2500円   場所  トゥーマイ  (予約・問合せ先)
参加者:川村兼一 (トーク・ 合唱劇「カネト」 を語る)   床絵美 (ウポポ・唄)    港敦子 (ユカラ・語り)
参考サイト:http://www.k3.dion.ne.jp/~ague/Order_Info.htm
主催:Project for VOICES    協賛:ピリカ関東